本記事では、洗濯機が壊れた場合の対処法と適切に処分する6つの方法を詳しく解説します。
「洗濯機が動かない…」「故障してしまったけど、どうやって処分すればいい?」と、洗濯機が壊れたときの対処法について知りたい方は多いでしょう。特に、洗濯機の処分時は法律に従って適切に捨てる必要があるため、事前に正しい処分方法を把握しておく必要があります。
記事後半では、洗濯機の処分時にかかる費用や専門業者に依頼する際のポイントも解説。壊れた洗濯機の対処法を正しく理解し、適切に捨てられるようにしましょう。
洗濯機が壊れた?処分検討時の基礎知識【動かない!故障時の対処法】
洗濯機が急に作動しなくなった場合、どうしたら良いか困ってしまうケースが多いでしょう。そこでまずは、洗濯機が「故障した?」と思った時の対処法を詳しく解説します。
洗濯機が故障したら買い替えか修理かを見極める
洗濯機が動かなくなった場合は、修理か買い換えの検討をする必要があります。買い替えを検討する主な判断ポイントは、以下のようなタイミングです。
- 洗濯機が急に止まるとき
- 洗濯機の寿命を超えているとき
- 脱水できていないとき
- 補修用部品の保有期間が過ぎているとき
一般的に洗濯機の寿命は7~10年程度とされ、それを超えている場合は買い替えが現実的です。また、修理費用が1万円以上かかる場合や複数箇所に不具合が見られる場合も同様に、買い替えを検討する方が良いでしょう。
一方、購入から数年以内で保証期間中の場合は、無料もしくは低コストで修理できることがあります。そのため、修理の見積もりを依頼し、費用対効果を見極めることが大切です。
壊れた洗濯機は粗大ゴミで出せない【法律に従って捨てる】
洗濯機の修理が難しい場合は処分する必要がありますが、壊れた洗濯機は粗大ゴミで捨てられません。
洗濯機は「家電リサイクル法」の対象品目であるため、適切な処分が必要になります。家電リサイクル法とは廃家電の適正処理と資源再利用を目的とした法律で、以下のような品目が対象になっています。
- テレビ
- エアコン
- 洗濯機・衣類乾燥機
- 冷蔵庫・冷凍庫
そのため、自治体での回収依頼や売却、専門業者への依頼などを活用し、法律に従って正しい方法で捨てなければいけません。壊れた洗濯機の処分方法は以下の章で詳しく紹介します。
壊れた洗濯機の処分方法6選!故障OKの捨て方
壊れた洗濯機は、以下のような6つの方法で処分が可能です。
- 自治体指定の回収業者に依頼する
- 家電量販店に回収してもらう
- 指定場所に持ち込んで処分する
- 不用品回収業者に依頼する
- フリマアプリやオークションで売却する
- リサイクル業者や買取業者に売却する
それぞれの捨て方の特徴を把握し、自分に合った方法で捨てられるようにしましょう。
自治体指定の回収業者に依頼する
壊れた洗濯機を処分する際、自治体が指定する回収業者に依頼する方法があります。
自身で問い合わせて手続きをする必要があるため手間がかかるデメリットはありますが、優良な業者に依頼できるメリットもあります。自治体のホームページに詳細が載っていることが多いため、確認してから手続きを進めましょう。
家電量販店に回収してもらう
新しい洗濯機の購入時に、家電量販店へ回収を依頼する方法もあります。
家電販売店には家電リサイクル法に基づいて使用済み家電を引き取る義務があります。買い替えと同時であれば配送と回収を一緒にしてくれるため、手間が少ない点がメリットです。
また、費用はかかりますが、引き取りのみも可能な店舗は多いため、近所に家電量販店がある場合は処分してもらうのも一つの方法です。ただし、自分で運ぶ手間や対応不可な場合もあるため、来店前は確認することをおすすめします。
指定場所に持ち込んで処分する
自分で指定取引所や回収拠点へ洗濯機を持ち込んで処分する方法もあります。全国各地に設定された指定場所に自身で持ち運ぶため、運搬にかかる処分費用を抑えたい人におすすめです。
ただし、事前に家電リサイクル券を用意し、リサイクル料金を支払ったうえで運搬する必要があるため準備期間が必要です。さらに、大きな運搬車や洗濯機を運ぶ人手も確保しなければならないため、手間なく処分したい人には不向きでしょう。
不用品回収業者に依頼する
手間をかけずに処分したいなら、不用品回収業者の利用も1つの方法です。
電話一本で自宅まで回収に来てくれるため、手間がかからず即日対応も可能です。また、洗濯機以外の不用品もまとめて処分できるため、引っ越し時や断捨離時におすすめ。
ただし、法外な料金を請求する業者も存在するため複数社に見積もりを依頼し、信頼できる業者で処分できるようにしましょう。
フリマアプリやオークションで売却する
フリマアプリやオークションを利用するのも、洗濯機を処分する方法のひとつです。
洗濯機が壊れていてもパーツ取りや修理目的で需要があるため、メルカリやヤフオクなどのフリマアプリに出品すれば売れる可能性はあります。処分費用をかけずにお金に変えられる点は、大きなメリットといえるでしょう。
ただし、洗濯機は大きくて重いため、発送時の送料や梱包の手間なども考慮する必要があります。また、出品して必ず売れるわけではなく、売れるまで保管しておかなければならないデメリットも考慮して検討する必要があるでしょう。
リサイクル業者や買取業者に売却する
リサイクル業者や買取業者に売却する方法もあります。
壊れた洗濯機でも年式が新しい場合や修理で再利用可能と判断される場合は買取対象になることがあり、費用をかけずに処分できます。なかには、出張査定を行っている業者も多く、搬出の手間がないのもメリットです。
ただし、故障の度合いやメーカーによっては引き取りを断られるケースもあるため、事前に問い合わせておくのがおすすめです。
以下の記事でも洗濯機の処分方法を詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
壊れた洗濯機の処分費用の相場【動かないと高い?】
「壊れて動かなくなった洗濯機の処分費用はいくら?」と、処分する際の料金が気になる方も多いでしょう。ここでは、洗濯機の処分にかかる費用を2つに分けて解説します。
洗濯機のリサイクル料金と収集運搬費
洗濯機を処分する際は、基本的に「リサイクル料金」と「収集運搬費用」の合計額で決まります。
一般的な主要メーカーの場合、洗濯機のリサイクル料金は2,530円~3,300円です。(2025年4月現在)加えて、主要な家電量販店ごとの収集運搬料金は、以下のとおりです。
家電量販店 | 収集運搬料金(税込) |
---|---|
ヤマダ電機 | 2,500円 |
ケーズデンキ | 2,750円 |
ビックカメラ | 2,200円 |
エディオン | 1,100円 |
ヨドバシカメラ | 550円 |
リサイクル料金と収集運搬費用を足した費用が総額になるため、一般的な処分費用は5,000円~6,000円程度になるるでしょう。ただし、条件によって変動するため、正確な料金は事前に確認が必要です。
不用品回収業者の洗濯機回収費用
不用品回収業者に壊れた洗濯機の回収を依頼する場合、費用の相場はおおよそ5,000円〜10,000円前後です。洗濯機の搬出作業や車両費、回収後の処分費用などが含まれていることが多いため、自分で運び出す手間が省けるのが大きなメリットでしょう。
また、単体での回収も可能ですが、おすすめはトラックの乗せ放題プラン。軽トラック利用時の相場は10,000~15,000円程度で、壊れた洗濯機以外の不用品もまとめて対応してもらえます。そのため、不用品が多い場合は特にお得に処分できる方法です。
手間をかけずにお得に処分したい方は、ぜひ下記より無料見積をチェックしてみてください。
壊れた洗濯機を無料処分してくれる?悪質業者に注意!
壊れた洗濯機は専門業者に依頼することで手間なく簡単に処分できます。しかし、なかには悪質な業者も存在し、以下のようなケースに巻き込まれる可能性もあるため注意が必要です。
- 追加料金やキャンセル料を請求されるケース
- 不法投棄されるケース
- 法外な料金を請求されるケース
「壊れた洗濯機を無料で処分します」と謳う業者のなかには、後から追加料金やキャンセル料を請求するケース、法外な高額料金を請求するケースがあります。
また、引き取った洗濯機を適切に処理せず、不法投棄する悪質業者も存在します。不法投棄が見つかると依頼者にも責任が及ぶ可能性があるため、非常に危険です。そのため、安い料金に惹かれて安易に依頼するのではなく、優良業者かどうかを確認し、口コミや実績もチェックしてから依頼するようにしましょう。
壊れた洗濯機を処分直前準備3つ
洗濯機を処分する前には、以下のような準備をしておく必要があります。
- 前日に水抜きをする
- 当日に水栓を閉める
- 洗濯機を毛布などで巻いておく
洗濯機内部や排水ホースに水が残っていると運搬時に水漏れやカビの原因になるため、前日に排水ホースや給水ホースを外してしっかり水を抜いておきましょう。また、洗濯槽内もできるだけ乾燥させておくのがおすすめです。
加えて、当日は洗濯機に繋がっている給水蛇口を閉めて水の供給を止めます。運搬中のキズや衝撃から洗濯機を守るために、毛布や布で包んでおくことも大切です。事前に準備し、トラブルのないように処分しましょう。
壊れた洗濯機の処分を回収業者に任せるメリット4選
壊れた洗濯機の処分を業者に任せるメリットは、以下の4つです。
- 重い洗濯機も搬出からお任せ
- 壊れた大型家電や家具も一緒に処分できる
- 即日対応可能
- トラック積み放題定額パックでお得に処分可能
詳しくみていきましょう。
重い洗濯機も搬出からお任せ
洗濯機の搬出から全て対応してもらえる点は、業者に依頼する大きなメリットです。
壊れた洗濯機を自力で運び出すのは大変ですが、不用品回収業者に依頼すれば搬出作業まで全て任せられます。特に、マンションの上階に住んでいる場合や力に自信がない方にとっては大きな利点です。
また、通路や階段を傷つけないよう丁寧に運んでくれる点も嬉しいポイント。洗濯機は搬出が一番のハードルになるため業者を利用することは最適な選択肢といえるでしょう。
壊れた大型家電や家具も一緒に処分できる
業者に依頼すると、壊れた洗濯機以外の処分も対応してもらえるメリットがあります。
冷蔵庫やソファ、マットレスなどの大型の不用品がある場合、まとめて引き取ってもらうことで運搬の手間を軽減できます。また、自治体の回収では品目ごとに処分日や料金が異なりますが、業者なら一括対応が可能。まとめて処分すれば手間もコストも削減できます。
家の中が一気に片付き、さらにお得に処分できる点は業者に依頼する大きなメリットといえます。
即日対応可能
不用品回収業者の大きなメリットのひとつが即日対応です。
急に洗濯機が壊れてしまった場合や引っ越し間近で急いで処分したいときなど、スピーディな対応が求められる場面で非常に頼りになります。業者によっては電話一本で当日中に回収してくれるところもあり、柔軟なスケジュール対応が可能です。
自治体の回収やリサイクル持ち込みでは数日〜数週間待つこともあるため、急ぎの処分には回収業者が最適な選択といえるでしょう。
トラック積み放題定額パックでお得に処分可能
トラック積み放題プランの利用でお得に洗濯機を処分できるメリットもあります。
不用品回収業者の多くが提供している「トラック積み放題プラン」は、一定の料金でトラックいっぱいに詰め込めるお得なパックです。
洗濯機だけでなく使わなくなった家電や家具、小物類などもまとめて処分できるため、単品で処分するよりもコスパが良いのが特徴。また、事前に見積もりを出してもらえば予算の把握もしやすく安心です。
大量の不用品がある家庭や、引っ越し・断捨離時の一括処分を考えている方に特におすすめです。
壊れた洗濯機の処分も不用品回収業者にお任せ!
動かない・故障した洗濯機は粗大ごみでは処分できず、家電リサイクル法に基づいて適切に捨てる必要がありますが、運搬にかける手間や時間をかけられない方も多いでしょう。そんな方は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
粗大ゴミ回収・不用品回収・ゴミ屋敷清掃のパイオニア!粗大ゴミ回収サービスでは重たい洗濯機の搬出から処分まで一括の対応が可能なため、手間なくスムーズに処分できます。また、即日対応や他の不用品とのまとめ処分できるため、忙しい方や急ぎの処分には特におすすめです。
洗濯機の処分でお困りの方は、ぜひご活用ください。