農薬を処分しようとしている人

農薬の処分方法4選!廃棄時の注意点も【適切な捨て方は量によっても異なる!】

2024年7月10日

今回は、農薬の処分方法について徹底解説します。

「農薬はゴミに出していいの?」
「処分するときのルールは?」
「容器も一緒に処分したい…」

上記のような悩みをまるごと解決します。記事後半では、農薬の処分を専門業者に依頼するポイントも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

 

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農薬の処分時は一般ゴミNG!

農薬の処分を実施中

農薬を一般ゴミとして出すのは、法律に反するだけでなく、環境にも大きな影響を及ぼします

まず、農薬が事業者によるものか、一般家庭で使用されたものか確認し、それぞれの分類に基づいて適切に処分しなければなりません

事業者の場合、農薬は産業廃棄物として扱われます。家庭用であっても大量の農薬を廃棄する際は、産業廃棄物とみなされる場合があります。

適切に分類して処分しないと、法令違反になるでしょう。農薬の処分にあたっては、必ず自治体の指示や専門業者の指示を仰ぎ、安全かつ合法的に進めなければいけません。

農薬の処分方法5つ【特徴・ルールについて】

先述のとおり、環境保護と法令遵守のため農薬は適切な方法で処分しなければいけません。ここでは、農薬を安全に処分するための5つの方法と特徴、ルールについて詳しく見ていきましょう。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者に農薬の回収を依頼する方法が、最も手軽で安心でしょう。農薬の処分にはルールがある中で、何も考えずに業者に依頼するだけで済みます。

ただし、回収業者の中には無資格・無許可で営業し、不法投棄をする悪徳業者も存在。こうした業者に依頼すると、依頼者自身も法的な責任を問われる可能性があります

信頼できる業者を選ぶには、都道府県や政令指定都市の認定を受けているか確認しましょう。インターネットを利用し、信頼性の高い業者を探してください。

粗大ゴミ回収サービスは、東京・千葉・埼玉・神奈川で産業廃棄物収集運搬業許可を取得しています。安心して農薬の処分をご依頼ください。

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自治体に回収してもらう

自治体によっては、不要な農薬を回収している場合があります。自治体の回収サービスを利用する際は、事前にルールや手続きを確認しましょう。

まずは自治体の窓口に問い合わせるか、公式HPで詳細をチェックしてください。場合によっては、自治体のクリーンセンターに持ち込むことで処分可能なケースもあります。自治体のルールに従い、安全に農薬を処分しましょう。

JA(農協)に回収してもらう

地域の農協(JA)も農薬の処分を受け付けているかもしれません。農協に回収を依頼する場合も、自治体の処分方法同様に規定や費用を確認しましょう。

農薬の種類や量によって処分費用が変わる可能性があるため、具体的な金額について問い合わせておくと良いでしょう。

庭に埋めて処分する(少量の場合)

少量の農薬を処分する場合、自宅の庭に埋める方法もあります。ただし、農薬がごく少量であることが条件です。

農薬は土壌中で分解されるため、少量であれば環境への影響は最小限に抑えられます。注意点として、他人の土地や公園に埋めるのは避けてください。

また、大量の農薬を埋めるのはNG。不用品回収業者に依頼するなど、他の処分方法を選びましょう。

農業関係・家庭菜園している人に譲る

不要になった農薬は、農業関係者や家庭菜園を楽しむ人に譲るのも一つの方法です。農薬が必要な人に譲れば、有効活用されると同時に廃棄物を減らせる上、費用もかかりません。

譲渡する際は、相手が農薬の使用方法を理解しているか確認しましょう。また、農薬の種類や量を正確に伝えてください

地域のコミュニティや農業関係のネットワークを活用しながら、譲り先を見つけると良いでしょう。

農薬の容器の処分方法【容器による違い】

農薬の処分を考え中

農薬の空容器は、材質や使用形態に応じて異なる方法で処分する必要があります。適切な処分方法を知り、環境保護と法令遵守を徹底しましょう。

紙袋の処分方法

農薬を使用した後の紙袋は、家庭ゴミとして捨てるのは避け、適切に処理する必要があります。農薬を使い切った紙袋は軽く叩いて残留物を落とし、散布機や希釈容器に移します。

内部に農薬が付着していないのを確認してから、畳んで処理してください。アルミ素材を含む紙袋は、缶の処分方法に従います。

ビン・缶の処分方法

ビンや缶は、中身を完全に使い切った後、自治体のルールに従って処分します。ビンや缶を産業廃棄物処理業者に依頼する場合、事前に中身を散布機や希釈容器に移し、容器を水で洗浄してください。

3回洗浄すれば、農薬成分をほぼ完全に除去できます。

スプレー缶の処分方法

殺虫剤などスプレータイプの農薬は、使用後に中身を布や新聞紙に吹き付けて完全に出し切ります。換気の悪い場所せず、誤って吸入しないように注意しましょう。

また、スプレー缶は穴を開けずに処分します。自治体のガイドラインに従い、発火性危険物として別の資源袋に入れるのが推奨されます。

関連記事:スプレー缶の処分方法3選!自治体回収では穴開け不要?【捨て方徹底解説】

プラスチック容器の処分方法

プラスチック製の農薬容器も、3回洗浄して農薬を除去した後、産業廃棄物処理業者に依頼して処分します。中身を使い切り、水で洗ってから処分するのが基本ですが、処理に不安がある場合は専門業者に相談すると安心でしょう。

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農薬処分時の注意点【次回購入時に役立つコツも】

農薬の処分時は、以下2つの注意点を覚えておきましょう。環境への影響を抑えるほか、次回購入時にも役立つ情報です。

家の流し・河川に捨てない

農薬を流しや河川に捨てるのは、非常に危険であり絶対にNGです。農薬は水に流すだけでは分解されず、その結果、水源を汚染し環境や人間に重大な影響を与える可能性があります。

特に、河川や地下水に流れ込むと、水生生物への影響や飲料水の汚染といった深刻な問題が。違法に農薬を廃棄した場合、法的な罰則が科せられます。農薬は必ず適切な方法で処分し、環境保護に努めましょう。

購入時は個包装タイプを選ぶ

家庭菜園で農薬を使用する際は、必要な分だけ使い切れる個包装タイプの農薬を選ぶと良いでしょう。開封した農薬は時間が経つと効果が薄れたり、有害物質に変化するため、必要な分量を見極めましょう。

特に、初めて農薬を使用する場合は、適量を予測して購入するのは難しいものです。個包装タイプの農薬なら必要な分だけを使用し、残りは未開封のまま保管できるため、無駄を防ぎつつ効果的に使用できるでしょう。

農薬処分にかかる費用相場はどのくらい?

農薬の処分を完了したところ

農薬処分4つの方法における、費用相場を以下の表にまとめました。

費用相場
不用品回収業者に依頼する 500〜10,000円(業者により異なる)
自治体に回収してもらう 無料〜1,000円
JA(農協)に回収してもらう 200〜500円(1kg)
庭に埋めて処分する(少量の場合) 無料

ごく少量であれば、自宅の庭に埋めるのが最も安い方法でしょう。量があり、容器も不要になった場合、まとめて処分できる不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。

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農薬の処分を業者依頼するときのポイント

農薬の処分を業者に依頼するとき、依頼先を適当に選ぶのは危険です。ここでは、農薬処分を業者に依頼するポイントについて、詳しく解説します。

許可・資格を取得している業者を選ぶ

農薬の処分を業者に依頼する際は、必ず許可・資格を取得している業者を選びましょう。「産業廃棄物収集運搬業許可証」を持っているか、必ず確認してください。

業者が法令に基づいて廃棄物を収集運搬するために必要なもので、信頼性の証です。無許可の業者に依頼すると、不適切に処分される可能性があり、依頼者も法的な責任を問われてしまいます。

必ず許可証の有無を確認し、安全な処分方法で依頼しましょう。

複数業者で見積もりをとる

農薬の処分を依頼する際は、複数業者から見積もりを取りましょう。見積もりを比較すれば、適正価格やサービス内容を確認できます。

価格だけでなく、サービスの内容や処分方法についても詳しく説明を受け、納得できる業者を選びましょう。複数業者から情報を得ることで、より良い条件で依頼できる可能性が高まります。

実績・口コミ確認は必須

業者選びでは、実績や口コミを確認するのも重要です。実績が豊富な業者は、農薬の処分に関するノウハウをもっており、安心して依頼できるでしょう。

インターネットやSNSで、実際に利用した人の評価や体験談をチェックできます。信頼性の高い業者を選ぶには、実績や口コミをしっかりと確認し、適切な判断が必須と言えるでしょう。

農薬処分はルールを守って適切に!

農薬をまいた土の処分も検討中

今回は、農薬の処分方法について詳しく解説しました。処分時のルールや注意点、費用などもお分かりいただけたかと思います。

少量であれば庭に埋めても問題ありませんが、ある程度量があると自治体やJAなどで自ら処分を申請し、処理しなければいけません面倒な手続きや農薬の運び出しなど手間を考えると、容器とまとめて処分してくれる不用品回収業者への依頼がおすすめです。

不用品回収業者を利用するときは粗大ゴミ回収・不用品回収・ゴミ屋敷清掃のパイオニア!粗大ゴミ回収サービスをぜひご利用ください。

不要になった農薬や容器、農作業で廃棄するもの、土などまでまとめて回収いたします!この機会にぜひご相談ください。

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