スプレー缶の処分方法3選!自治体回収では穴開け不要?【捨て方徹底解説】

「スプレー缶って、穴を開けてから捨てるのが正解?」

「中身の入ったスプレー缶の回収方法を知りたい」

「錆びているスプレー缶の取り扱いが不安……」

近年スプレー缶を処分する際は、穴開け不要が新ルールになりつつあります。しかし、まだまだ浸透していないのが現状です。

また、遺品整理や引越しなどで、古くなったスプレー缶の処分に困っている人もいるでしょう。

そこで今回は、スプレー缶の正しい処分方法や、捨てる前に気をつけるべきポイントを徹底解説。知らないと怖いスプレー缶の取り扱い方、ぜひ一読して安全に正しく処分しましょう。

中身の入ったスプレー缶処分はどうすればいい?

スプレー缶は中身を使い切れないときも多いでしょう。中身が入った状態で捨てていいのか迷うものです。

また、古いスプレー缶や、ノズルが壊れて中身が入っているのに出てこない場合も

そこでこの項では、中身の入っているスプレー缶の処分方法をお伝えします。

1本だけのとき

スプレー缶が1本だけのときは自治体の缶やビン、資源回収などで処分するのが一般的です。

自治体のゴミ収集日に出せれば、無料なので気軽に捨てられます。

ただし、ガス抜きが必要な場合もまだまだ多いでしょう。中には噴霧口に液体が詰まってしまい、中身があるのに出ない場合があります。

このようなときは、40度から45度程度のぬるま湯で液体を溶かすか、楊枝やハリなどで噴霧口を刺すのが有効です。

大量にあるとき

大量のスプレー缶を捨てる際は、一般の業者に依頼するのがおすすめです。特に、スプレー缶が古くて錆びている、引越しや遺品整理などで家具家電も処分したい場合、便利に活用できます。

自治体ではスプレー缶を大量に処分する際は、複数に分けて捨てなければなりません。

粗大ゴミ回収も同じく、回収してもらえる点数が3~5点と決まっているうえに回収日時も決まっています。

手間と時間をかけずに廃棄するには、一般の業者に依頼するのが早いです。

ここからは、具体的にスプレー缶の処分方法を紹介していきます。

スプレー缶の処分方法3選【知らないと怖い】

スプレー缶処分
スプレー缶の処分方法

スプレー缶の処分方法は以下の3つです。

  • 自治体の集積所に出す
  • 鉄くず買取業者に依頼する
  • 不用品回収業者に依頼

スプレー缶の種類によっては、捨てる際に危険を伴う可能性があり、取り扱いには十分注意が必要です。

スプレー缶の中にはガスが含まれているため、常に引火や爆発の恐れがあります。そのため自治体のルールに従って正しく処分することが重要です。

しかし、自治体が月に収集してくれる回数や分類は以下のようにまちまち。また、スプレー缶の中身が入っているか空なのかによっても捨て方は異なります。

スプレー缶を捨てる前にお住まいの自治体のHPでチェック
東京都大田区
  • 使い切って、中身の見える別の袋に入れる
  • 「資源」の回収日(週1回)に出す
東京都豊島区
  • 可能な範囲で使い切り、ガスが出ないことを確認
  • 「金属・陶器・ガラスゴミ」の日(月2回)に出す
  • 中身を使い切れない場合でも穴開け不要>。かつ他のゴミと分別し、袋に「キケン」と記載
さいたま市
  • 有害危険ゴミ扱い
  • 透明袋に入れる
  • 中身があるときは「中身あり」と張り紙をし、中身があるスプレー缶と分別する
千葉市
  • 有害ゴミ扱い
  • 透明な袋に入れてゴミステーションの端に出す
  • 必ず中身を使い切る(穴開け不要)

自治体では、スプレー缶の穴開けを不要としている場合が多い傾向です。廃棄時の「穴開け作業」で火災や爆発事故が相次いでいるため、それを防ぐ目的があります。

ただ従来通り穴開けするよう指導している自治体もあるため、各自治体のホームページで確認しましょう。

自治体の回収に出す【ヘアケア・デオドラント等】

ここでは、ヘアケア用品やデオドラント用品などのスプレー缶を自治体の集積所に出す際の、主な手順を解説します。生活用品は人に対して使うモノなので、基本的に噴射してもほとんど無害です。

とはいえ、過去に消臭スプレーを大量噴射したことによる爆発事故も起きています。そのため、スプレー缶を捨てる際は、手順をしっかりと確認しましょう。

缶を空にする

スプレー缶の中身は完全に空にする必要があります。なぜなら、中身と一緒にガスも入っているため、ゴミ収集車の中で発火する恐れがあるからです。

意図的ではないにせよ、中身が入ったスプレー缶の噴出事故が少なくありません。
また、誤ってスプレー缶を可燃ゴミに混ぜてしまう恐れも。スプレー缶は、しっかりと中身を空にしてから捨てましょう

ガス抜きする

スプレー缶の中身が空になったら、基本的にガス抜きは完了しています。しかし、念には念を、「シュー」という音がしなくなるまでスプレー缶のボタンを押し続け、ガスを出し切りましょう。

音がする場合は、まだガスが残っている証拠だからです。

なお、火災や爆発の危険を防ぐため、スプレー缶のガス抜き作業は風通しの良い火気がない屋外で行いましょう。

まれにスプレーボタンがうまく作動せず、ガス抜きできないケースもあります。特に、製造年数の古いスプレー缶にありがちです。

ただし、スプレー缶を振ることで解決する場合もあるため、説明書を一読してみるのがおすすめです振るのがNGのタイプもあるので必ず説明書の指示に従ってください)。それでもガス抜きできない場合は、速やかにメーカーへ問い合わせましょう。

透明な袋に入れる

スプレー缶の中身が完全に空になったら、透明の袋に入れて捨てるのが一般的です。

なお、自治体回収では、透明袋の中身が分かるよう、「キケン」、「スプレー缶」、「中身あり」などと記載する必要があります。

自治体の回収に出す【殺虫剤・塗料・カセットボンベ等】

殺虫剤、塗料・カセットボンベなどのスプレー缶は、狭い場所で大量に噴射すると、爆発や火災を引き起こす要因になり兼ねません

そのため、中身を空にする作業は、下記の手順で慎重に行ってください。

中身を空にする

危険性の高いスプレー缶は、近所に迷惑がかからないよう、風通しの良い屋外で中身を噴射し切ります。

もし、広い場所がない場合は、新聞紙や雑巾などに中身をしみ込ませ、30分程放置した後にゴミ袋に入れます。自治体では、基本的に使用済みの新聞紙や雑巾は燃えるゴミとして処分可能ですが、分別のルールは予め確認しておきましょう。

ガス抜きする

中身を空にしたら、ガス抜きを行います。このとき、ガス抜きキャップ付きのスプレー缶は使い方を確認の上、ガス抜きを実施しましょう。

なお、ガスボンベのガス抜きキャップは、ホームセンターでも手軽に入手可能です。

基本的なガス抜きキャップを利用したガス抜き方法は、次のような手順になります。

  1. スプレー缶から押しボタンを抜く
  2. キャップの内側にティッシュペーパーを5枚程度詰める
  3. ティッシュペーパーが浮かないようにセロハンテープで留める
  4. ガス抜きキャップを穴に押し込んで固定

「シュー」という音がしなくなったら、ガス抜きは完了です。また、ガス抜き後のスプレー缶は、透明な袋に入れて「ガス抜き済み」と書いた張り紙をするのが一般的です。

ちなみにガスボンベの詳しい処分方法を知りたい方は、下記記事をあわせてご覧ください。

ガスボンベの処分方法!中身ありの捨て方は?

ここまで、自治体の集積所でスプレー缶を捨てる方法をお伝えしました。
廃棄したいスプレー缶が数本程度であれば、自治体に依頼するのがよいでしょう。

しかし、スプレー缶が大量にある場合は、以下の方法もあります。

鉄くず買取業者でリサイクル

使い終わって中身が空になったスプレー缶は、鉄くず買取業者に回収してもらうのも1つの手です。スプレー缶は有用な金属としてリサイクルできます。

環境保全に積極的に協力したい方や、空になったスプレー缶が大量にある場合は便利に活用できるでしょう。お近くに鉄くず業者があれば、スプレー缶の買取を行っているかどうか確認してみてください。

不用品回収業者へ依頼【大量のスプレー缶】

不用品回収業者と聞くと家具や家電、粗大ゴミというイメージが強いですが、スプレー缶の回収も行っている場合があります。

処分したいスプレー缶が大量にある場合や、他で回収や処分を断られたときに便利に活用できるでしょう。

また、業者によっては郵送での回収を受付けているところもあります。そのため、不用品回収業者に依頼する際は、スプレー缶回収や郵送の可否を予め電話で確認してみましょう。

スプレー缶処分の費用相場

スプレー缶費用処分
スプレー缶を処分する際の費用相場

スプレー缶を処分する方法は、「自治体の回収に出す」「鉄くず買取業者でリサイクル」「不用品回収業者に依頼」する3つの方法がありました。

また、処分する際の費用相場は以下のとおりです。

自治体処分の場合 処分費用は無料

穴開けが必要な場合はスプレーパンチ(缶用穴開け器)費用700円~1,500円かかる

鉄くず買取業者 事前確認が必要
不用品回収業者の場合 スプレー缶1本700円~

スプレー缶を処分する際、費用をかけずに捨てるなら自治体の集積所に出すのがおすすめ。一方、スプレー缶が大量にある場合は、鉄くず買取業者や不用品回収業者を利用するのが便利でしょう。

スプレー缶を捨てる前に【注意点】

スプレー缶処分気をつけるべきポイント
スプレー缶処分で気をつけるべきポイント

スプレー缶の中身は可燃物であるため、気をつけるべきポイントがあります。

静電気が起きない服装

スプレー缶の中身を空にしたりガス抜きしたりする際は、静電気が起きない服装で作業しましょう。
なぜなら静電気が起きる服を着ていると、引火の恐れがあるからです。

特に、重ね着しやすい冬場は静電気が起きる可能性が高くなります。ポリエステルはマイナスに、ウールやナイロンはプラスに帯電しやすい性質から、これらを重ね着することで静電気が起きる条件が揃います。

不慮の事故に巻き込まれないために、作業時の服装には注意しましょう。

フロンガスが含まれているか確認

フロンガスが含まれているスプレー缶は、そもそも自治体で収集や処分ができません。

フロンガスは危険物に分類され、「フロンガス取り扱い」の有資格者だけが処分できます。そのため、有資格者がいない一般業者も取り扱いできません

フロンガスが含まれている可能性があるスプレー缶は、1980年代に製造されたものがほとんどです。加えて、製造年数が2007年以前のスプレー缶も、今日では使用されていない成分が使われている可能性があります。いずれにせよ、製造年数が古いスプレー缶を捨てる際は、メーカーに問い合わせするのが安全です。

穴開けする際はガス抜きしてから

自治体によっては、穴開けしてからスプレー缶を捨てるよう指示している自治体もあります。

近年ではスプレー缶は「穴開け不要」とするのが新ルールになっていますが、まだまだ浸透していないのが実態です。

そのため、スプレーパンチなどを使用して穴開けする場面も出てきます。その際は、完全にガス抜きすることが必須です。加えて、マスクや手袋も忘れずに着用し、より安全に作業しましょう。

スプレー缶処分を安全に【手間いらず】

今回は、スプレー缶の処分方法を解説しました。スプレー缶は種類によって危険を伴う恐れがあるので、捨て方には十分気をつける必要があります。また、基本的には各自治体のルールに従ってスプレー缶を処分することが大切です。

捨てるスプレー缶が数本であれば、中身を空にするのもガス抜きするのも、それほど手間はかからないでしょう。

しかし、スプレー缶が大量にある場合や、他の不用品もまとめて処分したい場合は粗大ゴミ回収・不用品回収・ゴミ屋敷清掃パイオニア!粗大ゴミ回収サービスにお任せください。

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