この記事では、衣装ケースの処分方法を解説します。
近年、手軽に買える衣装箱をクローゼットの中に置いている人も多いでしょう。洋服を収納するのに便利かつ価格も比較的安価なことからついたくさん買ってしまう人もいると思います。
しかし、衣装ケースは素材によって経年劣化しやすいものの一つです。新しく買い替える際、どのように処分したらいいのか迷う人も少なくありません。
大型サイズの衣装ケースを捨てる際は解体が必要?ニトリで引き取ってもらえるのかな?などとお考えの方は、ぜひ記事を参考にしてください。
衣装ケースの材質別処分法【ブリキや不織布】
衣装ケースというとプラスチック製を浮かべる人が多いと思いますが、ブリキや不織布などの素材もあります。
素材によって自治体ごと処分方法が異なるので、注意が必要です。
例えば、金属・アルミ素材のブリキの衣装ケースは、ほとんどの場合粗大ゴミ回収扱いです。一方、不織布は紙素材に見えますが、プラスチックが原料なので可燃ゴミとして捨てられない自治体が多いといえます。
正しく処分するためには、各自治体の「ゴミ分類一覧」の確認が必須です。
衣装ケースを処分する方法
上記を踏まえて、衣装ケースを処分する方法を以下に7つ紹介します。それぞれの特徴を理解して、自分に合った処分方法を選んでください。
- 知人・親族に譲る
- 慈善団体に寄付する
- 粗大ゴミとして処分する
- 解体してプラスチックゴミとして処分する
- リサイクルショップの買取に出す
- フリマ・オークションサイトで売却する
- 不用品回収業者で処分する
知人・親族に譲る
衣装ケースの状態が良い場合は、知人や親族に譲る方法があります。あなたにとっては不要でも、衣装箱を欲しいと考えている人は案外いるからです。
大型タンスだと搬出に手間がかかりますが、衣装ケースなら比較的容易に運べます。衣装ケースを処分する前に知人や親族に一度当たってみるのがよいでしょう。
知人・友人に譲る場合のメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・無料で処分できる | ・直接会う必要がある ・譲る人が見つからない可能性もある |
無料で衣装ケースを処分できるのがメリットです。しかし、衣装ケースを欲しいという知人や親族が必ず見つかるわけではないので、その点は考慮しましょう。
慈善団体に寄付する
慈善団体に寄付すれば、衣装ケースを無料で処分できます。衣装ケースを必要としている慈善団体が存在するからです。
慈善団体に寄付する場合のメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・社会の役に立つ | ・持込以外は送料を負担する必要がある ・持込の場合は運搬の手間が発生する |
海外に輸出する衣装ケースは、孤児院など必要としている人の手に渡ります。しかし送料負担がかかるうえに、手続きに時間がかかるケースも。
大量の衣装ケースを持ち込みする場合は、搬出・搬入の手間もかかるのは難点です。
粗大ゴミとして処分する
衣装箱は、自治体の粗大ゴミ回収サービスへの依頼が可能で一般的です。処分費用を抑えられるので、処分したい衣装ケースが数点であれば気軽に処分できます。
粗大ゴミとして処分する場合のメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・自宅まで回収に来てくれる | ・費用がかかる ・回収日が決まっている |
自治体の粗大ゴミ回収サービスは、以下の手順で利用してください。
- 自治体に回収の依頼をする
- 有料粗大ゴミ券を購入する
- 指定日に自宅の外に出しておく
ただし、自治体の粗大ゴミ回収は月に1、2回程度と日程が決まっています。すぐに処分したい人にはおすすめできません。
解体してプラスチックゴミとして処分する
プラスチック製の衣装ケースは解体すれば、プラスチックゴミとして処分できます。解体は、塩化ビニール・金属用のノコギリの利用が便利です。
解体してプラスチックゴミとして処分する場合のメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・無料で処分できる ・所定の場所まで回収に来てくれる |
・手間がかかる ・回収日が決まっている |
衣装ケースをプラスチックゴミとして廃棄できれば、無料処分できます。しかし、ノコギリの使用に慣れていない人だと、解体はかなりの手間なうえにケガの恐れも心配です。
リサイクルショップの買取に出す
衣装ケースは処分だけでなく、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性もあります。手頃に入手したいと、中古の衣装ケースをを求める人は案外多いものです。
リサイクルショップの買取に出す場合のメリット・デメリットは以下になります。
メリット | デメリット |
---|---|
・お金を手に入る | ・持ち込みの手間がある ・買取できない場合もある |
リサイクルショップに買い取ってもらえれば、無料どころかお金を得られます。その反面、サイズの大きい衣装ケースをリサイクルショップまで持ち込むのは労力がかかるでしょう。
フリマアプリ・オークションサイトで売却する
フリマアプリ・オークションサイトで売却すれば、衣装ケースをリサイクル処分できます。中古の衣装ケースを求める人は、インターネット上に多数存在するからです。
特に、人気の無印やニトリの衣装ケースがシリーズで揃っている場合は売れる可能性が高まります。逆に、使用感や素材が違う、異なるサイズの衣装ケースは売れる可能性が低くなるでしょう。
フリマアプリ・オークションサイトで売却する場合のメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・お金を得られる | ・出品・発送の手間がある ・売却できない場合がある ・すぐに処分できない |
お金を得られるのはメリットですが、出品・発送がかなりの手間がかかります。リサイクルショップと同じく、人気の衣装ケースでないと売れる可能性は低いです。いつ売れるか分からないので、引越しや断捨離で今すぐ処分したい人には向いていません。
不用品回収業者で処分する
不用品回収業者を利用すれば、楽に衣装ケースを処分できます。不用品回収業者は最短即日、自宅まで不用品を回収しに来てくれるからです。
不用品回収業者に処分を依頼する場合のメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・すぐに処分できる ・自宅まで取りに来てくれる ・他の不用品もついでに処分できる |
・費用が高い |
不用品回収業者の場合、衣装ケースを単品で処分すると割高になります。衣装ケース以外にも粗大ゴミなどの不用品もまとめて処分する場合は非常に便利でお得です。
衣装ケースの処分に必要な料金相場
衣装ケースの処分に必要な費用の相場は以下のとおりです。有料の処分方法を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
- 粗大ゴミ回収:200〜300円
- 不用品回収業者:500〜2,000円
粗大ゴミ回収は200〜300円
衣装ケースを粗大ゴミとして処分する場合の料金は、200〜300円程度が相場です。ただし、自治体によって料金が異なります。正確な費用を知りたい人は、粗大ゴミ回収受付センター窓口か、お住まいの地域の自治体ホームページで確認してみてください。
不用品回収業者は500〜2,000円
不用品回収業者で衣装ケースを処分する場合、料金は500〜2,000円程度です。単品回収だと、今回紹介した処分方法の中では割高になります。
しかし、家電・家具などの不用品やそのた粗大ゴミと一緒にまとめて処分する際は、トラック積み放題プランを利用してお得な処分が可能です。
衣装ケースを処分する際の注意点
衣装ケースを処分する際には注意点があります。衣装ケースの処分前に、以下の3つを押さえましょう。
- 再利用できないか検討する
- 買取・売却前に状態を整える
- ニトリ・ホームセンターでの引き取りは無い
再利用できないか検討する
衣装ケースを処分する前に、再利用できないか考えてみてください。衣装ケースは幅広い用途に使えるものの一つです。
家の中で、空になった衣装箱に入れるものがないか探してみましょう。散らかっているものをまとめて収納すれば、部屋がスッキリ片付きます。
買取・売却前に状態を整える
リサイクルショップでの買取りや、フリマアプリ・オークションサイトで売却する場合、衣装ケースの状態を整えましょう。状態の良い衣装ケースは高く売れる可能性が期待できるからです。
衣装ケースの状態を良くする方法は2つあります。
- 綺麗に掃除する
- 付属品を揃える
汚れている衣装ケースを買い取りたいと思う人はいません。ホコリやカビもしっかりと除去しきれいな状態にしましょう。
また、キャスターなどの付属品を揃えておくことも大切です。箱や説明書が揃っているのも高く売れる条件となります。
ニトリ・ホームセンターでの引き取りサービズはない
ニトリやホームセンターは、衣装ケースの引き取りを行っていません。持参しても処分してもらえないので注意しましょう。
衣装ケースの処分をお考えなら
今回は衣装ケースを処分する7つの方法を紹介しました。各処分方法には、それぞれのメリット・デメリットがあるので、考慮しながら自分に合った方法を選びましょう。
また、衣装ケースの他にも粗大ゴミなどの不用品を複数点処分したい場合は、不用品回収業者への依頼が断然おすすめです。単品回収では割高ですが、まとめて処分すれば1つあたりの料金が安く済み、分別不要で手間もかかりません。
お見積もりは無料です。電話の他、メールやLINEでも気軽にご相談ください。
なお、生活ゴミや腐敗物、汚物・、事業ゴミなどの処分にお困りの方は、下記記事をあわせてご覧ください。