「タイヤを片付けて物置をスッキリさせたい」「どこに依頼すれば安くタイヤを処分できる?」このようなお悩みは持っていませんか。
タイヤを処分するだけなら、少しでも処分費用を抑えたいと考えますよね。
そこで本記事では次のような内容を含め、タイヤ処分の疑問をわかりやすく解説します。
- 廃タイヤを自治体回収してもらえるのか?
- 廃タイヤの処分方法別の費用相場
- タイヤのコンディションをチェックするポイント
この記事を読めば、あなたの状況に合ったタイヤの処分方法が見つかります。タイヤのコンディションをチェックするポイントや賢く処分するコツにも触れますので、最後まで読み進めてください。
本記事で分かること
- タイヤを無料で処分する方法
- 大量のタイヤを処分する方法
- ホイール付タイヤでも処分してもらえるのかどうか
- タイヤやホイールの処分のみを依頼できるのか
- 処分後の廃タイヤのゆくえ
廃タイヤ処分|自治体回収してもらえるの?
廃タイヤの処分は、今のところほとんどの自治体では回収を行っていません。
タイヤは粗大ゴミではなく自動車同様、適正処理困難物に指定すると環境省が定めているため、簡単に処分できないのが実情です。
廃タイヤの約9割は、リサイクルされて歩道舗装材・緩衝材・建材などにカタチを変えて、公園やスポーツ施設で利用されます。
そのため処分するタイヤの引取り後には、タイヤのゴムをチップ化・粉末化する手間がかかるのが一般的です。
自治体では大量の家庭ゴミや粗大ゴミを引き受けて、さらに仕分け作業をやるとなると、相当な作業量になり兼ねません。
そのような背景もあり、自治体では廃タイヤの回収を行っていないのです。いずれにしてもタイヤを処分する際には、自治体以外の一般の業者か、その他の方法で処分する必要があります。
タイヤのコンディションによって処分方法は異なる
タイヤは古くなって捨てるしかない「廃タイヤ」と、状態の良い「まだ使えるタイヤ」では、処分方法が異なります。
コンディションが良いタイヤは売却や知人に譲る方法もあるので、直ぐに処分を考えるのはもったいないです。
安く入手できれば中古でもよいと考えている方は大勢いますので、状況に合わせた判断をしていきましょう。次の項では処分方法別の費用相場をお伝えします。
廃タイヤの処分方法と費用相場
廃タイヤの処分には主に次のような方法があります。
- カー用品店
- フルサービスのガソリンスタンド
- カー ディーラー
- 自動車整備工場
- 不用品回収業者
メーカー名 | カー用品店 | ガソリンスタンド | カーディーラー |
リサイクル業者 |
自動車整備工場 | 不用品回収業者 |
処分費用 | 1本330円
ホイール付:1本550円 ホイル取り外し工賃:1本1,100円 |
1本550円
ホイール付:+1本1,100円 |
1本300円~350円
ホイール付:1本500円~550円 ホイール取り外し工賃:1本1,000円~1,200円 |
1本300円~400円
ホイール付でも同じ |
1本200円~300円
ホイール付:400円~500円
ホイール取り外し工賃:1本800円~1,100円 |
1本2,000円~
タイヤ以外の不用品処分がある場合に便利 |
回収処分 | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ | 〇 |
即日回収 | ▲ | 〇 | ✖ | ▲ | ▲ | 〇 |
依頼先の特徴も含めて詳しく解説します。
カー用品店
オートバックスやイエローハットをはじめ、全国にあるカー用品店では持ち込みが条件で廃タイヤの処分を依頼できます。
原則、新しいタイヤの購入と引き換えという条件もなく、気軽に利用できるのが特徴です。
ただ、タイヤ単体とホイール付きでも費用が異なり、ホイール付の場合は取り外し費用も一本ごとにかかります。
そのため費用を抑えるためには、自分でホイールを外してタイヤの処分だけを依頼する方法が有効です。
一方でイエローハットでは、買取サービスに力を入れています。タイヤの購入をお考えの方には、通常の買取価格よりもさらに増額してくれるようです。
参考までカー用品店での買取価格の相場を以下に紹介します。
カー用品店での買取の場合の費用相場
タイヤの種類とインチ | 通常買取価格 | 増額時買取価格 |
普通タイヤの場合 | 残溝4mm以上 | 残溝4mm以上 |
13インチ~14インチ | 5,000円 | 8,000円 |
15インチ~16インチ | 8,000円 | 12,000円 |
17インチ~18インチ | 16,000円 | 20,000円 |
19インチ~ | 32,000円 | 36,000円 |
スタッドレスタイヤの場合 | 溝6mm以上 | 溝6mm以上 |
上記買取価格に+4,000円 | 上記買取価格に+4,000円 |
(出典元:イエローハット公式HPhttps://www.yellowhat.jp/store_service/tire/tire_service/kaitori.html)
自分では廃タイヤだと思っていたものが、思いがけず買取してもらえることもあります。「うちのタイヤはどうだろう」と気になる方は、一度相談してみるのもよいでしょう。
フルサービスのガソリンスタンド
フルサービスのガソリンスタンドでも、タイヤの処分を引き受けてくれる店舗が多いです。日ごろ利用しているガソリンスタンドがある方は便利に利用できるでしょう。
ガソリンスタンドは営業時間も比較的長く、処分費用も1本300円~350円と安く設定されているのが特徴です。
タイヤの処分費用はカー用品店と同じく、タイヤだけとタイヤとホイールセットでは変わってきます。工賃も含めるとタイヤとホイールセットで1本1,500円前後、4本で6,000円ほどです。
ただ、注意点としては近年セルフサービスの店舗が増えているため、スタッフが常駐している場合でもタイヤの処分を受け付けていないことも。依頼する際には、事前に確認が必要です。
カーディーラー
車を購入したカーディーラーに相談してみるのも一つの方法です。特に定期点検でお世話になっているカーディーラーであれば、親身に対応してくれるでしょう。
費用もタイヤ1本500円~600円に工賃1,000円前後となるので、他の処分方法と比べても金額に大差はありません。
車の購入先のカーディーラーに相談するメリットは、車にかんする専門的なアドバイスがもらえることです。タイヤを捨てるしかないのか、買取可能なのかなどのトータル的な判断を的確にしてくれます。
もし相談できるカーディーラーがお近くにあれば、気軽に相談してみるのもよいでしょう。
リサイクル業者
リサイクル業者で処分してもらう方法もあります。リサイクルといっても買取りではなく、処分費用を支払ってリサイクルしてもらう方法です。
リサイクル業者は、クリーンセンターやリサイクルセンターとも呼ばれ、持ち込みでタイヤ1本200円~300円と安く引取ってくれる可能性があります。
地域によっても違いますが、ホイール付でも費用は変わらないことが多く、タイヤが20本あっても10,000円以下。一般の店舗に頼むよりも費用を抑えられるのが特徴です。
また、預けたタイヤはチップ化されて発電用の燃料とされたり、建材にとして公共施設に利用されたり、処分後のゆくえがはっきりとしています。
運ぶ手間はかかりますが、できるだけ低コストでタイヤを処分したいとお考えの方にはおすすめです。
自動車整備工場
自動車整備工場に相談してみるのも一つの方法です。1本あたり250円~500円前後でタイヤ処分ができることが多いです。
工場によっては無料で引き取ってくれる場合もあるようですが、処分費用がかかる場合でもカー用品店やタイヤ専門店とそれほど料金に違いはありません。
むしろ個人経営の自動車整備工場は、全国チェーン店に比べて費用にかんする縛りが厳しくないことが多いため、良心的に対応してくれるかもしれません。
日ごろからお世話になっている自動車整備工場がある方は、費用を抑えた処分ができるはずです。
不用品回収業者
タイヤが2、3セットあるような場合は、不用品回収業者に依頼する方法もあります。タイヤ以外の不用品が複数点あって、この際一気にまとめて処分したいというときに便利に活用できます。
不用品業者を利用するメリットは、自宅まで回収にきてくれることです。手間と時間がかからないので、忙しい方や急いで片付けたいときに助かります。
出張費がかかることが多いため、今回ご紹介する処分方法の中では一番割高となってしまいますが、「一斉清掃したい」という方の味方になってくれるでしょう。
状態がよく人気の高いタイヤは売却か譲る方法もある
タイヤの状態によっては、処分ではなく売却か第三者へ譲る次のような方法もあります。
- フリマアプリやネットオークションで必要な人に譲る
- 中古販売店で売却
具体的に見ていきましょう。
フリマアプリやネットオークションで必要な人に譲る
まだ使用可能、もしくは人気の高いタイヤやホイールは、フリマアプリやネットオークションを利用して必要な方に譲るのがおすすめです。
例えば、地域密着型のクラシファイドサービスの『ジモティ』や『メルカリ』では、日本全国各地へ多数の情報を掲載することが可能で、サイトの中に「売ります・あげます」というカテゴリが設置されています。
場合によっては、自宅近くで品物を取りにきてくれる人が見つかる可能性も高いです。
またネットオークションもタイヤの種類やコンディションによっては根強い人気があるので、利用してみるのもよいでしょう。
このように状態の良いタイヤや人気のタイヤは、ネットを利用して必要な方に譲る方法もおすすめです。
中古販売店で売却
状態の良いタイヤや人気ブランド、製造年月が新しいタイヤであれば、中古販売店での売却も見逃せません。近年、中古タイヤの需要が高まっているため、買取りを積極的に行っている店舗が多く存在します。
国内メーカーの『ヨコハマゴム』、『ブリヂストン』、『ダンロップ』などの新品タイヤの料金は、どうしても高くなりがちです。
そのため、コンディションの良い人気の高いタイヤならば、売れる可能性が高くなります。
ご自身のタイヤのブランドや製造年月を確認して、ものによっては中古販売店での売却を検討してみましょう。
タイヤのコンディションが良いとは?チェックするポイント
タイヤのコンディションが良いとは、どのような状態をさすのでしょうか。チェックするポイントは次のようになります。
- タイヤに溝があるか
- タイヤにヒビ割れがないか
- タイヤを購入したときの付属品がそろっているか
順番にお伝えします。
タイヤに溝があるか
タイヤのコンディションを見分けるには、タイヤの溝が一つの目安となります。
タイヤメーカーではタイヤの交換時期を4~5年と推奨していますが、走行頻度や走行の仕方によっても溝の状態は異なるものです。そのため目視してチェックすることが必要となります。
溝はタイヤのスリップサインで確認が可能です。
タイヤの側面には三角マークがあり、その延長線にあるゴムが盛り上がった部分がスリップサイン。その盛り上がったゴムとタイヤの高さがそろっていたらアウトです。
この状態になっているということは、溝の深さが1.6mm以下になっており、車検が通らないレベルに達しています。本来ならば、溝の深さが1.6mm(高さがそろう)前にタイヤ交換をしなければいけません。
反対に溝が深くコンディションの良いタイヤは、売却できる可能性が高くなります。このようにスリップサインを一つの目安として、タイヤの処分方法を判断することが大切です。
タイヤにヒビ割れがないか
タイヤにヒビ割れがあった場合、再利用するのは危険です。万が一ヒビ割れの入ったタイヤで運転してしまったら、バースト(走行中に突然破裂する現象)する恐れがあるので、それは避けなければなりません。
ヒビ割れになる要因は様々ありますが、経年劣化の他に空気圧不足や紫外線なども考えられます。
特に走行距離が少ない方でも、保管状態が悪かった場合は、劣化の進行を早めてしまうことがあります。
逆に保管状態が良ければ、タイヤを取り外したときの状態が維持されており、ヒビ割れは起きていないはずです。
タイヤをチェックしてヒビ割れがなければ、カー用品店で売却したり、知人に譲ったりといった選択肢が増えるでしょう。
タイヤを購入したときの付属品がそろっている
タイヤを売却するためには、タイヤを購入したときの付属品がきちんとそろっていることも重要なポイントです。付属品とは次のようなものが挙げられます。
- エアーバルブ(空気を調整する際に使用する部品)
- ホイールステッカー(タイヤに貼らずに同梱されていることが多い)
- ホイールキャップ(ホイールカバー)
- センターキャップ(主にアルミの外側中心部に装着されるキャップ)
- 取り付けナット(付属されていないことも多い)
上記の付属品がそろっていると売却できる可能性が高くなります。保管してあるタイヤの付属品をぜひチェックしてみてください。
タイヤを賢く処分するコツ|売却は10月~11月が狙い目
タイヤを賢く処分するコツは次のようになります。
- 売却するなら10月~11月が狙い目
- 不要になったらなるべく早く処分を検討する
地域にもよりますが、スタッドレスタイヤに履き替える時期が近づく10月~11月は、タイヤの金額が高くなる傾向があります。よってその時期にはタイヤが高く売れたり、譲ってほしいという人がでてきたりする可能性が高いです。
一方で不要なタイヤは、保管しているうちにどんどん劣化が進んでしまいます。
特に直射日光が当たる場所や雨ざらしになる場所に保管しておけば、タイヤの状態は多くの場合最悪です。劣化が進めば進むほど、売却できる可能性は減っていきます。
少しでもコストを抑えたいという方は、できるだけ早くタイヤの処分を検討することが大切です。
家に置きっぱなしのタイヤを処分したいなら
タイヤ以外にも粗大ゴミが複数点あってお困りの方や、外まわりを一掃したいとお考えの方は、粗大ゴミ回収・不用品拐取・ゴミ屋敷清掃のパイオニア『粗大ゴミ回収サービス』にご相談ください。
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- 忙しくて時間がない
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- 近所に知られたくないのでコッソリ片づけたい
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