サッシの処分方法5選!網戸や窓ガラス丸ごとの捨て方も【各種素材に対応】

サッシの処分方法5選!網戸や窓ガラス丸ごとの捨て方も【各種素材に対応】

2024年11月7日

本記事では、サッシの処分方法について徹底解説します。

外気すきま風から守ってくれるサッシは、建築素材の中でも耐久性が高く、寿命も長いアイテム。一方で、いざ自力で処分するとなるとかなり難易度の高いパーツと言えるでしょう。

複数あるサッシの種類を踏まえて、それぞれに適した対処法や注意点を解説していきます。記事の後半では、サッシの処分時のリスクを解決できる処分方法もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

サッシの種類【処分方法の違い】

サッシの種類

最初に、サッシの種類を見ていきましょう。素材によって処分方法に違いが生じる場合もあるので、処分を考えているサッシと照らし合わせてみてください。

サッシの種類 特徴 処分方法
アルミサッシ ・耐久性・耐候性・防火性に強い
・腐食しにくく、サビにも強い
・断熱性が低い
・高価買取の可能性も
樹脂サッシ ・断熱性能が高く、劣化・変色しにくい
・カラーバリエーションが豊富
・アルミやアルミ樹脂複合に比べて価格が高い
・リサイクル対象の自治体もある
アルミ樹脂複合サッシ ・アルミサッシより断熱性が高い
・室内側が樹脂のため、結露しにくい
・アルミと比べると価格が高くなる
・リサイクル対象の自治体もある
木製サッシ ・質感や風合いの良さが、デザイン性に優れている
・断熱性が高く、結露しにくい
・価格が高い
・天然素材のため劣化しやすい
・切断できれば不燃ゴミに出せる場合がある
スチールサッシ ・耐火性に優れている
・クールなデザイン性がある
・気密性や断熱性の面で劣る
・安価だが買取してもらえる場合もある

サッシと言えばアルミ製のものが広く普及していますが、実際にはさまざまな種類がありますね

材質にあった処分方法で、適切に廃棄しましょう。

アルミサッシの処分方法5選

サッシの種類

まずは、一番多く出回っているアルミサッシから処分方法を解説します。

  • 不用品回収業者へ回収を依頼する
  • 粗大ゴミとして処分する
  • ゴミ処理施設に直接持ち込む
  • スクラップ業者へ買い取ってもらう
  • 交換時に引き取ってもらう

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

不用品回収業者へ回収を依頼する

「ガラスが重くて搬出できない」「自分で取り外すのが不安」という方におすすめなのは、不用品回収業者を利用する方法です。

どの素材のサッシでも、枠のサイズによって重く大きさもあるため、取り外しや運搬が難しいケースが多いでしょう。その点、不用品回収業者であれば、取り外し・搬出といった面倒な作業はすべてスタッフにお任せできるので、手間や時間をかけずにサッシを処分できます。

また、業者の多くは24時間365日受付しており、即日回収や夜間作業にも対応可能。場所を取って邪魔な古いサッシを、柔軟なスケジュールで迅速に回収してくれるのも、嬉しいポイントでしょう。

 

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粗大ゴミとして処分する

最大辺が30cm〜50cm以上などの大きなのサッシは、粗大ゴミとして自治体に回収してもらう方法もあります。

比較的安価での処分が可能ではありますが、自治体によっては価格差やルールの違いがあるので注意してください。サッシが網戸の場合とガラス戸の場合で処分費用が異なったり、サッシにはまっている窓ガラスの破損を防ぐためにテープを貼るよう指示があったりなど、細かいルールを事前に確認しましょう。

サッシから、網戸の網やガラスを外す必要がある自治体では、サッシだけでなく分別したガラスなどにもそれぞれ料金がかかります。

また、事業用に使用していたサッシは自治体では回収できないので、不用品回収などを利用してください。

ゴミ処理施設に直接持ち込む

自治体のゴミ処理施設へ持ち込んで処分する方法もあります。

処分費用が粗大ゴミ収集料金の半額程度に抑えられるだけでなく、ゴミ処理施設まで持ち込めば事業で使用されたサッシも処分できる自治体が多いため、事業者の方にはメリットもあります。

ただし、粗大ゴミ回収と同様、搬出、運搬、積み下ろし作業はは自力で実施しなくてはなりません。サイズによっては車へ積み込めない場合や、ガラス部分の破損にも注意する必要があります。

また、自治体によって持ち込み時も予約が必要な場合があるので、事前にしっかり確認してください。

スクラップ業者へ買い取ってもらう

比較的買取価格がつきやすいアルミニウム製のサッシは、スクラップ業者に買取してもらうのも一つの方法。

ただし、買取を狙うなら細かく分別する必要があります。

1枚のシンプルな構造に見えるサッシでも、よく見るとかなりの数の部品が付いています。サッシに付属しているネジや釘、プラスチックパーツ、鍵部分、ゴムパッキンなどは、すべて「付き物(ダスト)」と呼ばれ、アルミサッシの買取価格は、この「付き物が残っているかどうか」で大きく変わります。

大量の付き物が残っているアルミサッシは「付き物有り」と呼ばれ、付き物なしのアルミサッシよりも安い買取額になるため、スクラップ業者に持ち込む場合は、できるだけ付き物を外した状態で持ち込むようにしましょう。

交換時に引き取ってもらう

リフォームでサッシを交換するなら、古いサッシを引き取ってくれるリフォーム業者もあります。新しいものと交換するタイミングで引き取ってもらえるため、手間なく手軽に処分できる方法ですね。

ただし、リフォーム会社が交換したサッシのみが引取対象なので、もしDIYで交換したケースなどは自分で処理する必要があります。

その他素材のサッシの処分方法

その他素材のサッシ処分方法

アルミサッシ以外のサッシも、粗大ゴミや不用品回収などの処分方法に大差はありませんが、それぞれの素材ならではの特徴に焦点を当てた処分方法を見ていきましょう。

樹脂サッシ・複合サッシ

樹脂サッシやアルミとの複合サッシは、リサイクルの取り組みが進められています

ドイツなどのヨーロッパでは、リサイクル材料を一部に使用した樹脂サッシが実際に流通しています。一方で国内メーカーでは、樹脂サッシが普及してから経過が浅く、まだ使用中の建具からはずされていないケースも多いのが実状ですが、今後は増えていくでしょう。

木製サッシ

木製サッシは、アルミや樹脂サッシに比べて劣化が早い傾向にあります。買取は難しいものの、電動工具などがあれば、切断して一般ゴミに出す選択肢もあるでしょう。

ガラスのとりはずしやパーツの分別に注意が必要です。

スチールサッシ

高値は難しいものの、スチール製のサッシも買取してもらえるケースがあります。アルミサッシ同様、付き物を取らないと買取不可になるケースもあるので、各業者をあたってみましょう。

もし錆びついていて付き物が取れない、ガラスも一緒に処分したい、などの場合には、不用品回収を利用するほうが得策です。

サッシの処分方法には注意点も

サッシ処分の注意点

サッシの処分方法をお伝えしてきましたが、処分時には注意点も存在します。

  • 取り外しや搬出は大変な作業
  • 買い取ってもらうには細かい分別が必要
  • 事業用で使用したアルミサッシは自治体処分不可

上記3点について、それぞれチェックしていきましょう。

取り外しや搬出は大変な作業

窓枠からサッシと取り外す時や搬出・運搬は、かなりの大作業

サッシ単体であればそこまで重くないものの、窓ガラスがついたままのサッシは約50kg以上の重さがあります。大きさを考えると、人数を確保していないとかなり難易度が高いでしょう。

無理に搬出・運搬しようとすると、壁や床を傷つけてしまう恐れや怪我のリスクもあるので、充分注意してください。

買い取ってもらうには細かい分別が必要

アルミサッシの買取を狙うなら、付き物を取り外す必要があります

ネジや鍵、プラスチックやゴムのパーツをすべて取りはずすのは、普段から工具に慣れている方でないと難しい作業でしょう。窓ガラスはもちろん、網戸のサッシは網部分をはずす必要もあります。

不慣れな作業で怪我をしかねないだけでなく、思った以上に時間がかかるケースも否めません。買取価格でお得感を得る以上の手間がかかると言えるでしょう。

事業用で使用したアルミサッシは自治体処分不可

事業用で使用したサッシは、自治体で処分できないのも要注意ポイント。事業で使用したアルミサッシは「産業廃棄物」として扱われるため、資格を所有している特定の業者でないと処分が許可されていません

事業で使用して出たゴミを正しく処分しないと、業者だけでなく依頼主にも重い罰則が科せられす。

スクラップ業者などで無許可営業しているケースも多く報告されているので、「産業廃棄物」は必ず資格や許可を持つ業者に依頼してください。

サッシの処分方法は不用品回収がおすすめ【理由3つ】

サッシの処分方法に不用品回収がおすすめな理由

サッシの処分に不用品回収をおすすめする便利な理由が3つあります。以下のメリットをチェックしていきましょう。

  • 産業廃棄物も回収してもらえる
  • 取りはずしや運搬作業を丸投げできる
  • 一緒にサッシまわりの部品を回収してもらえる

それぞれ参考にしてください。

産業廃棄物も回収してもらえる

事業用のサッシは、産業廃棄物として処分には許可が必要だとお伝えしました。不用品回収業者であれば、産業廃棄物も問題なく回収できます

処分を迷うアイテムも気にする必要なくすべて引き取ってもらえるので、スムーズに片付けられるでしょう。

取りはずしや運搬作業を丸投げできる

サッシの処分で一番の難関は、取り外しやガラス付きのまま運搬する点と言えるでしょう。

不用品回収業者に依頼すれば、ガラス付きの重いサッシや車に乗らない大きさのサッシも、取り外しから搬出まで丸投げできますよ。

一緒にサッシまわりの部品を回収してもらえる

サッシ周辺には、カーテンレールやカーテン、ブラインドなど、あわせて処分したい部品が続々と出てくるもの。しかし、自治体ではさまざまなアイテムを一度に処分するのは難しいでしょう。自治体によっては、ガラスを取り外して分別しなくてはならないケースもあり、そのそれぞれに費用や運搬作業が加わります。

その点、不用品回収業者に依頼すれば、サッシ以外のアイテムも同じタイミングで回収してもらえます。分別の手間もなく、処分方法に悩む必要もありません。定額プランを活用すれば、料金も定額というお手軽さ。古くなった網戸なども、サッシと一緒に処分してもらえてすっきりします。

網戸の処分方法については、以下記事で詳しく解説しています。

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サッシ処分時の費用相場【網戸・窓ガラスも頼める!】

最後に、不用品回収業者に回収を依頼した時の費用相場をお伝えします。

サッシ単体でも回収は可能ですが、せっかく不用品回収を依頼するのなら、パックプラン」が断然お得。サッシを載せたすき間に不用品が積み込めるので、コストパフォーマンス良く断捨離を進められるいい機会となるでしょう。

トラックの大きさで、載せ放題プラン費用が異なるので、以下の表を参考にしてください。

トラックの種類 料金相場
軽トラック積み放題(作業員1人) 10,000円~25,000円
2tトラック積み放題(作業員2人) 50,000円前後
4tトラック積み放題(作業員2人以上) 80,000円前後

サッシ処分のタイミングで、網戸サッシや古いカーテン、ベランダや庭のレンガ庭木など、捨て方に悩む不用品をまとめて整理できますよ。
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サッシの処分方法でお悩みなら【大量の場合も】

サッシの処分方法や注意点などを解説しました。

重量もかさもあり、ガラスやネジなどの付属品も同時に処分するケースも多いサッシは、自力で対処するのはリスクも伴います

適切に分別・リサイクルしてくれる不用品回収業者に、搬出から運搬まですべてお任せしましょう。

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FAQ サッシの処分方法に関するよくある質問

  • Q事務所で使っていたアルミサッシは自治体で処分できますか?

    A
    事業用サッシは産業廃棄物にあたる

    事業用として使用していたサッシは、産業廃棄物となり自治体では処分できません。規定に違反すると重い罰則が定められているので、不用品回収業者など認可を持っている業者に回収を依頼してください。
  • Qサッシはリサイクルできますか?

    A
    アルミサッシや樹脂サッシは、リサイクルの取り組みも

    アルミサッシや樹脂サッシは、リサイクルの取り組みも進んでいます。自治体によって差はありますが、不用品回収などに出したサッシは、適切な方法でリサイクルしてもらえるでしょう。
  • Q DIYでサッシを取り外した場合、注意すべき点は?

    A
    リフォーム業者には引き取ってもらえない

    リフォームの一環でサッシの交換を依頼した場合は、施工した業者が古いサッシを引き取ってくれるケースがほとんど。しかし、DIYで取り外したサッシは、自力で処分しなくてはなりません。重いガラス付きや大枠のサッシの運搬は、不用品回収の利用をおすすめします。

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