発炎筒の正しい処分方法|使用済・未使用それぞれの捨て方を徹底解説

発炎筒の正しい処分方法|使用済・未使用それぞれの捨て方を徹底解説

本記事では、発炎筒の処分方法を解説します。

車に常備すべき発炎筒は、非常時の安全に欠かせないアイテム。ただし、使用済みはもちろん、未使用でも期限が過ぎたら処分する必要があります。

「発炎筒は何ゴミ?」
「どこなら無料で引き取ってもらえる?」

などの疑問に向けて、オートバックスなどのカー用品店での引き取り可否や自治体の対応などをまとめました。安全に発炎筒を処分するための注意点や費用相場にも触れていますので、ぜひ参考にしてください。

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発炎筒を処分する前に知っておきたい基礎知識

発炎筒を処分する前に知っておきたい基礎知識

目にしたことはあっても、発炎筒そのものの詳細を把握している方は多くないでしょう。そこで、発炎筒を処分する前に、知っておくべき基礎知識を解説します。

  • 発炎筒の有効期限
  • 交換タイミング
  • 使用済みと未使用で捨て方が変わる
  • 消防署では引取ってもらえない
  • ホームセンターでは引き取り不可の可能性あり

順番にチェックしていきましょう。

発炎筒の有効期限

発炎筒の多くは、製造から4年が有効期限と定められています。

期限を過ぎると内部の火薬が劣化して、着火しづらくなる、炎が小さくなるなどの機能低下が起きるため、正しく機能しないリスクがあるのです。

発炎筒が期限切れでも、車検が通らない要因にはならないものの、発炎筒は事故の際に使用するものです。万が一の際の安全を考えて、期限が来たら交換しましょう。

近年では、火薬を含まない LED タイプの非常信号灯もあり、有効期限の心配が少ない選択肢として紹介されています。

交換タイミング

発炎筒は、「常に機能を発揮できる状態」で備えておく必要があります。

そのため、有効期限の4年を目安に交換するのが基本。製造から時間が経っていなくても、湿気を吸っていたり筒が損傷していたりすれば、性能が著しく低下するので、注意してください。

特に、中古車の購入時や普段乗らない車を整備する際には、期限切れのままになっていないか確認しておきましょう。

使用済みと未使用で捨て方が変わる

発炎筒の処分方法は、未使用か使用済かで大きく変動します。

未使用のものには火薬が残っていて、焼却時や収集時に爆発や着火のリスクがあるため、一般ゴミとして出せない自治体がほとんど。

一方、使用済みの発炎筒は、火薬部分が燃焼し終わっていて危険性が低いため、可燃ゴミとして回収できる自治体が多く見られます。ただし、各自治体の回収ルールには差異があるため、自分の自治体のゴミ出し規則を必ず確認してください。

消防署では引取ってもらえない

火薬類取締法の対象品である発炎筒は、消防署で引き取ってもらえると誤解されがちですが、実は引き取ってもらえません。未使用でも使用済でも消防署管轄にはなりませんが、使用済の発炎筒なら、自治体が回収してくれますよ。

ホームセンターでは引き取り不可の可能性あり

発炎筒をホームセンターに持ち込んで処分できるかについては、明確な制度がないのが現実。購入時に交換できるパターンはあっても、発炎筒の引き取りのみでは対応していないケースも多いでしょう。

例えば、カインズでは、発炎筒の回収に関しては明記していません。ただし、消火器を例に挙げると「購入時に旧機を持ち込みなら無料引き取り」という条件があるので、一部の店舗では発炎筒も同様の対応となる可能性もあります。

処分を検討する際は、お近くのホームセンターに問い合わせて可否を確認してみてください。

【使用済】発炎筒の安全な処分方法

使用済発炎筒の安全な処分方法

では、使用済の発炎筒の処分方法をご紹介します。使用済の発炎筒は、主に以下2つの捨て方があります。

それぞれ、見ていきましょう。

自治体のゴミ回収に出す(可燃・不燃)

内部の火薬が燃焼済のものを、使用済みの発炎筒と分類します。つまり、火薬が燃え尽きているため発火のリスクがない状態なので、多くの自治体で可燃ゴミ扱いとなっています。

ただし、同じ可燃ゴミとの区分であっても、自治体によって袋に入れる、水で濡らしてから捨てるなどのルールがあるため、お住まいの自治体規則を確認してください。

また、可燃ではなく不燃ゴミ扱いの自治体も存在します。一部の自治体例を以下に挙げました。

自治体 区分
東京都大田区 可燃ゴミ
横浜市 可燃ゴミ
札幌市 不燃ゴミ
仙台市 危険・有害ゴミ
東京都世田谷区 危険・有害ゴミ
大阪市 危険物

※2025年10月現在

同じ東京都23区でも、大田区は可燃ゴミ、世田谷区は有害ゴミに分類されるように、自治体によって回収ルールはさまざま。可燃ゴミ・不燃ゴミの区分を超えて、危険物扱いの自治体もあるので、しっかりチェックしてください。

不用品回収業者に依頼する

一般ゴミとして捨てる以外の処分方法として、不用品回収業者に依頼する方法もあります。

発炎筒だけでなく、その他車の不要パーツなども同じタイミングで回収してもらえるため、ガレージなどの断捨離にも便利に活用できるでしょう。

自治体の扱いがいまいち明確でない時にも、安心してお任せできます。

【未使用・期限切れ】発炎筒の処分方法

未使用・期限切れ発炎筒の処分方法

次に、未使用のまま期限切れになった場合など、使用していない状態の発炎筒の処分方法をご紹介します。

それぞれ、参考にしてください。

車検時に処分を依頼する

発炎筒は、車載義務のあるパーツなので、車検時に有効期限がチェックされる場合があります。

整備工場やディーラーによっては、発炎筒の使用期限が過ぎていると、新しい発炎筒へ交換してくれるケースも。そもそも、未使用・期限切れの発炎筒は「火薬類取締法」で扱いが注意されるため、車検整備のついでに、古い発炎筒の処分を依頼すれば処分してくれるはず。車検時であれば、処分と交換を一括で頼める点がメリットです。

処分費用自体は無料がほとんどですが、新しい発炎筒の代金などを含めた整備契約になるでしょう。

カー用品専門店で回収を依頼する

カー用品店でも発炎筒を回収してもらえます。ここでは、オートバックスやイエローハット、そして、ホームセンターであるカインズを含めた3店舗の対応を表にまとめました。

店舗名 引き取り条件 費用の目安
オートバックス 新品購入時に古い発炎筒を無料回収 無料が多い
イエローハット 店舗により対応・事前確認必要 無料または数百円
カインズ(ホームセンター) 販売とセットで回収可の店舗あり 無料〜数百円

多くの店舗では、新しい発炎筒を購入すれば、古いものはその場で無料で引き取ってくれるでしょう。ただし、引き取りのみの対応はしていない店舗や、発炎筒の回収自体を実施していないホームセンターもあるので、事前に確認しておくのをおすすめします。

ガソリンスタンドで交換する

未使用・期限切れの発炎筒は、多くのガソリンスタンドで処分可能です。

給油や洗車のついでに、発炎筒の処分を相談してみましょう。多くの店舗で無料回収してくれる事例がありますが、店舗によって「新品購入を条件」としている場合も少なくありません。

ガソリン給油やメンテナンスのついでに、条件に合うか聞いてみてください。

不用品回収業者に依頼する

発炎筒以外にも、古い車載備品やタイヤ、整備工具などをまとめて処分したいなら、不用品回収業者への依頼がおすすめです。

不用品回収であれば、発炎筒が使用前でも使用後でも両方処分OK。分別に悩む工具や、自治体では回収できないタイヤなども、パックプランを利用すれば、まるごと回収してもらえるので、時間も労力もかかりません。

もちろん、車関連以外の不用品も幅広く回収依頼できるので、不用品が複数ある場合は、まずは見積もりをもらってみましょう。

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再発火防止のための保管・処理方法

再発火防止のための保管・処理方法

最後に、再発火防止のための保管・処理方法をご紹介します。使用済だからと安心していても、再発火しないとは言い切れません。以下3点を念頭に置いておきましょう。

  • 使用後は必ず水に浸して湿らせる
  • 高温・直射日光・衝撃を避けて保管する
  • 子どもの手の届かない場所に保管する

それぞれ、解説していきます。

使用後は必ず水に浸して湿らせる

使用済の発炎筒なら、可燃ゴミとして処分できる自治体が多い、とお伝えしましたが、自治体によっては、水に浸して湿らせてから処分するのを推奨しています。

湿らせておけば、再発火や残留燃焼のリスクは大幅に軽減するでしょう。

期限切れで蓋の開いていない発炎筒は、蓋を開けてから水に浸してください。その後、ビニール袋などに入れておくと安心です。

高温・直射日光・衝撃を避けて保管する

発炎筒の保管環境が悪いと、内部の火薬成分が劣化し、予期せぬ発火や不点火のリスクが高まります。

「高温」「直射日光」「衝撃」は、特に避けるべき条件。たとえば、夏場の車内や直射日光の当たるベランダなどは要注意です。長らく保管せざるを得ない時は、湿らせた状態で冷暗所に置くようにしてください。

子どもの手の届かない場所に保管する

発炎筒は火薬を含むため、未使用品はもちろん、使用済の発炎筒であっても、子どもの手に触れないように保管してください。子どもの奇をてらった行動によって、発火した事故例もゼロではありません。

上記3点の保管方法をお伝えしましたが、なにより、すぐに処分するのが一番安心だと言えますね。

発炎筒は正しく安全に処分しよう!

発炎筒の正しい処分方法や注意点をご紹介しました。

事故時に使用する発炎筒は、一度も使わずに期限を迎えるケースも多いはず。使用していない発炎筒の処分方法には特に注意して、安全に処分しましょう。

もし、その他のカー用品やタイヤなどもあわせて処分したいなら、不用品回収にまとめて依頼するのがおすすめ。

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FAQ 発炎筒の処分についてのよくある質問

  • Q使用済みの発炎筒はどのように処分すればいいですか?

    A
    使用後は水に浸してから、自治体の区分に従ってゴミとして処分します。

    使用済みの発炎筒は、内部に火薬が残っている可能性があるため、必ず水に浸して湿らせてください。
    その後、自治体のルールに従って「可燃ゴミ」または「不燃ゴミ」として処分します。
    ただし、地域によって分別区分が異なるため、必ず自治体の公式サイトで確認しましょう。
  • Q期限切れの発炎筒はゴミとして出せますか?

    A
    未使用の期限切れ発炎筒はゴミとして出せません。

    期限が切れた未使用の発炎筒には火薬が残っているため、一般ゴミとして出すことはできません。発火・爆発の恐れがあるため、車検時やカー用品店などで回収してもらうのが安全です。販売店によっては新品購入時に無料で引き取ってもらえる場合もあります。
  • Q発炎筒を処分するときに消防署へ持って行ってもいいですか?

    A
    消防署では発炎筒の回収は行っていません。

    消防署は火薬類取締法上の回収権限を持っていないため、発炎筒の引き取りには対応していません。
    誤って持ち込むと引き取りを断られる場合があります。
    車検時の交換やカー用品店・ガソリンスタンド・ホームセンターでの回収を利用してください。
  • QLED式非常信号灯に買い替えると発炎筒は処分しても問題ないですか?

    A
    はい、LED式に買い替えた場合は古い発炎筒を処分して問題ありません。

    LED式非常信号灯は火薬を使用しないため、発炎筒の代替品として車検にも対応しています。
    そのため、古い発炎筒は使用期限が切れていれば処分して構いません。
    処分時は使用済みの場合は水に浸してから、未使用の場合は販売店や整備工場で引き取ってもらうのが安全です。
  • Q発炎筒の処分方法が自治体によって違うのはなぜでしょうか?

    A
    発炎筒は火薬を含むため、自治体ごとの処理施設や安全基準によって扱い方が異なります。

    発炎筒は外側がプラスチックや金属製で、内部に火薬が含まれています。
    そのため、自治体によっては燃やせる施設で処理できる場合は「可燃ゴミ」、
    爆発や発火の危険を考慮して「不燃ゴミ」や「危険ゴミ」に分類する場合もあります。
    処理方式は地域ごとに異なるため、必ずお住まいの自治体の公式サイトで確認してから出しましょう。

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