本記事では、自転車のタイヤやホイールの処分方法について解説します。
タイヤがパンクしてしまった場合や、ロードバイクのメンテナンスでタイヤ交換したい場合など、頻度が多いわけではないタイヤの捨て方に悩む方も少なくないでしょう。
- タイヤとホイールは自分で分別しないとダメ?
- 自転車関連の部品も一緒に処分する方法はある?
上記のような疑問に向けて、コストパフォーマンスの良い捨て方もあわせてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
自転車タイヤの処分どきは?【ホイールやゴムの寿命】
最初に、自転車のタイヤやホイールの捨て時を確認してみましょう。
一般的な自転車のタイヤの寿命は3年と言われていますが、タイヤもホイールも自転車の使用頻度や走行環境によって寿命は変わります。以下の表を参考にしてください。
自転車タイヤの寿命目安 | 自転車ホイールの需要目安 |
---|---|
・約3000kmほど走行後 ・タイヤの表面の模様がなくなりかけている ・タイヤの表面に細かなひび割れや亀裂が見られる ・タイヤの側面から内部の繊維が飛び出している ・空気が漏れやすくなっている |
・アルミ製ホイール:約10~20年、またはそれ以上 ・ロードバイク用ホイール:メンテナンスをしながら2万kmほど走行後 ・ロードバイク用カーボンホイール:約2万kmほど走行後 |
上記に当てはまる場合は、それぞれ早めに交換しましょう。
特に、寿命が過ぎている古いタイヤを使い続けると、グリップ力が落ちて滑りやすくなったり、パンクしやすくなったりして大事故につながりかねません。こまめに状態をチェックしておくと良いですね。
自転車まるごと処分をお考えの方は、以下記事も参考にしてください。
自転車タイヤの処分方法【目的にあわせた捨て方】
それでは、自転車のタイヤを処分する方法を見ていきましょう。
- 【タイヤ単体なら】自治体に依頼する
- 【状態が良いなら】専門店・リサイクルショップに買取に出す
- 【大量の場合・他の不用品も処分するなら】回収業者を利用する
それぞれのケースにあわせて解説していきます。
【タイヤ単体なら】自治体に依頼する
古い自転車のタイヤやホイールを単体での処分したい場合は、以下3点の処分方法をチェックしてみてください。
- タイヤのみなら燃えるゴミ
- ホイール付きなら粗大ゴミ
- ホイールのみなら切断して不燃ゴミに
それぞれ詳しく解説していきます。
タイヤのみなら燃えるゴミ
タイヤのゴム部分のみであれば、自治体の燃えるゴミで処分できます。そのままの状態で捨てるのではなく、小さく折りたたんだり、ハサミで切り刻むなどしてまとめてから捨てましょう。
燃えるゴミで捨てるメリットとしては、処分費用がかからない点。ただし、タイヤとホイールを外すのにはコツがいるため、一筋縄ではいかないケースも多く見受けられます。
また、自治体によってはワイヤーやバルブなどの金属部分を分別するルールもあるので、ルール違反にならないように注意してください。
ホイール付きなら粗大ゴミ
ホイールがついているタイヤは粗大ゴミ扱いになります。粗大ゴミの回収方法は自治体によって異なりますが、多くの自治体で粗大ゴミ回収に予約が必要。事前に各自治体のホームページや窓口から予約を取りましょう。
粗大ゴミ収集施設へ持ち込む方法もありますが、やはり予約が必要な場合が多いので、事前にチェックするようにしてください。
ホイールのみなら切断して不燃ゴミに
自転車のホイールのように細めの金属であれば、自治体規定のサイズに分解すれば不燃ゴミとして処分できます。
手軽に処分できる一方で、DIY好きで普段からハサミやノコギリなどを駆使している人でないと、切断する工具の扱いがむずかしく怪我のリスクも否めません。
【状態が良いなら】専門店・リサイクルショップに買取に出す
もしタイヤの使用感が少なく状態が良いなら、タイヤ専門店やリサイクルショップに買取してもらう方法もあります。
とは言え、ブランドバリューが影響するのも事実。「Bianchi」や「MERIDA」などのロードバイク用ブランドタイヤなどは買取してもらえる一方で、いわゆるママチャリなどの自転車タイヤは値段がつかないケースが多いでしょう。
【大量の場合・他の不用品も処分するなら】回収業者を利用する
パンクしたタイヤなどが複数たまっているケースや他の自転車用品もあわせて処分したい時には、不用品回収業者の利用をおすすめします。
大量の不用品を、分別や運搬の必要なく自宅ですべて引取してくれます。トラック載せ放題プランを提供している業者なら、シンプルな料金設定で安心です。まずは無料の見積もりを依頼してみましょう。
自転車タイヤの分別方法【自治体処分は分別が必要】
自治体で自転車のタイヤを処分する場合は分別が必須です。タイヤやホイールの分別方法を見ていきましょう。
- タイヤとホイールの分別方法
- タイヤ内の金属部分の分別方法
それぞれ、解説していきます。
タイヤとホイールの分別方法
まず、タイヤとホイールを分別する手順を見てみましょう。
- タイヤチューブの空気を全部抜く
- ビードをリム内側に落とす
- ホイールから取り外す
ビートとは「側面のホイールにはまっている部分」、リムとは「ホイール外側のタイヤをはめ込む部分」を指します。
手順1:タイヤチューブの空気を全部抜く
バルブを開けて、タイヤ内の空気をすべて抜きます。抜いた後は再度バルブを締めて、チューブの中に空気が入らないようにするのがコツ。空気が入るとタイヤが硬くなり、外しにくくなるのです。
手順2:ビードをリム内側に落とす
タイヤのビードを手で押して、リムの内側に落としていきます。10〜15cmごとに手で奥に押し進めると、ビードがリムから外れるので、そのまま一周させましょう。その後、反対側も同じように外していきます。
手順3:タイヤビードの片側をリムの外へ
全体のビードを外したら、ホイールからタイヤを外していきましょう。
両手でタイヤの側面をつまんで上に引き上げ、手前に引きながら外していく作業を繰り返します。タイヤの1/4が外れたら、指をタイヤの中に入れてスライドさせていくとスムーズに外れますよ。
タイヤ内の金属部分の分別方法
タイヤ内の金属部分も分別する必要があります。手順は以下の通りです。
- ホイールとタイヤを外す
- タイヤの中央にカッターで切れ込みを入れる
- ワイヤーに沿ってタイヤを切る
- ワイヤーを引きはがす
- チューブのバルブ部分を切り離す
それぞれ掘り下げてみていきましょう。
手順1:ホイールとタイヤを外す
前項の手順を参考にホイールとタイヤをはずします。
手順2:タイヤの中央にカッターで切れ込みを入れる
タイヤのビード部分にあるワイヤーを取り出すために、タイヤの接地面にカッターで切り込みを入れます。
手順3:ワイヤーに沿ってタイヤを切る
カッターで入れた切れ目から、ハサミでビードに向かって切っていきます。ワイヤーに当たるまで切り進めたら、向きを変えてワイヤーに沿って20~30cmほど切ってください。
手順4:ワイヤーを引きはがす
ワイヤーとタイヤをしっかり持ち、引きはがします。ワイヤーを一気に引きはがせない場合は、ハサミで1周して切り離します。
手順5:チューブのバルブ部分を切り離す
バルブ部分は、チューブごとハサミで切り取ればOK。多少ゴムが残っていても、金属ゴミで処分できます。
自転車タイヤやホイール以外にも処分するなら【不用品回収が便利】
タイヤの処分時には、その他の自転車グッズや倉庫の不用品もまとめて回収したいと考える方も少なくないでしょう。そんなケースに便利な不用品回収業者のメリットをお伝えします。
さまざまな不用品をまとめて処分できる
不用品回収サービスでは、自転車のタイヤやホイール以外にも、多種多様な不用品を一度に処分できます。分別も不要、運搬も不要、無駄に保管しておく必要もなし、と処分をかなりスムーズに進められるでしょう。
ガレージや倉庫内に以下のような不用品が放置されていないか、今一度チェックしてみてください。
倉庫の荷物を断捨離するコツについては、以下記事で詳しく解説しています。
その他のメリット
不用品回収のメリットは、他にもあります。以下の2点も参考にしてください。
分別の必要がない
自治体の回収では素材ごとに分別が求められますが、不用品回収では分別作業を丸投げできます。処分時の手間を大幅に軽減できるうえに、リサイクルできる部品はリサイクルしてくれるため、環境にも優しいと言えるでしょう。
好きなタイミングで回収してくれる
柔軟に日程調整してくれるのも頼もしいポイント。
自治体の粗大ゴミ回収予約がなかなか取れなくて、引越しの退去日までに間に合わない、などの急を要する事態でも、不用品回収なら、都合の良いタイミングに合わせて依頼できますよ。
自転車タイヤなどの処分を回収業者に頼む際の費用相場
最後に、不用品回収業者に回収を依頼した時の費用相場をお伝えします。
タイヤやホイール単体でも回収は可能ですが、不用品回収ならではの「パックプラン」がおすすめ。タイヤだけでなく、自転車本体やガレージ内の不用品もまとめて整理できますよ。
トラックの大きさで、載せ放題プラン費用が異なるので、以下の表を参考にしてください。
トラックの種類 | 料金相場 |
---|---|
軽トラック積み放題(作業員1人) | 10,000円~25,000円 |
2tトラック積み放題(作業員2人) | 50,000円前後 |
4tトラック積み放題(作業員2人以上) | 80,000円前後 |
コストパフォーマンス良く断捨離を進められる、いい機会と言えるでしょう。
【自転車タイヤやホイールの処分】楽にまとめて捨てるなら!
自転車のタイヤやホイールの捨て方を解説しました。
細い自転車タイヤでも、ホイールとタイヤを分別するのはなかなか大変。もし、その他にも処分を考えている自転車グッズや倉庫に放置されている部品があるなら、この機会にまとめて不用品回収してもらいましょう。
『粗大ゴミ回収・不用品回収・ゴミ屋敷清掃のパイオニア!粗大ゴミ回収サービス』は、タイヤやホイール、サドル、さらには自転車本体まるごとなど、さまざまなアイテムをまとめて回収できます。まずはお気軽にお問い合わせください!
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