本記事では、うんざりしがちな実家の片付けについて、対処法を解説します。
親の老いとセットでやってくる、実家の片付け問題に悩まれている方も少なくないでしょう。
「親ともめて片付けがすすまない」
「ゴミ屋敷化していて手に負えない」
上記のような悩みをお持ちの方に向けて、諦めずに継続するためのポイントなどをお伝えしていきます。記事の後半では、頼りになるサービスにも触れていますので、片付けにうんざりしている方は、ぜひ最後までご覧ください。
実家片付けでうんざりさせられるケース3選【想像するだけで大変】
まず、実家の片付けでうんざりしてしまう具体的なケースを解説していきます。
- ゴミ屋敷化している
- 親ともめる
- 整理してもまたすぐに散らかる
心当たりがあるか、順に見ていきましょう。
ゴミ屋敷化している
実家の片付け時によく見受けられるうんざりポイントは、実家がゴミ屋敷化しているケース。
ゴミや物が多すぎてどこから手をつければ良いか分からなくなり、片付けるモチベーションが保てない場合が多く見られます。途中で挫折する確率も多く、先延ばしにすればするほど振り出しへ戻ってしまう負のループに陥りやすい状況と言えるでしょう。
親ともめる
親の家でもある実家の片付けは、物の処分に関して親と意見が対立しがち。
もったいないと感じる親世代は、そもそも捨てる行為に抵抗を感じてふんぎりがつかない特徴があります。子供から見るとただの不用品でも、親にとっては大事な思い出の品であるケースも多く、無理に捨てさせようとすると対立が深まり、作業が滞る事態になりかねません。
整理してもまたすぐに散らかる
せっかく片付けたのに、次に行った時にはまた散らかっている!そんなケースも少なくないでしょう。
一度片付けてもすぐに散らかる理由として、物の置き場所が決まっていなかったり、物が多すぎて収納スペースが足りなかったりする点が挙げられます。生活習慣の改善や意識改革から始めなくてはいけないので、なかなか修正しづらい点と言えますね。
ゴミ屋敷化した実家をスムーズに片付けられる方法については、以下記事もあわせてご覧ください。
【実家片付けでうんざりしない!】始める前の決め事3つ
実家の片付けは、精神的にも肉体的にも負担のかかる作業。うんざりしてしまうと一気に作業が滞るため、片付け始める前にモチベーションを保つルールを作りましょう。
- 片付けのゴールを決める
- 片付けスケジュールを決める
- 家族分担を決める
上記3つについて、順に解説していきます。
片付けのゴールを決める
まず、片付ける目的を明確にしましょう。わかりやすい着地点がイメージできておらず、なぜ片付けなくてはならないのかわからないままでは、なかなか作業が進みません。
- 実家を売却するために片づける
- 自分が住むために片づける
- 別荘利用するために片づける
上記のように、あらかじめ目的をはっきりさせておくと、作業の進め方や優先順位が決めやすくなり、モチベーションも保てるはずです。
片付けスケジュールを決める
片付けの目的を決めたら、その着地点に向けたスケジュールも決めましょう。
「今年中に家を売却する」「来月までに引っ越せるようにする」など、具体的な期限を設けてみてください。おのずとすべきことが可視化できて、作業も進めやすくなりますよ。
家族分担を決める
実家をスムーズに片付けるためには、家族や親族で分担を決める必要があります。
片付けの負担がだれか一人に偏ってしまうと、精神的なストレスも増えるでしょう。兄弟姉妹や親戚と少しずつ分担すれば、効率よく作業が進むだけでなく、意見交換を通じてより良い判断ができるはず。
遺品整理する際も、想い出を語りながら家族で集まること自体が、故人の弔いになるでしょう。
実家片付けがうんざりせずに続けられるコツ3選
事前ルールを決めたら、次は具体的な片付けのコツをチェックしていきましょう。
- 片付け専門業者に相談する
- 親ともめにくい場所から手をつける
- 無理のない片付けスケジュールを組む
取り組みやすいところから、早速実践してみてください。
片付け専門業者に相談する
実家の片付けが大変なのは、不用品の運搬や処分にてこずる場合が多いからと言えるでしょう。いざ処分するとなっても、運搬や分別の手間がかかり、思うように進められないのが現実です。実家が遠方にあれば、自治体が指定する日に少しずつゴミ出しするのも難しいでしょう。
負担の大きい大量の不用品や大型家具の運搬でお悩みなら、片付け専門業者に相談してみてください。専門業者に依頼すれば、労力と時間を大幅に節約できます。分別が難しいアイテムも、環境に配慮した適切な処分方法で対処してくれますよ。
親ともめにくい場所から手をつける
親の家でもある実家の片付けは、なにかと意見がぶつかりやすいもの。
実家の中で、比較的自由に断捨離できるのは、かつての子ども部屋でしょう。放置されたレジャー用品、幼い頃の学習机や本棚のような使わない家具類など、親ともめずに済みそうな場所から着手するのが、重要ポイントです。
すっきりした子ども部屋を見せて、親の断捨離意欲を刺激すれば、片付けがはかどるケースも多く見受けられますよ。
無理のない片付けスケジュールを組む
事前に片付けのスケジュールを決めよう、とお伝えしましたが、あくまでも無理のないスケジュールである点も大切です。
現実味のない強行スケジュールでは、やる気もそがれて継続しません。日々の小さな目標を無理なく決めて、達成感を得やすくするのも途中で挫折しないコツと言えるでしょう。
実家片付けのうんざり事例No.1「親ともめる」を防ぐコツ4選
実家を片付けるうえで一番うんざりしがちな「親ともめる」ケースを回避するコツも、ご紹介していきます。
- 親の大切なものがある点を理解する
- 捨てる判断は親の意思を尊重する
- 一度に片付けすぎない
- 一人で抱え込まない
近しい存在だからこそぶつかりがちですが、ちょっとした思考転換や気遣いでスムーズに進む場合もありますよ。
親の大切なものがある点を理解する
実家は、親が長年大切に暮らしてきたマイホーム。いずれは相続する予定だからと、親の大切な想い出のアイテムを無下に処分するのは得策ではありません。
実家にあるさまざまなアイテムは親の人生の一部であると、心に留めながら片付けしていきましょう。
捨てる判断は親の意思を尊重する
一方で、すべて親の大切なものだからとなにも捨てられないのであれば、まったく片付けが進まないのも事実。
そこで、3秒程度の短い時間に処分すると判断できないアイテムは、一時保管として、ダンボールなどにまとめる流れをつくるのがおすすめ。
目に付きにくい場所にしばらく移動し、あとから改めて見れば、意外にあっさり捨てる気になる場合もあります。第一段階では捨てずに「移動するだけ」なので、親の捨てたくない気持ちのハードルも下がるでしょう。
一度に片付けすぎない
一度に片づけすぎないのも、大切な心構えです。もったいない精神を持つ親世代は、ものが一気に減ると寂しさすら感じてしまいがち。その反動で、またあらたなものを増やすケースもしばしば見受けられます。
モデルルームのようなスッキリさを求めず、居心地の良い空間を保つ点を重要視していきましょう。
一人で抱え込まない
一人っ子の場合は特に、実家の片付けは自分ひとりでやらなくてはならないというプレッシャーに悩まされるでしょう。しかし、一人で抱え込んでしまっては、親としても寂しいもの。親と一緒に想い出話をしながら、少しずつ作業を進められると理想ですね。
高齢の親が住む実家片付けの現状は、以下記事で詳しく解説しています。
実家片付けでうんざりした時に頼れる専門サービス
さまざまな観点からのコツをお伝えしてきましたが、物理的に頼れる片付け専門業者について、解説していきます。メリットや費用相場を参考にしてください。
片付け専門業者に依頼するメリット
まず、片付け専門業者に依頼するメリットをご紹介します。
- 迅速に対応してくれる
- プライバシーに配慮してくれる
- 遺品整理も丁寧に対応してくれる
片付けにうんざりし始めている時に嬉しい利点が盛りだくさんですよ。
迅速に対応してくれる
行き詰った実家の片付けも、場数を踏んだ専門業者に依頼すれば、手際よく片付けを進めてくれます。
特に、個人では時間と手間がかかる大型家具や大量の不用品がある場合、業者は人員を揃えて、短時間で適切に処理してくれるでしょう。
即日対応可能な業者も多く、急ぎで実家を片付けたい時に柔軟に対応してくれる点も頼もしいポイントです。
プライバシーに配慮してくれる
片付け専門業者はプライバシーを遵守してくれる点も嬉しいメリット。特に、個人情報や思い出の品が多く含まれる実家の片付けでは、プライバシーの配慮を徹底してくれると安心ですね。
近隣からの目線からも守ってくれる片付け方も熟知しているので、親御さんも依頼してみる気になってもらえるのではないでしょうか。
遺品整理も丁寧に対応してくれる
片付け専門業者の多くは、遺品整理サービスも提供しています。
単なる廃棄作業ではなく、遺族の気持ちに寄り添いながら遺品一つひとつに心を込めて確認してくれます。遺品整理士の資格を持つスタッフが在籍する業者に依頼すれば、価値のあるものや供養が必要な品の選別など、専門的な知識とマナーに基づいてアドバイスしてくれるでしょう。
片付け専門業者に依頼した時の費用相場
では、片付け専門業者の費用相場を見ていきましょう。間取り別、積載量別それぞれの相場を表にまとめました。
間取り別の費用相場
間取り別の一般的な相場は以下の通りです。
片付け費用相場 | |
---|---|
1R、1K | 3万円〜5万円 |
1DK、2K | 5万円〜9万円 |
1LDK、2DK、3K | 9万円〜14万円 |
2LDK、3DK、4K | 14万円〜18万円 |
3LDK、4DK | 18万円〜21万円 |
4LDK〜 | 21万円〜 |
上記をベースに、不用品の量が多い場合や処分が難しいアイテムには追加料金がかかります。
トラックの積載量別の費用相場
実家の片付けは、広さと処分する不用品量が比例するとは限りません。そのため、トラックの積載量で費用の目安を提示している業者が一般的です。
(トラックサイズ) | 費用相場 |
---|---|
軽トラック | 3~4万円程度 |
2トントラック | 5万〜8万円程度 |
4トントラック | 20~30万円程度 |
上記以外に、遺品整理やハウスクリーニングなどのオプションサービスを提供している業者も多く存在します。同じ業者でオプションサービスを依頼すると、費用も割安になるでしょう。
『粗大ゴミ回収サービス』が実施しているような割引キャンペーンをうまく活用するのもおすすめですよ。
実家片付けでうんざりしたら丸投げできる業者に相談しよう
うんざりしがちな実家の片付け方法についてご紹介しました。
長年にわたって蓄積された、実家のさまざまなアイテムを整理するのは、気の遠くなるような作業。疲れて挫折してしまう前に、片付け業者に相談してみるのをおすすめします。
『粗大ゴミ回収・不用品回収・ゴミ屋敷清掃のパイオニア!粗大ゴミ回収サービス』では、24時間・年中無休で無料見積もりを承ります。実績をこなしているスタッフが、生前整理・遺品整理ともに迅速に対応しますので、まずはご相談ください。
急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。