ゴミ屋敷の掃除手順と片付けのコツと汚部屋掃除業者の料金相場と安くするコツ、汚部屋掃除のおすすめ業者をご紹介します。
近年、大きな問題として報道されているのが、住居のゴミ屋敷化です。整理整頓や片付けをすることができない老若男女が増えており、近隣住民にニオイや見た目の汚さで迷惑をかけていることから、深刻な社会問題になっています
もしもあなたの住まいがゴミ屋敷化してしまったら、どのようにして片付けをし、掃除をすればよいのかをプロの目線から紹介させていただきます。また、ゴミ屋敷の状態を何とかしたいけれど、ご自身ではどうすることができないという方の対処方法も提案します。
清掃業者を利用した場合に気になる料金相場や、なるべく安く清掃業者を利用したい方が行っておいた方が良い作業まで解説させていただきます。
ゴミ屋敷の片付け方の手順とコツ
ゴミ屋敷化してしまうと、どこからどうやって片付けたらよいの迷う方が大勢いらっしゃいます。順を追って今からでも行える効率の良いゴミ屋敷の清掃方法を紹介します。
手順1:サイズの大きなものから片付ける
現在の部屋の状態が、どのような状態になっているのかチェックしてみて下さい。ゴミ袋に入るような可燃ごみや不燃ごみ、ペットボトルなどが散乱しているような状況でしょうか。
最初にこれらの袋に入るごみから処分しようとするのが一般的な考えですが、汚部屋やゴミ屋敷化までしてしまっていては、いつまでも作業が終わらず、途中でやめたくなってしまいます。
このため、最初はサイズの大きなものから処分することをおすすめします。例えば、机や本棚、ソファーといったものです。小さなものから手をつけないのは、ゴミを詰めた袋を置くスペースがないためです。
詰めても置く場所がなければ、ゴミの上にゴミ袋を重ねるだけで、何の進展もないように感じてしまいます。これでは、ますます片付けるのが嫌になってしまい、途中で片付けをやめたくなってしまうのです。
もしも大きなサイズの不用品が搬出できないほどにゴミの量があるなら、搬出できるスペースができるまで細かなゴミを片付け、搬出可能になったら、サイズの大きな不用品を片付けるのが望ましいです。
手順2:ひと部屋に集中して片付けを進める
ゴミ屋敷の片付けは、一度に一気に行わないと、数日経てばリバウンドしてしまうとも言われています。このため、複数の部屋がゴミで溢れている状態でも、一気に片付けようとする方が多いです。
しかし複数の部屋を一度に掃除し始めると、終わりが見えずどの部屋も中途半端で掃除が終わってしまう可能性があります。中途半端な状態で止めてしまうと、綺麗に生活しようとは思えず、リバウンドしてしまうことになりかねません。
まずはひと部屋だけでも綺麗に掃除するといった無理がないノルマをクリアするのが望ましいです。ひと部屋が綺麗に片付き、掃除までできればその部屋を使う場合には、汚さないように注意をしながら生活を送ることができます。
またひと部屋片づけられたという自信がつき、他の汚部屋も片付けようという掃除のモチベーションにつながります。
ゴミ屋敷を片付ける際の注意点
ゴミ屋敷を掃除するには、いくつかの注意点を知っておく必要があります。注意点を押さえておかないと、いつまでも掃除が進まないことになりますから、是非覚えておきたいところです。
ゴミ屋敷の掃除をする場合、気を付けたいのは、物の移動させる作業をなるべく少なくするということです。ひと部屋を掃除するために、何かを別の部屋に移動させるのは効率が良い方法とは言えません。
詰めたゴミ袋を違う部屋に移動するという行為は、ただゴミや不用品を移動しているだけで、全く片付けにはなっていないのです。移動した部屋を片付けるために、せっかく片付けた部屋に物を移動するのは、片付けが進みません。
外に物置や置ける場所があるのであれば、ゴミを外に出してしまうことをおすすめします。また捨てやすい物がある部屋から片付けることも大事なポイントになります。
次にゴミ屋敷や汚部屋の掃除を業者に依頼するケースを見ていきましょう。
業者にゴミの回収や清掃を一括で依頼するため、処分費や清掃料金がかかります。
しかし、清掃にかかるハードな作業を負担することなく、半日かからずに綺麗な状態にすることができます。
もちろん大切な物があれば報告を受け、その懐かしいさに触れることもあるでしょう。
では、汚部屋掃除業者に依頼した場合の料金相場と安く依頼するコツをご紹介いたします。
汚部屋掃除業者の料金相場と安くするコツ
ご自身で行えるゴミ屋敷の片付け手順や、注意点を紹介しましたが、ゴミ屋敷化してしまうほどに掃除の癖がないなら、最後まで掃除ができる可能性は低いかもしれません。
不用品回収業者や便利屋など、ゴミ屋敷の片付けを行ってくれる業者は多くあります。依頼をするだけで片付けや整理整頓、清掃、処分といった全てのことを行ってくれますから便利です。
片付けられない方や掃除をする自信がない方のために、ゴミ屋敷清掃の料金相場をまとめてみました。ゴミ屋敷の清掃は、運搬する車両費と作業をする人件費、そしてゴミの処分に掛かる料金を足したものになります。
車両費 |
軽トラック:3,000円~5,000円 |
---|---|
人件費 | スタッフ1人あたり10,000~15,000円 |
処分料 | 1時間あたり12,000円~20,000円 |
またゴミ屋敷の面積やゴミの量でも料金は大きく変わってきます。量や面積が大きければ、作業員の数も自然と増え、作業時間も増えることになります。人数と時間が増えるごとに料金が高くなりますから、目安として確認をしておくことをおすすめします。
面積 | 車両サイズ | 作業員数 | 作業時間 | 料金相場 |
---|---|---|---|---|
ワンルーム(床一面) | 軽トラック | 1人 | 2時間 | 40,000~50,000円 |
ワンルーム(天井まで) | 2トントラック | 2人以上 | 2時間~4時間 | 80,000~100,000円 |
2DK | 2トントラック | 3人 | 4時間 | 180,000~220,000円 |
一軒家 | 4トントラック | 4人 | 6時間 | 300,000~350,000円 |
コストは掛かりますが、面倒なゴミ屋敷が労力なく綺麗に片付くのであれば、妥当な料金設定と言えます。
不用品回収業者にゴミ屋敷の清掃を依頼する場合には、より安く利用するためのコツがありますから、併せて覚えておきたいところです。
食べ残し・腐敗物の回収コストを減らす
大量の食べ残しが腐っていたり、カビが生えている。虫がたかっているなどの生ゴミの掃除は誰でも嫌なものです。ゴミ屋敷の清掃環境にこうした腐敗物がある場合には、作業環境が悪いことから料金が高くなる傾向があります。
このため、腐敗物の清掃回収に対する別途料金がかからないようにするために、生ゴミの処分だけは自分で行っておくという方法があります。大量のゴミの中から生ごみだけを探し出す作業は負担が大きいかもしれません。
しかし、生ごみの処分をするだけで全体の処分費が安くすることに繋がるため、料金面を重視する場合は行っておくことが望ましいです。
ゴミを分別する時間コストを減らす
回収処分に必要なゴミの分別ができていない場合、その作業を業者が行うことになります。しかし、分別作業は各自治体によって決められたルールを念頭に置きながら片付け作業を行うことになるため、効率的ではなく作業時間全体が長くなり、料金は高くなってしまいます。
本、雑誌などの紙類や、ペットボトル、食品などの生ごみ、ビンや缶など種類の違うゴミがあちこちに散乱している場合は、一緒のゴミ袋に入れるわけにはいきません。
お客さまの立会を要する現場での作業を早く終わらせるために、現場では1つの袋に入れて、処分施設に運搬後に分別するといった業者もいます。
しかし、ゴミの分別作業は必ず必要になるため、料金は分別するゴミの量に応じて上乗せされます。このため、依頼前にご自身でまとめられるものはまとめておき、可燃ごみと不燃ごみだけでも自分でゴミ袋に入れて捨てておくと料金をぐっと安くすることができます。
またビンや缶などに液体が残っている状態なら、すべて空にしておくことも料金を安くするポイントです。これらはすべて手作業で捨てる必要がありますから、プロに任せても作業時間が長くなります。
依頼をしたからすべてを任せるのではなく、回収業者の仕事量を少しでも減らすようにご自身でやれることをやっておけば、料金を安くしてもらえる交渉が行えます。
ポイントは、ゴミの回収と清掃だけをサクッと行える状態にしておくということです。
汚部屋掃除のおすすめ業者に相談してみる
ゴミ屋敷の清掃を依頼するなら、不用品回収業者に任せるのがおすすめです。粗大ゴミ回収サービスでは、4種類のトラックを用意しており、不用品回収ばかりでなくゴミ屋敷清掃サービスも提供させて頂いております。
作業時間を早くしてもらえるようご協力していただければ、事前見積りの際にお申し出ください。LINEでのお見積り、ご相談も受け付けておりますので、ゴミ屋敷の掃除にお悩みならお気軽にご相談下さいませ。
急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。