灯油の処分方法6選!やってはダメなこと・持ち込めない時の捨て方

灯油の処分方法6選!やってはダメなこと・持ち込めない時の捨て方

この記事では、灯油の処分方法を分かりやすく解説しています。灯油の量に応じた適切な処分方法がわかると、あなたの状況に適した方法が見つかるでしょう。

灯油を持ち込み処分する際の注意点、間違った灯油の処分の仕方についてもまとめました。

灯油の代表的な処分方法は持ち込みですが、できない事情がある家庭もあるでしょう。手軽に灯油を処分したい時には、不用品回収業者を検討してみましょう。

灯油の処分方法6選

灯油 ポリタンク

自治体では、灯油の回収ができません。そのため捨て方に悩んでしまいますが、灯油の量に応じて適切な処分方法があります。早速、灯油の処分方法6選をご紹介していきます。

それぞれの特徴を理解した上で、向いている方法を見つけてください。

ガソリンスタンドに持ち込む

灯油が大量に残っているときは、ガソリンスタンドへ持ち込むと回収してくれます。

持ち込む手間はかかりますが、そもそも灯油を販売しているところなので適切な回収が可能です。

注意をして欲しいのは、セルフのガソリンスタンドでは持ち込んでも引き取ってくれないところがあること。せっかく重たい灯油を持参したのに、引き取ってもらえないことのないよう、あらかじめ電話で問い合わせしておきましょう。

メリット デメリット
灯油を販売している店舗なので安心できる

給油のついでに持ち込みしやすい

持ち込む手間がかかる

回収可能なガソリンスタンドを探す必要がある

灯油を持ち込む際は、給油ポンプなどは外し、しっかりと密栓して持ち込みましょう。

購入店に持ち込む

灯油をホームセンターで購入する方も増加しています。

購入店で回収してくれるのが消費者にとってはとても便利ですが、ホームセンターで灯油の引き取りをしているところは限られています。

念のため、余った灯油の回収ができるかどうか電話で確認してみましょう。

購入店に持ち込む際に、注意をして欲しいことがあります。店舗によっては、灯油を購入したときのレシートを持参する必要があるところも。灯油を購入した事実を証明するためです。

メリット デメリット
購入店なので安心して灯油を処分できる 持ち込む手間がかかる

ホームセンターでも回収していない場合も結構ある

灯油の回収をしていないホームセンターが多いのは、ホームセンターにとってのメリットが少ないため。

灯油は、「特別管理産業廃棄物」なので専用の処理施設でしか処分ができません。灯油を回収するとホームセンターから処理施設までの灯油の運搬費用、処理費用が負担となってしまいます。

灯油の購入店以外では、車の整備店へ相談してみると引き取ってくれることも。整備店では、灯油をオイル汚れ、グリスなどの洗油に使う用途があるためです。

不用品回収業者に依頼する

灯油を処分したくても、ガソリンスタンドや購入店に持ち込めない事情がある家庭もあるでしょう。

  • 車がないので灯油を持ち込めない
  • 灯油自体が重くて移動すらできない
  • 最寄りに持ち込めるお店がない
  • 灯油の他にも粗大ごみや不用品が多数ある

こういった事情がある場合には、不用品回収業者の利用を検討してみましょう。不用品回収業者なら、出張して回収してくれるので楽です。しかも、迅速に回収してもらえます。

メリット デメリット
手間なく灯油を回収してもらえる

即日でも回収可能

費用がかかる

業者の選び方を慎重に行わないといけない

不用品回収業者の依頼は、灯油やその他の不用品があるときに利用する方が多いと考えられます。

不用品回収業者に依頼すると手軽で早く処分ができるため、それだけ費用もかかります。信頼ある業者に依頼するためにも、以下のポイントを押さえて選びましょう。

  • 相見積もりを取る
  • 実績が多数ある
  • 適正価格で見積もりが分かりやすい

知り合いに譲る

劣化していない灯油が残っているときには、身近な知り合いに譲る方法もあります。灯油は高騰傾向が続いているので、譲ってもらいたい方も見つけやすいでしょう。

  • 朝晩の寒い時間に暖房器具を使って作業をする方
  • 年間を通じてボイラーを使っている家庭

灯油の処分ができて、どちらにとってもメリットがあります。友人や身内であれば、自宅まで灯油を引き取りに来てもらったとしても、それほど気を遣うこともないでしょう。

メリット デメリット
双方が助かる 最寄りで貰い手が見つからないこともある

譲る際には、灯油がこぼれないように、しっかり密栓しておいてください。

【少量の灯油】暖房器具で使い切る

暖房器具に少量の灯油が残ってしまうことは、どこの家庭でもありがちです。

このときは、暖房器具で使い切るのがおすすめ。暖かくなってきてファンヒーターやストーブは不要になっていても、一時的に寒い日には重宝します。

  • 部屋干しの洗濯物を乾かす
  • 梅雨寒の日に使う

灯油を使い切っておかないと、暖房器具の故障の原因になることもあります。暖房器具を燃焼させて、最後に灯油タンクを取り出して、念のため灯油がたまっていないかを確認しておきましょう。

【少量の灯油】染み込ませて可燃ゴミで出す

少量の灯油を処分する場合、布や紙に染み込ませれば可燃ゴミとして出せます。50~100㏄程度の灯油なら、この方法で処分しましょう。

注意して欲しいのは、少量の灯油であっても可燃ゴミに出すことを禁止している自治体もある点です。あらかじめ自治体へ確認しておくのが無難でしょう。

たとえば、豊明市「ゴミに関する質問」には「少量の灯油なら可燃ゴミで出せる」と記載されています。

発火による火災を防ぐためにも、布や紙に染み込ませたものをビニール袋に入れてしっかり密閉し、指定の可燃ゴミ袋に入れるようにしてください。

灯油の処分費用を比較

電卓 費用

灯油の処分方法をお伝えしましたが、それぞれの費用を比較してみます。

灯油の処分方法 費用
ガソリンスタンドへ持ち込む 無料~500円
購入店へ持ち込む 無料
知り合いに譲る 無料
不用品回収業者に依頼する 有料

【灯油のみ】

基本料金3,000~5,000円+ポリタンク1個あたり1,000円

【灯油と他の不用品】

軽トラック載せ放題なら10,000~15,000円

基本的に、灯油の持ち込みは無料か500円程度で済みます。持ち込みできる方には、おすすめの方法です。

一方、不用品回収業者に依頼すると上記の費用が目安です。灯油だけでなく、他の不用品とまとめて回収してもらえばかなり経済的です。

まとまった費用はかかりますが、「多忙な方」「持ち込めない方」「たくさんの不用品もまとめて処分したい方」には手間を省けておすすめの処分方法です。

灯油を持ち込む際の注意点

余った灯油をガソリンスタンドや購入店に持ち込む際には、車を使う方がほとんどでしょう。

このとき、発火の危険がある灯油の扱いには充分注意しなくてはなりません。また、灯油を車内にこぼしてしまうと、対処が必要になり手間がかかります。

灯油は、以下の手順で車に積み込んでください。

  1. ポリタンクから注入ノズルや給水ポンプを外す
  2. キャップで密閉する(ポンプを常時使用している方は、キャップを無くさないように注意)
  3. ポリタンクごと大きなビニール袋に入れる
  4. 安定が確保できる位置におく(後部座席の足元がおすすめ)

普段から店舗で灯油を購入して持ち帰っている方なら、運搬には慣れていると思います。車内で倒れない位置に置く、または固定器具を使っていれば活用しましょう。

灯油を持ち込みする際には、寄り道をせずに直接店舗へ行くようにしてください。灯油を積んだまま買い物などを済ませるのは、わずかな時間でも車内の温度が急に上がることもあるので避けましょう。

灯油を処分する判断は?

悩んで指さしする女性

ここからは、灯油の処分はどんな判断基準を意識したらよいのかをご紹介します。灯油の状態を見て、どの程度ならまだ使えるのか知っておけば、無駄にすることなく使えます。

灯油に色がついている場合

灯油の色は、正常なら無色透明です。しかし、劣化している場合には灯油に色が着いています。

タンクに入っているままでは色が分かりづらいので、灯油を透明な容器に移して確認してみましょう。色が着いているのは、変質のサイン。

そのような灯油を使うと、暖房器具の故障となったり不完全燃焼を起こしたりするリスクがあるので処分しましょう。

昨シーズンの灯油が残っている場合

昨シーズンの灯油は、保管状態次第では使えるという記事を見かけることも多いでしょう。

しかし、国民生活センターでは昨シーズンの灯油を使わないように注意喚起しています。

昨シーズンの灯油を使ったことで、発生したトラブル事例は以下の通りです。

  • エラー表示が出て、部品交換が必要になった
  • 一度は点火できたものの2日後には点火できなくなった

メーカーでも、昨シーズンの灯油の使用を控えるように告知しています。

昨シーズンの灯油は、以下のような変質や不具合が生じる可能性が高いからです。

  • 日光や熱で変質する
  • 保管期間に水や異物が混入する
  • 不良灯油になると暖房器具から煙が出る・緊急消火ができなくなる

暖房器具の故障で、緊急消火ができなくなるリスクもあるため、昨シーズンの灯油は早めに処分をしてください。

灯油の処分で絶対してはダメなこと

ダメを示す手

灯油は「特別管理産業廃棄物」に指定されています。安易に、以下のような廃棄処分をしてはいけません。

他の液体や食用油を捨てる感覚で、処分しては絶対にダメなので目を通しておいてください。

土に埋めて処分する

少量の灯油なら土に埋めても問題ないと考えがち。しかし、灯油を土に埋めても微生物が分解することはありません。

そのため、土壌汚染が起こり、植物の生態系に悪影響があります。この状態を正常な土に戻すためには、途方もない時間や労力を費やさなければならないことになります。

安易に灯油を土に埋めるようなことは、絶対にやってはいけません。

凝固剤で固めて処分する

食用油の処分で使う凝固剤を灯油の処分に使うのは、絶対に止めてください。食用油の凝固剤は、加熱後の油に投入すると凝固します。

万が一、灯油を凝固させようとして加熱し液温が引火点(40度以上)になると火災の危険があり大変危険です。

下水道に流して処分する

少量の灯油だからといっても、下水道に流してはいけません。

  • 下水管で灯油が気化をすると、爆発してしまう可能性がある
  • 処理場に流れても浄水できないため、処理場に損害を与えてしまう

誰が流したかなんて分からないだろうなどという考えから、灯油を下水道に流すようなことはやめてください。周辺への爆発被害や処理施設の損害はとても甚大なものとなります。

燃焼させて処分する

安易に、灯油に火をつけて燃焼させて処分しようとするのはたいへん危険です。

灯油の引火点は40〜60度。非常に燃えやすいことが分かります。

火のついた紙を灯油に近づけると、揮発した蒸気に火がつきます。さらに、勢いが止まらず燃え出すと火災になる可能性も高いので、灯油を燃焼させるのは絶対に止めてください。

よくある火災事故では、暖房器具を消火せずにそのまま灯油を給油する行為です。灯油が引火しやすいものだと分かります。

灯油の処分を検討しているなら

灯油の処分方法は以下の4つです。それぞれのメリットやデメリットを理解した上で、最適なものを選んでください。

  • ガソリンスタンドへ持ち込んで処分
  • 販売店へ持ち込んで処分
  • 知り合いに譲って処分
  • 不用品回収業者に処分を依頼

危険物である灯油を楽に処分したいなら、不用品回収業者の利用がおすすめです。不用品回収業者は最短なら即日、自宅まで灯油を回収しに来てくれます。

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