この記事では、量販店の家電引き取りサービス利用方法や、各社サービスの違いを徹底解説していきます。
- 量販店の回収サービスはどんな家電でも対応可能?利用条件は?
- 各社の引き取りサービスにはどんな違いがある?おすすめは?
といった疑問をお持ちの方をお持ちの方も必見です。
記事の後半では、実際に利用する際の注意点もご紹介。家電回収依頼を検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
家電量販店の引き取りサービスとは?利用方法・条件・対象家電など
最初に、家電量販店の引き取りサービスの概要をご紹介します。利用方法や条件、対象家電について、それぞれ見ていきましょう。
利用方法
家電量販店の引き取りサービスは、基本的に新品購入時に同種・同数の家電を引き取る流れで利用できます。購入と同時に申し込み、配送時に古い家電を回収してもらうのが一般的。
一部の店舗では、購入なしでも回収のみの依頼が可能ですが、別途出張料金や運搬費用が発生する場合があります。例えば、ヤマダ電機やケーズデンキは回収のみの対応も可能ですが、出張料金がかかります。
小型家電に関しては、無料回収ボックスを設置している店舗も多く、比較的簡単に回収してもらえるでしょう。
条件
引き取りサービスを利用するには、店舗ごとの条件を満たす必要があります。新品購入時の回収は、基本的に「同数」で「同種」の家電が対象。冷蔵庫を購入すれば古い冷蔵庫を引き取ってもらえるイメージですね。
一方、回収のみを希望する場合は、収集運搬料や出張料金が発生します。例えば、ケーズデンキは3,000円の出張料金がかかり、割高になります。また、フランチャイズ店舗などの一部店舗では回収を実施していない場合もあるので、店舗ごとに確認が必要です。
対象家電
対象となる家電は、家電リサイクル法で指定されている以下の家電が基本です。
- テレビ
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・乾燥機
- エアコン
リサイクル家電はリサイクル料金が別途必要となり、料金は家電の種類やメーカーによって異なります。
リサイクル家電以外では、ヨドバシカメラやビックカメラなどで、小型家電の宅配回収サービスを提供しており、タブレットやドライヤー、ゲーム機などの小型家電を処分できる点が特徴です。
やはり、量販店や店舗ごとに回収可否が異なるため、事前確認を忘れないようにしましょう。
次の項で、各量販店の引き取りサービスの違いを比較していきます。
量販店各社の家電引き取りサービス詳細【違いを徹底比較!】
家電量販店各社の家電引き取りサービスを、比較してみましょう。それぞれの詳細を、以下の表にまとめました。
回収物・対象者 | 費用・注意点 | |
---|---|---|
ヤマダ電機 | ・新品購入時に同種家電回収 ・追加回収や不用品回収も可能 |
・リサイクル料金+収集運搬料1,080円~ ・追加や不用品の回収は要予約 |
ケーズデンキ | ・新品購入時に同種家電回収 | ・リサイクル料金+収集運搬料1,080円~ ・回収のみは出張料金3,000円 |
ヨドバシカメラ | ・新品購入時に同種家電回収 ・小型家電の宅配回収サービスも |
・リサイクル料金+リサイクル搬送費550円~ ・宅配便回収サービス1,950円/箱 |
ビックカメラ | ・新品購入時に同種家電回収 ・小型家電の宅配回収サービスも |
・リサイクル料金+収集運搬料1,620円~ ・宅配便回収サービスは1,958円/箱 |
ジョーシン | ・新品購入時に同種家電回収 ・回収のみも可能 |
・リサイクル料金+収集運搬料550円~ ・回収の場合、別途料金がかかる |
エディオン | ・新品購入の有無に関わらず、特定家電が回収可能 | ・リサイクル料金+収集運搬料 ・フランチャイズ店舗では回収不可の場合も |
それぞれの量販店の特徴を、詳しく見ていきましょう。
ヤマダ電機
ヤマダ電機は、新品購入時に同種の家電を回収するほか、追加回収や不用品回収にも対応しています。新品購入時の回収費用は比較的安価ですが、回収のみを依頼する場合は収集運搬料が2,700円と割高になります。
予約が必要なため、急ぎの回収には間に合わない恐れも。家電購入時時と同じタイミングで処分するケースに限るのが得策です。
ヤマダ電機の回収サービスの詳細は、以下の記事を参考にしてください。
ケーズデンキ
ケーズデンキでは、新品購入時に同種の家電を回収する以外にも、回収のみの依頼も可能です。ただし、回収のみを希望する場合は出張料金3,000円が加算されるので、割高な印象が出るでしょう。
新品購入時の引き取り費用は他社と大差ありませんが、追加の回収費用がかかるため、処分する家電が多い場合は違う処分方法を検討したほうがお得と言えますね。
ヨドバシカメラ
ヨドバシカメラは、新品購入時に同種の家電を回収するほか、小型家電の宅配回収サービスを提供している点が特徴です。宅配便回収サービスは1箱1,950円。サイズや重量の制限がありますが、自宅で手軽に不要家電を処分できますね。
通常の家電引き取りサービスは550円~と安価ですが、追加料金が発生するので、複数の家電を処分する場合は、総額に注意する必要があります。
ヨドバシカメラの家電回収は、以下記事をチェックしてみてください。
ビックカメラ
ビックカメラも、新品購入時の家電引き取りのほか、小型家電の宅配回収サービスを実施しています。宅配回収の料金は1箱1,958円で、ダンボールは自分で用意する必要がある点に注意してください。
新品購入時の引き取り費用はリサイクル料金+収集運搬料1,620円と標準的ですが、回収のみを希望する場合の詳細は問い合わせが必要です。
ジョーシン
ジョーシンは、新品購入時の家電回収に加えて、回収のみの依頼にも対応しています。新品購入時の引き取り費用は、リサイクル料金+収集運搬料550円と、ヨドバシカメラ同様の価格ですが、訪問回収を依頼する場合は別途費用がかかります。
店舗によって回収の可否が異なるケースもあるため、以下記事を参考にしつつ、事前確認を忘れないようにしましょう。
エディオン
エディオンは、新品購入の有無に関わらず、家電の回収が可能な点が特徴。リサイクル料金と収集運搬料の合計がやや高めに設定されているものの、新品を購入しなくても回収を依頼できるため、処分のみを予定している場合は便利ですね。
ただし、フランチャイズ店舗では回収サービスを実施していない場合があるため、事前に確認する必要があります。
家電量販店の引き取りサービスを利用する際の注意点
家電量販店の引き取りサービスには、細かく条件が決まっています。利用する際の注意点を見ていきましょう。
- 回収できない品目がある
- 引き取りアイテムが多いと料金がかさむ
- 持ち込む場合、車の手配や運び出しなどが必要
上記3点を、それぞれ参考にしてください。
回収できない品目がある
家電量販店の引き取りサービスでは、すべての家電が対象になるわけではありません。特に、リサイクル対象外の小型家電や、メーカー不明の製品、業務用機器などは回収できない場合があります。
また、著しく破損しているものや汚れがひどいものは、基本的に拒否されると認識しておくほうが良いでしょう。
回収できるもの、回収できないものを調べて分別するのが面倒な場合は、仕分け不要で回収してもらえる不用品回収業者も選択肢として検討するのをおすすめします。
引き取りアイテムが多いと料金がかさむ
家電量販店の引き取りサービスは、基本的に1点ごとの回収料金が設定されています。つまり、大量に処分する場合はその分費用が上乗せされていきます。
不要家電が多いなら、点数を気にする必要のない不用品回収のパックプランが安心ですよ。
持ち込む場合、車の手配や運び出しなどが必要
引き取り回収を実施していなかったり、訪問回収の費用が高かったりするなら、店舗へ持ち込みという手もあります。ただし、店舗へ持ち込む時には、当然ながら自力での運搬が必要です。
軽トラックのレンタルや人手の確保が必要になり、手間や労力が増えるのは一目瞭然でしょう。
家電量販店の引き取りサービス利用が難しそう!回収業者の検討を
家電量販店の引き取りサービスは、各種条件や注意点があるとお伝えしました。処分したい状況によっては、不用品回収を利用したほうが便利なケースが多く存在します。
不用品回収業者と家電量販店とのサービスを、以下の表で比較してみましょう。
不用品回収業者 | 家電量販店 | |
---|---|---|
引取対象 | 家電全般(リサイクル家電外も可) | 家電リサイクル法対象品が中心 |
料金 | トラックの大きさが選べるパックプランが設定されている | 1つひとつに出張費や運搬費用が加算される |
引取のみの対応 | 可能(単品・大量回収も対応) | 基本的に新規購入時のみ |
回収の手間 | 分別・搬出・運搬の手間が不要 | 店舗によっては運び出しサービスなし |
スケジュール | 即日対応など柔軟な調整が可能 | 予約制で希望日に回収できない場合も |
処分方法 | リサイクル以外にもさまざまなリユースが可能 | 家電リサイクル法に従って処理 |
不用品回収業者の大きなメリットは、回収できる品目が幅広いだけでなく、複数の不用品を処分したい場合でも、安心のパックプランが設定されている点。家電だけでなく、家じゅうの不用品を一気に断捨離できるので、コストパフォーマンスが高いのです。
また、家電量販店は、引越し前に古い家電の引き取りを、引っ越し先に新しい家電を配達してもらう、という融通は効きません。慌ただしい引越し時などは特に、手間や労力のかからない不用品回収が便利だと言えるでしょう。
不用品回収時に選べるトラックの大きさごとの積載量などは、以下記事で詳しく解説しています。
家電量販店引き取りNGなら!大量の場合も回収業者へ連絡を
本記事では、家電量販店各社の引取サービスについて、特徴や違いをご紹介しました。
家電の買い替え時に便利な引取サービスですが、各家電量販店によって利用条件が異なります。必ずしも希望に添えるとは限らないので、処分日程がせまっていたりお近くの量販店で対応してもらえなかったりする場合は、不用品回収を活用してみましょう。
『粗大ゴミ回収・不用品回収・ゴミ屋敷清掃のパイオニア!粗大ゴミ回収サービス』は、心強い24時間・365日体制。急な引越しで量販店での回収が間に合わない!配送先と違う場所で引き取ってもらいたい!などの事態にも臨機応変に対応可能です。
今ならお得なWEB割引キャンペーンも実施中!まずは、気軽に見積もりを取ってみてください。
急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。