引っ越し当日の旧居・新居の掃除方法について解説します。早く掃除すべきだとはわかっていても、いざ掃除しようとすると「どの部分をどのように掃除するべきか」悩んでしまう方も多いでしょう。
- 旧居はどこまで掃除すれば許される?
- 新居の掃除はどこから手を付ける?
- 自分だけでは掃除が間に合わない
- 掃除は苦手なのでおまかせしたい
こういった人にぴったりの記事です。ぜひ記事を参考に、慌ただしい引っ越しを乗り越えましょう。
引っ越し時に掃除を行う際の注意点
引っ越し時に掃除を行う際は、以下の3点に注意してください。
- 旧居は前日までにほとんどの掃除を終わらせる
- 旧居に物を残さない
- 新居は家具などを配置する前に掃除しておく
注意点を意識しておくと、引っ越し時にかかる費用を抑えたり、新居を理想通りの部屋にできたりするメリットがあります。以下で、なぜ注意するべきなのかを、具体的に解説します。
旧居は前日までにほとんどの掃除を終わらせる
基本的に、旧居の掃除は、前日までに終わらせてください。引っ越し当日は、荷物の搬出搬入などもあるため、掃除の時間がとれません。
バタバタしている当日に掃除を行ってしまうと、隅々まで掃除ができず、ハウスクリーニング代が高くなる可能性もあります。退去時の費用を抑えるためにも、旧居の掃除は余裕を持って行いましょう。
旧居に物を残さない
引っ越し時には、旧居に物を残さないようにしましょう。物を残してしまうと「残留物」として扱われ、処分されてしまう可能性があります。
場合によっては、残留物の撤去費用を請求され、余計な費用がかかってしまいます。エアコンなどの取り外しが必要なもので、旧居に残しておきたい場合は、大家さんの許可が必要です。
その他、大きな家具や家電などの粗大ゴミを処理する場合は、以下の記事も参考にしてください。
≫引っ越しゴミの処分方法6選!どうする?ゴミ出し間に合わない【大量引取・回収対応】
新居は家具などを配置する前に掃除しておく
新居の掃除は、家具が搬入される前に行うと良いです。家具が搬入されてからだと、細かい部分の掃除ができません。
また、新居にもホコリは溜まるので、家具を搬入してからではホコリが残ってしまう可能性があります。
理想通りの配置にしたり、新しい綺麗な家で過ごしたりするために、家具の搬入前日までに掃除をしておくと良いでしょう。
【旧居】引っ越し当日の掃除方法
引っ越し当日の、旧居の掃除方法を紹介します。掃除を行うにあたって必要な道具は、以下のとおりです。
掃除する場所 | 道具 |
壁 | ハンディ―モップ・中性洗剤・雑巾 |
天井 | 新聞紙・掃除機・フローリング用ワイパー・雑巾 |
床 | 掃除機・モップ・雑巾・中性洗剤・ラップ |
窓 | 重曹・クエン酸・タオル・割りばし・バケツ・雑巾 |
水回り | スポンジ・ビニール手袋・ブラシ・漂白剤・保護メガネ・マスク |
以下で具体的な掃除方法を紹介していきますので、掃除をする際の参考にしてください。
壁の掃除
壁の掃除は、中性洗剤と雑巾で行いましょう。できれば、中性洗剤をスプレー型の入れ物に移して、壁に吹き付けながら雑巾で拭いてください。
凹凸状の壁については、歯ブラシでこすると落ちやすいです。ただし、あまりにも強く拭きすぎると、反対に壁を傷めたり壁紙がめくれてしまったりするので、注意してください。
そもそも、壁についた汚れは落ちにくく、完全に綺麗にするのは難しいです。どうしても落ちない汚れについては、諦めるしかありません。
天井の掃除
天井の掃除は、ホコリや洗剤が天井から垂れてしまう可能性があるので、新聞紙を床に敷いてから行ってください。新聞紙を強いたら、まずは目立つホコリを掃除機で吸っていきます。
次に、フローリングワイパーで拭き取り、固く絞った雑巾でしっかり拭いてください。
最後に、乾いた雑巾で乾拭きをします。
壁同様、天井の汚れも落ちにくいので、目立つ汚れやホコリを取る程度にしましょう。
床の掃除
床の掃除は、まず掃除機やモップで全体的なホコリをとります。床の汚れがひどい箇所については、中性洗剤をかけて雑巾で拭いてください。
どうしても汚れが落ちにくい部分には、中性洗剤をかけた後に、ラップを被せて数分間放置すると、汚れが落ちやすいです。
窓の掃除
窓の掃除は、基本的には雑巾の水拭きを行います。重曹やクエン酸を使うと綺麗になるので、以下の手順で行ってください。
- 重曹水をスプレーして拭く
- クエン酸水を全体にスプレーして拭く
- 乾拭き
窓のサッシの部分については、割りばしにタオルなどをつけて拭くと綺麗になります。
水回り(トイレ・浴室)の掃除
水回りの掃除は、主にブラシを使って掃除します。浴室・トイレ共に、専用のブラシや専用の洗剤を使ってこすってください。
カビや臭いの発生がひどい場合は、塩素系漂白剤を使用しましょう。ただし、塩素系漂白剤を使用する際は、臭いと目の保護のために、マスクと保護メガネを必ず使用してください。
また、トイレの場合は、便器だけではなく、床の拭き掃除も忘れないようにしましょう。
【新居】引っ越し当日の掃除方法
新居は、そこまで汚れていないため、細かい掃除をする必要はありません。ただし、新居もホコリは溜まるので、軽く掃除しておくと、より暮らしやすい環境になるでしょう。
用意しておきたい掃除道具は、以下のとおりです。
掃除する場所 | 道具 |
壁 | スプレータイプの洗剤・雑巾 |
天井 | 雑巾 |
床 | スプレータイプの洗剤・雑巾・フローリングワイパー |
窓 | 雑巾・割りばし・タオル |
水回り | スポンジ・雑巾・ウェットシート・ブラシ |
場所別の掃除方法と合わせて、害虫対策の方法についても解説します。
壁の掃除
旧居と同様に、新居も壁の掃除を行っておきましょう。ただし、そこまでひどい汚れはないので、軽く雑巾で拭く程度で問題ありません。
気になる汚れがある場合は、スプレータイプの洗剤をかけて雑巾がけをしましょう。天井に近い壁で手が届かない場合は、フローリングワイパーなどを使用すると良いです。
天井の掃除
天井の掃除は、全体的な拭き掃除程度で問題ありません。気になるほどのホコリもないので、軽く拭きとっておきましょう。
ただし、天井の隅などにはホコリがたまっている場合があるので、細かい部分も意識しながら拭き掃除をしてください。
床の掃除
床掃除は、フローリングワイパーで簡単に拭き取る程度で問題ありません。荷物を搬入する前に、全体的にフローリングワイパーをかけておきましょう。
もし時間がある場合は、雑巾を使って水拭きすると、より良いです。また、この際に洗剤は使わないようにしてください。使用する洗剤によっては、フローリングのワックスが剥がれてしまう可能性があります。
窓の掃除
窓の掃除は、水拭きと乾拭きのみで綺麗になります。大きな窓から小さな窓まで、簡単に拭いておきましょう。
また、新居であってもカーテンレールやサッシの掃除を忘れないようにしてください。旧居とおなじように、割りばしに小さく切ったタオルなどを挟めば、掃除できます。
水回り(トイレ・浴室)の掃除
水回りの掃除は、確認から始めてください。
- 浴室…ヒビがないか確認
- トイレ…水が流れるか確認
もし上記に不具合がある場合は、管理会社または大家さんに連絡しましょう。
掃除は、日常の水回り掃除のように、お風呂ならスポンジで掃除し、トイレであればブラシやウェットシートで拭いてください。
害虫対策
新居の掃除を行う際には、害虫対策も行っておきましょう。おすすめは、燻製式殺虫剤です。
家具を搬入してから燻製式殺虫剤を使う場合は、家具に煙がかからないようにしなければいけないため、手間がかかります。そのため、燻製式殺虫剤を使うのは、家具の搬入前が適しているのです。
燻製式殺虫剤使用後は、換気を行いながら、部屋全体を掃除機で吸いとってください。
引っ越し当日の掃除は不用品回収業者への依頼がおすすめ
引っ越し当日の掃除は、不用品回収業者への依頼をおすすめします。不用品回収業者へ依頼するメリットは、以下のとおりです。
- 細かい部分まで綺麗に掃除してもらえる
- 掃除グッズを自分で揃える必要がない
- 残っている不用品があれば回収を依頼できる
- 家具などの搬入も依頼できる
業者によって異なりますが、不用品回収業者のなかには、引っ越しのサポートやクリーニングを行っている業者もいます。以下で、不用品回収業者に依頼するメリットについて解説するので、ぜひ引っ越し時にご検討ください。
細かい部分まで綺麗に掃除してもらえる
不用品回収業者のなかには、ハウスクリーニングを行ってくれる業者もいます。ハウスクリーニングを行う部分は、業者によって異なりますが『粗大ゴミ回収サービス』では、エアコンや水回り、キッチンなどの清掃も行っています。
自分だけでは手の届かない部分の掃除や、一人では掃除しにくい部分の掃除は、不用品回収業者に依頼してみましょう。
掃除グッズを自分で揃える必要がない
不用品回収業者に掃除を依頼すれば、掃除グッズを自分で揃える必要がありません。自分で掃除を行う場合、手袋や雑巾など、すべて自分で用意する必要があります。
引っ越し当日に掃除用具を揃えるのは、邪魔な荷物になってしまう可能性もあり、デメリットです。
引っ越し時の荷物を少しでも減らすために、不用品回収業者に依頼すると良いでしょう。
残っている不用品があれば回収を依頼できる
先述したように、旧居に物を残してしまうと、処分費がかかってしまう可能性があります。もしも大きい家具や家電が残っている場合、自分だけで搬出するのが難しいケースもあるでしょう。
しかし、不用品回収業者に依頼すれば、残留物の搬出も行ってくれます。掃除だけではなく、引っ越しのサポートまで行ってくれるので、大きなメリットと言えるでしょう。
家具などの搬入も依頼できる
不用品回収業者に依頼すると、家具の搬入作業も行ってくれます。自分だけでは、大きな家具・家電の移動が難しい場合もあるでしょう。
重いものも指定した場所に搬入してくれるので、理想通りの部屋にできます。とくに、一人暮らしの場合は、強い味方になるでしょう。
引っ越し当日の手間を減らすなら
引っ越し当日の手間を減らすなら、『粗大ゴミ回収・不用品回収・ゴミ屋敷清掃のパイオニア!粗大ゴミ回収サービス』までご相談ください。一人では搬出できない粗大ゴミや、回収の手間がかかる家電などの回収も可能です。
もし、引っ越し当日に不用品が多くある場合は、Sパックプラン(9,800円~)も用意しておりますので、お気軽にご相談ください。最短20分で駆け付けますので、当日の急なご依頼も可能です。
お見積りは無料なので、まずは一度ご連絡ください。
急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。