ゴミ回収の費用とできるだけ安い料金で回収処分をするためのコツをご紹介します。
ゴミ回収業者に依頼をした場合、結局いくらかかるのか。不用品回収業者のホームページを見ると、解体作業などのオプション料金を記載しているところもあります。
しかし逆に全く記載していないところもあり、買取サービスを行っている業者でも、どの程度の物なら買取できるのか処分に掛かる料金は不明瞭です。おすすめのゴミ回収業者をリサーチするほど、どの業者を利用すべきか分からなくなってしまいます。
そこでゴミ回収の具体的な費用と、なるべく安い料金で処分するための5つのコツを紹介します。
粗大ゴミを処分する3つの方法とメリット・デメリット
不用品が出た場合、定期的に自治体が行っている収集サービスで十分に処分できる可燃ごみや不燃ごみに出せるものなら何も悩む必要はありませんが、それ以外の処分には困るものです。
家電製品や大型の家具、パソコンなどは家電リサイクル法や資源有効活用法などの法律ができ、簡単には処分することが出来ないようになっているからです。
そこでいざ不用品が出た場合に「どうやって処分したらいいのか分からない」と頭を抱える方が多いのですが、大きく分けて3つの処分方法があります。
- 不用品回収業者に依頼をして処分
- 自治体のサービスを利用して処分
- リサイクル業者に依頼をして処分
それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
不用品回収業者処分のメリットとデメリット
不用品回収業者は、粗大ごみの回収もちろん、買取や、また不用品を整理して分別し、その後に清掃までしてくれるサービスを提供しています。
メリット
近年急増している不用品回収業者に依頼する最大のメリットは、一般廃棄物収集運搬業許可を取得していたり、遺品整理士資格、古物商の確かな資格を取得しており、安心して利用することができるという点。
また運び出しなどの必要がなく、依頼をするだけで手間が掛からない点も大きなメリットです。
- 即日や深夜の対応が可能今すぐ回収ができる
- 家電や大型家具など回収できる
- 買取りも可能
- 搬出や清掃作業が不要
- ゴミ屋敷の片づけもワンストップで依頼できる
このように回収日や回収時間などはフレキシブルに対応してくれますし、割増料金等が発生することも多いですが、深夜や早朝といった24時間対応の業者も存在します。
「できる限り早く処分をしたい」方や、「自分の都合に合わせて楽に処分をしたい」方にはおすすめです。
デメリット
一方でデメリットは、処分に掛かる料金は高くなってしまう点です。安心して利用できると紹介しましたが、逆に必要な資格を取得していない悪徳業者も存在しています。
- 自治体の収集よりもお金がかかる
- 悪質な業者も存在する
また中には家電リサイクル法や資源有効活用法に触れる不用品は回収できないという業者もあるため、業者選びに時間が掛かってしまうという点もデメリットになります。
不用品回収業者の料金相場
ベッド | タンス | ソファ | 電子レンジ | 自転車 | |
---|---|---|---|---|---|
不用品回収業者の料金 | 4,000~10,000円 | 4,000~8,000円 | 3,000~7,000円 | 500~1,000円 | 1,000~3,000円 |
自治体ゴミ収集処分のメリットとデメリット
自治体は決められたルールに該当する不用品なら無料、もしくは格安で処分をしてくれます。
メリット
各自治体の行政サービスを利用して処分する場合のメリットは、処分費の安さです。安いものでは200円前後、高くても3,000円以下という自治体が多いです。また直接持込ができる自治体では、無料で処分できる品目もあります。
- 格安でゴミの処分が行える(3,000円前後が上限)
- 行政が行っているため適正な処分が行われる
民間の不用品業者に比べ、処分費は格段に低いことは変わりありません。また行政サービスですから、不法投棄をされるリスクもありません。
デメリット
逆にデメリットは、直接持込はもちろん戸別収集でも指定場所まで物品を自分で運び出す必要があること。処分できる時間が自由に指定できないこと。家電リサイクル法と資源有効活用法に該当するものは処分できないこと。
他にも各自治体で処分できないものが決められており、処分の面でも時間帯の面でも制限が多くあるという点がデメリットと言えるでしょう。
- 指定場所まで運び出す労力が必要
- 家電リサイクル法適用品の処分は不可
- 資源有効活用法的用品の処分は不可
- 各自治体によって回収できないゴミがある
- 利用できる回数が制限されている
- 日にちや時間を利用者の都合で決められない
デメリットを見てみると時間的に余裕があり、とにかく手間も惜しまない方に向いている処分方法になります。
自治体のゴミ収集の料金相場
ベッド | タンス | ソファ | 電子レンジ | 自転車 | |
---|---|---|---|---|---|
自治体の回収料金 | 1,000~3,000円 | 1,000~3,000円 | 1,000~3,000円 | 300~500円 | 300~700円 |
リサイクル業者処分のメリットとデメリット
リサイクル業者は、主にリユースができる商品を有料もしくは無料、買取などを行って処分するサービスを提供しています。
メリット
一見すると、回収業者と同じように見られがちなリサイクル業者ですが、基本的に違うのは、買取サービスを行っている点です。これこそがリサイクル業者を使った処分の最大のメリットです。
- 買取可能品があれば処分費を安く抑えられる
- 日時の指定を行える
買取サービスがあることによって、回収費用を安く済ませることが可能になります。基本的に出張サービスを行っていたり、日時の指定が行えるところは回収業者と変わりありません。
デメリット
逆にデメリットは、不用品を引き取ってもらえないケースもあるという点です。買取業者は処分ではなく中古品の販売が目的で営業をしています。
- 買取不可能なら処分を拒否されることもある
- 不用品が残った場合、別の処分業者に依頼する必要があり二度手間
状態が良いものであれば買取してもらい、持って行ってもらえますが、あまりに状態が悪いと不用品が残ってしまい、再度残った不用品を不用品回収業者に依頼する二度手間が発生する可能性があります。
リサイクル業者の買取相場
商品 | ipad 第6世代32GB | イタリア製ロココ様式1Pソファ | 三菱LCD-A32BHR9(液晶テレビ) | 2013年式洗濯機 |
買取金額 | 10,000円 | 12,000円 | 21,000円 | 2,000~4,000円 |
不用品業者に頼んだほうがお得なケース
- 作業が大変そうで自分だけでは困難だと思われる場合
- 状態の良い家電や家具など、買取してもらえそうなものがある場合
- 処分のスケジュールに余裕がない場合
- 大型家具や家電など粗大ごみで出せない物もあり、まとめて処分したい場合
この4つのケースのどれかに当てはまる場合、不用品業者に依頼をする方が現実的です。
さらに、不用品回収業者に依頼をするにあたり、安い料金で回収を依頼できる5つのポイントがあります。
安い料金で粗大ゴミを処分するための5つのポイント
不用品回収業者に依頼をすると、日時の指定やワンストップの処分ができとても楽に不用品の処分を行えますが、やはり気になるのは料金ではないでしょうか。
不用品回収業者によって料金設定は異なりますが、多くの業者は以下のような料金体系を採用しています。
- 基本料金+品物毎の料金
- 品物のみの料金(基本料金なし)
- 軽トラック積み放題などのパック料金(定額制)
これにプラスして早朝や深夜帯なら割増料金。作業員の追加が必要なら別途追加。養生等が必要なら別途追加料金といったように作業の難易度に応じて料金が追加されていきます。
このような形態で料金が決まることが分かっていれば、安い料金でごみを処分するヒントが見えてきます。
POINT1:値引き交渉をする
料金体系が業者ごとに違うということは、値引き交渉の余地があるということです。ホームページに料金が記載されていても、見積りを取って値引き交渉を行うことで料金が安く抑えられるケースがあります。
不用品が出たらすぐに単品処分をするというのを繰り返すと、結果として料金が高くなってしまいます。不用品がある程度溜まるまで待ち、定額パックでまとめて処分した方が安くなるケースがあります。
分別作業が必要になると、作業時間が長くなるため、料金も高くなりますが、分別をユーザー自身が行っておけば、運搬だけの作業になるため、料金が安くなるケースもあります。
また根本的にはゴミの処分量をできる限り減らす努力をするのも料金を安くするポイントです。
注意点として、まとめて出すとお得になるケースもありますが、積み放題プランの分量を超えてしまうほど大量になると追加料金が発生します。このため溜めすぎにも注意が必要です。
POINT2:買取サービスも行っている回収業者を利用する
次に回収サービスのみならず、買取サービスを行っている回収業者を利用するということです。買取サービスを行っている業者なら、希望している不用品の中にまだ使える品物があれば、買取をします。
高く売ることができれば、回収料金からそのまま値引きしますので、回収料金を安くできます。また買取が不可能でも、品物によっては無料で処分ができます。
品目ごとに料金が決められているなら、無料回収可能品分だけ安く済ませることが出来ますから、どんどん相談をしてみましょう。リサイクル業者の場合には処分はしてくれません。
しかし買取サービスも行っている回収業者であれば、処分が前提ですから、もしも買取不可品でも処分は可能で二度手間になることはありません。
POINT3:事前に自分で不用品をまとめておく
不用品回収業者を利用する場合、分別や不用品の運び出し。清掃といったサービスがセットになっています。そこで少しでも作業の負担を減らすようなアクションを起こすのです。
例えば、回収予定日に戸外にトラックに積み込みやすいようにまとめておき、分別をしておくといった具合にです。そうすることで、回収業者の労力はグンと減ることになります。
1日に数件回る営業スタイルを取っていますから、1件の回収に掛かる負担が減ると、その分だけ多くの回収先を回ることができます。結果として作業をしやすいようにしておけば、値引きをしてくれるところも珍しくありません。
不用品をまとめて掃除をするくらいなら自分で行えるし、その分料金が安くなるなら問題ないという方には、おすすめの値引き方法と言えるでしょう。
POINT4:追加料金が掛からないような条件に
追加料金が発生するケースというのは、搬出等が困難な場合。他にも深夜帯や早朝帯など通常の営業時間内ではないタイミングで回収作業を依頼する場合などです。
事前の見積りの際には、必ず正直に不用品を置いている環境をできるだけ正確に伝えることがおすすめです。その上で追加料金等が発生しないかどうかを業者に尋ねて最終見積りを出してもらいます。
もしも追加料金が発生してしまうなら、どのような理由で発生するのかを解明し、追加料金が発生しない依頼の仕方をするようにしましょう。
POINT5:あいみつ歓迎の回収業者を利用する
最後にあいみつ、つまり複数社の見積りを取ってもらっても大丈夫と謳っている回収業者を利用することです。あいみつを歓迎しているということは、料金の安さに自信を持っている業者。
または他社よりも1円でも安くできる自信がある業者ということになります。資金力豊富な大手業者がほとんどですが、少しでも安くなるなら利用利用しない手はありません。
大手電機量販店が行っている手法ですが、少しでも安く回収してもらいたいのであれば、あいみつ歓迎で他社よりも安い価格を提供してくれる業者を選ぶのも1つの賢い方法なのです。
安い料金で処分できる回収業者はここ
大型家具や家電の処分をお考えの場合、行政サービスやリサイクル業者ではなく、不用品回収業者を検討する際のポイントをご紹介しました。
- 作業が大変そうで自分だけでは困難だと思われる場合
- 回収して欲しいものの中に、状態の良い家電や家具など、買取してもらえそうなものがある場合
- 処分のスケジュールに余裕がない場合
- 大型家具や家電など、粗大ごみで出せないものが混ざっており、まとめて処分したい場合
回収品に合わせた最もお得になる回収料金・サービスをご提案させていただきますので、ぜひエコスマイルをご検討ください。