浴室やベッドの底板、DIY素材などに便利なすのこの処分には、注意すべきポイントがあります。
この記事では、すのこの処分方法を知りたい人へ向け、正しい処分方法を7つご紹介。いらなくなったすのこの処分に困っている人は、ぜひ参考にしてください。
すのこを粗大ゴミとして処分する際のルール
すのこは粗大ゴミや可燃ゴミとして処分できます。ただし、処分する際には、各地方自治体の規定に沿った処分が求められます。
粗大ゴミの基準
粗大ゴミを定義する一般的な基準は以下の通りです。
- 不燃ゴミのゴミ袋に入れて口が結べるがはみ出してしまうもの、または口が結べないもの
- おおむね30cm立方体以上のもの(一辺が160〜180cmを超えるものは収集できない)
すのこを粗大ゴミとして処分するためには、上記の基準を満たさなければなりません。ただし、具体的な基準は各地方自治体により異なります。
粗大ゴミとして処分を希望する際には、事前に各地方自治体の公式HPを確認しましょう。
可燃ゴミの基準
すのこを可燃ゴミとして処分する際にも、各地方自治体が定めた基準に従う必要があります。一般的な基準は以下の通りです。
- 可燃ごみのゴミ袋に入れて口が結べるもの
- 太さ10cm、長さ50cm以内
ベッドに用いられているようなサイズのすのこを可燃ごみに出す場合は、事前に解体が必要です(後述)。大きなサイズのすのこを可燃ゴミとして処分する際には注意が必要です。
処分するすのこの素材やサイズは?
すのこには素材やサイズに様々な種類があります。以下に、代表的なすのこの素材やサイズを記載します。処分の際には参考にしてください。
代表的なすのこの素材
- 桐:とても軽く、断熱性や防湿効果が高い
- 檜:耐朽性が高く丈夫。水に強い
- 杉:通気性、防水性に優れている
- プラスチック:軽くて丈夫。衛生的に優れている
一般的なすのこのサイズ
- すのこベッドやマット用などに使用されるサイズ:100mm×220mm程度
- 浴室・ベランダ・玄関用などに使用されるサイズ:50mm×80mm程度
- DIY素材などに使用されるサイズ:30mm×40mm程度
すのこの処分方法7選
すのこを処分する方法は様々です。以下に、一般家庭で使用したすのこの処分方法を7つご紹介します。
粗大ゴミとして自治体に依頼
すのこを粗大ゴミとして処分する際には、所定の手続きが必要になります。一般的な手続きの流れは、以下の通りです。
- すのこを粗大ゴミとして処分する際の手順
- 各地方自治体の公式HPから収集依頼する。金額を確認し、収集日を決定する
- 収集日までに指定金額分の「※粗大ゴミ処理券」を購入する(※金額などの詳細は後述)
- 粗大ゴミ処理券を粗大ゴミに貼り付け、収集日までに所定の場所へ出す
粗大ゴミ処理券は、コンビニやスーパーなどで購入できます。手順の具体的な詳細については、各地方自治体の公式HPをご確認ください。
可燃ゴミとして出す
可燃ゴミの基準を満たしているすのこは、可燃ゴミ袋に入れて所定のゴミ捨て場に捨てましょう。
大きさの基準を満たしていないすのこは、各地方自治体の規定に基づいて解体する必要があります。解体を行う際には、可燃ゴミの基準を確認しておきましょう。
また、ベッド用のすのこには、接着面に釘などの金属が使用されている可能性があります。(数十本程度)解体する際には、木材以外の素材は分別しなければなりません。
ゴミ処理施設に持ち込む
粗大ゴミは、ゴミ処理施設やクリーンセンターに持ち込みが可能です。持ち込む施設の詳細は、各地方自治体の公式HPから確認できます。
持ち込む際には、粗大ゴミ処理手数料が必要です。また、ゴミの種類によって持ち込む施設が異なる場合がありますので、対象施設の詳細は事前に把握しておきましょう。
フリマアプリやオークションに出品
まだ使用できるすのこであれば、フリマアプリやオークションに出品するという選択肢もあります。
利用の際には、アプリのダウンロードやアカウントの取得など、事前の準備が必要です。確実に売れる保証はありませんが、状態の良いすのこであれば買い取ってもらえるかもしれません。
リサイクルショップに買い取ってもらう
中古品の買取サービスを行っているショップに買取を依頼する方法です。店舗に持ち込む方法や、出張買取を依頼する方法などが一般的です。
フリマやオークションと同様に、確実に買い取ってもらえる保証はありませんが、すのこの状態次第では買値がつく可能性があります。
人に譲る
周囲にすのこを利用したい人がいる場合に有効な方法です。手間のかかる手続きが必要なく、簡単にすのこを処分できます。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者は、一般家庭や法人を対象に不用品やゴミを回収サービスを行っています。
すのこはもちろん、不用品であればほとんどのものを回収できます。依頼には回収費用が必要になりますが、分別や袋詰め、搬出などの手間は不要です。
依頼や見積もりは、各不用品回収業者の公式HPから可能です。
すのこの処分費用【方法別】
すのこ処分の費用が気になりますよね?下に方法別の費用をまとめました。
粗大ゴミ処理券購入費用
すのこの処分を自治体に依頼する場合には、粗大ゴミ処理券の購入費用が必要です。
金額は各地方自治体の規定に基づき、品目や数によって詳細が決められています。利用者は該当する品目分の処理券を購入しなければなりません。
- 地方自治体の粗大ゴミ処理券費用事例(処理券1枚あたり)
東京都新宿区の粗大ゴミ処理券費用 | 千葉県市川市の粗大ゴミ処理券費用 |
400円(すのこ) | 2枚まで520円(すのこ) |
粗大ゴミ処理手数料
自らゴミ処理施設やクリーンセンターなどに持ち込む際には、現場で処理手数料を支払います。具体的な手数料は各地方自治体により異なっており、品目や量によって決められています。
ただし、地域によって持ち込み自体を受け付けていない自治体も存在します。持ち込みを検討する際には、事前に確認しておきましょう。
- 地方自治体のゴミ処理施設やクリーンセンターの手数料事例
東京都新宿区の粗大ゴミ処理手数料 | 千葉県市川市の粗大ゴミ処理手数料 |
受け付けていない | 10kgにつき200円プラス(すのこ) |
不用品回収業者料金
不用品回収業者のすのこ処分費用は、業者によって異なります。多くの業者は個別の不用品に対応した単品プランや、大量処分を想定した定額乗せ放題プランなどを提供しています。
不用品回収業者は事前の見積もりを行っており、依頼前に必要な費用を把握できます。
正確な費用が知りたい場合には、各業者の公式HPから見積もりを依頼すると良いでしょう。
- 不用品回収業者の費用相場
単品回収(すのこなどの木材) | 定額プラン (多数のすのこやすのこ以外の家具家電なども処分可能) |
1,000円程度〜 | 14,000円程度〜 |
すのこベッド処分時の解体方法
大きなすのこを可燃ゴミとして処分するためには、基準となる大きさまで解体しなければなりません。ここでは、具体的な解体方法や注意すべきポイントをご紹介します。
ベッドに使用しているすのこの解体方法
市販されているすのこは、いくつかの木板と角材を組み合わせて造られています。接着には接着剤や釘が用いられている可能性があります。
- すのこの解体手順
- すのこを床と平行に置き、裏面の角材部分を金槌やハンマーなどで叩いて分離する(叩くのは角材部分が望ましい)
- 角材と木板部分が分離したら、繋ぎ目にある釘(数十本程度)を工具を用いて抜き取る
- 分離した角材と木板を、各地方自治体の可燃ゴミ基準に沿った大きさに切り分ける
解体には様々な工具(金槌やハンマー、のこぎりや釘抜など)が必要です。事前に準備しておきましょう。
解体する際の注意点
大きなすのこを解体する際には、以下の点に注意しましょう。
解体が難しいベッド用すのこの存在
ベッド用のすのこの中には、ベッドフレームと一体になったタイプや、専用のビスや接着剤で強固に接着されているタイプなど、様々なモデルが存在します。
すのこの特徴次第では、自力解体が難しい事実に留意しておきましょう。
無理な解体は現実的ではないこと
解体には手間と時間に加え、事故や怪我などのリスクが伴います。解体の経験がない場合や、普段からDIYや工具の扱いに慣れていない場合には、無理な解体は避けましょう。
すのこの処分には不用品回収業者がおすすめ
すのこを処分する際に、もっともおすすめできる方法は不用品回収業者を利用する方法です。不用品回収業者には、他の方法にはない多くのメリットが存在します。
不用品をまとめて処分できる
不用品回収業者では、すのこ以外にも様々な不用品を回収しています。溜まった不用品をまとめて処分したい場合には、とても効率的な方法です。
解体の手間や余計な時間がかからない
不用品回収業者を利用する際には、分別や袋詰め、事前の清掃などの手間は一切必要ありません。
解体や持ち込みなど、他の方法で必要になる手間や時間を節約できます。
怪我や事故のリスクを回避できる
ベッド用すのこの解体や大量のすのこの運搬などには、怪我や事故のリスクが付き纏います。
不用品回収業者に依頼することで、危険な作業の一切を業者におまかせできます。依頼者は作業を見守るだけで良いのです。
すのこを処分してくれる不用品回収業者をお探しなら
すのこの処分を依頼できる不用品回収業者は数多く存在します。
東京・千葉・埼玉・神奈川に完全対応している『粗大ゴミ回収・不用品回収・ゴミ屋敷清掃のパイオニア!粗大ゴミ回収サービス』は、不用品回収を専門に請け負っている業者です。
粗大ゴミ回収サービスでは、すのこの単品回収から不用品の大量回収まで、お客様に一切の負担をかけることなくすべての作業を行います。事前の見積もり費用や、追加料金はありません。
すのこの処分を検討される際には、お気軽にメール・フリーダイヤル・LINEからお問い合わせください。
急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。