この記事では、ラケットの正しい捨て方を徹底解説します。
バドミントンやテニスで使うラケットは、比較的サイズが大きく、材質からしても処分に困りがちなアイテムでしょう。手軽な処分方法や、断捨離・引っ越し時のおすすめの捨て方なども紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ラケットの捨て方は難しい?【処分時の粗大ごみ基準】
ラケットを処分する際には、サイズによって自治体の扱いが異なるため注意が必要です。
ラケットの素材自体は一般ごみとして処分可能ですが、一般的な大人用テニスラケットは長さが約68センチ、子ども用でも53センチ以上あることから、多くの自治体で粗大ごみ扱いとなります。
粗大ごみのサイズ基準は自治体によって異なりますが、最大辺が30〜50センチ以上のものが該当するのが一般的です。
一方で、ごみ袋に入れば一般ごみとして回収可能な自治体も。自治体でゴミ出しするなら、事前に住んでいる自治体について確認してみましょう。
粗大ごみの基準として、いくつかの参考を以下にまとめました。
大阪府大阪市 | 最大の辺または径が30センチメートルを超えるもの |
---|---|
東京都北区 | 縦・横・高さのいずれかが30cm以上 |
神奈川県横浜市 | 一番長い辺が、金属製品で30cm以上のもの、それ以外(プラスチック製品、木製品など)で50cm以上のもの |
埼玉県川口市 | 一辺が40cmを超える大きさ |
なお、テニスボールやバドミントンの羽根(シャトル)についても、自治体によって異なります。
いずれも基本的に可燃ごみとして処分できますが、比較的厳しい自治体の場合はプラスチックや不燃ごみとして処分しなければいけません。
ラケットの捨て方・手離し方6選【正しい処分方法】
ラケットは、基本的に粗大ごみとして処分しますが、そのほかの方法もあります。
ラケットの状況などによっても異なるので、以下から自身に合った捨て方を検討してください。
自治体回収を依頼
ラケットを粗大ごみで処分する場合は、自治体に回収を依頼してください。ただ、中にはごみ袋に入りさえすれば一般ごみとして回収してくれる自治体もあるので、事前に確認しておきましょう。
その場合、ラケットを折って小さくすれば一般ごみとして出せます。ただし、金属のラケットは折るのが困難で、ノコギリを使わなければ切断できないケースも。ケガをする恐れがあるので無理はしないようにしましょう。
新品のラケットを購入時に下取りしてもらう
テニスラケットの買い替えを検討している方は、古いラケットの下取りを頼める場合があります。
下取りサービスを利用できれば、不要になったラケットを無料で引き取ってもらえます。店舗によっては、新品ラケットが10%オフなどの割引が適用される場合も。
ただし、すべての販売店が下取りサービスを実施しているわけではありません。
リサイクルショップに売却
不要になったテニスラケットを処分する方法として、リサイクルショップに販売する方法も一つの選択肢です。
状態よってはお金を得られる可能性もあります。
しかし、リサイクルショップに持ち込んだからといって、必ず買い取ってもらえるわけではありません。ラケットの状態が悪かったり、市場で需要の低い品番である場合は、買い取りを断られてしまうリスクがあります。
参考として高価買取されるメーカーを以下にまとめました。
- YONEX(ヨネックス)
- Wilson(ウィルソン)
- Prince(プリンス)
- GOSEN(ゴーセン)
- MIZUNO(ミズノ)
- Babolat(バボラ)
- KARAKAL(カラカル)
そのほか、ラケットケースやシューズなどの付属品も未使用や状態の良いものであれば買い取ってもらえます。
ボランティア団体へ寄付する
テニスラケットを処分する選択肢の一つに、ボランティア団体への寄付があります。まだ使える状態のラケットであれば、ボランティア団体に寄付することで、必要としている人に届けられます。
参考までに引き取りを実施している団体として以下の3つがあります。
- 日本テニスウエルネス協会
- エコトレーディング
- KIFUcoco
ただし、この方法には手間がかかる面もあります。
テニスラケットの送料は基本的に寄付者側の負担となり、梱包資材も自身で用意する必要があるためです。
「できるだけ手間をかけたくない」という方には向いていない方法と言えるでしょう。
ネットオークション・フリマに出品
不要になったテニスラケットを処分する方法として、ネットオークションやフリマアプリも使えます。
スポーツ用品専門店では買い取りを断られたような使用感のあるラケットでも、ネットオークションやフリマアプリであれば購入者が現れる可能性があります。
とくに大きな魅力は、スマホひとつで手軽に利用でき、出品者自身で価格設定ができる点です。しかし一方で、運良く売れた場合でも、以下の手間がかかります。
- 手数料と送料がかかる
- 梱包・発送の手間がかかる
- 購入者との個人間のやり取りが必要
特にラケットは軽量ながらサイズが大きめなため、送料が思った以上に高くつくことがあります。送料を自己負担する場合は、事前に確認しておきましょう。
不用品回収業者へ依頼
テニスラケットを手軽に処分したい場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。
不用品回収業者に依頼すれば、希望する日時に合わせて自宅まで回収に来てくれるため、店舗への持ち込みや梱包・発送の手間がかかりません。まとめてテニスラケットを処分したい場合にも対応できます。
さらに、ごみとして出す際に必要となる、サイズ調整や分別作業も不要です。業者側で一括して引き取ってくれるため、自分で作業する手間を最小限に抑えられるのが大きなメリットです。
ラケット処分時の注意点
ここまで解説したようにラケットの処分は、基本的に自治体のルールを確認して出すようにしましょう。ただ、手間だと感じる場合は折ったり切断したりして一般ごみとして捨てられます。
しかし、切断する際にはケガをしないように注意してください。
安全な切断方法として、以下を参考にしてください。
- 軍手をして新聞紙の上などにラケットを置く
- しっかりとラケットを固定し、ノコギリなどで切る(切り始めは滑りやすいため注意)
- 刃の滑りが悪くなったら油を挿す
- 半分くらい切り進めたところで折れるか確かめる
- 折れなければ1~3を繰り返す
また、切断した後の分別方法にも注意してください。自治体により異なりますが、基本的には以下のように分別します。
アルミ・金属製 | 不燃ゴミ |
---|---|
プラスチック製 | 不燃ゴミ |
木製・カーボン・グラスファイバー製 | 可燃ゴミ |
ラケットの捨て方は案外簡単!引っ越し処分や断捨離なら…
本記事ではラケットの捨て方について解説しました。
一見捨て方が難しいように見えるラケットですが、粗大ゴミまたは一般ゴミとして出せます。もしまだ使えるのであれば、売却も検討してみましょう。
ただ、もしラケットと合わせて不要なスポーツ用品が沢山あるなら、不用品回収業者への依頼も考えてみてください。不用品回収業者にまとめて回収してもらったほうが安く済むケースがあります。
『粗大ゴミ回収・不用品回収・ゴミ屋敷清掃のパイオニア!粗大ゴミ回収サービス』であれば、最短即日で回収可能。お家の片付けなどで多くのスポーツ用品が出てきた際には、ぜひご相談ください。
急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。