青梅市で粗大ごみを処分する方法をご紹介します。
自然がたっぷり残り心癒されるレトロな街並みがある青梅駅から新宿駅まで、青梅特快を利用すれば1時間かからないという利便性の高いエリアです。アクセスが良いためベッドタウンとしても注目されている青梅市には、数多いファミリー世帯が住んでいます。
そのため、大型の家具類など粗大ごみがたくさん出る傾向です。また高齢化が進み、遺産整理などで大量の粗大ごみが出ています。河辺駅周辺は大型スーパーやデパート、ショップの並ぶショッピングエリアです。結果として事業系の不用品も多く、青梅市ではリサイクルを呼びかけています。
そのような青梅市で粗大ごみを処分したい場合、行政サービス、または不用品回収業者のどちらかの処分方法を選びます。本記事では、青梅市の行政サービスを利用して粗大ごみを処分する方法を紹介します。
また不用品回収業者との比較や、行政サービスを利用するメリット・デメリットなどを見ながらどのように粗大ごみを処理するかを選択してください。
青梅市での粗大ごみの処分の仕方
まず、青梅市で粗大ゴミをどのように処分すればよいのかを簡単に説明します。各自治体で粗大ごみの定義や処分の仕方が異なるので確認してください。
青梅市での粗大ごみとは?
粗大ごみの定義は各自治体で異なります。そのため、ある自治体では燃えないごみとして出せる品目が、他の自治体では粗大ごみとして回収するため、予約をしなくてはいけません。
青梅市での粗大ごみとは、目安として最大辺が燃えないのものなら30cm以上、燃えるものなら50cm以上の大きさをもつ不用品です。
青梅市での粗大ごみの出し方
青梅市の行政サービスで粗大ごみを処分する方法は次に2種類です。
- リサイクルセンターへの直接持ち込み
- 自宅収集
それぞれの方法について詳しく説明します。
リサイクルセンターへの直接持ち込み
青梅市リサイクルセンターにご自身で粗大ごみを直接持ち込む方法です。
ゴールデンウイークやお盆、年末年始など休暇中に粗大ごみを処分しようと思う方が多いため、混雑します。周辺が交通渋滞になる場合や入り口で、長時間待たなくてはいけないかもしれません。時間に余裕を持って訪れてください。
あらかじめ予約する必要はありません。直接粗大ごみをリサイクルセンターへ運んでください。粗大ごみ専用受付窓口で、手続きをします。車の場合は指定されている場所に駐車して粗大ごみを下ろしてください。
その際住所を確認できるものを提示することが必要です。運転免許証などを必ず携帯してください。手数料免除になる方は生活保護・児童扶養手当・特別児童扶養手当受給などを証明できる証書も忘れずに持っていきましょう。
料金は現金で支払います。
受付時間 | 9:00~16:00 |
開館日 | 月〜金曜日、及び日曜日 |
定休日 | 土曜日・祝日・年末年始 |
所在地 | 青梅市新町6-9-1 |
電話番号 | 0428-31-0540 |
自宅収集
粗大ごみ専用の受付電話で申込み、御自宅近くまで収集に来てもらう方法です。
申し込み前の用意
申し込みをする前に粗大ごみの品目を確認し、大きさを測っておきます。同じ種類のものでも大きさによって回収料金が異なるため、必ず測ってメモしておきましょう。
申し込み電話をする
粗大ごみ専用受付電話で申し込みをします。その際、収集日と手数料、受付番号を言い渡されますから、メモの用意が必要です。また月曜日や休み明けは電話が大変混雑します。電話がかからない場合は、時間を少し置いてからかけ直しましょう。
粗大ごみの搬出
粗大ゴミに品目名と受付番号を書いた紙を貼り付け、予約した収集日に収集車が入れる場所に排出します。張り紙がないと、収集車の作業員が申し込んだ粗大ゴミかどうかの確認ができず収集してもらえません。
支払い
粗大ごみを収集後、納付書が郵便ポストに投函されますから、納付書を持ってコンビニエンスストア、指定金融機関、市役所会計課、または各出張所で支払います。
粗大ごみ専用受付電話基本情報
電話番号 | 0428-23-5805 |
受け付け日 | 月〜金曜日(ただし、祝日年末年始以外) |
時間帯 | 8:00~17:00 |
粗大ごみの運び出しが困難な方のためのサービス
自宅収集は家のすぐそばまで回収に来てもらえます。しかし、自宅から屋外に出すだけでもかなり大変な作業です。粗大ごみの運び出しができない人も多いのではないでしょうか。
青梅市ではご自宅の中に入って屋内から粗大ごみを搬出するサービスを提供しています。ただし、次の条件を満たす世帯のみが対象です。ただし、取り外し工事が必要なものや市が回収しないものは受け付けられません。
中学生以下の子ども以外のメンバーが、次の条件のどれかに該当している世帯
- 65歳以上のご高齢者
- 身体障害者手帳を持っている方
- 要介護認定を受けている方
- 妊娠している方
運び出しのサービスは1回につき10品目以下で、各年度最大2回までの利用が可能です。
粗大ごみ戸別収集を申し込む際に問い合わせてください。
粗大ごみ戸別収集の申込時にご相談ください。電話番号や受付日時は、「自宅収集」の項目を参照してください。
青梅市での粗大ごみ回収を無料でする条件
行政による粗大ごみ回収は安いですが、それでもできれば無料でしたいと思っている方もいらっしゃるでしょう。粗大ごみ以外の燃えるごみ・燃えないごみも青梅市指定収集袋を購入して排出しなくてはいけません。粗大ごみだけではなく、日常のごみも有料です。
ここでは青梅市が無料で回収する場合の条件をご紹介します。ごみの出し方によっては無料になる場合もあるので、参考にしてください。
生活保護、児童扶養手当、特別児童扶養手当受給世帯は無料
該当する世帯は、粗大ごみ。し尿・動物死体を処理する手数料が免除になります。戸別収集の予約の際に受給していることを予約センターに伝えてください。また直接持ち込みをする場合は、受給証明書を提示しなくてはいけません。
その他、日常のごみを排出するための指定袋を無料で配布されます。内わけは燃やすごみ袋11組(110枚)、燃やさないごみ袋1組(10枚)、容器包装プラスチックごみ袋5組(50枚)です。受け取りは、清掃リサイクル課に申請しますが、受給証明書と印鑑が必要です。
地震や火事等の事故による被害を受けた世帯は無料
災害によって住宅や家具類が半壊する場合があります。地震や火事などで、大量に粗大ごみが生じてしまった場合は、粗大ごみの回収と指定ごみ袋が無料です。数量は被害に応じて必要量を回収してもらえます。
せん定枝を無料で処分するには
庭木をせん定した際に出るせん定枝は、戸別収集を依頼すると有料ですが、リサイクルセンターに直接持ち込むと無料です。ただしせん定枝の大きさが長さ100cm、直径10cm未満の場合のみです。
ウルシなど毒のある枝、ゆずなどトゲのある枝は分別してください。
小型家電を無料で処分する方法
小型家電は大きさが、30cm以下なら燃やさないごみとして出すことが可能です。ただし、燃やさないごみとして出す場合、燃やさないごみ袋に入れなくてはいけません。燃やさないごみの袋の値段は以下の通りです。
75×45(単位はcm) | 60×33 | 50×26 | 42×18 |
480(単位は円) | 240 | 120 | 60 |
小型家電を無料で処分する方法は次の3通りです。
- ボックス回収
- リサイクルセンター持ち込み
- イベント回収
ボックス回収は、青梅市内に置いている小型家電回収用ボックスに直接入れる方法です。ただし、ボックスの投入口は30cm×15cmしかありません。投入できる大きさの小型家電のみ受け付けています。
リサイクルセンターへの持ち込みの場合は、30cm以内の場合に限り無料です。
イベント回収は、「青梅産業観光まつり」会場内で行なっている小型家電製品の無料回収です。「青梅産業観光まつり」は毎年秋に開催されます。
ぬいぐるみは無料?有料?
ぬいぐるみを捨てる際には注意が必要です。粗大ごみは30cm以上と思って、粗大ごみとして出してしまいますが、ぬいぐるみは50cmまで無料で回収します。青梅市では、毎月第4水曜日が「繊維類の日」ですが、その日に排出してください。
青梅市で回収できない品目
青梅市の行政サービスでは受け付けてもらえない不用品があります。そのような不用品をどのように処分すればよいのかを説明します。
家電4品目(テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)
2001年(平成13年)4月1日に「家電リサイクル法」が施行されました。それによって、テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は家電4品目と呼ばれ、粗大ごみとして行政サービスでの回収ができなくなりました。家電4品目をリサイクルすることが目的です。
排出方法は次の4種類です。引き取りをしてもらう際にリサイクル券を購入しなくてはいけません。リサイクル料はメーカーによって異なります。メーカーに確認してから払い込をしてください。リサイクル券以外に運搬料金が必要です。
- 買い替えの場合は、新しい製品を買う販売店に引き取ってもらいます。
- 買い替えではない場合は、購入した販売店に引き取りを依頼します。
- 近くに販売店がない場合は、青梅新興(株)(0428-74-4281)に問い合わせてください。
- 指定引き取り場所にご自身で搬入。運搬をご自身でするため、運搬料金は不要です。支払いは、郵便局・ゆうちょ銀行で家電リサイクル券の払込書で済ませてから持ち込みます。
青梅市民が利用できる指定引き取り場所
施設名 | 所在地 | 電話番号 |
株式会社葵環境開発 入間エコストック |
埼玉県入間市仏子763-1 | 04-2932-9980 |
日本通運東京西運輸株式会社 立川取扱所 |
立川市泉町935-1 (株)立飛リアルエステート内222号棟 |
042-524-3217 |
わざわざ行って閉まっていて搬入できないということにならないように、搬入する前に電話で受付時間を確認しましょう。
パソコン
2001年(平成13年)に「資源有効利用促進法」が公布され、不要になった家庭用パソコンはメーカーが回収し再資源化をしなくてはいけなくなりました。そのため、行政では回収しません。
パソコンを処分する方法は次の2種類です。
- パソコンメーカーに依頼する
- 宅配便を利用する
それぞれの方法について詳しく説明します。
パソコンメーカーに依頼する
不要になったパソコンのメーカーに申し込みます。しかし、自作のパソコンやメーカーが倒産して回収してくれるメーカーがないパソコンは、「パソコン3R推進協会ホームページ」に問い合わせしてください。
料金
2003年(平成15年)10月1日以降に販売された家庭用パソコンは、「PCリサイクルマーク」がついています。「PCリサイクルマーク」がついたパソコンは、リサイクル料金は価格に含まれているため、無料で回収してもらえます。
「PCリサイクルマーク」がついていないパソコンは、リサイクル料金がかかりますが、メーカーと機種によって異なるため、メーカーの公式サイトで確認してください。
手続きの方法
- メーカーの受付窓口に電話をし、問い合わせて回収費用を確認します。
- 回収費用を支払い方法がわかったら支払いをします。
- メーカーから伝票が届いたら、パソコンを梱包し伝票を貼り付け郵便局にもっていきます。(無料の戸口回収もあります)
郵便局からメーカーへ郵送します。
環境省・経済産業省と提携している「リネットジャパンリサイクル」の宅配回収を利用する方法です。
利用方法
- リネットジャパンリサイクル(株)https://www.renet.jp/のサイトから申し込みます。
- 家にあるダンボール箱に詰めます。どのダンボール箱でOKです。
- 宅配業者に希望日時を指定すると来てもらえます。一箱目は無料で、その他の小型家電も入れることができます。
消火器
不要になった消火器は一般的にリサイクル法と呼ばれる「一般廃棄物広域認定制度」の対象で、行政による回収はありません。処分するためにはリサイクルシールが必要です。
2010年(平成22年)以降に製造したものはリサイクルシールが貼られているため、そのまま処分できます。しかし、古い消火器はリサイクルシールを購入することが必要です。消火器リサイクル推進センターが指定する特定窓口で購入できます。
青梅市の特定窓口
特定窓口施設名 | 所在地 | 電話番号 |
株式会社東新商会 | 東京都青梅市千ヶ瀬町四丁目371番地6 | 042824-8721 |
処分方法
- 特定窓口に引き取りを依頼する(運搬料金が別途必要です)
- 特定窓口か、指定引取場所に持ち込む
- 青梅市に最も近い指定引き取り場所(運搬料金が不要です)
指定引き取り場所施設名 | 所在地 | 電話番号 |
株式会社モリタエコノス 西東京営業所 | 東京都西多摩郡瑞穂町石畑425−1 |
042-568-2971 |
その他の品目
青梅市では回収できないものがそのほかにもたくさんあります。
- タイヤ、バッテリー
- オートバイ
- 畳
- 廃油、ペンキ、農薬などの薬品類
- ガスボンベ
- ピアノ
- 浴槽、風呂がま
- ボウリングの球
など
購入した販売店、買い替えをする販売店に問い合わせるか、廃棄物処理業者または青梅資源リサイクル事業協同組合(0428-33-9221)にお問い合わせください。
青梅市のリサイクルの取り組み
青梅市では、粗大ごみの中からリユースできるものをピックアップして再生し、リサイクル品として販売しています。販売している場所は、粗大ゴミの持ち込み施設であるリサイクルセンターに併設された「リサイクルショップ」です。
主に自転車や家具類が中心で、格安で購入できます。有料ですが、市内配送サービスもあるため、遠くにお住いの方も利用しやすいです。粗大ごみをリユースすることで、ごみを少なくし資源の有効利用が促進します。
リサイクルセンターでは、収集したせん定枝を粉塵して畑や庭の肥料になる「せん定枝チップ」にしています。リサイクルセンターに訪れた市民は無料で受け取り可能です。
基本情報
所在地 | 青梅市東青梅1-11-1 |
開所時間 | 9:00〜16:00 |
定休日 | 土曜日・祝日・年末年始 |
問い合わせ・電話番号 | 0428-32-5374 |
運営 | 青梅市シルバー人材センター |
青梅市で粗大ごみの処分を行政に依頼するメリット・デメリット
青梅市に依頼する場合と民間の不用品回収業者に依頼する場合とどちらが良いのでしょうか?青梅市に依頼して処分する場合のメリット・デメリットを見て、決めてください。
青梅市に依頼するメリット
メリットはやはり料金が安いことです。例えば、3人以上用応接いすが1,300円、持ち込みの場合は900円で処分してもらえます。あまり大きくない粗大ごみで、数も少なければご負担も少ないでしょう。料金重視であれば、青梅市に依頼がおすすめです。
青梅市に依頼するデメリット
デメリットの主なものは次の通りです。
- 日時指定が難しい
- 屋外に運び出さなければならない
- 行政では回収してもらえないものがあり、処分手続きは複雑
民間の不用品回収業者であれば、ユーザーが来て欲しい時にすぐに回収してくれます。また屋外への持ち出しだけではなく、取り外し工事が必要な場合もしてもらえます。また回収できないものの数が行政に比べると少ないこともメリットでしょう。
青梅で粗大ごみを処分するには?
青梅市での粗大ごみの処分の仕方を紹介しました。リサイクルショップも運営されて、処分したものが無駄にならないのは嬉しいですね。
しかし、急な引越しで大量に不用品が出てしまうとご負担が大きいです。中には行政が回収しないものがあり、手続きが複雑で時間がかかってしまいます。忙しい方は特に、不用品処分に時間を割くことが難しいのではないでしょうか?
忙しい方や急なお引越しで困っている方は、粗大ゴミ回収サービスのような民間の不用品回収業者がおすすめです。民間の不用品回収業者はいろいろありますが、粗大ゴミ回収サービスのようにプランの種類が多い業者はリーズナブル。
さまざまなプランの中からユーザーにぴったりの方法を提案します。粗大ゴミ回収サービスではフリーダイヤルで8:00~24:00に対応、メール、LINEアプリでの申し込みは24時間可能です。お見積もり、ご相談は無料ですから、お気軽にご連絡ください。
急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。