本記事では、実家の片付けで100万円請求されたケースや、そのくらいかかると聞いて戸惑っている方に向けて、実際そんなことがあるのか詳しく解説していきます。
実家の片付けで100万円以上、まったくありえないとは言えないまでも、ぼったくりのケースも多いので十分注意が必要です。
本当に片付け費用が100万円以上かかるケースと平均的な費用相場を比較するとともに、費用を抑えるコツもご紹介していきます。
記事後半では安心できる優良業者の選び方にも触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
実家の片付けに100万円かかるって本当?
実家片付けの負担を軽減するために片付け専門業者の情報収集をすると、「片付け費用に100万円かかった!」という文言を目にして、驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、実家の片付けに100万円かかるケースはかなり稀。可能性はゼロではありませんが、費用の相場や内訳を把握したうえで、適正価格か否かを見定める必要があります。
実際に100万円の片付け費用がかかるケースは、次の項で解説していきます。
実家の片付けが100万円程度の高額になるケース
実際に実家の片付けが100万円程度まで高額になるケースを挙げていきます。
- 不用品の処理に2tトラック3台以上を必要とする
- 6人以上のスタッフかつ5~6時間以上の作業が必要
- 特殊清掃や原状回復工事が必要
- 家屋の解体を伴う
実家が該当しないか、チェックしてみてください。
不用品の処理に2tトラック3台以上を必要とする
片付け費用の見積もり時点で、複数店舗から「2tトラックが3台以上必要」と言われたら要注意。不用品やゴミの量に比例して運搬料や作業費用がかさむため、100万円前後かかる恐れがあります。
片付け業者の2tトラック載せ放題プランは、間取り2DK〜2LDKの不用品量が目安になっています。2LDKの費用相場の最大額が30万円なので、3台なら単純計算で90万円。
トラック3台分の稼働に必要な人数や、膨大な量の不用品回収・片付け作業の時間を考えれば、100万円を超えてもおかしくないと言えるでしょう。
6人以上のスタッフかつ5~6時間以上の作業が必要
一般的な規模より多くの作業員や時間を必要とする片付けは、その人件費分が上乗せされて、費用が高額になります。
1つの案件で作業員が6人以上、かつ作業時間が5〜6時間以上かかるほどの作業量なら、費用が100万円かかっても不思議ではありません。
実家がゴミ屋敷化している場合は、相場より高くなりやすい点を覚悟しましょう。ゴミ屋敷の片付けに伴う追加作業は、次に触れていきます。
特殊清掃や原状回復工事が必要
実家が重度なゴミ屋敷の場合、特殊清掃や原状回復工事が必要になるケースも。特殊な薬剤などを使用する特殊清掃は、作業ごとに費用が発生します。
特殊清掃メニュー | 追加料金相場 |
---|---|
床上/浴室清掃 | 30,000円〜 |
害虫駆除 | 20,000円〜 |
オゾン脱臭 | 30,000円/日〜 |
原状回復工事もさまざまな作業があり、床や壁などの修繕費用は高い見積もりとなるケースが多く見られます。
現状回復メニュー | 追加料金相場 |
---|---|
フローリングの張り替え | 80,000円〜 |
壁紙の全面張り替え | 40,000円 (6畳)〜 |
ハウスクリーニング | 20,000円(1R・1K)〜 |
ゴミ屋敷化した状態を放置しておくと、その分余計な追加費用が加算され、100万円まで請求がかさむ場合もありえます。早めに対処するに越したことはないでしょう。
家屋の解体を伴う
実家じまいとして片付けから家屋の解体まで実施する場合には、まとまった金額を用意する必要があります。
解体費用は、最も安価な木造家屋でも1坪3〜5万円が相場。つまり、30坪の木造家屋なら解体だけで90〜150万円程度かかります。さらに、別途片付け費用が上乗せされるイメージなので、費用は軽く100万円を軽く超えてくるでしょう。
ただし、家屋の解体は自治体によっては補助金などを受けられる可能性があり、必ずしも全額自己負担になるとは限りません。家屋の解体を伴う場合は、補助金の有無や適用条件を自治体に確認してみてください。
実家片付けにかかる実際の費用相場【100万円はかなりレア】
実家の片付けを、片付け専門業者に依頼した際の費用相場を見てみましょう。間取りごとの費用相場を、表にまとめました。
1R~1K | 30,000〜80,000円 |
---|---|
1DK~1LDK | 50,000〜200,000円 |
2DK~2LDK | 90,000〜300.000円 |
3DK~3LDK | 150,000〜500,000円 |
4LDK以上 | 220,000〜600,000円 |
日頃からきちんと片付いている家や物を溜め込まない実家なら、相場範囲の料金でおさまるはずですが、部屋数が多く物にあふれていたり、ゴミ屋敷化したりしている場合は、おおげさではなく100万円程度かかるケースもあるでしょう。
逆を言うと、それほどまでのゴミ屋敷でない限り、片付け費用だけで100万円に到達する請求額は不自然と言えます。不当な金額を請求されないためにも、実家の状況と相場を照らし合わせるようにしてください。
実家片付けに100万円と言われたら【適切な対処法】
適正相場におさまるはずの片付け規模にもかかわらず、実家の片付けに100万円かかると言われた場合は、ぼったくり業者の可能性もありえます。不当な金額を支払わないために、適切に対処しましょう。
具体的な対処法は、以下の手順を参考にしてください。
- 1.ぼったくり業者を疑いその場をしのぐ
- 2.慌てずに見積りの内訳を確認する
- 3.適正相場と比較する
それぞれ解説していきます。
1.ぼったくり業者を疑いその場をしのぐ
明らかに100万円かかるようなケースでもないのに高額請求をされたら、ぼったくり業者を疑いましょう。例えば軽トラック1台で、1時間程度の片付けで100万円を請求されたら、明らかに不当な請求。
少しでも怪しい点があったら、まずは冷静にその場をしのいでください。契約を急かす業者からしのぐための言い回しに、以下のようなパターンがあります。
「他社と比較して検討したいので、詳細な見積もりをいただけますか?」
「予算オーバーなので、検討させてください」
「家族とも相談したいので、ホームページや連絡先を教えてください」
上記のような要望に応えるそぶりがなければ、その時点で悪徳業者と認定して差し支えないでしょう。
2.慌てずに見積りの内訳を確認する
もっともらしい金額の根拠を言われても、まずは慌てずに見積もりの内訳を確認してください。
悪徳業者は、相場を知らない人や片付けを急いでいる人の足元を見て、不当に請求してきます。急に訪問して焦らせ、契約を急がせるのがよくある例です。
3.適正相場と比較する
請求金額に不明瞭な点があったり、適正相場と著しくかけ離れている業者には、作業を依頼すべきではありません。はっきりと断って、他社に再度依頼しましょう。
また、見積もり自体は安くても、作業後に高額な追加費用を請求されるケースも少なくないのが現状です。もし依頼後に当初と違う高額請求をされた場合には、自治体の消費者センターや警察、弁護士などに相談してください。
不当な請求であれば、支払いを拒否できるケースもありますよ。
実家の片付けに100万円もかけられない!費用を抑えるコツ
解体までを見越した実家じまいでない限り、片付けに100万円もかけられない、かけたくない、という方がほとんどでしょう。高額になりがちな実家に手を焼いている方は、費用を抑えるコツを参考にしてください。
- できる範囲を自分で片付ける
- 予算内でできる作業のみ依頼する
- 不用品回収の安心パックを利用する
- 複数の業者から相見積もりをとる
上記4点を、それぞれ解説していきます。
できる範囲を自分で片付ける
実家の片付け費用を抑えるための基本として、手軽に片付けられるエリアは自分で片付けるのが鉄則。
例えば、衣類や小物などは自分で片付け、一方、重たい家具や大型家電などは専門業者に処分を依頼するなど、片付け範囲を線引きしつつ作業を依頼すれば、比較的物の多い実家でも費用を抑えられるでしょう。
予算内でできる作業のみ依頼する
あらかじめ予算を決め、予算内でまかなえる作業のみ依頼するのも良いでしょう。
見積もり時に業者に予算を伝え、その範囲内でどこまでサービスを提供してもらえるか交渉するのも効果的な方法です。
不用品回収の安心パックを利用する
支払額がわかりやすく、作業もスムーズにはかどる一番のおすすめは「安心パック」などのセット料金プラン。
不用品回収業者が提供するパック料金は、一定のトラックに載せ放題で分別も量の制限も気にしなくてよいサービスです。部屋の広さや不用品の量に応じて最適なプランを選べるため、不用品が多くても追加料金を気にせず安心して依頼できます。
複数の業者から相見積もりをとる
安心の定額パックプラン一つを取ってみても、複数の不用品回収業者から相見積もりを取るのが重要ポイント。
業者によって、料金設定やサービス内容が異なるため、それぞれ見比べると最もニーズにあった業者が選べるでしょう。遺品整理などのオプションサービスなども一緒に頼みたい場合は、その項目もあわせたトータル費用で比較検討すると良いですよ。
【実家片付けで100万もの高額請求をしない】安心の業者選び!
最後に、実家の片付けで適正相場を提示してくれる優良業者の見分け方をお伝えしましょう。
- 適切な資格や許可を所有している
- 定額パックプランを提供している
- 口コミ評価をチェックする
それぞれ、参考にしてください。
適切な資格や許可を所有している
片付け業者を選ぶ大前提として、以下のような業務に必要な資格や許可を取得しているかをチェックしてください。
- 一般廃棄物収集運搬許可
- 産業廃棄物収集運搬許可
- 遺品整理士資格 など
買取を実施している業者なら、古物商許可も必要。このような許可や資格が公式サイトに明記されていない業者は、不法営業している恐れがあります。
悪徳業者を回避するためにも、許可や資格が確認できない業者は絶対に避けましょう。
定額パックプランを提供している
さまざまな不用品を一度に回収する不用品回収は、単品回収で依頼すると適正相場を把握しづらくなる現状も否めず、それこそ悪徳業者の思うつぼ。大掛かりな実家の片付けを実施するなら、パックプランを提供している業者に絞ることをおすすめします。
シンプルな価格設定のプランであれば、見積もりの時点でも不明点がクリアになりやすく、安心ですよ。
口コミ評価をチェックする
口コミ評価をチェックするのも、わかりやすい指標と言えます。
良い口コミも悪い口コミも一通り目を通し、サービスの柔軟性やスタッフ対応の良し悪し、料金設定の顧客満足度を参考にしてください。同じようなケースで悪い投稿が続く場合は信ぴょう性が高いので、その業者は避けた方が無難と言えます。
実家の片付けに100万もかけたくないなら
実家の片付けに100万かかるケースやぼったくりの恐れなどを解説しました。
100万までの高額請求は稀だとしても、家族の不用品がたまる実家の片付けは、費用がかさみやすい現実も。不用品回収の定額プランをうまく活用して、早い段階から実家を整理しましょう。
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急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。