便利な電動ベッドでも、不用になると処分するのが大変な家具。
「重たくて1人で運べない」「自分で解体処分しようとしても難しい」などで、お悩みの人も多いと思います。
大きいだけに、処分が決まったら、できるだけ早く処分したい気持ち、とてもよくわかります。
ここでは、電動ベッドの処分にお困りの方に、処分方法7選を解説します。
できるだけ早くスッキリ処分して、新たな部屋づくりを始めましょう。
電動ベッドの処分は難しい
電動ベッドは、機械が組み込まれているため、見た目以上のかなりの重量があります。
また、自分で処分しようと思っても、機械の部分の解体は相当難しく、手間と時間がかかります。
ここでは、そんな電動ベッドの処分が難しい理由をもう少し深掘りして解説します。
自力で処分しにくい
電動ベッドは一般のベッドとは違い、金属製の機械部品や大きなマットレスでできています。
そのため、自力でなんとかしようと思っても、まず「解体できない」という問題に直面。
電動ベッドには、大きなモーターが付いているため、解体するには、ある程度専門的な知識と、経験がなければ、けがをしてしまう可能性もあるでしょう。
また、解体した部品も、自治体の不燃ゴミとして、処分できるサイズまで、小さくカットする必要があります。
自力で処分するには、とてつもない時間と、かなりの作業量を覚悟しなければなりません。
重量があるため運搬が大変
電動ベッドはシングルでも50kgを超えるものがあります。
人より体格が良くて、力に自身がある人でも、せいぜい引きずるくらいで、運び出すのは危険です。
一般的に、成人男性が一人で安全に持てる重さは、体重の約40%と言われます。平均身長170cm、平均体重の65kgから考えると、26kgが一人で持てる重さ。50kgのシングルベッドなら、2人必要な計算です。
さらに、重いフランスベッドなら70kg近くになるものもあるため、大人が3人必要でしょう。
無理に少人数で運ぼうとすると、床や壁を傷つけてしまうだけでなく、運搬する人がけがをすることもあり、大変危険です。重い電動ベッドの処分では、以下紹介していく処分方法のうち、運搬の必要ない方法を選ぶと安心でしょう。電動ベッド全般、特に、大型のベッドならなおさら、安全な方法を選ぶことを強くおすすめします。
電動ベッドの処分方法7選
「できるだけ早く処分したい」「別に処分は急がなくてもいい」「人手は大丈夫だから自分たちで運び出せる」「運搬する車もあるからどこでも運べる」など、置かれた状況に応じて、自分に合った処分方法を選んでください。
- 自治体で粗大ゴミとして処分する
- 購入店舗や販売メーカーに回収してもらう
- 引越し業者に引き取ってもらう
- フリマアプリやオークションを利用する
- 寄付する
- 出張買取サービスに依頼する
- 不用品回収業者に依頼する
自治体で粗大ゴミとして処分する
自治体で粗大ゴミとして処分する場合の費用は、2,000円〜3,000円ほどです。
これはいいと思われがちですが、そう簡単に処分できないのが電動ベッドです。
- 自治体では回収していないところもある
- 処分するまでに日数がかかる
- 回収場所まで自分で運ばなければならない
- スプリング入りのマットレスは回収できない場合がある
いくつかの問題点が見えてきます。
自治体は、まず予約が必要ですし、処分の当日までに1週間〜10日ほどの日数がかかります。
また、指定された回収場所が、自宅から距離が遠くても、その場所まで自分で運ばなければなりません。
自治体では、処分できないゴミも多く、事業系のゴミも処分できないなど、特殊なゴミが処分できないデメリットが見えてきます。
「早く処分したい」「自分で運べない」といった方の場合は、以下、別の処分方法をお選びください。
購入店舗や販売メーカーに回収してもらう
電動ベッドは、購入店舗で引き取ってもらえる場合があります。
しかし、多くの販売店引き取りは、同等の商品を1点購入することで、引き取ってくれるサービスです。
処分したいのに、また新しいベッドを購入しなければならないのと、処分するために、費用を別に支払う必要があります。
ニトリの場合は、同等のベッドを新しく購入した上で、処分費用として4,400円を支払えば、引き取ってもらうことができます。
引越し業者に引き取ってもらう
引越しのタイミングと一緒なら、引越し業者に引き取ってもらえるケースがあります。
引越し費用と、電動ベッドの処分費用を支払います。
大きさや重量によって金額が異なることもある上に、全ての引越し業者が対応しているわけではないので、直接確認が必要です。
当然ですが、引越し予定がなければ、使えない方法です。
フリマアプリやオークションを利用する
メルカリやジモティーなどの、フリマサイトに出品する方法があります。
電動ベッドを、必要としている人が近くにいれば、早く手放せるのがジモティーです。
メルカリは、全国にかなりの利用者がいるため、販売できる可能性がありますが、いくつかの注意点があります。
- 送料を負担してもらわないといけない
- 故障している電動ベッドは売れない
- 配送するための手続きが大変
- 出品したり対応するのに手間がかかる
- 売れる可能性があるからすぐに処分できない
デメリットをよく理解した上で、利用を検討しましょう。
寄付する
介護施設などは、電動ベッドを必要としている場合があります。
お手持ちの電動ベッドが介護用で、故意にしている相手先がいる場合は、声をかけると喜ばれるかもしれません。
しかし、後々のトラブルを避けるため、個人的な寄付を断る施設もあります。
行政や、福祉センターなどに、問い合わせをした上で、回答を待ってから、寄付する方がスムーズです。
「無料だから喜んでくれるだろうと思ったら迷惑だった」とか「運搬費用は負担してもらえるだろうと思ったら寄付者負担」など、たとえ良心にもとづいた寄付であってもうまくいかないことがあります。
出張買取サービスに依頼する
買取してもらえるなら、自分に利益が生まれるので、大きなメリットになります。
出張買取サービスに対応してくれる業者なら、自分で動く必要がないため、手間をかけずに負担もいりません。
しかし、買取の条件は全ての機能が正常に動作することと、買取する価値のあるブランドに限られることです。
- パラマウントベッド
- フランスベッド
- テンピュール
- プラッツ(PLATZ)
- グランツ(Granz)
買取してもらえるベッドは、有名なブランド機種ばかりで、一般的なメーカー品は、買取してもらえないことが多いです。
出張買取サービスに依頼するときは、手持ちの電動ベッドの、ブランドを確認してから連絡するのがおすすめです。
不用品回収業者に依頼する
多くの処分方法がある中で、実は不用品回収業者が、一番多くの要望を満たしてくれます。
- 早く手放したい
- 自分で運べない
- 多くの手続きを踏むのが面倒
自分で処分するよりも費用はかかりますが、費用以外の全ての要素を満たしてくれます。
不用品回収業者に依頼するメリットを、後に詳しく解説しますので、参考にしてください。
電動ベッド処分の費用相場
では、電動ベッドを処分するには、どれだけの費用がかかるのでしょうか。
無料で回収してくれる業者はないため、かかる費用と、労力を比較して選択しなければなりません。
解説した7つの方法について、相場をお伝えします。
処分費用 | 備考 | |
---|---|---|
自治体で粗大ゴミとして処分する |
2,000円〜3,000円 |
|
購入店舗や販売メーカーに回収してもらう |
5,000円〜10,000円 (ニトリ4,400円) |
同等の商品を購入しなければならない(ニトリ) |
引越し業者に引き取ってもらう | 引越し業者へ確認が必要 | 引き取ってくれない業者もある |
フリマアプリやオークションを利用する | 0円 | 運搬費用負担が難しい |
寄付する | 0円 | 運搬費用がかかる |
出張買取サービスに依頼する | 買取できれば無料 | ブランドでなければ売れにくい |
不用品回収業者に依頼する |
15,000円〜 |
手続き、運搬不要で何もしなくていい |
費用が安く済む場合は、労力がかかります。
1人で頑張っても処分できないため、協力してくれる相手も必要です。
電動ベッド処分を業者依頼するメリット5つ
処分費用を安くするためとはいえ、電動ベッドを自分で処分するのは、とても難しいことが、お分かりいただけたかと思います。
よし!それじゃ不用品業者に依頼しよう。
そう思うほどのメリットが、見い出せない方のために、わかりやすくお伝えします。
- 運搬作業は全てお任せだから自分は何もしなくていい
- 都合のいい日程・時間に回収してもらえるから忙しい人にも利用しやすい
- 電動ベッド以外にも不用な家具や電化製品、衣類もまとめて回収してもらえる
- 即日引き取りに来てもらえる
- 状態が良ければ買取してもらえる場合がある
自治体の回収で、安く処分するには、多くの手間と時間が必要です。
不用品回収業者へ依頼するメリットは、「時間」「手間」「労力」の全てを、自分の代わりに肩代わりしてくれることです。
支払うデメリットと対応してくれるメリットを比較して、自分に合った電動ベッドの処分を考えてみてください。
電動ベッド処分を業者依頼する際の注意点
不用品回収省者は、全てが優良業者ではありません。
中には、悪質な業者もあり、回収してもらった後に、多くのトラブルが発生しています。
ここでは、実際に起きた業者との、トラブルについて解説します。
高額を請求された
悪質業者の基本は、高額請求です。
優良な業者なら2〜3万円で済む処分費用が、悪質業者の場合は、数十万になる額を請求されるケースがあります。
- 見積もりの明細を曖昧にして新しい項目で請求を上乗せされた
- 無料と言っていたのに最終的に高額を支払うことになった
- 処分が難しい不用品は対象外と言われて多額を支払わされた
悪質業者は、作業に取り掛かった後で、見積もりに記載のない項目に対して、どんどんオプション金額を加算してきます。
無料をアピールしてくる業者は、絶対に信頼してはいけません。
不法投棄された
不法投棄は、悪質業者ならではの手口です。
引き取ってもらって安心していたら「お宅の不用品が不法投棄されていますよ」と、1本の電話が警察から届きます。
これは悪質業者が、無料をアピールして、高額請求を受け取った後に起こる、典型的な例です。
そもそも、引き取った不用品は、業者が最終処分場所に、費用を支払って処分すべきものですが、その費用を支払いたくない、悪質業者がよく使う手口です。
最悪の場合、罰金や懲役などの刑罰が、依頼者に降りかかってくることがあるため、十分注意してください。
電動ベッド処分にお困りなら粗大ゴミ回収サービスへ
自治体に手配したり、重いベッドを運び出すために、人手を借りたり、時間と労力がかかるため、どう頑張っても、なかなか処分できない悩みに突き当たります。
部屋片付け・ゴミ捨て代行顧客満足度No.1の「粗大ゴミ回収サービス」は、相談・見積もり無料で、運び出し作業も即日回収可能。
その他の不用品も、まとめて回収する「積み放題プラン」もご用意しています。
電動ベッドの処分にお困りなら、電話、フォーム、LINEでお気軽にご相談ください。
急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。