この記事では、川崎市で洗濯機を処分する5つの方法を解説します。
洗濯機は中に資源を多く含む「家電4品目」の一つで、粗大ゴミとしては捨てられません。
不要になった洗濯機はリサイクルを前提とした処分をする必要があり、手放すには家電量販店や不用品回収業者などへの依頼が必要です。
また、処分時は法律で義務付けられた2種類の料金の支払いも必要となります。
川崎市で洗濯機の処分にお悩みの方はご覧ください。
洗濯機は家電リサイクル法の対象製品
洗濯機は「家電リサイクル法(正式名称:特定家庭用機器再商品化法)」で指定されている家電4品目の一つです。
主な家電4品目(家庭用のみ)
- エアコン
- テレビ(ブラウン管,液晶・プラズマ)
- 冷蔵庫,冷凍庫
- 洗濯機,衣類乾燥機
家電4品目は他の家具・家電より重量が重いうえに、硬い部分が多く一般の粗大ゴミのように処理することが難しいという課題を抱えていました。
また、内部に金属などの有用な資源も含むことから、1998年6月に定められた家電リサイクル法によってメーカーによるリサイクルが義務付けられたのです。
川崎市を含め多くの自治体で洗濯機などの家電4品目は回収できないため、手放す時は購入した家電量販店や指定引取場所に依頼して処分する必要があります。
家電4品目の処分時には「家電リサイクル料金」や「収集運搬料金」が必要となるため、事前に確認しておくのが欠かせません。
洗濯機処分に必要な料金とは?
洗濯機を処分するには、主に3つの料金が必要です。
- リサイクル料金
- 収集運搬料金
- 処分方法ごとの回収料金
引っ越しや退去の準備中はお金がかかることも多いため、事前に洗濯機の処分費を知っておき予算内で準備や処分を終えられるようにしてください。
リサイクル料金
洗濯機を捨てる時は、メーカーが再商品化を行う際に必要な料金として「リサイクル料金」を捨てる側が支払わなければなりません。
この料金は、家電リサイクルプラントへ運び込まれた家電4品目から有害物質を取り除いたり部品を破砕したりする際のコスト、さらに資源を再利用するための工程などに充てられます。
リサイクル料金は洗濯機を製造したメーカーごとに異なる点が特徴です。
収集運搬料金
小売業者が利用者から洗濯機を引き取り、指定引取所まで運搬するために必要となるのが収集運搬料金です。
この料金は業者ごとに設定できるため、料金の幅が広いのが特徴です。
依頼先によっては大きな差が出ることもあるため、洗濯機の処分コストを抑えたい時は回収してもらう家電量販店を吟味するようにしてください。
処分方法ごとの回収料金
処分方法によっては、リサイクル料金や収集運搬料金以外の料金がかかるケースもあります。
たとえば不用品回収業者に依頼する場合は、品目ごとに設定された回収料金が発生します。
とはいえ、別のコストがかかるのは、不用品回収業者が洗濯機を自宅内から運び出すといった特別対応ができるからです。
「依頼できる作業の幅が広い」と、家電量販店などに依頼するよりコストは高くなりやすいですが、その分処分の手間が抑えられて便利です。
▼悪徳業者の特徴は以下の記事で解説!業者トラブルを回避するには?▼
川崎市で洗濯機の無料回収はできない!
川崎市で洗濯機を安全に無料回収してもらう方法はありません。
家電4品目に該当する洗濯機は、処分時に「リサイクル料金」と「収集運搬料金」を払うことが義務付けられています。
無料回収を謳う業者は、「無料」というワードで依頼者を集めて別の名目で高額料金を請求する悪徳業者と言って差し支えありません。
一度でも依頼するとしつこく支払いを迫られたり、個人情報を抜き取られて悪用されたりする恐れがあります。
洗濯機をはじめとした不用品の処分は、お金がかかっても有料かつ評判が良い業者に依頼するのが懸命です。
川崎市で洗濯機を処分する5つの方法
川崎市で洗濯機を処分する5つの方法を解説します。
- 家電量販店など購入店舗に引き取ってもらう
- 家電リサイクル協定店に引き取ってもらう
- 近くの指定引取場所に持ち込む
- リサイクルショップやフリマアプリで売る・譲渡する
- 不用品回収業者に回収してもらう
予算や持ち込み方法、手間などを考えながら合った方法を選んでみてください。
家電量販店など購入店舗に引き取ってもらう
洗濯機の処分方法としてベターなのが、家電量販店に引き取ってもらうことです。
新しい洗濯機を買う場合はその店舗で、洗濯機の処分だけしたい場合は過去に購入した店舗での引き取りが可能となっています。
新製品の配達員に自宅から回収してもらうか、店舗に自身で持ち込む2つの方法が選べるので体力やスケジュールに合わせて検討してみてください。
なお、自宅での収集からリサイクルプラントまでの運搬にかかるコストに使われる「収集運搬料金」は業者ごとに異なります。
以下に主な家電量販店の収集運搬料金を記載するのでご参考にしてください。
【家電量販店別】洗濯機の収集運搬料金
家電量販店 | 収集運搬料金 |
---|---|
ヤマダデンキ | 2,750円 |
ケーズデンキ | 2,750円 |
ビックカメラ | 2,200円 |
ヨドバシカメラ | 550円 |
ノジマ | 4,180円(買い替えあり) 5,830円(処分のみ) |
家電リサイクル協定店に引き取ってもらう
家電量販店ではなく、家電リサイクル協定店にも引き取ってもらうことが可能です。
家電リサイクル協定店とは、川崎市が協定を結んだ市内の家電小売店のことで、主に町の商店などが対象となっています。
洗濯機を処分したいが、過去に購入した店舗がわからない方や、購入店舗の閉店で回収先が見つからない方はリサイクル協定店も引き取り依頼先の候補となります。
「リサイクル料金」と「収集運搬料金」が必要になるので、詳細な費用や支払い方法を知りたい場合は各店舗への問い合わせが必須です。
近くの指定引取場所に持ち込む
洗濯機を含む家電4品目は、近隣の指定引取場所に自力で持ち込む形で手放すことも可能です。
指定引取場所とは、あちこちから回収された家電4品目を製造メーカーが引き取る拠点です。
一般市民でも利用できる場所で、事前に郵便局でリサイクル料金を振り込んでおけば、捨てたい洗濯機を予約いらずで持ち込めます。
川崎市では以下の4拠点が指定引取場所です。
【川崎市の指定引取場所一覧(一部東京都)】
名称 | 所在地 | 連絡先 | 受付時間 |
---|---|---|---|
東芝環境ソリューション(株) | 横浜市鶴見区 寛政町20-1 |
045(501)5477 | 午前9時〜午前11時30分 午後1時〜午後4時30分 ※土曜日は午前のみ |
日本通運(株) 横浜都筑指定引取場所 |
横浜市都筑区 佐江戸町433 |
045(929)6122 | 午前9時〜午前11時30分 午後1時〜午後4時30分 |
スガヤメタル(株) | 横浜市都筑区早渕 1-25-33 |
045(591)6266 | 午前9時〜午前11時30分 午後1時〜午後4時30分 |
(株)ロジネットジャパン 東日本大田区指定引取場所 |
東京都大田区京浜島 3-3-12 |
03(5755)9100 | 午前9時〜午前11時30分 午後1時〜午後4時30分 |
リサイクルショップやフリマアプリで売る・譲渡する
比較的状態が良く、需要の多い人気メーカーの洗濯機ならリサイクルショップやフリマアプリで売れる可能性があります。
洗濯機を処分する時はリサイクル料金や収集運搬料金によって出費が発生するのが一般的です。
しかし、洗濯機を売る形で手放せば、送料を払ったとしても利益が出てお小遣い稼ぎにつながる可能性があります。
不用品回収業者に回収してもらう
洗濯機を手間なく処分したい場合、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者の多くは、自宅内から洗濯機を運び出す作業に対応しています。
ほとんどの洗濯機は、大人でも一人で外に出すのが難しいサイズ・重量なため、家電量販店や指定引取場所に持ち込むのも大変困難といえます。
持ち込む時の協力者が見つからず、洗濯機を手放せない場合は不用品回収業者に依頼して自宅内から回収してもらうのがおすすめです。
川崎市の洗濯機回収サービスがある家電量販店の例
洗濯機を回収できる川崎市の主な家電量販店を紹介します。
大手の家電量販店なら、基本的に洗濯機を含めた家電4品目の回収が可能です。
店舗名 | 住所 | 電話番号 |
---|---|---|
ヤマダデンキ テックランド川崎店 |
神奈川県川崎市川崎区港町12-1 | 044-221-9801 |
ヤマダデンキ テックランド向ヶ丘店 |
神奈川県川崎市宮前区平2-3-10 | 044-856-5515 |
ビックカメラ ラゾーナ川崎店 |
神奈川県川崎市幸区堀川町72-1 ラゾーナ川崎プラザ 1F~4F Plaza East |
044-520-1111 |
ヨドバシカメラ マルチメディア川崎ルフロン |
神奈川県川崎市川崎区日進町1-11 ルフロン 地下1階~4階 |
044-223-1010 |
ノジマ 川崎水沢店 |
神奈川県川崎市宮前区水沢2-3-8 | 044-978-1611 |
ノジマ イオン新百合ヶ丘店 |
神奈川県川崎市麻生区上麻生1-19 イオン新百合ヶ丘5階 |
044-959-0071 |
コジマ×ビックカメラ 梶ヶ谷店 |
神奈川県川崎市高津区梶ケ谷2-2-3 | 044-860-2411 |
※サービスは変更になる可能性があるため事前に店舗に確認してください。
▼各家電量販店の回収サービスは以下の記事でも詳しく解説中!▼
洗濯機を処分する前に準備しておくこと
洗濯機を処分する時は、以下の3つの工程を進める必要があります。
- 水抜き作業をする
- 中身を空にして電源コードやホースをまとめる
- 搬出経路を確保する
各工程を実施しないと処分時に怪我をしたり、上手に自宅内から出せなくなったりとトラブルの原因になりかねません。
自力での処分を検討している方はご参考にしてください。
水抜き作業をする
処分予定の洗濯機は事前に水抜きをし、搬出時に水が漏れないよう対策する必要があります。
【水抜きの手順】
- 水栓を閉める
- 中身に何も入れずスタートボタンを押す
- 10秒ほどで洗濯機を止め、電源を切ってから給水ホースを外す
- 再度電源を入れて脱水モードで水分を飛ばす
- 内部の水気を拭き取る
- 洗濯機を傾けて水を抜き、排水ホースを外す
水を抜くと床を濡らさずに済むだけではなく、本体が軽くなることで運び出しも楽になります。
中身を空にして電源コードやホースをまとめる
電源コードやホースなど、長い付属品はまとめて別の袋などに入れておくのが安心です。
洗濯機本体につけたままだと運び出しの際にほどけてしまい、転倒の原因となりかねません。
安全に搬出作業を進めるにも、付属品をなるべく外しておきましょう。
搬出経路を確保する
重い洗濯機を何度も持ったり置いたりするのは非常に負担です。
一度持ち上げた後、スムーズに自宅外まで持っていくためにも廊下や階段といった搬出経路は綺麗に片付けておきましょう。
特にタオルや布など、足を滑らすような物は必ず片付けておき、転倒や怪我につながらないよう対策するのが重要です。
まとめ|洗濯機は資源を活用できる形で手放そう
洗濯機は内部に資源を多く含み、正しく処分すればメーカーの手によって新しい洗濯機として生まれ変わります。
リユース・リサイクルに貢献するためにも、家電量販店や指定引取場所を利用して、資源の再活用を促す方法で洗濯機を処分するのが大切です。
また、洗濯機を自宅から運び出すのが難しい場合は不用品回収業者を利用するのもおすすめといえます。
自宅内からの運び出しに加え、他の不用品や粗大ゴミも迅速に回収でき、引っ越しや退去の際に非常に役立ちます。
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急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。