石膏ボードの処分方法は?業者・個人ともに適正処理必須【罰則規定に注意!】

石膏ボードの処分方法

石膏ボードは、壁や仕切りなどの広い用途で使われている資材です。ホームセンターでも安価で入手できるので、DIYでも人気。

石膏ボードは、「産業廃棄物」に該当するため排出者は産業廃棄物処理法を守った処分をしなくてはなりません。そのため、違反をすると罰則規定もあります。

今回は、そんな石膏ボードの処分方法や費用について解説します。

産業廃棄物の処分を業者に委託する時は、良質な業者を選ぶと安心です。

石膏ボードの廃棄で悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。

石膏ボード処分時に知っておくべき基本情報

石膏ボードは、鉱物の石膏を板状にし、特殊なボード用原紙で製造された建築資材です。

安価なうえ工事でも扱いやすいため、住宅の壁や天井・床の下地・内装などに使われています。また、DIYでも使いやすい人気資材の一つです。

メリット デメリット
安価 点の衝撃に弱い・欠けやすい
施工性に優れている 水分に弱い
耐火性・断熱性が高い 釘やネジで固定できない
遮音性が高い 一般ゴミで廃棄できない

壁材・ボードの見分け方

壁材で主に使われるものは、以下の6つです。

  • 石膏ボード
  • ケイカル板
  • 木壁
  • 合板壁
  • コンクリート壁
  • 土壁

土壁以外だと、クロスを貼って仕上げるため外観だけでは見分けがつきにくくなります。

壁材の一つであるケイカル板は、不燃建材と認められています。耐水性もありキッチン・洗面所のほか軒天、駐車場の天井など直接雨がかからない屋外などで用いられる資材です。

壁材 見分け方
石膏ボード ・画鋲が簡単に刺さる・抜きやすい

・画鋲の先に白い粉が付く

・叩くと空洞の音がする

・厚み 9.5㎜、12.5㎜、15㎜、21㎜

ケイカル板 ・ビスが効かない

・厚み 8㎜、10㎜、12㎜

木壁 ・ピンがささりにくい
合板壁 ・叩くと「ポンポン」という音がする

・画鋲が刺さる

コンクリート壁 ・固くて画鋲など刺さらない

・叩くと「ペチペチ」という音がする

壁材の特徴を知ることで、建築の際には最適な使い方ができます。また。壁材の処分時には産業廃棄物処理法を守って捨てなくてはなりません。そのためにも、きちんと壁材の種類を把握しておきましょう。

石膏ボードの処分方法【個人もマニフェスト必須】

処分が必要な石膏ボード

前述のように、石膏ボードは一般ゴミで捨てられません。その理由は、埋め立て処理した際に石膏に含まれる硫酸イオンから硫化水素が発生する恐れがあるため。硫化水素は、悪影響を人体に与える物資です。

そのため、石膏ボードの処分は、産廃法に基づいて行う必要があります。

産業廃棄物を捨てる方法は、以下の2種類です。

産業廃棄物処理業者に処分を依頼する

石膏ボードの処分は、産業廃棄物処理業者へ依頼すれば回収・処分をしてくれます。ただし、産廃物の処分は「産業廃棄物処分業許可」を保有している業者しかできません

もし、許可を得ていない業者に依頼をしてしまうと、「排出事業者に対して5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、あるいは両方を科される」ため、石膏ボードの処分を依頼する際には業者選びは注意が必要です。

処分場へ自分で持ち込む【個人でもマニフェストが必要】

DIYで不要になった石膏ボードを捨てる場合、自分で処分場へ持ち込むことも可能です。

ただし、石膏ボードを始め産業廃棄物の処分はマニフェストの発行が必要となります。マニフェストの作成をしておかなくてはならず、手間がかかることも多いです。

  • マニフェストとは、産業廃棄物が適正処理されたか確認するために排出事業者が交付する伝票

マニフェストは、排出事業者と処理業者のいずれも5年間の保管が義務付けられている大事なものです。

個人で石膏ボードを処分場へ持ち込めば、業者に依頼するより費用がかからないメリットはあるものの、以下の場合はデメリットもかなりあるでよう。

  • 石膏ボードの大量にあると持ち込みの負担がかかる
  • 石膏ボードの粉で車内が汚れる

上記のような場合は、業者に依頼する方が安心で確実に処分ができます。

石膏ボードの処分費用

石膏ボードの処分費用は、状態やリサイクルの可否、配合物の有無などで変動します。業者の見積もりを見る時にも、費用相場を知っておけば適切な価格か判断しやすいはずです。

石膏ボードはリサイクル不可だと処分費が高くなる

石膏ボードでも、下表のように状態によって処分費用が大きく変わってきます。

状態 処分費用相場(㎥あたり)
リサイクル可能な
石膏ボード
新品

水濡れなし

紙クロスが貼られている

12,000円~
リサイクル不可の
石膏ボード
ミンチ状

水濡れあり

カビが発生

他の廃棄物と混じっている

30,000円~

業者に見積もりを依頼する際は、あらかじめ石膏ボードの状態を確かめておきましょう。

石膏ボードの処分費用相場

石膏ボードは、立米あたりほか、枚数やkgごとの処分にも対応している業者もあります。

解体・建設業者向けではなく、DIYで使ったものを処分したい方や少量の処分時にも対応してくれるので、石膏ボードの処分に困った時に手軽に依頼できます

処分費用相場
1枚当たり 2,000円~
㎏当たり 100~200円
立米当たり 新品端材 10,000円~12,000円

解体後 20,000円~

タイル・木・金属など付着物あり 25,000円~

※業者により基本料金が別途かかる場合もあります。

現在では建築資材に使用されなくなったアスベストですが、古い建築物には使用されている可能性があります。

アスベストやヒ素を含む石膏ボードかを特定は、以下の3つの方法で可能です。

  • 石膏ボードの商品名で検索する(型番が「OY」で始まるもの⇒ヒ素が含まれている可能性あり)
  • 築年数で調べる(2004年以前の屋根材⇒アスベスト含有の可能性あり)
  • 専門業者に調査を依頼する(商品名や築年数が不明の時)

石膏ボードがアスベストを含んでいる場合、通常は解体前にアスベスト除去工事が必要です。

  • 除去費用相場3,000円/㎡程度

産廃業者によっては、アスベストを含んだ石膏ボードか事前申出なしの場合や現場で判断できない時にはの回収できないところもあるので注意してください。

石膏ボードは適正処分を!厳しい罰則規定あり

産廃の処理で違反をした場合の罰則規定

石膏ボードを適切に処分するためにも、産業廃棄物処理法の知識を知っておかなくてはなりません。

排出者が石膏ボードの不適切処理をすると、産廃法で法令違反とされ罰則が科せられます。したがって、石膏ボードの処分は産廃法に基づいた処理が可能な業者を選ぶことが大事です。

石膏ボードの処分で知っておくべき注意点2つ

石膏ボードを処分する際には、注意しておくべき点が2つあります。石膏ボードの性質を知らずにうっかりやってしまうこともあるので、必ず目を通しておきましょう。

絶対に一般ゴミで処分してはいけない【少量でもNG】

石膏ボードを可燃ゴミや不燃ゴミの中に混ぜて出すのは、絶対にできません。なぜなら、石膏ボードは、不適切な扱いをすると有毒な硫化水素を発生することがあったり一部の石膏ボードにはヒ素が含まれていたり、人体への悪影響があるためです。

そのため、石膏ボードは産業廃棄物に指定されています。

DIYの残りで少量だからといっても一般ごみと混ぜて排出しないようにしてください。

水濡れで硫化水素が発生する恐れがある【危険】

石膏ボードは、水濡れしてしまうと硫化水素を発生させる恐れがあります。特に、石膏ボードを屋外に放置し雨に濡れて、硫化水素が発生してしまう事態には注意してください。

硫化水素の量にもよるものの死に至ることもあり、石膏ボードの取扱いを知らないと非常に危険です。

不要な石膏ボードは、濡れる場所での放置を避け速やかな処分をしましょう。

石膏ボードの処分を産廃業者に依頼するメリット

産廃業者への依頼メリット4選

石膏ボードを含め産業廃棄物を処分は、産廃業者に委託すると4つのメリットがあります。

  • 産業廃棄物の分別の手間が不要
  • 適正な処理・リサイクルを行うので排出者も安心
  • 大量処分でも格安定額プラン(トラック積み放題)で委託可能
  • 即日処分も可能

産廃業者なら法令に基づく石膏ボードなどの処分・リサイクル処理を任せられるので安心です。それだけ本業に集中できるので、合理的でもあります。

石膏ボード処分業者の選び方3つ【失敗なし!】

産廃業者の選び方3選

石膏ボードを適切に処分するには、産廃業者の選び方に注意が必要です。選び方を把握しておけば、良質な産廃業者に依頼できます。

ここでは、産廃業者の選び方3選をご紹介します。

産廃処分の許可業者を選ぶ

「産業廃棄物処分業許可証」を取得している業者を選ぶが大前提です。産業廃棄物の収集運搬と処分を許可されている業者の証なので、確認しておきましょう。

許可証には、許可番号・優良マーク・住所・氏名・代表者・許可の年月日・許可の有効期限などが記載されています。

口コミが多く評判が良い業者だとしても、産廃処分の許可がなければ石膏ボードの処分はできません。

見積りや出張が無料の業者を選ぶ

産廃業者の比較にとても役立つのが、見積もりです。ただし、出張や見積もりが無料の業者を選ぶようにしてください。無料なら、最低でも2~3社に見積もりの相談しやすいはずです。

中には、出張見積もりが有料だったり、書面の見積りを出さなかったりする業者もあるので、始めから選択肢から外しておくのが賢明です。

定額プランが安い業者を選ぶ

少しでも、石膏ボードの処分費用を抑えるためには、定額積み放題プランの費用を比較することをおすすめします。

トラック積み放題プランは、定額で載せ放題になるためお得な処分に最適です。石膏ボードだけではなくさまざま廃棄物を同時に出す方が多いでしょう。

木材タイヤ廃材廃油汚泥・レンガ・アスファルト・モルタル・危険物などの事業ゴミの処分を、一括で委託できるので効率的、かつ経済的です。

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トラック積み放題プランに関する記事は、以下もご覧ください。

≫積み放題の不用品回収は本当にお得?トラックの大きさで料金・詰める量を比較

≫不用品回収の2tトラック積み放題はお得?積める量と料金相場を紹介

石膏ボードや他の産廃物の処分ならお任せください!

石膏ボードの処分は、適切な処理を行う産廃業者に依頼する必要があります。石膏ボードの排出者も、法令を守らないと罰則が科せられることも。そのためにも、産廃業者選びは非常に重要です。

石膏ボードを始め産業廃棄物の処分を依頼するなら、東京/ 千葉/埼玉/神奈川エリアの不用品回収に完全対応している『粗大ゴミ回収・不用品回収・ゴミ屋敷清掃のパイオニア!粗大ゴミ回収サービス』へお任せください。

当社は、一般家庭のゴミの他にも産業廃棄物・事業ゴミにおいても適切な処理が可能です。

石膏ボードの他にもアスファルト・モルタル・タイヤ・廃材など産業廃棄物の処分を検討中であれば、どうぞお気軽に無料見積もりをご利用ください。

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