便利に使ってきたパイプベッドも、使わなくなるとただのゴミ。
処分に頭を悩ませる人も多い家具です。
軽いスチール素材で作られているパイプベッドも、捨てるときには粗大ゴミの大きさになるため、処分するのには、手間と費用がかかります。
「どうやって処分したらいいの?」今回はパイプベッドの処分にお困りの方に、手早く簡単に処分できる方法を解説します。
パイプベッド処分にかかる費用相場は?
では、パイプベッドを処分するのには、どれくらいの費用がかかるでしょうか。
自治体の処分方法が安く感じますが、解体作業、予約手配、チケット購入、当日朝の運び出しに、結構な時間と手間がかかります。
処分方法 | 処分費用 |
---|---|
自治体の粗大ゴミ | 1,000円〜1,200円 |
自治体の施設へ持ち込み | 10kgあたり90円〜 |
買い替えのときに引き取り | ニトリ:4,400円 |
不用品回収業者 | 3,000円〜6,000円 |
引越し業者に引き取り | 業者による |
どの方法が一番効率が良いか、考えて処分方法を選択しましょう。
不要になったパイプベッドを処分する方法8つ
パイプベッドを処分するタイミングは、引越し、リフォームなどでしょう。
使わなくなった大きなベッドはできるだけ早く処分したいものですね。
パイプベッド自体は、粗大ゴミ扱いになり、自治体で処分する場合は、事前予約などの手続きが必要です。
ここでは、自治体で処分する方法から、手早く処分する方法の8つをご紹介します。
粗大ゴミとして処分する
地域によって異なりますが、一般的な自治体の粗大ゴミ基準は、最大30〜50cmを超えるものとされているため、無料の不燃ゴミとして処分することはできません。
多くのパイプベッドは、六角レンチやスパナなどの工具を使って、分解することができますが、30分〜1時間ほどかかります。
- 工具を扱うのが苦手
- 止め金具が固くて回らない
- 仕事や引越しの準備で忙しい
- できればそのままの形で処分したい
準備ができたら自治体に連絡して、チケット購入などを行います。
申し込みから、回収まで約10日〜14日間、自分で指定場所と、指定時間に搬出する必要があります。
自分で解体できないときや運搬ができない場合は、他の方法を考えましょう。
自治体の処理施設に自分で持ち込む
自治体によっては、持ち込み処分に対応している場合があります。
お住まいの自治体が、受け入れ可能な施設があるか、確認してください。
- 事前予約
- 自分で持ち込む
- 住居が処理施設と同じ市内
自治体の処理施設へ持ち込んで処分する場合は、大阪市ですと、ゴミ重量10kgあたり90円で処分できます。
自治体によっては、持ち込みの処理施設がない地域もあります。
事前に市役所等に確認しましょう。
買い替えと同時に引き取ってもらう
新しいパイプベッドを購入する際に、引き取ってもらう方法があります。
ニトリでは、新しく購入する、同じくらいの大きさの家具なら、1点4,400円で引き取ってくれます。
IKEAでは、ベッドフレームの引き取りには対応していません。
不用品回収業者に依頼する
今すぐ処分したい人は、不用品回収業者がおすすめです。
パイプベッドなら、即日回収してくれるでしょう。
ベッドの大きさや材質によっても異なりますが、3,000円〜6,000円が相場です。
引越し業者に引き取ってもらう
引越しのタイミングで、パイプベッドを処分したい場合は、引越し業者に相談してみましょう。
ただし、不用品を回収する、許可を持っていない引越し業者も多いため、処分してもらえないことがあります。
引越し業者 | 引き取りの対応 |
---|---|
クロネコヤマト | 単身者向け引越しサービスプランは引取不可 |
サカイ引越しセンター | 大型家具は不可 |
日本通運 | 地域によって異なる |
アート引越センター | 引き取り不可 |
アリさんマークの引越し社 | 大型家具は引き取り不可 |
家電のリサイクル品の引き取りは行っても、大型家具には対応していない業者がほとんどです。
パイプベッドの譲り先を探す
地元の掲示板、ジモティーを利用して譲り先を探す方法があります。
近くの人同士でやりとりするので、発送する必要はありませんが、自宅まで取りに来てもらう必要があり、プライバシーを気にする人には不向きです。
また、引き取り手が見つかるまで、保管しておく必要があるため、すぐに処分したい場合はおすすめできません。
取引が苦手な人も、別の方法を考えた方が良いでしょう。
リサイクルショップへ持ち込む
リサイクルショップへ持ち込んでも、価格がつかないことがあります。
当然店頭に陳列して売れる商品でなければ、買い取ってもらえません。
パイプベッドの汚れや使用状態、製造メーカー、使用年数などの査定基準にクリアできない商品は、買い取ってもらえる可能性は薄くなります。
値段がつかず悲しい思いをする上に、家に持ち帰る時間も労力もかかります。
オークションやフリマサイトを利用する
オークションやフリマサイトでは、3,000円くらいから出品されている、中古のパイプベッドもあります。
入札がほとんどされていないところを見ると、あまり需要が大きいものではないことがわかります。
送料も高額になってしまうため、取りに来てくれるなら、という取引がほとんどです。
落札されるまで保管しなければならないため、処分を急ぐ人にはおすすめできません。
パイプベッド処分時に一緒に処分してしまいたいもの【案外かさばる布団周り】
引越しや模様替えで、早く処分したい場合に手こずるのが、パイプベッドと一緒に処分したい寝具です。
ここでは、それぞれの処分方法について、簡単にお伝えします。
- マットレス
- 布団類
マットレスに使用されているスプリングは「適正処理困難物」に指定されており、粗大ゴミとしても処分できない地域がほとんどです。
その場合は、自分で解体して、布の部分は燃えるゴミに、スプリングは不燃ゴミとして処分しなければなりません。
スプリングの処分方法について詳しく知りたい人は、別記事『マットレススプリングを処分する!』で解説していますので、参考にしてください。
布団類は、粗大ゴミとして処分するか、細かく刻んでゴミ袋に入れて、燃えるゴミとして処分しましょう。
自治体のゴミとして処分する場合は、どうしても時間と手間がかかります。
まとめて処分してもらえる不用品回収業者への依頼がお手軽でしょう。
パイプベッドの間違った処分方法【自治体ルール】
パイプベッドを処分するとき、注意する必要があるのは、お住まいの自治体に定められたルールです。
粗大ゴミのサイズ基準も「○○cmまでカットしなければならない」「袋に入っていればいい」「粗大ゴミシールを購入して貼る」など、自治体によってかなり違いがあります。
事前に処分するように申請したものと、違った場合は、せっかく指定された場所に運んでも、放置されてしまうため、役所に依頼した通りのゴミしか指定場所に持ち込むことはできません。
また、指定の時間までにゴミを出せなかった場合も、待ってもらえないため、改めて役所に予約をしなければなりません。
自治体のゴミとして処分する場合は、事前にしっかり確認しておきましょう。
パイプベッドをサクッと処分するなら【不用品回収業者】
最も簡単で、どの方法よりも早く処分できるのは、不用品回収業者です。
引っ越しや急用で処分を急ぐときは、不用品回収業者なら依頼してからすぐに回収してくれます。
費用もそれほど高くないため、手間と時間をかけて処分するよりもおすすめです。
では、どんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは不用品回収業者に依頼するメリットを解説していきます。
処分するまでのスピードが早い
不用品回収業者の大きなメリットは、パイプベッドがすぐに処分できることです。
自治体の粗大ゴミなら10日〜14日後の回収日まで待つ必要がありますが、不用品回収業者なら、パイプベッドを解体する必要もなく、即日対応してくれます。
自分で作業する手間がかからない
不用品回収業者なら、一切の手間がかかりません。
粗大ゴミなら、解体、回収の予約、チケットの購入、運び出しの手間がかかりますし、オークションやフリマサイトも、登録が必要です。
何よりも、作業する時間を別の有効的な時間として使うことができます。
無料で見積もりしてくれる
優良な業者は、見積もりが無料です。
見積もってもらって、納得できない金額なら、その場で断っても費用はかかりません。
早い業者なら、電話で連絡してから、最短25分ほどで駆けつけてくれるため、処分をお悩みなら相談してみましょう。その場で回収してもらえるチャンスです。
買取してもらえる可能性がある
不用品回収業者の中には、不用品を買取してくれる業者もあります。
パイプベッド以外にも、家電や家具など、引越しなどで不用品が出る場合は、一緒に見積もってもらうと良いでしょう。
状態がいい、年式が新しい、人気がある、などの商品は高額買取の可能性もあります。
他にも一緒に処分したいものも回収してもらえる
引越しなどで、ある程度の不用品がある場合は、トラック積み放題プランを利用すると便利です。
金額の上限が決まっていて、分別、運搬、処分費用も全てコミコミです。
見積もり以外に、費用を請求されることがないので、安心して依頼できます。
不用品の回収業者を装う悪質業者に注意!
不用品回収業者を装った、悪質業者に注意してください。
パイプベッドくらいなら大丈夫だろう、軽い気持ちで格安の業者に依頼して、高額請求される事例がたくさんあります。
ここでは、悪質業者に騙された、実際の被害についてお伝えします。
チラシの業者に依頼したら高額請求された
ポストに投函された、チラシの業者に連絡したら、3万円と言われたが、実際に荷物を積み込んだ後に30万円と言われた。
支払いを拒むと、処分費用と積み込み料金は違うと言われて、結局30万円を支払うハメになった。
高齢者は返金されると言われて高額を支払った
高齢者は、領収書を役所に持っていけば、支払った額の7割が返金されると言われたため、5万円を支払った。
後日役所に行って確認したところ、そんな制度はないと言われた。
領収書には、業者の住所も会社名の記載もなく、その後連絡が取れず泣き寝入りした。
家財を勝手に積み込まれて請求された
年配の母が、回収を依頼した不用品以外の家財を、勝手に車に積み込んで、回収費用として5万円を請求された。
依頼していないと言うと、高圧的な態度に出てきて、無理に支払わされた。
家電リサイクル商品でないものもリサイクル料を取られた
故障して使用できなくなった、ビデオデッキの回収を依頼したら、リサイクル料金として回収費用と別に2,000円を徴収された。
後で調べてみると、ビデオデッキは、家電リサイクルの対象外だった。
実際に悪質業者に騙されて、不当に支払いをさせられたケースです。
悪質業者は、少しでも早く安く処分したい人の、弱みに付け込んでくるため、注意が必要です。
パイプベッドを早く楽に処分するなら不用品回収業者へ
パイプベッドは、自分で処分するのは難しく、解体が苦手な高齢者や女性は、ケガをしてしまうことがあります。
また、自治体のゴミとして処分する場合は、予約、チケット購入、指定場所へ運搬するなどの、手間と労力が必要で、処分までに結構時間がかかります。
業者依頼なら、電話1本ですぐに駆けつけてくれて、即日回収も可能です。
「今すぐにでも処分したい」そんな方は、部屋片付け・ゴミ捨て代行顧客満足度No.1の「粗大ゴミ回収サービス」にご相談ください。
急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。