不用品回収業者50社の回収料金の相場リサーチし、不用品回収の相場を紹介します。
ごみ屋敷の片づけや、隠れゴミ屋敷と言われるマンション一室の「汚部屋」、遺品整理といったサービスのニーズが高まるにつれ、不用品回収業者需要は高まっています。
しかし、全国展開をしたり株式上場を果たす回収業者は少なく、全国区で有名な業者は存在しない状態です。またサービス内容や料金形態も地域の各業者任せで不明瞭なところがあります。実際に依頼をしようとする利用者からすれば、料金が一番気になるけれど、良く分からないという状態です。
そこで、ここでは回収料金がどのようにして決まるのかという料金の内訳や、基本料金の内容、オプション料金が発生するケースなどを解説していきます。また相場より安く不用品回収業者を利用するためのコツを紹介させていただきます。
不用品回収業者の料金はどうやって決まるのか
不用品回収業者に回収を依頼する際、回収してもらえる品目や、また、実際に回収を依頼したらいくらかかるのか、その相場を知りたい、という方は多いものです。
また自治体などから「悪質な業者に注意」という発信もあり不安を抱かれる方もいるでしょう。安心して回収を依頼するためには、まず不用品回収業者の利用料金がどのようにして決められるのかを知っておくことが望ましいです。
不用品回収業者の料金の算定方法は、大きく以下の2つに分類されます。
- 「基本料金」+「品目ごとの処分費」+「オプション料金」
- 「パック料金」+「オプション料金」
ほとんどの不用品回収業者は、上記2形式より料金を設定しています。単品など処分したい不用品の量が少ない場合、前者の料金プランを選択する方が安い料金で回収ができます。
ごみ屋敷やファミリー単位での引っ越し、遺品整理といった場合なら後者の軽トラックパックなどのパックプランの料金形態を採用している業者を使うことがおすすめです。
丁寧な業者からは、依頼主の最もお得になるプランを提案してもらえますので気兼ねなく相談してみましょう。
続いて各料金の内訳についてご紹介いたします。
基本料金の内訳
不用品回収の基本料金とは一体どんな名目で徴収される費用なのかをご説明します。
全ての業者が明記しているわけではありませんが、基本料金の内訳は、ガソリン代や車両利用代、またスタッフの人件費になります。相場は2,000円~5,000円に設定されていることが多いです。
不用品の量が少なくても多くても、基本料金が変わることはありません。しかしガソリン代等に割り当てられていることが多いので、業者の施設がある場所と依頼の住居が近ければ値段交渉の余地はあります。
事前見積りは当然に行ってくれますし、問い合わせや値段交渉も受けてくれる業者がほとんどですから、近所の回収業者を利用するなら、基本料金を安くできないか交渉をしてみることをおすすめします。
品目ごとの回収料金の相場
基本料金の他に、品目ごとに回収処分料金が設定されているのが通常ですが、これこそが「回収した不用品の処分に掛かる純粋なコスト」になります。50社の回収料金の相場を表にしました。あくまでも平均値ですが、法外な値段を請求する悪徳業者を見つけるのに、十分に活用できるものです。
家電リサイクル法対象品
家電リサイクル法対象品 | |
テレビ | 2,000~5,000円 |
冷蔵庫 | 3,000円~5,000円 |
洗濯機 | 3,000円~6,000円 |
エアコン | 2,000円~4,000円 |
4大家電と呼ばれる品目ですが、さまざまなサイズや重量があり、それによって価格が変わってくるため、料金の幅は広くなっています。他の家電商品と比較すると「リサイクル料」が発生するため4大家電の処分費は高めになります。
一般家電
一般家電 | |
電子レンジ | 500~1,500円 |
掃除機 | 3,000~5,000円 |
扇風機 | 500~2,500円 |
DVDプレイヤー | 500円 |
炊飯器 | 500円 |
空気清浄機 | 500~1,500円 |
小サイズの小型家電なら大体500円で処分をしてくれます。サイズが大きく、そして重量が増すほどに処分費は高額になります。
資源有効活用法対象品
資源有効活用法対象品 | |
デスクトップパソコン | 1,000~3,000円 |
ノートパソコン | 500~1,000円 |
CRTモニター | 1,000~3,000円 |
液晶モニター | 500~2,000円 |
パソコン本体や液晶モニターは資源有効活用法に触れるため、特別な処分を行う必要があります。本体は機能しなくても、中にある部品は十分リユースが可能な貴重な場合がありますから、料金は高めに設定されていることが多いのです。
家具
家具 | |
椅子 | 500~1,000円 |
座椅子 | 1,000円 |
こたつ | 1,000~3,000円 |
カラーボックス | 500円~1,000円 |
1人がけソファ | 1,000~3,000円 |
テレビ台 | 1,000~3,000円 |
タンス | 2,000~5,000円 |
ベッド | 3,000~5,000円 |
サイズと重さがあるものや、特別な処分方法が必要な品目は処分費が高くなります。逆に小さく軽いものや、処分に手間や特別な技術を必要としない品目は、処分費が安くなる傾向があります。
オプション料金の相場
最後に気になるオプション料金です。実はこのオプション料金こそが、見積りや作業後に追加請求されることが多いため、トラブルの元になっています。
50社を調査し、どんな作業をするとオプション料が請求されるのか、どのくらいの料金を請求されるのか相場を表にしたので、確認をしておくことをおすすめします。
オプション料金
サービス内容 | 料金相場 |
養生作業 | 2,000円~ |
分解・解体 | 1,000円~ |
深夜・早朝 | 5,000円 |
分別・荷造り | 5,000円~ |
取外し | 1,000~4,000円 |
吊り下ろし | 10,000円~ |
作業員追加 | 1人毎6,000円 |
階段搬出 | 1階毎1,000円~ |
このようにどのような作業が発生したら、オプション料金が発生するかがお分かりいただけたと思います。料金相場も合わせて知っておけば、事前見積りの際に相談できるようになります。
相場よりも高ければ、値引き交渉をしたり、値引きができなければ利用しなければ良いだけです。また、不用品の運び出しに手間が掛かるのであれば、事前見積りの際に正確に伝え、追加料金が発生するか否かを確認できます。
結果として作業終了後に突然請求され、損をした気分になるといったことはなくすことができます。
より安く不用品回収業者を利用するコツ
前述までの情報をもとに、2つの工夫をすることで、より安く不用品回収業者を利用できます。なるべく安く不用品を処分したいという方なら、2つの工夫を覚えておき、回収業者を利用する際に実践することをおすすめします。
分別を行う
分別や荷造りといったものは、できる限り自分で行うようにすると処分費は安く済ませられます。前述の表のとおり、分別・荷造り作業の料金相場は、5,000円にもなります。利用者であるあなたが、自分で分別や荷造り作業をしておくことで、オプション料金を減らすことができます。
5,000円の節約は、非常に大きい金額です。回収業者が行っている分別方法は自治体が設定しているルールと同じです。このため普段からごみを散らかさず、分別の癖をつけておき、違ったゴミ袋やごみ箱に入れておく癖をつけておけば、いざ不用品回収を依頼した場合でも安く済ませることができます。
清掃を行う
引っ越しの際にまとめて処分する。遺品整理の際についでにいらないものを処分といった利用を考えている方は多いものです。しかし清掃サービスを利用すると、運搬・処分費に加えて、清掃料金も取られてしまいます。
前述の荷造りや分別と一緒に清掃も普段からご自身で行っておき、なるべく回収業者に負担が掛からないようにすることで、割引が適用されることは珍しくありません。
時間的な余裕や少しくらいの労力なら惜しまないという方なら、ここで紹介した分別や荷造り、清掃などの作業は自分で行い、料金を安く利用できるように交渉をすることをおすすめします。
安い料金で不用品を回収します
粗大ゴミ回収サービスでは、通常の不用品回収の他にも、清掃や遺品整理のサービスも提供させていただいております。
追加料金等が発生するケースでも、作業前に必ずお知らせをし、利用者様が納得したうえでご依頼をお受けいたします。処分量が多い方向けの積み放題定額プランなら、基本料金などもすべて含めた金額で追加請求の心配もございません。
不用品の処分費がどのくらいの料金になるのか知りたいという方でも、お気軽にお問い合わせ下さい。