この記事では、コイルマットレスの処分方法を解説します。
現在の主流となっているスプリング入りのマットレスですが、いざ処分しようとなると悩まれる方も多いでしょう。
- 「そのまま粗大ゴミに出せる?」
- 「自分では分別は可能?」
- 「簡単に処分できる方法はない?」
上記のような疑問に向けて、処分時のポイントやメリットの多い処分方法をご紹介します。コイルマットレスだけでなく、ベッド本体やシーツ、毛布なども全て整理できるお役立ち情報をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
コイルマットレスは粗大ゴミで捨てられる?
マットレス自体は、自治体の粗大ゴミで回収可能ですが、コイル入りのマットレスは、自治体で回収できないケースが多く見られます。その理由は、内蔵されているコイルが「適正処理困難物」と見なされるから。
粗大ゴミ扱いでコイルごと回収してくれる自治体もありますが、まずはお住まいの自治体のルールを確認してみてください。
具体的な処分方法を、次の項で解説していきます。
コイルマットレスの処分方法4選
自治体の粗大ゴミで出せる可能性の低いコイルマットレスですが、処分方法を4つ紹介します。
- 自力で解体して分別する
- 新しいコイルマットレスと買い替える
- リサイクルショップを利用する
- 不用品回収業者を利用する
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
自力で解体して分別する
まず、粗大ゴミではなく、分別して一般ゴミで処分する方法があります。
マットレス自体は燃えるゴミ、コイルは金属なので燃えないゴミや資源ゴミなど、自治体のルールに従いましょう。主なコイルの種類は、以下の種類が挙げられます。
コイルの種類 | 特徴・処分方法 |
---|---|
ボンネルコイル | ベッドの一面にバネを敷き詰めた一枚物
大きな状態から自治体の一般ゴミの大きさまで小さくするため、ひたすらカットが必要 |
ポケットコイル | 約500個のスプリングがひとつずつ袋に入れられたタイプ
それぞれ袋から出して分別する必要がある |
手順は、以下の通りです。
- カッターで表面の布素材を切り開く
- ウレタンや布を取り除き、可燃ゴミ用に分別
- ボルトクリッパーやペンチでコイルを取り外し金属ごみに分類
- 素材別にゴミ出しのルールに沿って出す
自分で細かく解体・分別すれば通常ゴミとして無料で処分できますが、想像以上の労力を覚悟するべきでしょう。心身の負担だけでなく、工具や作業スペースなども整える必要があります。
マットレススプリングの捨て方は、以下記事を参考にしてください。
新しいコイルマットレスと買い替える
マットレスは、インテリアショップなどの販売店で、買い替え時に引き取りサービスを実施しています。主な販売店ごとの相場や条件を、以下の表にまとめました。
店舗名 | 引き取り相場 | 引き取り条件 |
---|---|---|
ニトリ | 4,400円 | 引き取り家具は購入品と同数量・同容量 同じ部屋に設置されている必要あり 自社製品以外でも対応可 |
イケア | 無料(搬入配送料別途) | 店舗で税込15,000円以上のソファまたはマットレス購入時に利用可 購入品と同種・同サイズ・同数の旧品を配送と同時に引き取り |
無印良品 | 3,000円 | 「同種家具引き取り可」と明記された家具の購入時のみ 同種・同数に限り対応 搬出可能であることが必要 |
フランスベッド | シングル7,700円~ | 当該店舗で同等品の購入が必須 要銀行振込 地域・商品により対応不可な場合あり |
基本的に新しいマットレスの購入が条件なので、単純に処分したいだけのケースには向きません。
リサイクルショップを利用する
状態が良く未使用に近いコイルマットレスであれば、リサイクルショップで買取してもらえる可能性があります。
有名ブランドや高品質モデルは、使用感がなければ価値が付きやすいでしょう。ただし、寝具であるマットレスは、少しでも使用感や汚れがあると、買取を断られるケースも否めません。
フリマアプリなどにも出品可能とは言え、需要や送料を考慮すると、早めに処分したい場合には難しい方法と言えるでしょう。
不用品回収業者を利用する
断トツでおすすめの処分方法は、不用品回収です。
粗大ゴミに出せず分別が必要なコイルマットレスは、自力で捨てるのはかなりの手間がかかります。解体するのも、リサイクルショップまで運搬するのも一苦労。
その点、不用品回収業者は、自宅まで取りに来てくれて運搬の負担がありません。また、引越し時などのせわしない時でも即日対応が可能なので、場所を取るマットレスを保管するストレスも減るでしょう。
コイルマットレスを処分する時の注意点
ここで、コイルマットレスを処分する時の注意点に焦点を当ててみましょう。
- 売却は難しい傾向にある
- 解体するのは至難の業
上記2点を、詳しく解説していきます。
売却は難しい傾向にある
コイルマットレスのような寝具類は、清潔感と価値が比例します。一度でも使用すると、中古市場ではほとんど価値がつかないのが現実。
特に、シミやへたりがある場合は、たとえ高価なマットレスでも、買い手が見つかる可能性は極めて低いでしょう。また、搬出や運搬の手間や高額な送料などのデメリットが目立つため、処分方法としては現実的ではありません。
解体するのは至難の業
コイルマットレスを自力で解体して分別するには、大きな労力と時間が必要だとお伝えしました。
シングルベッドのサイズでも、大げさではなく何百回ものカットや分別が必要です。さらに、コイル部分は鋭利でバネの力も強く、ケガのリスクも否めません。
苦労して解体しても、自治体によってはさらに条件が課されるケースもあるので、さまざまな方面から見ても無理して自分で解体するのは避けた方が得策です。
コイルマットレスの処分に回収業者利用がおすすめの理由
コイルマットレスの処分方法は、不用品回収を利用するのがおすすめ。具体的なメリットを紹介していきます。
- 連絡した当日に回収してくれる
- 運搬・搬出の手間がない
- ベッドや寝具などもまとめて引き取ってもらえる
それぞれ、参考にしてください。
連絡した当日に回収してくれる
不用品回収業者の大きな魅力は、連絡したその日に回収してもらえるスピード対応と言えるでしょう。
大きなコイルマットレスは、収納もできず、処分できるまでかなりの場所を取ります。引越しを控えている時などは、マットレス自体が邪魔になるでしょう。
その点、不用品回収業者は、電話やネットで依頼するだけで、最短即日で回収できる体制が整っています。退去日が迫っている、急に断捨離を思い立った、などのケースにも柔軟に対応してくれるでしょう。
運搬・搬出の手間がない
コイルマットレスは重くてかさばるため、部屋から持ち出すだけでも大変。特に、エレベーターのない集合住宅や戸建ての2階から降ろす際など、一人では難しいでしょう。
一方で、不用品回収業者に依頼すれば、部屋で待機しているだけで丸投げ可能です。スタッフが室内まで来て運び出してくれるので、体力に自信がない方や高齢者でも安心して処分できるはず。
壁や床を傷つける心配もなく、安全に作業が進められます。
ベッドや寝具などもまとめて引き取ってもらえる
コイルマットレスだけでなく、不要になったベッドフレームや布団、枕などの寝具もまとめて処分できるのも、不用品回収業者の大きなメリットです。
自治体の粗大ゴミ回収では品目ごとに分けて申し込む必要があるうえ、いちアイテムごとに予約を取らなくてはなりません。回収日も限られているため、複数の不用品を総入れ替えしたい時などは、かなりの手間がかかります。
不用品回収業者は、さまざまなアイテムを分別不要でまとめて回収できます。お得なパックプランを利用すれば、断捨離もあっという間にかないますよ。
パックプランなどの詳細は、次の項を参考にしてください。
コイルマットレスを不用品回収に出す際の費用相場
最後に、不用品回収業者にコイルマットレスの回収を依頼する費用相場をお伝えします。
不用品回収のシステムは、一般的に以下のメニューで料金が設定されています。
- 単品回収
- パックプラン
マットレス一つの単品回収も利用できますが、コストパフォーマンスの良い「パックプラン」もおすすめ。トラックの大きさで処分費用が決まるので、処分したい不用品の量が多ければ多いほど、お得感が増すでしょう。
トラックの大きさごとの費用相場を、以下の表にまとめました。
トラックの種類 | 料金相場 |
---|---|
軽トラックプラン(作業員1人) | 10,000円~25,000円 |
2tトラックプラン(作業員2人) | 50,000円前後 |
4tトラックプラン(作業員2人以上) | 80,000円前後 |
この機会に、ベッドやその他の寝具など一新したいアイテムの断捨離を検討してみてはいかがでしょうか。
コイルマットレスの処分方法に迷うなら『粗大ゴミ回収サービス』に相談しよう
今回は、コイルマットレスの処分方法や注意点などを解説しました。
コイル(スプリング)が含まれるマットレスは、粗大ゴミで回収できません。大きく重いコイルマットレスの処分は、手間のかからない不用品回収が断然おすすめ。
コイルマットレスだけでなく、古くなった毛布や枕、シーツなどの寝具もまとめて整理できるので、心身ともにすっきりするでしょう。
『粗大ゴミ回収・不用品回収・ゴミ屋敷清掃のパイオニア!粗大ゴミ回収サービス』は、コイルマットレスも分別不要で回収できます。見積もりも無料なので、まずはお気軽にお問い合わせください!
急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。