本記事では、引越し時に役立つ食器棚の処分方法を8つ紹介します。
引越しのタイミングで「使わない家具を処分したい」と考える人は多いでしょう。特に大型の食器棚は移動するにもコストがかかるため、引越し前に手放すのがおすすめです。
しかし、処分方法によって手間や費用は大きく異なるため事前に捨て方ごとの特徴を把握し、自分に合った方法で捨てることが大切です。
記事後半では処分前の準備や捨てる時の注意点も解説。食器棚の具体的な捨て方やそれぞれにかかる費用が知りたい方は、ぜひお役立てください。
引っ越し時の食器棚の処分方法8選
引っ越し時に食器棚を捨てる場合、以下の8つの方法がおすすめです。
- 引っ越し業者に依頼して処分する
- 粗大ゴミで処分する
- 指定収集場所に持ち込んで処分する
- 家具販売店に引き取りを依頼する
- 知人に譲る
- リサイクルショップに売却して処分する
- フリマ・オークションサイトで売却する
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれの処分方法を具体的に解説します。
引っ越し業者に依頼して処分する
まずは、引っ越し業者に依頼して食器棚を捨てる方法です。
引っ越し業者の中には家具や大型不用品の回収・処分サービスを提供している会社があります。引っ越し当日にまとめて処分してもらえるため、手間がかからず非常に便利です。
ただし、業者によっては追加料金が発生することもあるので、事前に見積もりやサービス内容を確認しましょう。
引っ越しの際の家電の処分方法については以下で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
粗大ゴミで処分する
引っ越し時に不要になった食器棚は、粗大ゴミで処分することも可能です。一般的に「30センチ角を超える大型ゴミ」は粗大ゴミに該当するため、自治体の回収サービスを利用して捨てられます。
比較的安価で安心して利用できる方法ですが、申し込みは自治体のウェブサイトや電話で行い、指定された収集日までに食器棚を玄関先や所定の場所に出しておく必要があります。
また、申し込みから回収日まで日数がかかることがあるため、引っ越しスケジュールに余裕をもって手配することが大切です。
指定収集場所に持ち込んで処分する
指定の処理施設に直接持ち込むことで、食器棚を処分できます。
持ち込み処分は比較的安価に済むことが多く、自分のタイミングで処分できるのが魅力です。ただし、自家用車で運搬する必要があるため、大型の食器棚を運ぶ人手や車の手配が必要になります。
また、予約が必要な自治体もあるため、持ち込み前に公式サイトなどで確認しておくと安心です。
家具販売店に引き取りを依頼する
家具販売店に依頼して処分することも可能です。
新しい家具を購入する際、古い家具の引き取りサービスを行っている販売店もあります。購入と処分を一度に済ませられるため、効率的な捨て方といえます。
ただし、条件として「同種の商品購入」が求められることが多く、単体で処分のみを依頼することは基本的に出来ません。そのため、利用条件が限定される点はデメリットになるでしょう。
知人に譲る
身近にテレビを必要としている人がいれば、譲ることで手間をかけずに処分できます。まだ使える食器棚であれば無駄に捨てることなく、エコにもつながる方法です。
ただし、運び出しは自分で行わなければいけないため知人とスケジュールを合わせたり運び出しの手間がかかったりする点も考慮して検討する必要があるでしょう。
リサイクルショップに売却して処分する
状態の良い食器棚なら、リサイクルショップで売却して処分することも可能です。
食器棚は新品のものでも高値で販売されているため、中古商品の需要が多い傾向にあります。また、処分費用をかけずにお金に変えられるため、売却できる場合はメリットの多い捨て方といえます。
ただし、引き取りを断られたり自身で持ち運ぶ必要があったりする点には留意しておきましょう。
フリマ・オークションサイトで売却する
フリマアプリやオークションサイトを利用して売却するのも一つの方法です。
フリマなどを活用すると自分で価格を設定できるメリットがあります。また、インターネット上の販売になるため利用者が多く、人気ブランドの場合は高値で売れる可能性も十分あるでしょう。
ただし、大型家具は送料や梱包の手間が大きく、運送業者の手配などが必要です。加えて購入者とのやり取りも発生するため、労力をかけたくない方には不向きな処分方法です。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼して食器棚を捨てる方法もあります。
不用品回収業者は自宅まで引き取りに来てくれるため、大型家具や食器棚の処分に便利です。また、即日対応可能な業者もあり、急な引っ越しや忙しい時期などにも柔軟に対応できます。そのため、素早く食器棚を処分したい人には最適な方法です。
ただし、料金は業者によって異なるため相場を調べておくことが大切です。
不用品回収業者と引っ越しサービスの違いについては以下で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
引っ越し時の食器棚の処分費用
引越し時の食器棚の処分費用は、捨て方によって異なります。以下は、処分方法ごとの費用目安です。
処分方法 | 費用目安 | 補足・修正点 |
---|---|---|
自身で持ち込んで処分 | 200円〜1,200円 | 自治体指定の処分場に持ち込む場合 (例: 横浜市は500円程度、大阪市は400円~) |
自治体の粗大ごみ回収 | 400円〜2,400円 | 自治体により異なる (例: 大阪市400円~700円、広島市1,000円) |
不用品回収業者 | 3,000円〜15,000円 | 単品回収で1,000~3,000円。 パック料金で15,000円が相場 |
リサイクルショップ・買取 | 0円〜プラス数千円 | 高級ブランド品は数万円の買取になる場合も。 ただし、状態不良なら無料回収不可のケースもある |
フリマアプリ・ネット売却 | 発送料込みで数千円 | 発送費別途の場合あり |
引っ越し業者 | 無料〜1,000円 | 引っ越しセット割引の場合のみ適用。単独利用は不可 |
上記はあくまで料金相場のため、地域や業者によって費用は異なります。そのため、事前に確認しておくのがおすすめです。
必要な手間とコストを比較し、自分に合った方法で食器棚を処分できるようにしましょう。
食器棚の処分(廃棄・売却)前にすべき準備
食器棚の処分前には、以下のような準備をしておくとスムーズに捨てられます。
- 売却時には状態を整えてから売る
- 異素材が使用されている場合は分別して処分する
- 食器は事前に出しておく
それぞれ詳しくみていきましょう。
売却時には状態を整えてから売る
食器棚を売却する際は、見た目を整えておくことが大切です。
見た目の状態が良いほどリサイクルショップやフリマアプリでの売却価格も高くなる傾向にあるため、外側や内側など全て綺麗にするのがおすすめです。
また、棚板や引き出し、扉などのパーツがスムーズに動作するか確認することで、売却後のトラブルを軽減できます。機能と見た目の両面を整えてから売却できるように準備しておきましょう。
異素材が使用されている場合は分別して処分する
食器棚に金属やガラスなどのパーツが含まれている場合は、処分前にしっかり分別しておくことが大切です。
自治体での処分を検討中の場合、異素材が混在している場合は分別ルールに従ってパーツを分ける必要があります。ルールに従っていない場合は回収してもらえない可能性が高いため、事前にしっかり準備しておきましょう。
ただし、ガラス扉などは取り扱いに注意が必要なので、軍手や工具を使いながら安全に作業を行いましょう。無理な作業が不安な場合は専門業者に依頼するのも一案です。
食器は事前に出しておく
処分や売却に出す前には、必ず中にある食器類や収納物をすべて出しておきましょう。
捨てるつもりのない食器が残っていると後々のトラブルの原因になりかねません。また、棚が空になっていれば清掃もしやすく、状態確認や分解もしやすくなります。
そのため、処分前は中身が空であることをしっかり確認してから捨てるようにしましょう。
また「食器類もまとめて処分したい」という方は不用品回収業者への依頼がおすすめです。どんな不用品でも分別不要で対応してもらえるため、引っ越し時には特に便利なサービスといえるでしょう。分別する時間がない方や一括で捨てたい方は、ぜひご活用ください。
引っ越し前に食器棚を処分する際の注意点
引っ越し時に食器棚を処分する際は、以下のような点に注意が必要です。
- 送料を考慮して売却する
- 悪質な業者に注意する
- 引越しの予定を考慮して処分方法を考える
- 見積もり時は食器棚の費用を省いてもらう
処分後に後悔のないようにしっかり確認しておきましょう。
送料を考慮して売却する
食器棚を売却する際は、送料を考慮する必要があります。
食器棚は大型家具に分類されるため、フリマアプリやネットオークションでの売却時には送料が高額になることがあります。そのため、販売価格と送料のバランスには注意が必要です。
また、フリマアプリなどは価格設定を自分で決められるメリットがある一方で、利益がほとんど出ない場合や買い手が見つからないリスクもあります。
そのため、事前に相場を確認し、最終的な手取り額を把握しておくことが重要です。
悪質な業者に注意する
食器棚の処分時は、悪質な業者にも注意しましょう。
業者のなかには、許可のない違法回収業者が含まれていることがあります。無許可の業者に依頼すると回収後に高額な料金を請求されたり不法投棄されたりするリスクもあるため注意が必要です。
トラブルを回避するためにも、事前に業者の評判や許可取得の有無などを確認し、複数社に見積もりを依頼しましょう。
引越しの予定を考慮して処分方法を考える
引越しの予定を考慮して処分方法を検討することも非常に重要です。
引越しが近づくとスケジュールに余裕がなくなり、大型家具の処分が後回しになりがちです。特に食器棚は急に処分しようとしても自治体の粗大ごみ回収に間に合わなかったり業者の予約が取れなかったりする場合があります。
そのため、できるだけ早い段階で処分方針を決め、引越し日から逆算して計画的に対応しましょう。
見積もり時は食器棚の費用を省いてもらう
食器棚を処分する際は、引越しの見積もり時に費用を省いてもらうように伝えることが大切です。
引越し業者の見積もりには運搬する家具の量が大きく関係するため、実際に運ばない食器棚を含めて見積もられると、料金が高くなることがあります。
そのため、無駄な費用を抑えるためにも早めに伝えておきましょう。
引っ越しで食器棚の処分を手間なく任せたいなら
食器棚の処分方法はさまざまですが、引越し日を逆算して計画的に行うことで余分な手間や費用を抑えられます。
また、状態が良いものは売却や譲渡が可能ですが、大型で搬出が大変な場合はプロに任せるのも一つの手です。特に引っ越し時は時間がないため、処分方法に迷っている方は不用品回収業者の利用がおすすめです。
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気になる方は、ぜひご活用ください。
急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。