この記事では、引っ越し時に家具を処分する方法を紹介します。記事を読めば、あなたに適した方法で不要な家具を処分できます。
引っ越し時に出る家具の処分に困る人は多いです。運べない大型の家具は一人で処分するのが大変。複数ある場合はさらに手間が増えます。
記事内では、家具の処分費用や処分するときの注意点まで徹底解説しました。引っ越しで家具の処分を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
家具以外の引っ越しゴミ全般の処分法が知りたい人は「引っ越しゴミの正しい捨て方を3通り解説|専門業者を利用するべきケースは?」も参考にしてください。
引っ越し時に家具を処分する方法8選
引っ越し時に家具を処分する方法は以下の8つです。それぞれの特徴を理解して、適切な方法で処分しましょう。
- 知人・親族に譲る
- 粗大ゴミで処分
- 解体して一般ゴミで処分
- 家具店に引き取りを依頼
- リサイクルショップで売却
- フリマ・オークションサイトで売却
- 引越し業者に処分を依頼
- 不用品回収業者に処分を依頼
知人・親族に譲る
引っ越し時にいらない家具があるなら、知人や親族に譲るのも一つの方法です。あなたにとっては不要でも、知人や親族には必要な場合もあります。
引っ越し時に出る不要な家具を、知人や親族に譲るメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・無料で処分できる | ・受け渡しの手間がある ・譲る人を探す必要がある |
知人や親族に家具を譲る場合、持ち運びの手間が発生します。また、その家具を欲しがっている親族・知人がいない場合は使えない方法なので注意してください。
粗大ゴミで処分
引っ越し時に出るいらない家具は、粗大ゴミで処分できます。多くの自治体では「30センチ角を超える大型ゴミ」は粗大ゴミに該当するからです。
引っ越し時に出るいらない家具を、粗大ゴミで処分するメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・自宅まで回収に来てくれる | ・費用がかかる ・自宅前まで運ぶ必要がある |
家具を粗大ゴミで処分する流れは以下のとおりです。
- 自治体に問い合わせる
- 有料粗大ゴミ処理券を購入
- 回収日に自宅前に家具を出す
粗大ゴミでの回収は自宅まで来てくれます。しかし、事前に家の前に運ばなければいけません。有料の粗大ゴミ処理券を購入する必要もあるため、意外と手間のかかる処分方法です。
解体して一般ゴミで処分
引っ越しで出るいらない家具を解体すれば、一般ゴミとして処分できます。大型の家具でも、1辺の長さを30cm以内にすれば一般ゴミとして扱われるからです。
家具を解体して一般ゴミで処分するときのメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・格安費用で処分できる | ・解体の手間がある ・すぐには処分できない |
一般ゴミであれば、費用はゴミ袋代だけで済むのがメリット。しかし、大型の家具を解体するのは大変です。場合によっては切断が必要なこともあります。手間をかけたくない人にはおすすめできない方法です。
家具店に引き取りを依頼
家具店に引き取りを依頼すれば、引っ越しで出る不要な家具を処分できます。家具店では家具の引き取りサービスを提供しているからです。
家具店の引き取りサービスを利用して家具を処分するときの、メリット・デメリットは以下の通り。
メリット | デメリット |
---|---|
・家具を買うついでに処分できる | ・別途費用がかかることがある ・新しい商品を購入する必要がある |
家具店によりますが、家具の引き取りには別途費用がかかることもあります。そもそも新しい商品を買うことが条件の場合が多い処分方法です。基本的に、ただ家具を処分したいだけの人には利用できません。
リサイクルショップで売却
引っ越しで出るいらない家具を処分したいなら、リサイクルショップで売却するのも一つの方法です。中古の家具を探す人はたくさんいます。
引っ越しで出るいらない家具をリサイクルショップに売却するときのメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・お金を得られる | ・持ち込みの手間がある ・古すぎる家具は売却できない |
リサイクルショップで売却する場合、使える状態でなければいけません。使える状態でも、古すぎる家具だと買取してくれないことも多いです。リサイクルショップに大型の家具を持ち込むのも非常に手間です。
フリマ・オークションサイトで売却
引っ越しで出るいらない家具の処分を検討しているなら、フリマ・オークションサイトでの売却も検討しましょう。中古の家具を探している人は、インターネット上にも多くいます。
引っ越しで出るいらない家具をフリマ・オークションサイトで売却するときのメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・お金を得られる | ・古すぎる家具は売却できない ・出品・梱包の手間がある ・個人間トラブルの可能性がある |
フリマ・オークションサイトは個人間取引です。トラブルが発生した場合、非常に面倒なことになります。大型の家具は送料も高くなり、利益が出ないこともあるので注意してください。
引越し業者に処分を依頼
引っ越しで出る不要な家具は、引っ越し業者が処分してくれる場合もあります。不用品の処分に対応している引っ越し業者もあるからです。
引っ越し業者に家具の処分を依頼するメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・引っ越しのついでに処分できる | ・費用がかかる ・対応していない業者もある ・オプションが分かりづらい ・思うように選別ができないことがある |
引っ越しついでに家具を処分できるのはメリットです。しかし、引っ越し業者では引っ越し当日でないと処分してくれません。引っ越し業者はオプションが多く、分かりづらい点もデメリットです。
引っ越しの当日は慌ただしく、思うように不要な家具の選別ができないこともあります。そもそも不用品の処分に対応していない引っ越し業者もあるので注意してください。
各引っ越し業者のサービスが知りたい人は「不用品回収に対応している引っ越し業者7選【おすすめの処分方法を紹介】」を参考にしてください。
不用品回収業者に処分を依頼
引っ越しで出るいらない家具を簡単に処分したいなら、不用品回収業者の利用がおすすめです。不用品回収業者は最短即日、いらない家具を自宅まで回収に来てくれます。
引っ越しで出るいらない家具の処分を、不用品回収業者に依頼するときのメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・最短即日処分できる ・自宅まで回収に来てくれる ・他の不用品も一緒に処分できる |
・費用がかかる |
家具以外にも不用品がある場合、不用品回収業者ならついでに処分できます。不用品回収業者のトラック積み放題プランを利用すれば、1つあたりの処分費用を安く済ませることも可能です。引っ越しで出る家具などの不用品を手軽に処分したい人は、不用品回収業者を利用しましょう。
不用品回収業者がどこまで処分してくれるのか気になる人は「なんでも回収業者はこちら!分別不要で生活ゴミ・腐敗物・汚物・事業ごみを格安処分」を参考にしてください。
引っ越し時に家具を処分する費用相場
引っ越し時に家具を処分するときの費用相場は以下のとおりです。予算にあわせて処分方法を検討してみてください。
処分方法 | 処分費用 |
---|---|
粗大ゴミ | 400円〜(品目による) |
解体して一般ゴミ | 数十円(ゴミ袋代) |
家具店の引き取り | 無料〜4,400円 |
引っ越し業者 | 非公表 |
不用品回収業者 | 5,000円〜 |
粗大ゴミ:400円〜(品目による)
引っ越しで出る家具を粗大ゴミで処分する場合、費用相場は400円〜です。ただし、品目によって大きく異なります。東京都新宿区で処分する場合の一例は以下のとおりです。
品目 | 処分費用 |
---|---|
ソファ(1人掛け用) | 800円 |
ベッド(シングル) | 1,200円 |
マットレス | 400円 |
本棚 | 400〜2,800円 |
テーブル | 400〜1,200円 |
粗大ゴミで処分するときは、事前に費用を確認したうえで有料粗大ゴミ処理券を購入しましょう。
解体して一般ゴミ:数十円(ゴミ袋代)
引っ越しで出る家具を解体して一般ゴミで処分する場合、費用は数十円で済みます。基本的にはゴミ袋代だけで済むからです。
一見お得な処分方法に感じますが、大型の家具を解体するのは非常に手間がかかります。時間や労力に見合うか考えたうえで、本当に解体して一般ゴミで処分するべきか検討しましょう。
家具店の引き取り:無料〜4,400円
引っ越しで出る家具を家具店に引き取り依頼した場合、費用相場は無料〜5,500円です。各家具店によって、設定金額や条件が違います。
大手家具店の引き取り費用は以下のとおりです。
家具店 | 費用(税込) |
---|---|
ニトリ | 4400円 |
IKEA | 無料 |
無印良品 | 3,000円 |
ベルメゾン | 無料 |
大塚家具 | 500〜3,000円 |
多くの場合、家具店での引き取りは新しい商品の購入が条件です。事前に条件を確認したうえで、家具店に引き取りを依頼するか検討してください。
引っ越し業者:非公表
家具の処分を引っ越し業者に依頼する場合の費用は、基本的に非公表にされています。しかし、不用品回収業者に比べて高いことが多いです。引っ越し業者での依頼を検討している人は、事前に料金を確認してください。
料金を明確に提示しない場合、高額な費用がかかることがあります。心配な人は、引っ越し業者への依頼を避けておいたほうがいいでしょう。
不用品回収業者:5,000円〜
引っ越しで出る家具の処分を不用品回収業者に依頼する場合、費用相場は5,000円〜です。処分する品目や数によって大きく変わります。不用品回収業者ごとに料金も違うので注意してください。
不用品回収業者にはお得なトラック載せ放題プランがあります。多くの家具を処分したいと考えている人は、不用品回収業者のトラック載せ放題プランを利用しましょう。
引っ越し時の家具の処分はトラック載せ放題プランがおすすめ
引っ越しで出る不要な家具を処分したいなら、不用品回収業者のトラック載せ放題プランがおすすめです。トラック載せ放題プランを利用すれば、一律料金でトラックに載せられるだけの家具を一度に処分できます。
引越し業者で処分しようと思っても、料金が公表されていないためコストが読みづらいです。自治体で一つひとつ処分していくと、手間もコストがかかります。売却しようと思ってフリマ・オークションサイトに出品しても、膨大な作業時間に見合わない売却価格に終わることが多いです。
不用品回収業者のトラック載せ放題プランを利用すれば、引っ越しで出るいらない家具をまとめて処分できます。不用品回収業者なら最短即日に対応してくれるので、時間がない人にもピッタリです。引っ越しで出るいらない家具の処分を検討しているなら、不用品回収業者のトラック載せ放題プランを利用しましょう。
» 積み放題の不用品回収は本当にお得?トラックの大きさで料金・詰める量を比較
引っ越し時に家具を処分するときの注意点
引っ越し時に家具を処分するときの注意点は以下のとおりです。スムーズに家具を処分するためにも、必ず押さえておきましょう。
- 早めに処分する
- 悪質な業者を選ばない
- 自治体のルールを確認する
- 家具の状態で処分方法を決める
早めに処分する
引っ越しの準備をするときは、なるべく早く家具を処分することが大切です。新居を整理整頓し、スッキリさせられます。引っ越しの前に数週間、予定を組んで家具を処分してください。
引っ越しをするギリギリで家具を処分しようと思っても対応しきれません。予定を組んで早めに処分することで、スッキリとした新生活を迎えられます。
引っ越しまでに家具を処分できないと、新居へ持って行くことに…。引っ越しギリギリになってしまった場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。不用品回収業者であれば、最短即日に対応してくれます。
悪質な業者を選ばない
引っ越しで出る家具の処分を業者に依頼するときは、悪質な業者を選ばないことが大切です。悪質な業者を選ぶと、トラブルに発展する恐れがあります。
業者の口コミを調査し、クレームがないかを調べてみてください。何か疑問がある場合は、事前に問い合わせてみましょう。コストを考慮することも大切です。サービスの総費用がいくらになるのか、明確に示している業者を選んでください。
不用品を回収するには「一般廃棄物収集運搬業」の許可を得ていることが必要です。無許可の業者を選ぶと不法投棄されたり、あとから高額な料金を請求されたりする可能性もあります。業者を選ぶときは、許可を得た業者か確認してください。
自治体のルールを確認する
引っ越しで家具を処分する前に、お住まいの自治体のルールを確認しましょう。市町村によっては、家具の捨て方や捨てる場所に制限がある場合があります。
トラブルに発展することのないよう、最初に確認しておいてください。自治体によっては、古いマットレスや大型のものなど、特定の種類の家具について規則を設けている場合があります。
自治体のルールを守らないとスムーズに処分できません。家具を処分する前に、必ずお住まいの自治体に確認しましょう。
家具の状態で処分方法を決める
引っ越しのときは、家具の状態で処分方法を決めてください。家具の状態によっては売却できません。売却できるのは、比較的新しい家具だけです。
売却できないほど古い家具であれば、迷わず廃棄に回すのがおすすめ。売却しようと思ってリサイクルショップに持っていったり、フリマ・オークションサイトに出品したりしても無駄な労力を使うだけです。
処分する家具の量にも注目してください。多くの家具を処分する場合、一つひとつ対応していると手間がかかります。処分する家具が多いなら、業者にまとめて依頼するのが賢い選択です。
引っ越しで出る運べない家具の処分を検討しているなら
引っ越し時に家具を処分する方法は以下の8つです。それぞれのメリット・デメリットを理解して、適切な方法で処分しましょう。
- 知人・親族に譲る
- 粗大ゴミで処分
- 解体して一般ゴミで処分
- 家具店に引き取りを依頼
- リサイクルショップで売却
- フリマ・オークションサイトで売却
- 引越し業者に処分を依頼
- 不用品回収業者に処分を依頼
引っ越しで出る運べない大型家具を手軽に処分したい人は、不用品回収業者の利用がおすすめです。不用品回収業者は最短即日、いらない家具を自宅まで回収に来てくれます。
家具をはじめとする粗大ゴミ、廃品、不用品回収、ハウスクリーニング、ゴミ屋敷清掃、片付け代行などにお困りなら『粗大ゴミ回収・不用品回収・ゴミ屋敷清掃のパイオニア!粗大ゴミ回収サービス』までご相談ください。
お見積もりは無料です。電話の他、メールやLINEでもお気軽にご相談ください。
急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。