この記事では、カーペットの処分方法を紹介します。記事を読めば、あなたに合った方法でカーペットを処分できるようになるでしょう。
古いタイルカーペットやウッドカーペットなどが不要になった場合、捨て方に困る人は多いです。カーペットは大きさや素材によって捨て方が違うため、注意しなければいけません。
特にホットカーペット(電気カーペット)の処分には注意しましょう。中に電熱線が通っているため、切断して捨てることはできません。今回は注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。
カーペットの処分方法9選
カーペットの処分方法は以下の9つです。それぞれのメリット・デメリットを把握して、適した処分方法を選んでください。
- 粗大ゴミとして処分
- 処理施設に持ち込む
- 可燃ゴミとして処分
- 不燃ゴミとして処分
- 親族・知人に譲る
- 販売店の引き取りを利用
- リサイクルショップに買取を依頼
- フリマ・オークションサイトで売却
- 不用品回収業者に処分を依頼
粗大ゴミとして処分
カーペットは粗大ゴミとして出すことで処分できます。多くの場合、粗大ゴミは「1辺の長さが30cm以上のもの」と指定されており、カーペットのほとんどは1辺の長さが30cmより大きいからです。
粗大ゴミとしてカーペットを処分する際のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・自宅まで回収に来てくれる | ・費用がかかる ・すぐに処分できない |
カーペットを粗大ゴミとして処分する場合、自宅まで収集しに来てくれるのは大きなメリットです。
処理施設に持ち込む
カーペットを処理施設に直接持ち込むのも一つの方法です。処理施設に持ち込めば、すぐにカーペットを処分してもらえます。
処理施設にカーペットを持ち込む場合のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・すぐに処分できる | ・費用がかかる(自治体による) ・持ち込みの必要がある |
カーペットを処理センターで処分する場合、移動や持ち運びの流れには手間がかかります。大きさや場所によっては、車で運搬しなければいけません。事前に連絡が必要な場合もあります。
カーペットを処理施設に持ち込むのはすぐに処分できるのがメリットですが、労力のかかる方法です。
可燃ゴミとして処分
切断してゴミ袋に入る大きさにすれば、カーペットは可燃ゴミとして処分できます。自治体によってルールは違いますが、多くの場合「1辺の長さが30cm未満」であれば一般ゴミとして捨てられるからです。
可燃ゴミとしてカーペットを処分するときのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・無料で処分できる ・自宅まで回収に来てくれる |
・分別の必要がある ・すぐに処分できない ・切断の必要がある(大きさによる) |
カーペットをカットしてサイズを小さくするのはかなり手間がかかります。カーペットをカッターやハサミで切ると壁・床を傷つけて後悔する可能性もあり、危険なので注意が必要です。ケガを防ぐためにも、軍手などをして作業しましょう。小さくカットしたマットは、紐でまとめてゴミ袋に入れておくと捨てやすくなります。
不燃ゴミとして処分
切断したカーペットは、不燃ゴミとして処分しなければいけない場合もあります。タイルカーペットやナイロン素材のカーペットは、燃えるゴミとしては処分できません。
不燃ゴミとしてカーペットを処分するときのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・無料で処分できる ・自宅まで回収に来てくれる |
・分別の必要がある ・すぐに処分できない ・切断の必要がある(大きさによる) |
タイルなどの硬いカーペットの場合、切断するのは難しいです。他の方法でカーペットを検討してください。
親族・知人に譲る
不要なカーペットは親族や知人に譲ることも検討しましょう。あなたにとっては不要でも、親族や知人にとっては必要かもしれません。
親族や知人にカーペットを譲るときのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・無料で処分できる | ・持ち運ぶ必要がある ・譲る人が見つからない可能性がある |
親族や知人にカーペットを譲る場合、前提として使える状態であることが必要です。模様替えでカーペットが不要になる場合など「もったいない」と感じたら、親族・知人に引き取ってもらうことも検討しましょう。
販売店の引き取りを利用
販売店にカーペットの引き取りを依頼する方法もあります。販売店によっては、引き取りサービスを実施しているからです。
販売店にカーペットの引き取りを依頼する場合のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・すぐに処分できる | ・費用がかかる(店舗による) ・持ち込みの必要がある |
販売店の引き取りでは費用がかかる場合があります。IKEAでは、IKEAの商品を購入した場合のみ無料です。ニトリでは不用品のみの引き取り、回収は基本的に行っていません。
リサイクルショップに買取を依頼
まだ使えるカーペットであれば、リサイクルショップへの買取依頼も検討しましょう。中古のカーペットを探している人はいるからです。
リサイクルショップにカーペットの買取を依頼するときのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・すぐに処分できる ・お金に換えられる |
・持ち込みの必要がある ・買取できない場合がある |
リサイクルショップにカーペットの買取を依頼する場合、汚れがないなど状態が良くなければ引き取ってくれません。また、無名ブランドのカーペットでは大した買取金額にならないことも……。
フリマ・オークションサイトで売却
フリマ・オークションサイトで売却することでも、不要なカーペットを処分できます。中古のカーペットを探している人は、インターネット上にも多いからです。
フリマ・オークションサイトでカーペットを売却するときのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・お金に換えられる | ・すぐに処分できない ・出品・梱包・発送の手間がある ・売却できない可能性がある |
フリマ・オークションサイトにカーペットを自分で出品するには手間がかかります。わざわざカーペットを広げて綺麗に見える写真を撮らなければ、ユーザーが買う価値を感じません。
不用品回収業者に処分を依頼
不用品回収業者を利用すれば、簡単にカーペットを処分できます。不用品回収業者は最短即日、自宅までカーペットを回収しに来てくれます。
不用品回収業者にカーペットの処分を依頼するときのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・すぐに処分できる ・自宅まで回収に来てくれる |
・費用がかかる |
不用品回収業者のデメリットは、他の処分方法と比べて費用がかかること。しかしカーペットの素材や種類、大きさに関わらず、すぐに処分してもらえるので安心です。古物商の許可を得ている不用品回収業者であれば、カーペットを買い取ってくれる場合も。
カーペットを処分するときの費用相場
カーペットの処分費用は捨て方によって大きく異なります。一般ゴミとして捨てたり人に譲ったりすれば、処分費用はかかりません。
粗大ゴミ・処理施設・不用品回収業者でカーペットを処分する場合の一般的な費用の一例は以下の通りです。
- 粗大ゴミ:400〜1,200円
- 処理施設:0〜500円
- 不用品回収業者:2,000円〜
カーペットを粗大ゴミとして処分する場合、自治体によって処分費用は変わります。正しい料金の粗大ゴミ処理券を貼っていないと、自治体は回収してくれないのが普通です。必ず品目と費用を確認した上で、粗大ゴミ処理券を購入しましょう。粗大ゴミ処理券はコンビニエンスストアなどで販売しています。
東京都港区の場合、タイルカーペットは400円、ウッドカーペットは800〜1,200円です。費用はお住まいの自治体のホームページなどで一覧を確認しましょう。
カーペットを処理施設に持ち込んだ場合も粗大ゴミと同様、自治体ごとに費用や手数料が異なるので注意してください。自治体によっては、持ち込めば無料で処分してくれる場合も。事前にいくらかかるのか、予約するときなどに確認しておきましょう。
不用品回収業者にカーペットの処分を依頼する場合は、他の捨て方に比べるとやや費用が高くなります。しかし不用品回収業者に依頼すれば、カーペットの素材や大きさに関わらず処分可能です。また、最短即日に対応してくれます。
寝室やリビングのカーペットを処分する人は、この機会に断捨離も検討してみてください。寝室やリビングにある以下のようなものも一緒に処分すれば、一つあたりの費用を抑えられます。
ベッド | » ベッドの処分方法を見る |
マットレス | » マットレスの処分方法を見る |
テレビ | » テレビの処分方法を見る |
ソファ | » ソファの処分方法を見る |
断捨離を検討している人は「断捨離で部屋を片付ける7つのコツ!片付けの順番は?」も参考にしてみてください。
カーペットを処分するときの注意点
カーペットを処分するときの注意点は以下の3つです。スムーズにカーペットを処分するためにも、必ず押さえておきましょう。
- 自治体によってルールが違う
- 素材によって処分方法が違う
- ホットカーペットは扱いに注意
自治体によってルールが違う
カーペットは自治体によってルールが違います。各自治体ルールを確認した上で、カーペットを処分してください。
多くの場合、粗大ゴミは「1辺の長さが30cm以上のもの」と定義されています。しかし、自治体によって定義が違うので捨て方には注意が必要です。滑り止めのゴムの部分を分別する必要がある場合も考えられるので、気をつけてください。
素材によって処分方法が違う
カーペットを処分する前に、素材を確認してください。カーペットの素材によって捨て方が変わります。ラグの素材として使われている素材は以下の通りです。
- ウール
- レーヨン
- アクリル
- ポリエステル
カーペットの素材が綿や麻、ウッドなどの場合は燃えるゴミとして出せることが多いです。しかし、ナイロン素材やタイルカーペットの場合は燃えないゴミに分類されます。
カーペットによっては芯が入っている場合もあります。カーペットの主な素材は可燃ゴミに分類されるものでも、芯にはプラスティックを使っている場合もあるので捨て方に注意してください。カーペットの芯は、ノコギリなどで切断して捨てる必要があります。
ホットカーペットは扱いに注意
ホットカーペットを処分するときは注意してください。ホットカーペットは中には電熱線が通っているからです。ホットカーペットをハサミで切断しようとすると、感電する恐れがあります。
カーペットの処分を検討しているなら
カーペットの捨て方は以下の9つです。それぞれのポイントを理解して、あなたに合った捨て方を選んでください。
- 粗大ゴミとして処分
- 処理施設に持ち込む
- 可燃ゴミとして処分
- 不燃ゴミとして処分
- 親族・知人に譲る
- 販売店の引き取りを利用
- リサイクルショップに買取を依頼
- フリマ・オークションサイトで売却
- 不用品回収業者に処分を依頼
カーペットを簡単に処分したい人は、不用品回収業者の利用がおすすめです。不用品回収業者を利用すれば最短即日、自宅までカーペットを回収に来てくれます。素材や大きさは問いません。トラック載せ放題プランを利用すれば、一律料金で多くの不用品をまとめて処分できます。
お見積もりは無料です。電話の他、メール(24時間)やLINEでもお気軽に詳細をご相談ください。
急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。