電動自転車は、坂道でも楽に走行できて非常に快適です。いざ、廃棄するとなると普通の自転車とは違うため、どのように処分したら良いのか分かりづらいものです。
そこで今回は、電動自転車の廃棄方法をご紹介します。
電動自転車の廃棄前にすべきこと、必要な手続きなどを詳しく解説していきます。
引っ越しやお子さんの成長に伴い不要になった電動自転車や他の不用品を、楽にお得に処分する方法も。
電動自転車を安心して廃棄したい方は、ぜひ参考にしてください。
電動自転車の廃棄方法5選
電動自転車の廃棄は、回収・売却・譲渡・不用品回収業者と5つの方法から選べます。
電動自転車の状態や処分までの時間、処分費用などを考慮して、ベストな方法を見つけていきましょう。
自治体の粗大ゴミ回収で廃棄する
自治体の粗大ゴミ回収で、電動自転車を廃棄できます。ただし、電動自転車本体とバッテリーは別々に処分しなくてはなりません。
自治体の粗大ゴミで出すには、収集と処理施設への持込の2つの方法があります。自治体によって、粗大ゴミの受け入れ方法が異なるので、まずは、粗大ゴミ処分方法をホームページで確認しておくことをおすすめします。
粗大ゴミ収集で出す手順
電動自転車を粗大ゴミ収集で出すためには、電話やネットでの予約が必要です。
- 粗大ゴミ収集の予約をする
- 電動自転車の処分に必要な粗大ゴミ処理券を、市の指定販売所で購入する
- 粗大ゴミ処理券に、名前や受付番号といった必要事項を記入する
- 電動自転車の見えやすい位置に処理券を貼る
- 収集日の朝8時までに決められた収集場所に出す
粗大ゴミ処理施設へ持ち込む手順
電動自転車の廃棄は、粗大ゴミ処理施設へ直接持ち込んで処分できる自治体もあります。
- 収集で出すには数週間かかる場合でも、持込なら早い
- 収集よりも、費用が安くなる
こうしたメリットもあるのは確かですが、ゴミ処理施設は郊外にあることが多いので、運搬に手間や時間がかかる可能性もあります。
参考までに、自治体ごとの電動自転車の廃棄費用を一覧でご紹介します。
自治体 | 処分費用 |
大田区 | 800円 |
大阪市 | 700円 |
名古屋市 | 500円 |
広島市 | 500円 |
福岡市 | 自転車300円・電動自転車は要問合せ |
電動自転車の廃棄を自治体で行うと、500~800円ほどと格安です。ただし、事前申込や粗大ゴミ処理券の購入、搬出が必要なので、早急に処分したい方には向いていません。
自転車販売店で引き取りしてもらう
電動自転車の廃棄は、購入店で引き取りしてもらえます。買い替え時だけではなく、引き取りのみも依頼できる自転車販売店もあるので、まずは問い合わせをしてみましょう。
販売店 | 買い換え時(税込) | 引き取りのみ(税込) |
あさひ | 550円 | 1,100円 |
イオンバイク | 無料 | ー |
あさひやイオンバイクで購入した方は、引き取りや買い換え時の処分を利用してみるのも良いでしょう。自転車販売店は、廃棄自転車のリサイクルのルートも把握しているため、安心して相談できます。
リサイクルショップや買取専門店で売却する
故障していない電動自転車を廃棄するのは、もったいない話です。リサイクルショップや買取専門店で、まずは査定を受けてみるのがおすすめです。直接、お店へ持ち込んで査定を受けられるほか、ネットからでも査定を受けられるお店もあります。
- Panasonic
- YAMAHA
- BRIDGESTONE
有名どころのメーカーであり、新しい機種なら買取査定額が上がる可能性も。購入からの年数にも寄りますが、10,000~50,000円程度の査定額がつく可能性も高いです。
引っ越しや家庭環境の変化などで電動自転車を使う必要がなくなった時には、なるべく早めに売却を検討した方が賢明でしょう。新生活の始まる前、2月ぐらいが査定額が上がる可能性が高いです。
身近な人に譲る
状態の良い電動自転車なら、身近な人で貰い手がいないか声掛けをしてみるのも良いでしょう。電動自転車は高額なものなので、購入までする気はないにしても貰えるのなら助かるという方もいるかもしれません。
ただし、譲渡する際にも防犯登録の抹消手続きが必要です。
不用品回収業者に依頼をする
手軽に電動自転車を処分するなら、不用品回収業者に依頼すれば自宅まで回収に来てくれます。バッテリーと本体を分別する必要もありません。
電動自転車だけではなく、なかなか廃棄しづらかった大型家電や家具なども、この機会にまとめて処分することも可能。
定額パックなら、電動自転車だけを回収するよりも費用を抑えられます。大型家電や家具、粗大ゴミをまとめて一度の依頼で処分できます。
ただし、定額パックの設定は業者次第で異なるため、いくつか見積もりを取ってから決めましょう。
電動自転車を廃棄する前!防犯登録抹消手続き
電動自転車を廃棄する前に、忘れてはならないのが防犯登録の抹消手続きです。
防犯登録の抹消をしていないままだと、もし第三者があなたの自転車を使用した場合でも、トラブルに巻き込まれてしまうこともあります。
忘れないように、手続きを行ってください。
防犯登録の抹消手続きに必要なもの
自転車の防犯登録の抹消をするためには、以下のものを準備してください。
- 防犯登録カード(番号の控えでも可)
- 抹消手続きをする自転車
- 本人確認書類
電動自転車・自転車の故障で動かせない場合でも、何らかの方法で持参しなくてはなりません。
本人確認書類の提示は、手続きに来た人が防犯登録者であるか証明するためです。
防犯登録所で抹消手続き
自転車の防犯登録の抹消は、最寄りの交番、駐在所、警察署にある防犯協会で手続きが可能です。その他、防犯登録を行った店舗でも受け付けています。
手続きの手数料はかかりません。
引っ越しや家族環境の変化などで、電動自転車だけではなく、自転車の処分にも迫られた時には、以下の記事もぜひ参考にしてください。
≫自転車の処分方法5つを徹底解説!防犯登録の抹消はどうすべき?
電動自転車を廃棄する前に!バッテリーの廃棄は別
電動自転車は、廃棄前にすべきことがもう一つあります。バッテリーの廃棄を別に行うことです。
厚木市では、電動自転車とバッテリーを自治体でまとめて回収できるようになりましたが、多くの自治体では本体のみしか回収できません。
- メインの電源が入っていないことを確認する
- バッテリーロックにキーを挿して、時計回りに回す(メーカーによって回す方向が違う)
- バッテリーのグリップを握り、斜めに倒すようにして引き上げると外せる
バッテリーを外す時に、うっかり落とさないように片手を添えるとより安心です。
バッテリーの廃棄は購入店かリサイクル協力店で
バッテリーの廃棄は、自治体の処分方法に従いましょう。
- 購入店で廃棄
- リサイクル協力店で廃棄
上記の2つの方法がおすすめです。
リサイクル協力店は、IBRCの『協力店・協力自治体』検索のページで探せます。無料で回収可能です。
家電量販店やホームセンターでも回収可能な所も
バッテリーの廃棄場所を検索すると、自転車販売店が表示されますが、その他には家電量販店、ホームセンターでもバッテリーの回収ができるところもあります。
ビックカメラでは、電動自転車のバッテリーはレジに直接持っていくと引き取ってくれます。
その他、ホームセンターでもカインズやコメリなど電動自転車の販売をしているところなら、バッテリーの回収も対応できるところもあります。
あらかじめ、バッテリーの回収について買い物のついでにでも聞いておくと、二度手間になりません。
電池バッテリーを処分する機会も増えました。参考までにご覧ください。
≫電池バッテリー(充電器)の処分方法5選!手順と注意点を解説【捨て方は簡単】
電動自転車の買取査定額をあげるコツ
電動自転車を廃棄せざるを得ない時、買取を検討するでしょう。ちょっとしたコツを知っておくだけで査定額をアップできます。
電動自転車を日頃からメンテナンスしておく
査定前にお手入れするのも多少は査定額のアップに役立ちますが、もっと大事なのは日頃からのメンテナンスです。
- 保管状態
- 動作の確認
- 普段から汚れを落す、拭くなど心がける
電動自転車の基本情報を把握する
メーカーだけではなく車種、購入時の書類、保証書、付属部品などを前もって確かめておきましょう。
把握しておけば、査定を受ける際にもスムーズに進めやすくなります。
この時、防犯登録の抹消を先に済ませてから、査定を受ける方がおすすめ。買取店としても防犯登録抹消にかかる手間を省けるためです。
買取査定前にクリーニングをする
買取査定前にできるだけ美しくするためのクリーニングも済ませましょう。
- フレーム部分 汚れを落してから少量のワックスを塗る
- チェーン部分 専用の潤滑油を塗布する
- バッテリーや樹脂カバー 固く絞ったタオルで拭き取る
見た目の印象が良いものほど再販しやすくなります。そのため、買取店としてもクリーニングの手間をそれほどかけずに済むものの方を積極的に査定額をあげる可能性も高いでしょう。
つまりマイナス要因を残しておかないことが、大切なポイントです。
電動自転車の廃棄のタイミングはいつ?
ここからは、電動自転車の廃棄のタイミングを考えてみましょう。電動自転車は高価なものであり、手放さなければならない理由がなければ長く乗る方が多いでしょう。
やむを得ず手放さなければならないのは、引っ越しの機会や乗らずに電動自転車を放置し続けている時などでしょう。
置き場所があれば、放置したままになるのは電動自転車に限らず家電や家具などでどこの家庭でもありがち。
手放すタイミングや処分方法、業者に依頼する検討も想定しておくと廃棄に悩まずに済みます。
購入から8年経過している場合
電動自転車を購入して8年以上過ぎていれば、廃棄して買い替えをするのが妥当なタイミングです。
充電を繰り返すに連れて、電池の減りが早くなるのでバッテリー交換だけで済みそうな気もするでしょう。
しかし、8年以上経過すると本体にも不具合が出てきます。バッテリーを買い替えても、本体の修理が必要になってくるため新しく電動自転車を買う方が得策です。
- 耐用年数は、他の家電においても8年〜10年程度が目安
冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビを始め掃除機や電子レンジなど、年数経過とともに買い替えに迫られることが多いです。
いつか処分をしたいもの、使わないままの家電なども倉庫や押し入れに保管し続けている家庭も少なくありません。片づけの際に支障になるばかりではないでしょうか。
まとめて処分をした方が、お得でしかもスピーディーです。無駄なスペースを不用品に使っているのは、非常にもったいないもの。
すっきりと不用品を処分して、必要に応じて買い替えをした方が、暮らしやすくなり心が豊かになります。
バッテリー以外の部品交換や劣化がある場合
お伝えしたように、電動自転車は年数が経過するとともに、バッテリーの劣化が必ずやって来ます。バッテリーだけの問題であれば、交換すれば済みます。
しかし、バッテリー以外の部品交換や劣化がいくつもある場合には、そろそろ廃棄のタイミングだと考えておきましょう。
部品交換 | 費用目安 |
タイヤ チューブ交換 | 5,000円程度 |
振れ取り | 7,000~8,800円程度 |
チェーン交換 | 3,000円程度 |
スピードセンサー交換 | 5,000円程度 |
楽に電動自転車を廃棄するなら不用品回収業者へ
今回は、電動自転車の廃棄方法をお伝えしました。自治体での廃棄は事前申込、バッテリーの処分を別にしなくてはなりません。
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急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。