寒冷地では特に、寒い時期に重宝するストーブや灯油ファンヒーター。とはいえ、燃料を入れる灯油缶は場所を取るため、捨て方を知りたい方も多いでしょう。
- 捨て方が分からず空の灯油缶がたまってしまった
- 処分方法が間違っていたら怖い
- 灯油缶もストーブ本体もまとめて処分したい
上記のようなケースに役立つ情報を解説していきます。記事後半では、スムーズでお得な回収方法もお伝えしますので、ぜひ最後までご一読ください。
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灯油缶の捨て方を検討するタイミングは?【寿命で処分しないリスクも】
一般的に、灯油缶(灯油ポリタンク)の寿命は約5年といわれています。「缶」と呼ばれてはいるものの、高密度ポリエチレンが使われている容器は金属製ではないため、経年劣化によるひび割れや色あせの発生は防げません。
経年劣化した灯油缶を使い続けると、容器内の灯油にも悪影響を及ぼすだけでなく、ひび割れした場所から灯油が漏れ出し、火災につながる恐れがあります。
5年という寿命はあくまでも目安。
扱いに注意が必要な灯油だからこそ、灯油缶に劣化が見られたら、5年以内でも新しい商品に更新しましょう。
灯油缶の捨て方【処分方法5選!】
それでは、早速灯油缶の処分方法を確認していきましょう。
- 不用品回収業者を利用する
- 自治体回収で処分
- ゴミ処理施設へ持ち込む
- ガソリンスタンドに引き取ってもらう
- 購入したお店で引き取ってもらう
上記5つの方法を、順番に解説していきます。
不用品回収業者を利用する
一番スムーズでおすすめなのは、不用品回収業者に依頼する方法です。
かさのある大きなポリタンクでもそのまま回収可能なうえに、中身の灯油が残っていても処分できます。残った灯油は、灯油缶から分別したあとも取り扱いが難しいため、まとめて処分できるのは安全かつ楽なメリットです。
灯油が入ったままで重い、灯油缶の数が多くて一度に運べない、などの運搬に関する労力も、すべて作業員に丸投げできます。
さらに、回収日程が幅広く選べるうえに、最短即日で対応してくれる柔軟さも魅力のひとつ。季節の変わり目のタイミングで、思い立った時に不用品を整理できるのは、他の処分方法にはない嬉しいポイントと言えるでしょう。
自治体回収で処分
灯油缶内の灯油が残っておらず空の状態であれば、自治体のゴミ回収に出せます。
灯油缶には高密度のポリエチレンが使われているため、10Lサイズなどの容器であれば、不燃ゴミや資源ゴミとして捨てられる自治体がほとんどです。
ただし、20Lサイズなどの一辺の長さが30cmを超える大きな灯油缶は、粗大ゴミに分類されるケースも多く、一般ゴミとして処分できない点に注意してください。各自治体のルールに従って処分しないと不法投棄と判断される場合があります。
また、粗大ゴミに該当する場合は、早めの予約も必須です。灯油缶や灯油を使用しなくなる春先は、繁忙期となり混雑が予想され、かなり先の日程でないと予約が取れないケースも起こりえます。
ゴミ処理施設へ持ち込む
粗大ゴミになる灯油缶を、自治体のゴミ処理施設まで直接持ち込んで処分する方法もあります。
重さ10kgにつき数百円前後と、粗大ゴミより安価で持ち込めるところがほとんどです。その代わり、予約の手配や車などの運搬手段をあらかじめ考慮したほうが良いでしょう。
ガソリンスタンドに引き取ってもらう
ガソリンスタンドでは灯油缶を販売している店舗も多く、その場で灯油を買うことも可能です。反対に、不要になった灯油缶や灯油も、灯油ごと処分してもらえることも。
対応している店舗が限られる点、依頼時は手数料がかかるケースがほとんどである点を考慮してください。
購入したお店で引き取ってもらう
ホームセンターなどで購入できる灯油缶は、購入した店舗で不要になった容器を回収してくれる場合もあります。新しい容器購入時なら古いものを無料回収してくれる店舗もありますが、基本的には有料な場合がほとんど。
回収の有無や費用についてはホームセンターごとで異なるため、各店舗に問い合わせてみてください。
灯油缶自体の回収が可能でも、中身の灯油ごと処分してもらうのは難しいため、結局灯油の処分に悩むのであれば不用品回収業者に依頼する方がスムーズと言えます。
灯油缶に残った灯油の捨て方にも注意!
灯油缶の中身の灯油は、処分方法によっては自ら空にする必要があります。その際の注意点をお伝えします。
- 下水に流さない
- 凝固剤を使用しない
- 土に埋めない
- 灯油を直火で燃やさない
- 古い灯油を来シーズンに持ち越して使わない
それぞれ解説していきます。
下水に流さない
たくさん残っている灯油を、下水に流すのは絶対にやめましょう。灯油は毒性も強いため、人体にも環境にも悪影響を及ぼします。
家庭のトイレやキッチンの排水溝に流してしまうと、灯油の臭いや有害成分が近隣の部屋や下水にまで広がります。屋外の側溝や川などに流すのも言語道断。爆発事故を引き起こすリスクがあり、大変迷惑です。
凝固剤を使用しない
サラダ油やオリーブ油などの食用油は、使用後に凝固剤で固めて処分する方法が普及しています。しかし、同じ油分だからといって、灯油に凝固剤を使用するのはやめましょう。
灯油は食用油よりも引火点が低いため、固まった灯油でも火災になるリスクが非常に高いです。
土に埋めない
下水に流す行為がNGであれば、土に埋めれば問題ないだろう、という考えもNGです。
土に灯油を流すと、土の中の微生物が灯油の成分を分解しきれません。庭の植物が育たなくなるだけでなく、土壌汚染や生態系の乱れを招きます。環境への配慮のためにも、灯油を土に埋めるのは絶対にやめましょう。
灯油を直火で燃やさない
灯油そのものを燃やして処分する行為も非常に危険です。燃料として使用されている灯油は、もともと燃えやすい性質です。引火すると勢いよく燃え広がり、手に負えなくなる事態につながります。
少量残った灯油は、あくまでも燃料として灯油を使用する暖房器具で使い切ってください。
古い灯油を来シーズンに持ち越して使わない
春先にあまった灯油は、次のシーズンまで持ち越せません。灯油は、夏の高温や日光、湿気などでも劣化が進み、その状態で使用すると、次のようなリスクが起こります。
一酸化炭素中毒
劣化した灯油を暖房器具に使うと、不完全燃焼を起こし、一酸化炭素中毒のリスクが生まれます。
一酸化炭素は、強い毒性の反面で無色無臭のため、閉め切った部屋の中で充満しても気づきにくく、知らないうちに大量に吸い込んでしまいます。
暖房器具が故障する
不純物が混じっていたり酸化していたりする灯油を利用すると、暖房器具に以下の症状が起こる場合があります。
- 点火できない
- 稼働中に白煙や火花が上がる
- 稼働中に異臭や異音が発生する
- 燃焼中でも勝手に消化される
このような症状は、暖房器具本体の故障を招くだけでなく、火事や爆発のリスクを高めます。
日本の気候では特に、春夏に高温多湿を避けて灯油を保管することは難しいでしょう。灯油が残ったら不用品回収などの適正な方法で処分するか、しっかり使い切るかの二択で、来シーズンに持ち越すのは避けましょう。
灯油の捨て方は以下の記事で詳細を確認できます。
>> 灯油の処分方法6選!やってはダメなこと・持ち込めない時の捨て方
灯油缶の捨て方で悩まない!回収業者に相談するメリットと費用相場
いろいろと悩ましい灯油缶や灯油の処分方法ですが、迷った際の決め手となる不用品回収業者のメリット、及び具体的な費用相場をまとめました。
- 不用品回収業者に依頼するメリット
- 不用品回収業者の費用相場
それぞれ、確認していきましょう。
不用品回収業者に依頼するメリット
不用品回収業者に依頼する大きなメリットは、灯油缶だけでなく残った灯油もすべて一任できる点。灯油缶から灯油を抜き出し、さらに別途処分する場所を探す手間は、危険も伴いおすすめできません。
また、灯油缶を処分しようとするタイミングでは、使用頻度が減ったまま処分を先延ばしにしている暖房器具もあるはず。ストーブやファンヒーターなどの、捨て方に迷う不用品に頭を悩ますこともなく、スムーズに冬物の断捨離が叶います。
不用品回収業者の費用相場
不用品回収業者に回収を依頼した時の費用相場もあわせてお伝えしましょう。
灯油缶や残った灯油を不用品回収するなら、断然「トラック載せ放題プラン」がお得。複数たまった20L級の灯油缶や、それぞれに残った灯油、来冬には持ち越さない予定の灯油ストーブなどを、一回の積載ですべてすっきり回収できます。
載せ放題プランはトラックの大きさで費用が異なるので、以下の表を参考にしてください。
トラックの種類 | 料金相場 |
---|---|
軽トラック積み放題(作業員1人) | 10,000円~25,000円 |
2tトラック積み放題(作業員2人) | 50,000円前後 |
4tトラック積み放題(作業員2人以上) | 80,000円前後 |
捨て方に迷う暖房器具なども分別不要、かつどれだけ載せても定額プランで利用できるのは、大きな魅力と言えるでしょう。
>> トラック載せ放題プランの見積もりを無料で取ってみる
灯油缶の捨て方に悩んだら
灯油缶(ポリタンク)の捨て方や注意点をご紹介しました。
場所を取る灯油缶自体や残った灯油は、まとめて不用品回収業者に依頼するとスムーズです。
『粗大ゴミ回収・不用品回収・ゴミ屋敷清掃のパイオニア!粗大ゴミ回収サービス』は、最短即日で、灯油缶だけでなく残りの燃料、ストーブやファンヒーターの本体など、処分を後回しにしていたアイテムをまるごと回収できます。
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急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。