「古い香水の処分方法が分からない」
「香水ボトルのフタが開かないときってみんなどうしてる?」
このように、中身が簡単に捨てられない使いかけの香水は、処分方法に困るアイテムの一つでしょう。
そこで今回は、正しい香水の処分方法や中身を捨てる手順などを徹底解説します。
記事の後半では、捨てるのがもったいない開封済みの香水活用術も。
香水の中身とボトルは別々に捨てなければいけません。捨て方を間違えると危険を招く恐れもあるので、正しい処分方法を知っておきましょう。
一般的な香水の捨て方は3ステップ
- 香水ボトルのフタを分解
- 中身を捨てる
- 香水ボトルを自治体のルールに従って捨てる
ではさっそく見ていきましょう。
【こんな捨て方はNG!】古い香水の処分方法
香水は、化粧品やシャンプーに比べて、気軽に捨てられるアイテムではありません。容器の構造が複雑な商品も多く、意外に正しい捨て方が分からない人も多いでしょう。
この章ではまず、やってはいけない捨て方を詳しく解説します。古い香水の残量が多く、処分に困っている方のお役に立てれば幸いです。
中身が入ったままゴミに捨てる
香水ボトルは中身が漏れるのを防ぐため、金属部分の開け口が簡単に取り外せない構造になっています。そのため、やむを得ず「そのまま捨ててしまおう」と考える人も多いはずです。
しかし、香水の中身はアルコールや油分が含まれています。中身が入ったまま「瓶のゴミ」や「不燃ゴミ」に出すと火災に繋がる恐れもあるため、注意が必要です。
キッチンシンクやトイレに捨てる
香水ボトルの中身を捨てる時にはキッチンシンクやトイレなどに流すのも、やってはいないNG行為です。
香水にはさまざまな化学成分が入っているため、排水管の劣化や環境汚染を招く可能性があります。
また、香水の種類によっては、周囲の匂いがしばらく取れなくなることも懸念されます。
これらの理由から、シンクやトイレに古い香水を流してはいけません。
フタを外して気化させる
香水は液体なので、気化させて中身を無くせば良いと考える人もいるかもしれません。
しかし、香水は空気に触れることで劣化します。
また、香水はあくまでも少量で香りを楽しむものです。
蓋を全開にしてルームフレグランスにすると、匂いがキツく感じるでしょう。
もしもお気に入りの香水があれば、無水エタノールで薄めて使用するなどの工夫が必要です。
開封済みである香水の活用術は、後ほど詳しく紹介します。
香水の中身と容器を捨てる手順と方法
香水はそのまま捨てられないことが理解できたところで、香水の中身と容器を捨てる手順と方法を解説します。
手順が分かればスムーズに捨てられるので、さっそく見ていきましょう。
フタが開かない香水ボトルを分解する手順
まずは、香水ボトルとスプレーが結束してある金属部分を切り離します。
金属部分は手で回したり押したりしても簡単に開かない構造になっており、道具を使って作業する必要があります。
必要な道具は以下の7つです。
- 軍手
- マイナスドライバー
- ペンチ(ニッパーも便利)
- ジップロック
- キッチンペーパー
- 香水
- 汚れてもいい紙や新聞紙
手順は次の6ステップです。
- 床やテーブルを汚さないために紙や新聞紙を敷く
- マイナスドライバーを使用し、香水ボトルの金属部分を押し上げる
※テコの原理を利用すれば力はさほど要りません - ノズル部分を取る
- 取り外したノズル部分の下にある部品にペンチを利用し、縦に切り目を入れていく
※手袋をして安全対策を行いましょう - 金属部分に切り目をいれていくと真ん中の部品が外れる
- 完全にキャップが外れたら完了
香水の中身を捨てる手順
香水ボトルとスプレー部分を切り離したら、次に中身を捨てる作業に移ります。
用意するものは以下の3つです。
- 不要な紙や新聞紙
- ビニール袋
- ジップロップ
作業手順は以下になります。
- ビニール袋に不要な紙や新聞紙を詰め込む
- いらない香水を流し込む
- ビニール袋の口をしっかりと閉じ「燃えるゴミ」に出す
万が一、ビニールの封を閉じても匂いが残るようであれば、ジップロックや密封容器に入れると対処できます。
香水ボトルは分別して収集日に出す
香水の中身を捨てたら、ボトルやスプレーの水気を飛ばします。完全に乾燥したら、「瓶・金属・プラスチック」に分別して速やかに処分しましょう。
分別方法は各自治体によって異なりますので、「ゴミの出し方一覧表」を確認してみてください。
使いかけの香水活用術も必見
捨てるのがもったいない香水は、アレンジして再利用することも可能です。
この章では、古い香水の使い道を考えている人に向けて、香水活用術をご紹介します。
練り香水
練り香水とはオイルやシアバター、ワセリンなどに香料を練り込んだ固形の香水です。今回は、白色ワセリンを使用した練り香水の簡単な作り方をシェアします。
用意するものは以下です。
- 容器
- 医薬品の白色ワセリン5g
- スパチュラ(マドラーのようなヘラ)
容器に白色ワセリンを5g入れて、香水を5〜10滴垂らします。あとは、スパチュラで混ぜるだけです。
リードディフューザー
リードディフューザーとは、ガラス瓶に芳香液を入れて、それをラタンなどのスティックで吸い上げて香りを楽しむ芳香剤です。
用意するものは以下です。
- フタを外した香水
- 無水エタノール
- リードスティックや竹串(3~5本)
作り方は非常に簡単で、中身の入った香水ボトルにリードスティックか竹串を入れるだけで完成です。あとは玄関やトイレなどに置いて香りを楽しめます。
リサイクルショップを利用する
捨てるのがもったいない商品は、リサイクルショップに持っていくのも一つの方法です。
例えば、化粧品を専門に取り扱っている買取ショップは未開封の香水はもちろんのこと、開封済みであっても査定してくれます。
買取り額の相場はショップによってまちまちですが、一般的には500円〜3,000円程度です。
人気商品や、希少価値の高い香水をお持ちであれば、買取りも視野に入れてみましょう。
なお、店頭に持ち込まずとも、ネットで査定依頼できるショップも増えています。複数の業者を比較・検討してみるのも良いかもしれません。
フリマアプリに出品
普段からインターネットを利用している人は、フリマアプリに出品してみるのも良いでしょう。
フリマアプリは自分で出品価格を決められるため、リサイクルショップで買取りしてもらうよりも満足感が高まります。
参考までラクマアプリでは、香水の売れ筋価格が1,124円~9,394円程度です。
需要が見込める香水をお持ちの方は、お小遣いをゲットできる可能性があります。
ただし、フリマアプリをはじめて利用する人は登録から出品作業、購入者とのやり取りが手間と感じてしまうことも。手数料や送料がかかってしまうのもデメリットになり得ます。
不用品回収業者は分解の手間が不要
香水を一つ捨てるだけならたいした手間ではありませんが、複数あると労力が大きくなりがちです。香水ボトルのフタを開ける作業もやや難易度が高いため、そのような煩わしさを省きたい方は、不用品回収業者にまとめて依頼してしまうのがおすすめです。
不用品回収業者は集積所へ運ぶ手間も省けるうえ、家電や家具など大きいサイズの不用品もまとめて回収してくれます。
断捨離や年末の大掃除で、一気に部屋をスッキリとさせたい人は、便利に活用できるでしょう。
知っておくと安心!香水のマメ知識
香水にはあらゆる成分が含まれているので、扱い方を間違えると危険です。
この章では、香水のマメ知識を分かりやすくお伝えします。「昔買った香水が置いたままになっている」「だいぶ前に買った香水を使っても大丈夫?」と不安になっている方は参考にしてください。
保管方法で気をつけるべきポイント
活用しようと考えている香水があるなら、保管方法も知っておく必要があるでしょう。
香水の保管にあたって気をつけるべきポイントは、以下の通りです。
- 直射日光を避ける
- 温度変化の激しいところこ避ける
- 空気に触れないようにする
保管状況が良くないと、劣化を早めてしまいせっかくの香水が使えなくなってしまうことも。香水は肌に直接触れるものなので、肌荒れやアレルギーを引き起こす可能性も潜んでいます。
そのため、あまりにも保管状況が悪かった香水は、処分するのがおすすめです。
香水の使用期限は意外に短い
香水は保存料が入っているため、使用期限を気にする人は少ないかもしれません。実際に、使用期限が記載されている香水はほとんどないのが実情です。
しかし香水は、未開封であれば約3年、開封済みであれば約1年といわれています。意外と短いことに驚きますが、開封して空気に触れることによって劣化は少しずつ始まります。
お手持ちの香水を捨てるかどうか迷った時には、いつ購入したのか振り返ってみるのも良いでしょう。
香水はサブスクで購入できる時代に
月額料金を支払ってサービスや商品を購入する「サブスク」を利用している人も多いでしょう。
Amazonプライムビデオ(映画見放題)やKindle(電子書籍)などをはじめ、低価格でさまざまなサービスが受けられます。
香水もサブスクを利用できるようになっており、月額数千円で高額な商品を使えるため、20代〜30代に人気なのだとか。
古い香水を処分して、サブスクを検討してみるのも一つの方法です.
香水を手軽に処分するなら
今回は、正しい香水の処分方法や中身を捨てる手順などを徹底解説しました。
捨てるのがもったいない場合は、香水活用術を検討してみるのも一つの方法です。
一方、香水を捨てる手順は次の3ステップになります。
- 香水ボトルのフタを分解
- 中身を捨てる
- 香水ボトルを自治体のルールに従って捨てる
香水は中身ごと捨てるのはNGで、必ず香水ボトルのフタを分解して自治体のルールに従って分別する必要があります。
そのため、大量の香水を処分する場合は、一つひとつ分解作業を行うのは手間がかかるばかり。不用品回収業者に丸投げしてしまうのもいいでしょう。
香水だけでなく、捨てたい家具や家電、その他不用品もある場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめ。『粗大ゴミ回収・不用品回収・ゴミ屋敷清掃のパイオニア!粗大ゴミ回収サービス』までご相談ください。
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急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。