豊島区の粗大ごみの出し方や、収集・持ち込み方法及び無料回収の条件をご紹介します。
東京の三大都市である池袋を内包する豊島区。都会的な側面がある一方で、駒込や巣鴨など味わいのある町並みも持っており、様々な都市の表情を併せ持つ地域です。
また、桜の代名詞であるソメイヨシノ発祥の地としても知られ、都内でも有数の桜の名所を有しています。
そういった豊島区ですが、粗大ごみをはじめとしてごみの回収に細かなルールが設けられており、処分する際には回収方法を確認しないと回収してもらえない場合があります。
そこでこの記事では、豊島区での粗大ごみ出し方に関する情報を解説したいと思います。
記事の目次
豊島区で回収できる粗大ごみ・回収できない粗大ごみ
豊島区で回収できる粗大ごみ・回収できない粗大ごみは以下の通りです。
回収できる粗大ごみ | ・家具、家庭用品など、一辺が30cm以上のも ※布団、中綿入り寝具、電気毛布は粗大ごみとなっています。 |
回収できない粗大ごみ | ・テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)
※家電の処分に関してはコチラを確認して下さい。 |
問い合わせ先 | ○豊島清掃事務所
○環境清掃部ごみ減量推進課 |
豊島区での粗大ごみの出し方
豊島区での粗大ごみ出し方は以下の通りになっています。
①粗大ごみ受付センターへ申し込み
豊島区で粗大ごみの排出を行いたい場合には、まずは粗大ごみ受付センターへ申し込みが必要です。
申し込みはインターネット又は電話での申し込みとなっており、希望の曜日等を指定することが出来ます。
ただし、休日明け、年末年始、引っ越しシーズン等に関しては、申し込みが集中しやすく電話が繋がりにくいので、インターネットでの申し込みが推奨されており、期間に関しても一週間程度の余裕をもって申し込む方が良いでしょう。
なお、申込みの際に収集予定日、有料粗大ごみ処理券の種類及び枚数などをが案内されるので、メモを取ることをおすすめします。
電話での申込み | ○粗大ごみ受付センター TEL:03-5296-7000 受付時間:月曜~土曜 午前8時~午後7時(年末年始を除く) |
インターネットでの申込み | 粗大ごみ受付センターホームページ 24時間受付(年末年始、ホームページメンテナンス期間を除く) |
②有料粗大ごみ処理券の購入
申込時に伝えられた金額分の有料粗大ごみ処理券を購入します。
コンビニエンスストア等で購入することが可能となっており、シールは、A券(200円)とB券(300円)の2種類が用意され、金額に合わせて、シールを組み合わせて排出するようになっています。
なお、 区ごとに有料粗大ごみ処理券が異なっているので、必ず豊島区の券を購入するようにしましょう。
※有料ごみ処理券取扱所の一覧はコチラを確認して下さい。
※品目ごとの料金に関してはコチラを確認して下さい。
③粗大ごみの排出
購入した有料粗大ごみ処理券に氏名または受付番号を記入の上、排出する粗大ごみに応じた枚数を見えやすい場所に貼り付け粗大ごみを排出します。
排出期間に関しては、収集日当日の午前8時までとなっており、申込み時に指定された場所に排出するようになっています。
豊島区の粗大ごみ収集日
曜日 | 収集地区 |
月曜・水曜・金曜 | 駒込、巣鴨、西巣鴨、北大塚、南大塚、上池袋、東池袋、南池袋、雑司が谷、高田、目白1~2丁目 |
火曜・木曜・土曜 | 西池袋、池袋、池袋本町、目白3~5丁目、南長崎、長崎、千早、要町、高松、千川 |
日曜 | 全地域 |
粗大ごみの運び出し代行が可能です
豊島区では、65歳以上の高齢者もしくは障害者のみの世帯に限り、粗大ごみの運び出し代行が可能となっています。
ただし、受付は豊島清掃事務所(TEL:03-3984-9681)となっており、粗大ごみ受付センターでは受付は出来ません。
また、近隣に近親者等がおられない方に限定しており、申込時に状況が確認される様になっています。
粗大ごみ持ち込み
豊島区では、粗大ごみの持ち込み処分を行っていません。
そのため、粗大ごみを処分したい場合には、粗大ごみ受付センターか民間の粗大ごみ回収業者を利用するようになっています。
豊島区の粗大ごみ無料回収の条件
豊島区では、基本的に粗大ごみの無料回収は実施されていません。
ただし、以下の条件を満たす世帯に限り粗大ごみ回収の減免申請を行うことが可能となっています。
また、排出する品目によっては、無料回収の対象となるものもあります。
粗大ごみ手数料の減免の対象者
以下の条件を満たす世帯では、粗大ごみ手数料が減額または免除になる場合があります。
なお、申込みは粗大ごみ受付センターのみとなっており、インターネットでの申込みは出来なくなっています。
対象者及び必要書類 | ○生活保護受給者の方 生活保護開始(決定)通知書の写し
○火災等の災害を受けた方 消防署長の罹(り)災証明書 ○児童扶養手当受給者の方 児童扶養手当証書の写し ○特別児童扶養手当受給者の方 ○遺族基礎年金受給者の方 遺族基礎年金証書の写し ○老齢福祉年金受給者の方 老齢福祉年金証書の写し ○中国残留邦人等支援給付受給者の方 支援給付受給証明書の写し ○天災その他大規模災害を受けた方 管轄清掃事務所の指示による |
問い合わせ | ○粗大ごみ受付センター 電話番号03-5296-7000 受付時間月曜~土曜 午前8時~午後7時(年末年始を除く) |
オートバイの無料回収
豊島区は、オートバイリサイクルシステムに参加している自治体です。
オートバイリサイクルシステムとは、メーカーや販売店等が中心となり自主的に運営してオートバイリサイクルの仕組みで、リサイクルマークの有無に関わらず、オートバイの廃棄時に無料引取りしてもらえます。
受付は廃棄二輪車取扱店または、二輪車リサイクルコールセンターとなっており、国内のメーカーのものであれば無料回収の対象となっています。
問い合わせ | ○二輪車リサイクルコールセンター ※詳しくはコチラを確認して下さい。 |
小型家電の無料回収
豊島区では、小型家電に含まれる貴金属、レアメタルの有効活用のために、小型家電の無料回収を行っています。
ただし、対象は一辺が30cm未満のものとなっており、どこか一辺が30cm以上のものは粗大ごみとして排出することが求められます。
対象品目 | デジタルカメラ、ビデオカメラ、フィルムカメラ、ゲーム機、電子辞書、ラジオ、電卓、リモコン、電話機、携帯型音楽プレーヤー、ACアタプター、コード、携帯電話、スマートフォン、PHS など |
回収場所 | 回収場所はコチラを確認して下さい。 |
注意事項 | ・火災の原因となるので、電池などは取り外して排出することが求められます。 ・個人情報の消去に関しては対応していません。 ・回収ボックスに入れたものは返却不可となっています。 |
問い合わせ | 環境清掃部ごみ減量推進課 |
蛍光灯の無料回収
豊島区では、区内に設置されている蛍光管回収ボックスにて、蛍光灯の無料回収を行っています。
ただし、家庭内から排出される蛍光灯が対象となっており、事業者から出るものは対象ではありません。
蛍光管回収ボックス設置場所 | 回収場所はコチラを確認して下さい。 |
注意事項 | ・白熱電球やLEDなど蛍光灯以外のもの対象ではありません。 ・割れている蛍光灯は対象ではありません。 |
問い合わせ | 環境清掃部ごみ減量推進課 |
廃食油の無料回収
豊島区では、家庭で不用となった食用油(廃食油)を区内公共施設にて毎月1回集団回収しています。
回収された廃食油は、資源化処理施設でせっけん等、工業用油脂にリサイクルされており、環境保護にも寄与するので、積極的に利用されることをおすすめします。
回収場所 | 回収場所はコチラを確認して下さい。 |
回収日時 | 毎月第4月曜日(祝日の場合は、翌日の火曜日に実施) |
注意事項 | ・廃食油はペットボトル等の容器に入れて、しっかりと密閉して排出することが求められます。 ・未使用の食油も回収の対象です。 ・事業系の廃食油や工業用のオイルなどは対象ではありません。 |
問い合わせ | 環境清掃部ごみ減量推進課 |
豊島区のごみの減量化に関する補助金
豊島区では、ごみの減量化と資源化を図るために、以下の様な補助金が設けられています。
生ごみ処理機購入費助成
豊島区では、家庭用の生ごみ処理機の購入について費用の一部を助成する制度が設けられています。
申込み方法
- 申請書に必要事項を記入しごみ減量推進課へ郵送する。
- 申請後審査が行われ、後日通知がきたら処理機器を購入する。
- 機器の購入後、補助金の交付申請を行う。
- 提出した書類に不備がなければ補助金が交付される。
対象者 | ごみ処理機を助成金の交付決定後に購入する方で、以下の全てに該当すること。 ・豊島区に住所を有し、かつ居住している方。 |
主な対象機器 | ○乾燥式
○バイオ式 ○ハイブリット式 |
助成金額 | ・購入費(税込み)の1/2(上限2万円) |
注意事項 | ・処理機の購入後に申請することはできません。 ※詳しくはコチラを確認して下さい。 |
問い合わせ | 環境清掃部ごみ減量推進課 |
古紙類の集団回収
豊島区では、町会・自治会等が主体となって行う古紙類の集団回収を推奨しています。
集団回収を行うメリットは、効率的な資源回収が行えるだけでなく、集団回収を行った団体に対して報奨金が支給されるようになっており、資源リサイクル運動等の活動をより活発に行うことが出来ます。
対象品目 | ・お菓子やティッシュの箱 ・包装紙(コピー用紙・ハガキなど) ・各種パンフレット ・牛乳パック など |
支援内容 | ○報奨金の支給
○回覧チラシや回収場所表示旗等の支給 |
集団回収を行うにあたって | ・回収後、すみやかに資源回収実績報告書を豊島区に提出します。 ・振込口座、名義人等、登録内容に変更があった際は直ぐに豊島区への連絡が必要です。 |
問い合わせ | 環境清掃部ごみ減量推進課 |
豊島区で行われているリサイクルの取組み
豊島区では、より活発な区民の自主的なリサイクルを促進することを目的として、以下のようなリサイクルの取組みが行われています。
フリーマーケットへの支援
豊島区では、不用になった生活用品のリサイクルを促進するため、豊島区民の方が自主的に行うフリーマーケットの支援を行っています。
対象団体 | ・営利目的の団体でないこと。 ・3名以上の団体で、2/3以上が区民であること。 ・代表者2名が20歳以上の区民で、同一世帯でないこと。 |
支援内容 | ・会場(公園等)の使用手続き。 ・豊島区の広報紙・ホームページ等による広報。 ・区広報掲示板等の使用手続き。 |
問い合わせ | 環境清掃部ごみ減量推進課 |
フードドライブ
豊島区では、家庭で余っている食品を回収するフードドライブを行っています。
この取組で回収された食品は、豊島区民社会福祉協議会を通じて子ども食堂や食品提供を必要とする方渡される様になっており、リサイクルと社会奉仕を兼ねた活動となっています。
対象品目例 | ・インスタント食品 ・レトルト食品 ・フリーズドライ食品(インスタントラーメン、カレー等) ・缶詰 ・乾物・乾麺(パスタ、そうめん等) ・粉物(小麦粉、ホットケーキミックス等) ・調味料(食用油、醤油、砂糖、塩等) ・菓子 ・飲料(アルコールは不可) ・乳児用食品(粉ミルク等) |
回収の条件 | ・未開封のもので、包装、外装が破損していないもの ・賞味期限が2か月以上あるもの ・冷蔵、冷凍が必要でない生鮮食品でないもの ・外国語表記のもので無いこと |
受付窓口 | ○豊島区役所 本庁舎6階環境政策課(豊島区南池袋2-45-1)
○豊島清掃事務所(豊島区池袋本町1-7-3)
○東部区民事務所(豊島区北大塚1-15-10)
〇西部区民事務所(豊島区千早2-39-16) |
問い合わせ | ごみ減量推進課計画調整グループ TEL:03-3981-1320 |
豊島区で粗大ごみの出し方を検討されている方へ
豊島区の粗大ごみの出し方や、収集・持ち込み方法及び無料回収の条件を紹介してきました。
豊島区では、リサイクルやごみの減量化の取組みが積極的に行われているのが特徴的です。
特に、粗大ごみとして回収されたものの内、リサイクル出来そうな品目に関しては積極的にリサイクルが行われているので、自治体が定めたルールをしっかりと守って処分することが求められます。
また、一般の家庭ごみの排出に関しても、量が多いと別途料金が必要となっているので、粗大ごみ等をまとめて処分したいのであれば、民間業者の検討も併せて考えることをおすすめします。