冷蔵庫の処分方法を5つご紹介いたします。
冷蔵庫は、2001年以降に施行されている「家電リサイクル法」によって、各自治体が提供する粗大ごみ収集サービスでの処分はできないようになりました。
冷蔵庫のみならず、エアコンやテレビ、洗濯機などの4大家電は、故障をしたとしても使われている部品がリサイクル可能なことから、特別な処分をしなければなりません。
埋め立て地の減少や有用な資源の再利用の観点から、廃棄物を少なくし、資源を有効に活用することを目的として法律が定められました。
冷蔵庫を処分したい場合、家電リサイクル法で定められている方法で処分をしなければ違法行為となります。不法投棄をしてしまえば、5年以下の懲役、1,000万円以下の罰金という厳しい罰則も。
そこで本記事では、正しい冷蔵庫の処分方法や、リサイクル料金などの処分費についてご紹介します。また、実際に冷蔵庫を処分したい場合に気になる疑問を解説いたします。
冷蔵庫など家電リサイクル法対象製品の引き取り処分は?
テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機といった4大家電は、家電リサイクル法により定められたルールで処分をする必要があります。基本的には、販売店が処分しなければなりません。
処分したい冷蔵庫がある場合、その冷蔵庫を購入した販売店で処分をしてもらう方法がスタンダードな方法です。
ただし、以下のケースもあるでしょう。
- 引っ越しをして店舗から遠方に住んでいる
- 購入した小売店が潰れてしまった
このような場合には、別の方法で処分することが可能ですが、基本的には購入した店舗での処分が通常です。
ただし、冷蔵庫を始め家電リサイクル法対象4品目の大型家電のリサイクルは無料では行えず、リサイクル料が発生します。他にも冷蔵庫の処分方法を5つ紹介しますので、参考になさってください。
冷蔵庫を引き取り処分する方法5選【買取以外は費用が発生】
冷蔵庫を始めとする家電リサイクル法対象製品を処分するための主な方法を、5つご紹介します。
購入した店舗にリサイクル料金を支払う以外にも処分方法はありますので、選択肢を知っておくといざという時役立ちます。
買取サービスのある不用品回収業者に依頼する
処分は捨てるのではなく、売却するという発想を持つことも一つの選択肢です。
買取の有無 | 冷蔵庫の特徴・使用年数 |
---|---|
買取対象となる冷蔵庫 | 年式が2013年以降の冷蔵庫 |
年式が浅い5年以内に製造された冷蔵庫 | |
買取対象とならない冷蔵庫 | 冷蔵庫でも傷が多かったり、使い古した痕跡が強い場合 |
買取対象の冷蔵庫は、一部の部品をリサイクル(再生利用)するのではなく、リユース(再使用)できる可能性が高いため、売却を選択することが望ましいです。
リユース可能な冷蔵庫であれば、古物商の許可を得ている買取専門店に売却を依頼すれば、処分は掛からないどころか、300円~45,000円の収入を得ることも可能です。
買取先による特徴
買取先 | 特徴 |
---|---|
買取専門店 | 新しい冷蔵庫なら高価買取もある
買取不可の場合、再度別の方法に依頼する必要がある |
オークション | 時間をかけて売却できる
落札まで時間がかかる 運搬の手続きも負担になる |
買取を行う不用品回収業者 | 買取可能、買取不可の冷蔵庫は処分できる
負担がかからない |
買取サービスを行っている不用品回収業者であれば、買取ができなくても不用品回収に切り替えて冷蔵庫の処分がその場で行えますし、手間が掛かることがないためおすすめです。
- 年式
- 容量
- ドアの数
冷蔵庫ごとの買取査定額の目安を以下にまとめました。
年式/容量 | 2019年 | 2018年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 | 2014年 | 2013年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2ドア101L~129L | 5,000円 | 5,000円 | 4,000円 | 3,000円 | 3,000円 | 2,500円 | 1,500円 |
2ドア201L以上 | 9,000円 | 8,000円 | 7,000円 | 6,000円 | 6,000円 | 4,000円 | 3,000円 |
3ドア~300L | 10,000円 | 9,000円 | 8,000円 | 7,000円 | 7,000円 | 5,000円 | 4,000円 |
3ドア~400L | 13,000円 | 12,000円 | 11,000円 | 10,000円 | 9,000円 | 7,000円 | 6,000円 |
4ドア~400L | 32,000円 | 25,000円 | 23,000円 | 20,000円 | 18,000円 | 16,000円 | 9,000円 |
買い替えの際に購入店に引取を依頼する
冷蔵庫の買い替えをする際の処分をするのであれば、新しい冷蔵庫を購入予定の家電量販店に、既存の冷蔵庫の引き取りを行ってもらう方法もおすすめです。
ただし、無料で引取をしてもらうことはできません。
家電リサイクル対象品目の処分をするには、リサイクル料金と収集運搬料金を支払う義務が消費者にあるためです。以後、ご紹介する引き取り処分方法でも、冷蔵庫の処分には費用がかかります。
しかし、新しい冷蔵庫を自宅に運搬される際に引き取ってもらうため、手間はそんなにかかりません。
過去に購入した店舗に引取をしてもらう
前にも触れていますが、過去に冷蔵庫を購入した小売店に引取をしてもらうという方法も選べます。購入した販売店を忘れてしまった場合には、家電製品を取り扱っている販売店へ収集を依頼することも可能です。
過去に購入した店舗での収集時には、リサイクル料金と収集・運搬料金が発生します。
家電リサイクル法は、基本的に家電を販売している小売店に家電製品処分の「義務」が生じます。このため引取を依頼しても断られることはなく、安心して利用ができます。
大手家電量販店の冷蔵庫リサイクル料金【リサイクル料(上段)+収集・運搬料(下段)】(税込) | |||
---|---|---|---|
店舗/冷蔵庫のサイズ | ヤマダ電機 | ヨドバシカメラ | ケーズデンキ |
170L以下 | 3,740円
2,200円 |
3,740円
550円 |
3,740円
2,200円 |
171L以上 | 4,730円
2,200円 |
4,730円
550円 |
4,730円
2,200円 |
※2024年12月調べ
全国にある指定引取所へ持込をする
全国には家電製品をリサイクルできる指定引取所があるので、下記手順で利用できます。
- 郵便局に用意されている家電リサイクル券に必要事項を記入
- リサイクル料金を支払う
- 指定場所へと冷蔵庫を持ち込む
引っ越しをした先で以前に購入した小売店から遠くなった場合や、購入店を忘れてしまった場合、お住まいの近くに家電量販店がない方などにおすすめです。
指定されている引取場所までご自身で持ち込まなければならない手間はありますが、運搬料金がかかることはありませんし、比較的にコストを安く抑えることが可能です。
軽トラックなどをお持ちで、指定場所への持ち込みが可能なら、「一般財団法人 家電製品協会」で最寄りの指定場所を確認してみて下さい。
一般財団法人 家電製品協会:https://www.kaiketsukr.com/areasearch/
家電リサイクル受付センターへ申し込む
東京都内と一部の地域で利用できるのが、行政と連携している家電リサイクル受付センターです。前述した家電製品協会が提供している「家電リサイクル券センター」とは違う機関になります。
- 買い替えの予定がない
- 単純に冷蔵庫を処分だけしたい
- 過去に購入した小売店を忘れてしまった
上記のような場合の処分方法としておすすめです。
処分の流れとしては、以下の通りです。
- 冷蔵庫のメーカー名を確認して家電リサイクル受付センターに連絡する
- 収集運搬会社と連絡先、収集予定日と料金が案内される
- 収集の前日から当日に提携している業者から確認の電話がある
- 収集当日に冷蔵庫を引き渡しする
- 提携業者に現金で料金を支払う
- 家電リサイクル券を受け取る
冷蔵庫のサイズ | リサイクル料 | 運搬料 | 合計金額(すべて税込) |
---|---|---|---|
170L以下 | 3,672円 | 3,100円 | 6,772円 |
171L以上 | 4,644円 | 3,100円 | 7,744円 |
冷蔵庫の容量やメーカーでリサイクル料が決められているので、細かい正確な金額が必要な場合は、以下で確認しておくことをおすすめします。
家電リサイクル受付センター(東京):https://kaden23rc.tokyokankyo.or.jp/Rc/Index
冷蔵庫のお得な引き取り処分なら不用品回収業者がおすすめ
冷蔵庫を処分する5つの方法をご紹介しました。
買い替え予定の小売店や、以前に購入された販売店で処分をする方法でも、いずれの場合もリサイクル料金また収集・運搬料金がかかります。指定引取場所へと直接持ち込む方法なら運搬費が不要ですが、負担も時間もかなりかかります。
- ワンストップで融通が利く冷蔵庫引き取り処分なら買取も可能な不用品回収業者への依頼がおすすめ
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急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。