しかし、基本的に引っ越し時にはエアコンを取り外して処分または引っ越し先の新居にもっていかなければいけません。
今回の記事では、エアコンの取り付け取り外しの依頼先やエアコンの処分方法について解説します。近々引っ越しを検討されている人は、ぜひ参考にしてください。
引っ越し時にエアコンは買い替えるべき？
引っ越し時に、エアコンを新居に持っていくか買い替えるべきか、どちらにするべきか悩む人も多いのではないでしょうか。買い替えるとなれば費用負担も多くなるため、そのまま新居に持っていく人が多いかもしれません。
しかし、もしエアコンが以下に当てはまる状態なのであれば、買い替えをおすすめします。
- 10年以上経過している
- 部屋の大きさが変わる
- エアコンの不具合が発生している
なぜそれぞれの状態で買い替えるべきなのか、以下で解説します。
10年以上経過している場合は買い替えた方がお得
エアコンを10年以上使用しているなら、買い替えがおすすめ。エアコンの製品寿命は10年と言われているのには理由があります。
10年以上経過しているエアコンを使い続けてもすぐに故障する可能性が高く、やたらと電気を消費します。買い替えてしまった方が良いでしょう。
新しいエアコンの省エネ性能は年々高まっています。結果的に電気代が安くなる可能性があるので、引っ越しを機に買い替えてしまった方が良いでしょう。
部屋の大きさが変わるなら迷わず買い替えた方が良い
引っ越し先の部屋の大きさが変わるのであれば、エアコンの買い替えをおすすめします。
エアコンには対応畳数があり、部屋の広さが大きく異なる場合は、無駄な電気料金がかかってしまうのです。
小さい部屋用のエアコンを大きい部屋に設置してしまうと、最適な温度に保とうとして、必要以上に頑張ってしまいます。その分負担もかかりますし、電気代もかかるのです。
引っ越し先に同じ位の部屋があるなら良いですが、極端に大きくなるのであれば、部屋のサイズに合ったエアコンに買い替えた方が良いでしょう。
エアコンの不具合が発生しているなら買い替える
少しでもエアコンに不具合が発生しているのであれば、買い替えましょう。エアコンの修理も可能ですが、修理するのであれば新しいエアコンを購入した方が早いです。
また、修理したとしても、数年しか持ちません。新しいエアコンであれば、購入後約10年は寿命がもつので、結果的に費用負担を抑えられます。
引っ越しと合わせてエアコンを処分する方法
引っ越しと合わせてエアコンを処分する方法には、5つの方法があります。
- エアコンを購入する店舗での引き取り依頼
- 家電買取業者へ依頼
- 家電リサイクル受付センターへ依頼
- 残置物としてエアコンを物件に残す
- 不用品回収業者に依頼
基本的に、引っ越しをする際にはエアコンを撤去しなければいけません。エアコンの処分方法に悩んだら、いずれかの方法で適切に処分しましょう。
エアコンを購入する店舗での引き取り依頼
もしエアコンを買い替える場合であれば、エアコンを購入する店舗で古いエアコンを引き取ってもらえます。一般的な家電量販店であれば、引き取りサービスを行っているので確認してみましょう。
ただし、店舗によってはリサイクル料金や運搬料金がかかります。エアコン購入時に依頼をすれば安くなるケースもあるので、一度店舗に相談してみましょう。
家電買取業者へ依頼
まだ使えるエアコンであれば、家電買取業者へ依頼するのも一つの手です。エアコンを処分できる上に、状態の良いものであれば買取でお小遣い程度にはなります。
ただし、あまりにも状態の悪いものであったり古い物であったりする場合は、有料での引き取りになる可能性も高いので注意しましょう。なかには、高額な料金を請求する業者もあります。
家電リサイクル受付センターへ依頼
家電リサイクル受付センターでは、リサイクル対象製品を収集してくれます。当然、エアコンも対象内です。
東京23区の場合は、家電リサイクル受付センターに問い合わせた上で、指定引き取り場所へ持ち込むか、回収の申し込みを行えます。地域によって方法は若干異なるので、事前に確認しておきましょう。
ただし、家電リサイクルに対応しているのは、エアコン本体・室外機・リモコンのみです。ドレンパイプや配管パイプなどは対象外であるため、自分で処分しなければいけません。
残置物としてエアコンを物件に残す
エアコンの処分が間に合わない場合は、残置物として旧居へ残す方法もあります。残置物というのは、旧居へ残していった私物を指し、エアコンも残置物として扱われます。
ただし、無断でエアコンを置いていくとトラブルになる可能性があるので、無断での残置物はしないようにしましょう。最悪の場合、撤去料金を後から請求される可能性があります。
残置物とするには貸主の許可が必要
残置物としてエアコンを置いていく場合には、必ず貸主の許可が必要です。基本的に退去する際には、残置物を残すことはできません。
しかし、貸主の許可がある場合は、借主から貸主に譲渡された扱いになります。許可なく無断でおいてしまうと、貸主側も無断での撤去ができないため、迷惑行為となってしまうので、必ず許可を得るようにしてください。
不用品回収業者へ依頼
エアコンの処分に困った際には、不用品回収業者への依頼もおすすめです。業者によって異なるものの、即日の回収も対応してくれるケースがあります。
また、エアコンだけではなく、引っ越し時に出た多くの家具家電の回収も可能です。ただし、業者によっては大型家電を回収できない場合もあるので、事前に回収可能かどうか確認しておきましょう。
引っ越し時には自分が設置したエアコンは撤去しなければならない
引っ越し時には、基本的にエアコンは撤去しなければいけません。賃貸物件の借主は、退去時の原状回復義務があります。
原状回復義務とは、可能な限り借りた時点の状態に戻さなければいけないという決まりです。エアコンについても同様で、賃貸契約をしてから取り付けたエアコンであれば、元々のエアコンがなかった状態に戻さなければいけません。
もちろん、入居した時点で元々エアコンが設置されていたのであれば、撤去する必要はありません。
引っ越し時のエアコンの取り付け取り外しの依頼先
引っ越し時のエアコンの取り付けや取り外しを自分で行うのは難しいです。エアコンそのものであれば取り付けや取り外しをできる可能性はありますが、その他の室外機の設置などになると専門的な知識が必要になります。
そのため、エアコンの取り付けや取り外しは、引っ越し業者もしくはエアコン工事専門業者に依頼すると良いでしょう。以下では、それぞれのメリット・デメリットや費用について解説するので、依頼先を選ぶ際の参考にしてください。
引っ越し業者へ依頼
引っ越し業者は、エアコンの取り付けや取り外しにも対応しています。引っ越しの見積もりをする際に「エアコンの移設を依頼したい」と伝えれば、ほとんどの引っ越し業者が対応してくれるでしょう。
なかには「エアコンパック」などで、セットプランにしている業者もあるので、引っ越し業者を探す際にはエアコンに関しての記載があるか確認しておいてください。
引っ越し業者へ依頼するメリットデメリット
引っ越し業者にエアコンの取り付けや取り外しを依頼するメリットは、以下の3つです。
- 引っ越しの料金とエアコンの取り付け・取り外しの見積もりをまとめられる
- 運搬も同時に行ってくれる
- 引っ越し日と同時に取り付け・取り外しを行ってくれる
引っ越し業者に依頼すると、エアコンに関する業務もすべてお任せできます。引っ越しとエアコンの取り付け・取り外しで別々の業者に依頼しなくて済むため、面倒な手間が少なく済むでしょう。
デメリットは、以下の2つです。
- 専門業者が間に入る場合があり、中間マージンが発生する可能性がある
- 繁忙期には対応してもらえないケースがある
引っ越し業者でエアコンの取り付け・取り外しをすると言っても、業者によっては専門業者を委託しているケースがあります。そのため、費用が高くなる傾向があるので注意してください。
また、引っ越しのシーズンなどの繁忙期は、対応してもらえないケースがあります。
エアコン工事専門業者
エアコン工事専門業者は、名前のとおりエアコンの取り付け・取り外しなどを専門に行っています。引っ越し業者のように運搬までを行わないので、料金は安いです。
ただし運搬を自力で行わなければいけないため、利便性の点では引っ越し業者に劣ります。
エアコン専門業者へ依頼するメリットデメリット
エアコン専門業者へ依頼するメリットは、以下の2つです。
- 中間に業者が入らないため料金が安い
- 専門スキルを持っているので安心して依頼できる
エアコン専門業者は、エアコンに関するプロフェッショナルであるため、エアコン自体の相談や適正な見積もりをしてくれる点でメリットです。
デメリットは、以下の3つ。
- 運搬までは行ってもらえない
- 引っ越し日と工事費を調整しなければいけない
- 遠方に引っ越す場合は取り付けと取り外しを別の業者に依頼しなければならない
エアコン専門業者はデメリットが多く、利便性には欠けます。引っ越し業者よりも費用は安いですが、結果的に手間が増えてしまうので、慎重に検討しましょう。
エアコンの取り付け・取り外しにかかる費用
エアコンの取り外しを業者に依頼した場合、取り外し費用がかかります。単純な取り外し費用だけであれば、5,000円～6,000円が相場です。
しかし、実際に必要となるのは、取り外し費用だけではありません。以下の作業にも費用がかかります。
- エアコンのガス重鎮…2万円
- 取り外した後の穴埋め…2,000円
- エアコンクリーニング…6,000円
- パイプ延長や化粧カバー…1～2万円
エアコンの大きさによっても異なりますが、5～8万円はかかると考えておきましょう。
引っ越し時のエアコンの取り付けで注意すること
新居にエアコンを取り付ける際には、失敗しないように気を付けましょう。以下2つを確認しておかないと、せっかくエアコンを買い替えても、設置できない可能性があります。
引っ越しの際には、必ず確認しておいてください。
設置場所やサイズを確認
エアコンは、エアコン本体の他に、室外機のスペースも必要です。そのため、設置場所やサイズを確認しておきましょう。
また、エアコン本体についても、間取りによっては取り付けが難しいケースも。取り付けの難しい間取りでは、追加費用がかかったり貸主の許可が必要な工事が必要だったりするため、入念な確認が必要です。
引っ越し先が賃貸物件の場合は事前に確認
賃貸物件に引っ越す際には、エアコンを取り付ける旨を伝えておきましょう。エアコンを取り付けるには、エアコンの用の穴を作るなどの工事が必要になるケースもあります。
このような工事は貸主の許可が必要となるので、必ず確認しておいてください。
引っ越し時のエアコン処分なら
引っ越し時のエアコンの取り付け取り外し、処分などは大きな手間になります。自分で処分するのを面倒に感じる人もいるでしょう
ぜひそんなときには『粗大ゴミ回収/ゴミ屋敷清掃のパイオニア！粗大ゴミ回収サービス』への依頼をご検討ください。粗大ゴミ回収サービスでは、エアコンの処分はもちろん、その他引っ越し時に発生する不用品の処分を行っています。
お得な定額プランも用意しており、積載量内であればエアコンの処分も可能です。また、リモコンや取扱説明書などの付属品がなくても問題ありません。
エアコンの処分について悩んでいる人は、ぜひお気軽にご相談ください。
また、引っ越し時の家電処分をする方に！おすすめ記事一覧引っ越し時、家電などを処分される方向けにおすすめの記事をまとめましたので、ぜひあわせてご覧ください！
