いざ自宅のエアコンを処分するとなると、さまざまな処分費用が発生することをご存じでしょうか?
- エアコンの処分費用は総額でどのくらいかかる?
- 取り外しや運搬ができないと費用がかさむって本当?
上記のような疑問をお持ちの方に向けて、引越し時やエアコン買い替え時に発生する処分費用を徹底解説します。記事後半では、エアコン処分費用を抑えるコツもご紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
また、処分が決まっていて処分方法を比較したい方は、下記記事もぜひご活用ください。
エアコン処分にかかる費用の種類
「エアコン処分」と一口に言っても、単純に処分費用一つまとめて払えばいいのではなく、いくつかの細かい費用がかかってきます。
それぞれの費用について解説していきます。
- 家電リサイクル料金
- エアコン取り外し料金
- 収集・運搬料金
家電リサイクル料金 | エアコン取り外し料金 | 収集・運搬料金 |
---|---|---|
990円~2,200円 | 4,000円~10,000円 | 550円~2,200円 |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
家電リサイクル料金
エアコンは「家電リサイクル法」対象の家電のため、粗大ゴミで処分できません。
リサイクル法とは、環境に影響を与えない方法で家電を処分する必要がある家電を指定している法律で、対象の家電は、エアコン以外に「テレビ」「冷蔵庫・冷凍庫」「洗濯機・乾燥機」などが該当します。
エアコンのメーカーによって異なる費用を確認し、「家電リサイクル券」として、郵便局や家電量販店から購入する流れです。
エアコン取り外し料金
引っ越し時などにエアコンの取り外しを業者などに依頼した場合、標準的な工事の費用相場は1台につき4,000円〜10,000円程度です。
工事内容としては、状況に応じて室内機や室外機の取り外し、配管用の穴埋めなどが含まれる場合もあります。
また、室外機が2階屋根や屋上などにある場合の作業には追加料金が発生します。また、搬出が困難な場合など、想定外の出費となることもあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
収集・運搬料金
取り外されたエアコンは、「指定引取場所」という中継所を経由して、リサイクルプラントへと運ばれていきます。
家庭から指定引取場所までの収集・運搬に必要な費用は、排出者が負担することとなっており、それが収集・運搬料金として上乗せ。
エアコンの処分方法詳細は、以下記事もご参照ください。当サイトでは、家庭用だけでなく、業務用エアコンの処分方法も紹介しています。
>> 引越し時のエアコンの取り付け・取り外し・処分はどこに依頼するべき?
>> 業務用エアコンの処分方法【適正かつお得な捨て方を解説】
エアコン処分費用を家電量販店ごとに比較
エアコンを処分・買い替えする際に、家電量販店に相談するべきか、検討する方も多いでしょう。
大手の家電量販店での、リサイクル料金・収集運搬料金を含めた処分費用を、以下の表で比較しました。
家電量販店 | リサイクル料金(税込) | 収集・運搬料金(税込) | 取り外し料金(税込) | 総額 |
---|---|---|---|---|
ヤマダ電機 | 990円~2,200円 | 1,650円 | 6,600円〜 | 9,240円~ |
エディオン | 990円~2,200円 | 1,100円~ | 8,800円〜 | 10,890円~ |
ケーズデンキ | 990円~2,200円 | 2,200円~ | 6,600円〜 | 9,790円~ |
ヨドバシカメラ | 990円~2,200円 | 550円 | 4,400円〜 | 5,940円~ |
コジマ | 990円~2,200円 | 1,650円~ | 5,500円〜 | 8,140円~ |
買い替えせずに回収だけ依頼する場合や、購入台数より多く回収を依頼する場合は、別途出張費が加算されます。
外すだけでなく、取り付けの工事の内容としては、以下のような種類が発生する場合があります。
工事内容 | 費用目安 | 必要となるケース |
---|---|---|
配管交換 | 1,500円~4,000円/m | 長さが変わる、経年劣化、カーブを変更する必要がある、など |
室外機の設置・交換 | 5,000円~ | 室内機と同じ階に室外機が置けない場合は、 特殊設置料金が発生 |
配管穴あけ | 無料から5,000円 | 木造か軽量鉄骨などの壁の材質で変動 |
室外機の設置場所や電気・配管の状況によって変動しますので、事前に見積もりをもらいましょう。
エアコン処分費用の注意点【引っ越し・買い替え時は要チェック!】
エアコンの処分費用について、引っ越し時、買い替え時で費用に影響する注意点を以下に挙げます。
- 引っ越し時:取り外しや運搬費用が発生する
- 買い替え時:機種によって省エネ効果による電気代が大きく異なる
引っ越し時:取り外しや運搬費用が発生する
家電量販店などに回収を依頼すると、思いのほか料金がかかるという印象ではないでしょうか?
リサイクル料金に加えて、取り外し費用や、収集・運搬費用だけでも10,000円前後の費用が必要です。室外機の撤去などが発生すると、追加料金がかかることも。
この費用は、たとえば不用品回収のトラック1台に載せ放題での定額プランと同等の価格帯です。引っ越し時に他の不用品もまとめて処分するなら、まとめて安く処分してもらった後、少し良いエアコンに買い換えたほうがお得と言えます。
買い替え時:機種によって省エネ効果による電気代が大きく異なる
エアコンの買い替え時にまず考慮すべきことは、省エネ効果による電気代と言えます。
近年のエアコンの省エネ・エコ意識は非常に高く、電気代を節約できるだけでなく、地球環境にもやさしいエアコンの技術研究が進んでいます。
経済産業省によると、現在の省エネエアコンは10年前と比較して約17%も省エネできるようになっています。
例えば10年前(2013年)の機種と、現在(2024年)の機種との具体的な電気代の比較を見てみましょう。
10年前(2013年)のエアコン | 2024年モデルの省エネエアコン | |
---|---|---|
年間の期間消費電力量 | 711kWh | 594kWh |
年間の電気代試算(税込) | 22,041円 | 18,414円 |
年間の節約金額 | ー | 1部屋で3,627円/3部屋で10,881円の節約 |
これほど使用電力量が違うと、月々の電気代、ひいては家計に響いてくるため、本体代金と節約できる料金のバランスを加味して、買い替え対象を選ぶべきです。まずは無料の見積もりを取ってみましょう。
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エアコンの処分費用を抑えるコツ
なにかとかかるエアコンの処分費用を、できるだけ抑えたいと思われる方も多いでしょう。
気になる処分費用を安く抑えられるコツをご紹介していきます。
- リサイクル料金を払わずにすませる
- 他の不用品とまとめて処分する
リサイクル料金を払わずにすませる
リサイクル料金を支払わずに手放すためには、ほかの誰かに使ってもらう「リユース(Reuse)」があげられます。リユースも、リサイクルに通ずる方法です。
製造から5年以内なら買取を検討
製造から5年以内のエアコンであれば、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。高値で取引できる可能性のあるエアコンの条件は以下の通りです。
- 製造から5年以内
- 故障や不具合がない
- 付属品がすべてそろっている など
買取を依頼する際は、自分でエアコンの取り外しはしないのが原則です。取り外し後は動作確認ができないため、買い取りを拒否される恐れがあります。
リサイクルショップ以外の業者に取り外しを依頼した際には、取り外しの証明書や領収書を発行してもらいましょう。
フリマや掲示板サイトで売却する手も
インターネットのフリマサイトや掲示板サイトで買い手を募集する手もあります。
とはいえ、動作確認ができないため、プロの業者に取り外しを依頼した証明書を提示するなどの工夫が必須です。
室外機がある分、送料や梱包費用が高額になる点も留意すべきです。引き渡し後のトラブルや経費の総額を考えると、成功例は少ないと言えるでしょう。
他の不用品とまとめて処分する
断捨離などのタイミングで、他の不用品も出てくるようであれば、不用品回収業者を利用してまとめて処分しましょう。
回収業者なら、家電リサイクル法対象品目やその他の家電、家具などのさまざまな不用品があっても1回の依頼で全て回収できるのがメリット。エアコンに付属する室外機も例外ではありません。
そのスムーズな労力面に加えて、費用面でもそれぞれの不用品を単品で処分するよりコストパフォーマンスが高い、という嬉しい効果もあります。
以下のような状況の方は、不用品回収業者にまとめて依頼すると良いと言えます。
- 手間なく、お得に処分したい
- 処分までの時間が限定されている
- エアコン以外にも処分したいものがある
エアコン処分費用を抑えたいなら【回収業者に依頼するメリット】
エアコンの処分費用を抑えるには、回収業者に依頼することがおすすめです。その理由として、具体的なメリットを以下にまとめました。
- 取り外しから運搬まですべてやってくれる
- 急な引っ越しなどのタイミングにも対応してくれる
- パックプランでのお得な回収プランが設定されている
取り外しから運搬まですべてやってくれる
ほとんどの不用品回収業者はエアコンの取り外しから運搬までの一連作業をすべて行っているため、かかる手間と言えば、業者に連絡して引取依頼をする程度です。
依頼する際も、電話だけでなくメールフォームやラインなどから手軽に問い合わせできるのも嬉しいポイント。
処分のために必要な費用も、回収料金しかからず、リサイクル料金や収集運搬料金はかかりません。
急な引っ越しなどのタイミングにも対応してくれる
引越業者の回収を申し込む際は、日時がかなり限られてしまいます。家電販売店でも、回収日時は意外と選べないもの。
その点、不用品回収業者は、希望の日程が通りやすく、急な日程での処分が必要になっても焦りは不要。
事前見積もり後、そのまま即日回収することも可能です。
時間帯も融通が利くため、仕事帰りの時間帯やすき間タイム、急な引越しが決まった時などにも便利なメリットです。
また、引越業者に不用品回収までお願いできたとしても、季節の変わり目や異動の多い時期などの繁忙期には、料金が高騰する傾向も無視できません。
不用品回収業者は、繁忙期に価格変動がないばかりか、急な依頼でも、早朝や深夜でも割増料金が発生しない業者も多く存在します。
パックプランでのお得な回収プランが設定されている
不用品回収業者は、トラック1台に積めるだけのゴミや不用品を、まとめて回収するプランを設定しているところが多いです。
品目ごとの単品回収に比べて、定額パックプランは、トラック1台あたりでの載せ放題システムのため、1つずつ不用品を回収するよりもかなりコスパが良いと言えます。
エアコンは、リサイクル料金や運搬費用など、もろもろの処分費用がかかりますが、パックプランであればその他の不用品とあわせても運搬料金は同一です。
処分費用を抑えたエアコン廃棄を検討中なら
エアコンを処分する際にかかる処分費用について、細かくご紹介しました。
「処分費用を抑えたいけれど、自力で取り外しや運搬はできない」「せっかくだから他の不用品も整理しよう」という方には、不用品回収業者に回収してもらう方法がおすすめです。
『粗大ゴミ回収・不用品回収・ゴミ屋敷清掃のパイオニア!粗大ゴミ回収サービス』は、エアコンの取り外しや運搬などの面倒な作業も、その他の不用品とあわせてまとめて回収できます。
お問い合わせや見積もりは無料で対応いたしますので、お電話はもちろんのこと、フォームやLINEからもお気軽にご相談ください。
急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。