マットレススプリングは自治体に嫌われている?
マットレスは、粗大ゴミに分類される地域も多いですが、スプリング入りは「適正処理困難物」に指定され、粗大ゴミとして捨てられない嫌われ者です。
自治体によって粗大ゴミ処分できる地域もありますが、他の大きなゴミとは違う扱いにされている場合がほとんどです。
マットレススプリングを処分するために!【マットレス解体手順と必要工具】
人が寝るほど大きくて、しっかりとしたマットレスを解体するのは大変です。
外側を剥がすのは、大きなカッターナイフ1本あれば十分ですが、マットレスの中身は、マットレススプリングがぎっしりと詰まっているため、気が遠くなるような作業が待っています。
まずは解体に必要な工具から準備しましょう。
解体に必要な工具
布やスポンジをカットするには、大きなカッターナイフがあれば十分ですが、人の体を支えるスプリングは金属でできているので、専用の工具でカットして小さくしなければなりません。
スプリングをカットするためにはボルトカッターを使用します。
安いものなら2,000円〜3,000円で手に入ります。
マットレスを解体する手順
マットレスを解体する手順は、以下を参考にしてください。
- マットレスを切り開く
- クッション部分を切り離す
- マットレススプリングを取り外す
- 解体したゴミを分別する
まずは少し厚手の生地に包まれたマットレスに、側面からカッターを入れて開いていきます。数センチ厚のスポンジも一緒にカットして、スプリングの取り出し口を作りましょう。
次にクッションの役割をしているスポンジを切り離します。スポンジの内側に、ぎっしりと敷き詰められたマットレススプリングを取り外してください。
解体して出たたくさんのゴミは、自治体の燃えるゴミ、または燃えないゴミとして処分できます。
マットレススプリング解体処分の難易度と所要時間の目安
マットスプリングには大きく分けて2種類あります。どちらのマットレススプリングも、硬く強度があるので、カットして小さいサイズにするのは大変です。
ここでは、ボンネルコイルとポケットコイルの特徴を見てみましょう。
一枚物のスプリング(ボンネルコイル)
ボンネルコイルは、ベッドの一面にバネを敷き詰めたタイプで、一枚物になっています。一般的なシングルベッドのサイズは100cm×200cmなので、とても大きなバネの塊です。
一辺30cm未満に小さくするために、ボルドカッターでひたすらカットし続ける、地味で握力を奪われる、過酷な作業をしいられます。ボンネルコイル は、ポケットコイルと比べてカットするための力が必要なのです。
ポケットコイル
ポケットコイルは、約500個のスプリングがひとつずつ袋に入れられ、クッションの役割をするタイプです。
布の袋にひとつずつ入れられているので、全て袋から出して分別しなければなりません。30cm以上ある場合は、ボルトカッターでカットする作業が500回ほど繰り返します。
ポケットコイル は、あまり力を必要としない反面、手間と時間が必要です。
解体して処分する時間の目安
いずれのマットレスも、フレームは太い金属でできているので、ボルトカッターで切れない場合は別の工具が必要です。
外側、スプリング、フレームのカット、ゴミの分別までの作業を考えると、工具の扱いに慣れている人なら合計10時間ほどで解体できますが、初めて挑戦する人は、20〜30時間ほど見ておいたほうが良いでしょう。
「面倒臭い作業は極力避けたい」「力作業は不安…」とお悩みの方は、『粗大ゴミ回収サービス』をご利用ください。解体が大変なマットレス、マットレスコイルの回収を承ります。
マットレススプリングとマットレスの処分に!素材と処分方法について
マットレスは意外に簡単な素材で作られているので、小さく解体すれば自治体のゴミとして処分できます。30cm未満に小さくすれば処分できますし、燃えるゴミなら自治体のゴミ袋に収納すれば、手軽に処分できます。
名称 | 材質 | 処分の方法 |
マットレススプリング | 鉄 | 燃えないゴミ |
ヤシの木などの繊維 | 木 | 燃えるゴミ |
クッション | スポンジ | 燃えるゴミ |
業面のカバー | 布 | 燃えるゴミ |
部分的なパーツ | プラスチック | 燃えないゴミ |
ファスナー | 金属 | 燃えないゴミ |
厄介なのは、マットレススプリングだけなので、根気と時間の余裕があれば挑戦してみてはいかがでしょう。
マットレススプリングを処分する際の注意点は?
マットレスは、スプリングを使用しているものもあれば、高反発のウレタンを、クッションとして使用しているものがあります。
ウレタンの場合は、カッターナイフなどで細かく刻んで燃えるゴミとして処分できますが、スプリングを使用しているものは解体するときに注意が必要です。
- カッターナイフを多用するので怪我をするリスクがある
- ボルドカッターを使い続けるので筋肉痛を伴う
- カットしたものは尖った金属なので処分するときに配慮が必要
- 周囲の安全確保のため、広い場所が必要
マットレスは、小さくするためにカッターナイフや工具で、かなりの回数、危険な作業を行う必要があります。
自分のケガももちろん、周囲にもケガをさせないように配慮が必要です。
マットレススプリングの処分タイミング【寿命について】
スプリングを使用したマットレスは、使用頻度やかかる重量によって寿命が変わってきます。
- 安価なものは3年〜7年
- 耐久性のいいものでも約10年
寿命をすぎて体重がかかる部分が凹んでくると、体に負担がかかり、睡眠の妨害にもなるため、使用し続けると体調不良につながります。
寿命を見極めて、新しいマットレスの購入を考えることをおすすめします。
マットレススプリングの処分が面倒!【解体なしで手放す5つの方法】
マットレスを解体する時間と手間、必要な工具を買うことを考えると、他の方法はないかと考えたくなるでしょう。
解体する以外の処分方法をお伝えしますので、参考にしてください。
新しいマットレスと引き換えに処分する(買い替え)
一部マットレスの販売店で、新しいマットレスを購入すると古いマットレスを処分してくれる場合があります。
店舗名 | 引き取り相場 | 引き取り条件 |
ニトリ | 4,400円 | 引取りする家具が同数量または同容量 |
イケア | 無料 | 新しいソファ、マットレスの配送時に、不要のマットレスを引き取り |
無印良品 | 3,000円 | 新しい商品届ける際、注文商品と「同種」かつ「同数」の不用品の搬出作業や引き取り |
ベルメゾン | 無料 | 商品をお届けする際に、不要になった同じ種類のマットレスを引き取り |
東京インテリア | 4,000円 | 購入時の商品を届ける際に引き取り |
いずれも新しいマットレスの購入が条件で、安く引き取ってもらうことができますが、購入先が決まってしまうデメリットがあります。
リサイクルショップに売却する
リサイクルショップの店内でマットレスを見かけるのは少ないのではないでしょうか。
たくさん取り扱い商品があるのに、マットレスの引き取りにはなぜか消極的です。
- 衛生的な視点から中古は売れにくい
- 安く購入したものは、価値がないのでほぼ売れない
- 年数が経過しているものは、クッションがへたりやすい
- 広い売り場のスペースが必要
有名ブランドのレガリア、シモンズ、エアウィーヴ、フランスベッドなら、リサイクルショップでも買い取ってくれる場合もあります。
一度電話で相談してみても良いでしょう。
インターネットで売却する
膨大な商品件数のヤフオクやメルカリでも、マットレスの取り扱いは少なく、制約に結びつくのは難しい商品です。
売れるまで大きなマットレスを保管しておく場所も必要なため、効率の悪い売却方法と言えるでしょう。
クリーンセンター(ゴミ処理場)へ直接持ち込む
直接持ち込む場合は、10kgあたり100円未満で処分できるため、最も安く処分できる方法ですが、自分で処理場まで運ぶにはマットレスを積み込める大きな車が必要です。
レンタカーを借りて、自分の時間と手間をかけるくらいなら、不用品回収業者の方が安く、早く処分できそうです。
不用品回収業者に引き取ってもらう
ここまで自治体で処分できないマットレスを、どうやって処分するか解説してきました。
マットレススプリングを自分で解体して処分するのは、慣れた人でも数日かかってしまうため、長い時間拘束されてしまいますし、工具を購入する費用もかかります。
売却するのも期待できないので、ある程度費用がかかっても手早く処分する方が良さそうです。
総合的に判断すると、コストパフォーマンス的に、不用品回収業者に依頼するのが最もおすすめの処分方法であると言って良いでしょう。
マットレス(本体とスプリング)を不用品回収業者に依頼するメリット
不用品回収業者は、他の処分方法と比べ高くつきそうな気がしますが、うまく利用すればお得な結果になることがあります。
- 連絡した当日に回収してくれる
- ベッドフレームなど他に不要品があれば一緒に引き取ってもらえる
- 時間と手間が全くかからない
- 大きくて重いものも運んでくれる
- 買取できるものがあれば、見積りして一緒に引き取ってくれる
他の処分方法と違い、電話やメール1本で駆けつけてくれて、その日に引き取ってもらうこともできます。
不要な大きいマットレスがすぐに処分できる上、家電などの不用品があれば買い取ってもらえるケースもあるでしょう。
自分で運ぶ必要もなく、すぐに処分できて、買取もしてくれるなら、他の処分方法よりも随分お得と言えます。
マットレススプリングの処分に注意!悪質業者の特徴とは
不用品回収業者の中には、悪質な業者もあり、無料をうたって近づき高額請求をしてくることがあります。
- 所在がわからない
- 連絡先が携帯電話のみ
- 極端に安いアピールをしてくる
- 見積書があいまい
- スピーカーで無料をアピールしながら巡回している
悪質な業者にかかると、回収してもらったはずのものが、不法投棄され再び自宅に戻ってくる場合があります。
処分を依頼した人も罰せられるケースがあるので注意してください。
マットレスやスプリングの処分なら「粗大ゴミ回収サービス」へ
マットレスを自分で処分するのは、とても大変なことがおわかりいただけたと思います。
構造はシンプルですが、マットレススプリングがたくさん詰まっているので、解体して分別するにはかなりの時間と労力が必要です。
粗大ゴミ回収サービスなら、トラック積み放題の定額パックもあり、処分したい不用品の量や大きさに合わせてお選びいただくことができます。
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- 明確な料金体系で追加料金なし
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急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。