金庫の処分方法6選をご紹介します。
いざ金庫を捨てたいと思っても、そもそも金庫が何ゴミなのかから分からず、どこで処分するべきか困ってしまう問題も多いもの。また、処分するならできるだけ安く済ませたいところでしょう。
基本的に、金庫は自治体の粗大ゴミや不燃ゴミでは処分できません。しかし、この記事をご覧になると、処分方法の選択肢から安く処分する方法の選び方まで、あなたに合った方法で金庫を廃棄できるようになります。
特殊な金庫の処分方法をマスターして、確実な捨て方を進めていきましょう。
金庫処分の難しさ!粗大ゴミ・不燃ゴミはNG
金庫は粗大ゴミや一般の家庭ゴミ(不燃ゴミなど)として処分できません。耐火金庫には以下のように、特殊な素材が使われているからです。
- 鋼材
- スチール
- 特殊合金
- 気泡コンクリート
上記の素材は、適切なゴミ処理が自治体では困難で一般ゴミに分類されません。各自治体のホームページでも、金庫は「処分が難しいもの」として粗大ゴミで回収不可の物と分類しています。
参考までに、各自治体の金庫における回収の対応や分別を一覧にしました。耐火金庫は回収不可、耐火以外の金庫なら粗大ゴミや不燃ゴミで回収している自治体もあります。
自治体 | 金庫の回収の有無 | 回収方法の提示 |
---|---|---|
川崎市 | 粗大ごみまたは処理困難物 | 耐火金庫は回収不可 |
東京都渋谷区 | 回収不可 | 専門業者に相談 |
広島市 | 耐火金庫は回収不可 | 販売業者や専門業者に相談 |
静岡市 | 手提げ金庫は不燃ゴミか粗大ゴミ
耐火金庫は回収不可 |
購入店または取扱店、製造メーカーに相談 |
神戸市 | 耐火ではない金庫は燃えないごみ
5kgを超える金庫は大型ごみ 耐火金庫は回収不可 |
販売店に相談 |
まずは、お住まいの地域でどういった対応になっているかを確かめておきましょう。
では、ここからは金庫を処分する方法を6つご紹介していきます。お困りの方は、ぜひ参考にして金庫の処分の悩みを解決してください。
金庫の処分方法6選【捨て方網羅】
金庫の処分方法は以下の6つです。それぞれの特徴を理解した上で、自分に合った良い処分方法で解決しましょう。
- 購入店による引き取り
- 金庫回収業者に依頼
- 鍵屋で処分
- リサイクルショップの買取に出す
- フリマ・オークションサイトで売却
- 不用品回収業者に依頼
購入店による引き取り
購入した店舗に依頼すれば、通常金庫を引き取ってもらうことができます。
購入店の引き取りを利用するメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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販売店舗に依頼する場合、回収に来てくれる場合と持ち込みの場合があります。ただし、販売元の店舗によって対応が異なるため、購入店に確認してみてください。
また、金庫の買い替え予定があるなら古い金庫の引き取りも対応してくれやすいでしょう。(有料・無料の設定は店舗による)
金庫回収業者に依頼
金庫回収を専門に行う金庫回収業者に依頼すれば、確実に金庫を処分できます。
金庫回収業者に依頼するメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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金庫回収業者は専門業者ならではの安心感があります。「詳しい人に依頼したい」という人におすすめの処分方法です。
鍵屋で処分
説明書を見ても金庫を開けられないトラブルがある場合、操作方法を忘れてしまった場合など鍵屋に依頼するのがおすすめです。鍵屋はダイヤルを開けて中身を処理できる上に、金庫の処分まで一貫して行ってくれます。
鍵屋に処分を依頼するメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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金庫の鍵が開かない場合、中に何が入っているか分からないままの状態で処分してしまうのはあまりおすすめできません。出張のある鍵屋に依頼すれば、中身を回収しつつ金庫も処分でき安心です。
リサイクルショップの買取に出す
リサイクルショップで買い取ってもらって、金庫を処分することができます。
新品や比較的新しい型番の金庫で条件を満たせば、高い買取価格に設定されています。それだけ中古の金庫を買い求める人も多いからです。
売れそうな金庫はリサイクルショップの買取に出すのが、お得。メリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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多くの場合、リサイクルショップに買い取ってもらうには持ち込む必要があります。重い金庫を個人で持ち込むのはかなりの手間。特に、設置場所が2階以上の場所から階段がある場合は大変です。
特に、盗難防止の目的も兼ね、重量が100㎏以上ある金庫を使っている家庭では、非常に重いため移動すら困難でしょう。
金庫を持ち運べる車があり、手間を惜しまない人はリサイクルショップをぜひ検討してみてください。バイクなどでは、バランスを取るのが難しいため転倒の恐れもあります。無理をしないように注意しましょう。
フリマ・オークションサイトで売却
フリマ・オークションサイトでの売却も、金庫処分の方法の一つです。リサイクルショップと同じく、元値が張る金庫はインターネット上でも需要があるからです。
フリマ・オークションサイトで売却するメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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ただし、フリマ・オークションサイトでの売却は、リサイクルショップに持ち込む場合と比較して、出品や梱包にかかる手間が大きいです。その上、耐火金庫のように重量のあるものだと、送料も高くつきます。
不用品回収業者に依頼
不用品回収業者に依頼すれば、簡単に金庫を処分できます。不用品回収業者は最短即日、自宅まで金庫を回収しに来てくれるからです。
不用品回収業者に依頼するメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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不用品回収業者の場合、金庫以外にも不要なものがあれば、ついでに処分できます。断捨離や模様替え、引越しなどで金庫を処分するときにも便利です。
遺品整理業者でも処分できる
故人の金庫を処分したいなら、遺品整理業者への回収依頼もおすすめです。遺品整理業者なら、金庫をはじめさまざまな遺品をまとめて整理できるからです。
金庫の処分に必要な費用相場
金庫の処分に必要な費用の一覧は以下の通りです。東京や大阪など、地域によって変わるので注意してください。
処分方法 | 処分費用 |
---|---|
購入店による引き取り | 0〜数万円 |
金庫回収業者に依頼 | 3,000〜8,000円 |
鍵屋で処分 | 4,000円〜 |
不用品回収業者に依頼 | 3,000〜15,000円 |
「金庫の種類」で費用が変わる
金庫の廃棄処分費用は、金庫の種類によって変わります。構造や材質・タイプによって、処分にかかる手間が全く違うからです。
比較的簡単に処分できる手提げ金庫は、費用が安く済む傾向があります。一方、処分に手間がかかる耐火金庫の場合、費用は高くなるでしょう。
金庫のタイプについて知りたい人は「日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会」のサイトを参考にしてください。
「金庫の大きさ」で費用が変わる
金庫の処分費用は、基準として大きさによっても変動します。小さい金庫は処分しやすく、大きい金庫は処分しにくいからです。
金庫の処分費用を確認する前に、3辺のサイズを測っておいてください。業者にサイズを伝えておけば、比較的正確な処分費用を提示してくれます。
金庫を処分するときの注意点
金庫を処分するときの注意点3つを、以下の流れで把握しておくことをおすすめします。処分時にトラブルを起こさないために、処分前の事前準備として徹底しておきましょう。
- 中身を取り出しておく
- 綺麗な状態にしておく
- 複数業者から見積もりを取る
中身を取り出しておく
家庭で金庫を処分する前に、必ず中身を全て取り出しておくように注意してください。金庫内には重要な品や大切なものが残っている可能性があります。
綺麗な状態にしておく
リサイクルショップで買取に出したり、フリマ・オークションサイトで売却したりする場合は、事前に金庫を綺麗な状態にしておきましょう。綺麗な状態で新しい金庫は、買取価格が高くなる可能性があります。
処分前に金庫に付いているホコリや汚れを除去するなど準備しましょう。
複数業者から見積もりを取る
金庫を業者に依頼して処分する場合、複数の業者で査定・見積もりを取る流れで進めてください。業者によって大きく費用の異なる場合があります。
複数社で査定・見積もりを取った上で、実績のある優良な業者を選びましょう。
金庫を処分するタイミング
金庫は貴重品を保管できて使える状態といっても、いつまでも使い続けられるわけではありません。実際、金庫を処分すべきタイミング(寿命)は、製造されてから20年後です。理由は主に2つあります。
- 対火性能が落ちる
- 気泡コンクリートが使われている
日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会では、耐火や防盗の規格に関する研究を継続しており、優れた金庫の販売にも役立っています。
対火性能が落ちる
耐火金庫の耐用年数は20年程度です。耐火金庫の場合、製造後約20年経つと耐火性能が落ちます。耐火金庫の耐火性能は、永遠に保ち続けるわけではありません。
耐火性能が落ちた金庫を使用していても、火災時に中のものを守ることができなくなります。購入から20年経っている古い金庫は買い替えを検討してください。
気泡コンクリートが使われている
耐火金庫には気泡コンクリートが使われています。気泡コンクリートとは、セメントや生石灰を気泡加工したもののことです。
火災時の高熱にさらされた場合に、気泡コンクリートに含まれている水分が気化熱となり庫内の温度を下げる仕組み。
しかし、20年経過すると蒸発により耐火性能が落ち、庫内のものを火災から守れなくなってしまいます。
遺品整理時の金庫処分はどこに頼む?【生前整理も】
遺品整理や生前整理で金庫や遺品の引き取りを、どこに依頼すべきか悩むことも多いですね。
基本的に不用品回収業者に依頼すればすべて対応してくれます。不用品回収業者は不用品の回収だけではなく、遺品整理時にも対応できるためです。
遺品は、個人の大切な思い出のあるものだけに簡単に捨てられないのは当然ですね。しかし、やがては捨てなければならない時期もやって来ます。この時に、ある程度の整理期日の設定をしておくことがとても大切です。目安を設定すれば、計画が立てやすくなるでしょう。
さらに、遺品をスッキリと整理したほうが、故人への供養にもなります。もちろん、遺族としても節目として遺品整理は重要なものです。
金庫の中に入っている一つひとつの遺品を整理するのは大変です。不用品回収業者に依頼すれば、一度に遺品一式を引き取ってくれます。もちろん、テレビや冷蔵庫といった大型家電やタンスやベッド・仏壇などの大型家具も回収も可能です。
遺品整理だけでなく、生前整理の際にもおすすめです。生前整理をする予定の人は、不用品回収業者の利用を検討してみてください。
金庫処分はどの方法がお得?【まとめ】
冒頭の通り、金庫は粗大ゴミや不燃ゴミとして処分できません。そんな金庫の適切な処分方法は以下の通りでした。
- 購入店による引き取り
- 金庫回収業者に依頼
- 鍵屋で処分
- リサイクルショップの買取に出す
- フリマ・オークションサイトで売却
- 不用品回収業者に依頼
金庫をお得かつ手軽に処分したいなら、不用品回収業者の利用がおすすめです。最短即日、自宅まで金庫を回収しに来てくれます。
金庫をはじめとする廃品、粗大ゴミ、不用品回収、ハウスクリーニング、ゴミ屋敷清掃、片付け代行などにお困りなら、実績が豊富な『粗大ゴミ回収・不用品回収・ゴミ屋敷清掃のパイオニア!粗大ゴミ回収サービス』へご相談ください。お客様の金庫を丁寧に処分させていただきます。
急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。