本記事では、バイクのタイヤに焦点を当てて、処分方法を解説します。
車に比べて細いバイクタイヤではありますが、処分方法は自治体によって異なります。お住まいの自治体によっては処分できず、「どうやって捨てて良いのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで、バイクタイヤの状態まで踏まえた処分方法をご紹介します。コストパフォーマンスの良い回収方法もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
バイクのタイヤを処分できる自治体は少ない
バイクのタイヤは粗大ゴミで捨てられるだろうと、考える方も少なくないでしょう。
しかし、結論として、バイク用タイヤは、一般ゴミや粗大ゴミとして回収していない自治体がほとんど。タイヤ内部には、ゴム・スチールワイヤーなど複雑な素材が使われており、「適正処理困難物」として扱われるのです。
自宅の自治体が回収に対応しているかどうか、市区町村の分別ルールやゴミ分別表を事前に確認してください。自治体によっては、たとえば「外径76cm以内なら回収可能」など特例を設けているケースもありますが、ごくまれだと認識しておきましょう。
回収対応していない場合、不法投棄とみなされ罰則対象になる恐れもあるため、バイクタイヤの処分方法には、十分注意が必要です。
バイクのタイヤを処分する方法5選
粗大ゴミに出せないバイクのタイヤをどのように処分すべきなのか、具体的な処分方法をご紹介します。
- ガソリンスタンドで引き取ってもらう
- バイクショップで回収してもらう
- タイヤ専門店の買取を利用する
- フリマアプリで売る
- 不用品回収業者を利用する
上記5つの捨て方を、それぞれ見ていきましょう。
ガソリンスタンドで引き取ってもらう
ガソリンスタンドでは、使用済みのタイヤを引き取っている場合があります。
セルフサービスの店舗など、回収サービスを実施していないスタンドがあったり、タイヤの状態やホイールの有無で料金設定が変動したりするので、持ち込む前に確認するのをおすすめします。
近隣のガソリンスタンドが対応していれば、気軽に利用できる反面、自力でタイヤを持ち込む労力がかかります。
バイクショップで回収してもらう
バイクショップや、タイヤを扱っているカー用品店でも、タイヤの回収を受け付けています。そのショップでタイヤ交換を依頼する場合は、無料で引き取ってくれるショップもあります。
タイヤを専門で取り扱っているショップだけに、適切に処分してくれる安心感がありますが、回収のみの依頼は、タイヤの大きさやホイールの有無で費用が変わってくるので、複数店舗から見積もりを比較検討すべきと言えるでしょう。
タイヤ専門店の買取を利用する
買取サービスを実施しているバイクショップやタイヤ専門店で、売却できる可能性もあります。新品同様のタイヤなら、それなりの金額が期待できるでしょう。
ただし、すり減ったタイヤや、劣化しているものは査定対象外。以下のようなケースは、ほぼ買い取ってもらえません。
- タイヤの溝が4割以上すり減っている
- 1万km以上走行している
- ひび割れや変形など劣化している
- 未使用でも製造から5年を超えている
- 一輪のみでセットになっていない
盲点になりがちな点として、日々経年劣化していくタイヤは、未使用や使用感の少ないタイヤでも、製造5年以上経つと価値がなくなります。また、バイクのタイヤは2本セットが基本なので、1本のみの売却も断られるケースがあるのも覚えておきましょう。
フリマアプリで売る
フリマアプリでも、バイクタイヤが売買されています。ニーズが合致すれば、タイヤ専門店よりも高く売却できる可能性があるでしょう。
ただし、相場の見極め、撮影、投稿、やりとりなど、多くの雑務が発生する割に、必ず売れるとは限りません。送料もかなりの金額になるので、よほどの新品でない限り、赤字にならない金額設定は難しい傾向にあります。
不用品回収業者を利用する
手間ひまかけたくない、タイヤを運搬する手段がない、などでお困りの方は、不用品回収業者がおすすめです。自宅まで引き取りに来てくれるうえに、ガレージにたまったその他の不用品なども、まとめて回収してくれます。
処分に悩んでそのままにしていたホイールや壊れたパーツなども、一気に断捨離できますよ。
【状況別】バイクのタイヤ処分のポイント
バイクのタイヤは、寿命で処分する場合やまだ新しい場合、その他のニーズによっても処分方法が変わります。それぞれの状況に適したポイントを見ていきましょう。
- 寿命|処分すべきタイミングをチェック
- まだ新しいなら|買取も可能
- 他にも不用品があるなら|不用品回収業者が便利
それぞれ、解説します。
寿命|処分すべきタイミングをチェック
バイクタイヤの寿命は、使用年数では3〜5年、走行距離で約5,000〜15,000km程度です。
使用して4年以上経っているなら、タイヤ自体が劣化しているので、交換を検討しましょう。寿命を迎えたタイヤは、状態も悪いので、売却はまず無理。もちろん、寿命を迎える前でも、ガラス片や釘を踏んでパンクしたタイヤは、適正に対応してもらえる方法で処分してください。
使い物にならないタイヤでも、絶対に不法投棄はやめましょう。
まだ新しいなら|買取も可能
新品に近い状態であれば、フリマアプリなどで高値が付く可能性があります。出品や発送に手間はかかりますが、定価に近い値段で取引されているケースも少なくありません。
需要のあるタイヤなら、13〜14インチなら5,000円、15〜16インチなら8,000円ほどで売却できます。高値がつきやすいのは、ブリヂストンやダンロップ、ミシュランといった人気メーカーのタイヤです。
タイヤ自体の価値だけでなく、売却時期でも価格が変動します。地域にもよりますが、スタッドレスに履き替える時期が近づく10月近辺や、ノーマルタイヤに戻す5月あたりは、タイヤの金額が高くなる傾向があります。うまくタイミングを計れれば、お得に手放せるでしょう。
ただし、タイヤは日々劣化していくので、むやみに先延ばしにするのは得策とは言えません。
他にも不用品があるなら|不用品回収業者が便利
バイクのタイヤと一緒に、他にも処分したいものがあるなら、不用品回収業者を利用しましょう。
ガレージの中などに、劣化したり壊れたりして放置したままの、以下のような不用品を溜め込んでいませんか?
バイク関連のパーツは素材や構造が複雑で、自治体では処分できない物も多く存在します。その点、「産業廃棄物収集運搬許可」を持つ不用品回収業者なら、処分が困難なアイテムもまとめて引き取ってもらえます。
タイヤをスムーズに処分できるだけでなく、大規模な断捨離もあっという間にかなうでしょう。
タイヤ全般の処分方法は、以下記事で詳しく解説しています。
バイクのタイヤを不用品回収に出す処分費用相場
最後に、不用品回収業者に回収を依頼した時の費用相場をお伝えします。
不用品回収のシステムは、一般的に以下のメニューで料金が設定されています。
- 単品回収
- パックプラン
バイクタイヤだけの単品回収でも、運搬や搬出の手間がなくなって便利ではありますが、不用品回収のメリットを存分に生かすなら、断然「安心パックプラン」がお得です。
タイヤ以外にも、ホイールや整備道具、動かなくなったバイク本体まで、ガレージ内の不用品もまとめて処分できます。パックプランはトラックの大きさで費用が異なるので、以下の表を参考にしてください。
トラックの種類 | 料金相場 |
---|---|
軽トラックパックプラン(作業員1人) | 10,000円~25,000円 |
2tトラックパックプラン(作業員2人) | 50,000円前後 |
4tトラックパックプラン(作業員2人以上) | 80,000円前後 |
処分したい不用品の量が多ければ多いほど、コストパフォーマンスが高くなる料金体系。キャンペーンもうまく活用すれば、よりお得に処分できるでしょう。
バイクのタイヤを処分するなら『粗大ゴミ回収サービス』を利用しよう!
バイクのタイヤを処分する方法をご紹介しました。
タイヤ全般は、自治体の粗大ゴミで回収できないケースがほとんど。しかし、不用品回収業者なら、手間も労力もかけずに処分が可能です。バイクの整備道具やガレージ内の不用品などもまとめて回収できるので、コストパフォーマンスが良い捨て方と言えるでしょう。
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急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。