本記事では、粗大ごみシールをコンビニで購入する流れをご紹介します。
多くの自治体では、粗大ごみシールをコンビニエンスストアで購入できますが、購入に至るまでは意外に手間取るもの。
- 「シールの価格はどう決まる?」
- 「価格が明記されていない不用品はどうすれば?」
などの疑問に向けて、シール価格の選び方や購入前に検討すべき注意点をまとめました。記事の後半では、スムーズに粗大ごみを処分できるコツもお伝えするので、ぜひ最後まで参考にしてください。
粗大ごみシールが買えるコンビニの特徴
最初に、粗大ごみシールが買えるコンビニについて、それぞれ特徴をご紹介します。主なコンビニエンスストアごとの対応を、以下の表にまとめました。
コンビニ | 現金払い | キャッシュレス対応 | その他(マルチコピー機等) |
---|---|---|---|
セブン-イレブン | 〇 | nanaco | 一部地域でマルチコピー機+レジ支払い方式対応 |
ファミリーマート | 〇 | FamiPay | – |
ローソン | 〇 | 不可 | 一部地域でLoppi(ロッピー)発券+レジ支払い方式対応 |
ヤマザキデイリーストア | 〇 | 不可 | 自治体によって販売なしの場合あり |
セイコーマート | 〇 | 不可 | 北海道・茨城など一部地域で販売、方式は現金のみが多い |
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
セブンイレブン
セブンイレブンは、幅広い自治体で「地区指定ごみ袋・ごみ処理券」を取り扱っているので、購入できる確率はかなり高いでしょう。
支払いは現金のほか、nanacoが粗大ごみ処理券に利用できるのがセブンイレブンのメリット。ただし、nanacoのポイントは付与されません。
また、支払い方法は自治体ルールに従うため、nanacoで支払いたい場合は、事前に最寄りのセブンイレブンの対応をチェックしてから向かいましょう。
ファミリーマート
ファミリーマートでも、多くの自治体で処理券を販売しており、レジで購入できます。
支払いは現金が確実で、PayPay・楽天ペイなどのQR決済は不可。
ただし、FamiPayを使用できる店舗も多く存在します。FamiPayの店頭支払い可否は、自治体や店舗運用で異なる点に注意してください。
ローソン・デイリーヤマザキ・セイコーマートなど
ローソンや、デイリーヤマザキなどの各コンビニは、セブンイレブンやファミリーマートと比較すると、粗大ごみシールの取扱店に限りがあります。
支払いは、現金が基本。取り扱いの有無や在庫状況は店舗差があるため、事前チェックが必須と言えるでしょう。
粗大ごみシールのコンビニでの買い方
続いて、粗大ごみシールをコンビニで入手する際の買い方を解説します。
- 自治体が指定している販売店舗に行く
- 店員に自治体名と必要な粗大ごみシールの金額・枚数を伝える
- 現金または対応している電子マネーで支払う
手順は、上記のとおりシンプル。
最寄りのコンビニで粗大ごみシールが取り扱われているか確認したら、あとはレジで店員に要望を伝えましょう。「粗大ごみシール〇〇円のものを○枚」というように、金額と枚数を伝えてください。店舗によっては、マルチコピー機での操作が加わる場合があります。
その後、その店舗で可能な支払い方法で決済します。基本は現金決済ですが、セブンイレブンのnanacoなど、一部の電子マネーが利用できるケースもあるので、近くにコンビニが複数なるなら決済方法で選ぶのもお得な買い方です。
粗大ごみシールをコンビニで購入するときの注意点
続いて、粗大ごみシールをコンビニで購入する時の注意点を3つ挙げていきます。
- 他の自治体の粗大ごみシールは使えない
- 現金しか使えないコンビニがある
- 購入後は原則返品できない
順に、見ていきましょう。
他の自治体の粗大ごみシールは使えない
粗大ごみシールは、購入した自治体の回収システムと紐づけられており、他の自治体で使用できません。他の自治体管轄のコンビニで購入したシールを、自分の住んでいる区や市の粗大ごみに貼って出しても回収されないのです。
引っ越し時を例に挙げると、住んでいた地域の粗大ごみシールを貼った粗大ごみは、引っ越し先に持ち込めません。回収されないだけでなく、不法投棄扱いになりかねないので、十分注意してください。
同じ市内だと思っていても実は違う自治体に区分されているケースもあるので、購入時には必ず欲しい自治体のシールか、しっかり確認しましょう。
現金しか使えないコンビニがある
粗大ごみシールは金券類と同じ扱いとなるため、本来現金でしか支払えません。
セブンイレブンやファミリーマートではnanacoやFamiPayが利用できる店舗がありますが、その他のローソンやデイリーヤマザキなどのコンビニでは、現金のみのケースがほとんどです。
事前に、使いたい電子マネーの利用が可能か確認するか、念のため現金を用意していくのをおすすめします。
購入後は原則返品できない
粗大ごみシールは、一度購入すると、原則として返品や返金はできません。使用期限はなくても、他の自治体では利用できないため、買い過ぎてしまうと使い道がなくなります。
自治体によっては、粗大ごみシールがデザイン変更や料金改定などのタイミングでリニューアルされる時があり、返金やその他の異例措置が実施される場合があります。しかし、返金などのイレギュラーな対応はコンビニでは対応不可なので、注意が必要です。
粗大ごみシールの使い方
無事にコンビニで購入できたら、次は使い方を確認していきましょう。注意点を含めた手順は以下の通りです。
- 粗大ごみシールに名前と収集日を記入する
- 貼る位置を決めて汚れを取り除く
- 粗大ゴミシールをはがれないように貼る
粗大ごみシールは、購入しただけでは効力を持たず、必要事項を記入して初めて有効になります。
多くの自治体では、申込時に登録した「氏名」や「収集予定日」を必ず記載するよう定めています。収集作業員が正しく確認できるだけでなく、誤回収や未回収を防ぐ仕組みになっているのです。
記入は、雨などで消えないように油性ペンを使い、にじみにくい字で分かりやすく書くのが基本。特に、収集日を書き忘れると、当日でも回収されないリスクがあるため、忘れないようにしましょう。
収集員が一目で確認できる場所に貼るのもポイントです。はがれやすい段差や角は避け、平らで安定した面を選びましょう。雨天時はシールが濡れて粘着力が弱まるため、透明なビニール袋で覆うなどの工夫をすると安心。
回収当日にシールがなくなっていると、有料処分の証明ができず収集されない場合があります。貼り方のコツは、次の項を参考にしてください。
粗大ごみシール|貼り方のコツ
粗大ごみシールをはがれないように貼る必要があるとお伝えしましたが、最後に、貼り方のコツをお伝えしましょう。
- 名前を書きたくないときは受付番号を記入する
- 雨や風ではがれないように補強する
- 粗大ごみそれぞれに必要枚数を貼る
上記3点を、貼り付ける時の参考にしてください。
名前を書きたくないときは受付番号を記入する
粗大ごみシールには、多くの自治体で氏名を記入することが求められます。ただし、名前を書きたくない場合には、受付時に発行される「受付番号」を代わりに記入すれば問題ない自治体もあります。
個人情報が気になる状況でも、安心して粗大ごみを出せる方法ですが、一部の自治体では有効でないケースもあるので、事前にルールを確認してください。
人目が気になる場合や、大量のシールに名前を書きたくない時は、自治体の粗大ごみ収集ではなく、不用品回収を利用するのもおすすめ。
名前の記入が省略できるだけでなく、粗大ごみシールの購入自体も不要です。さらに、粗大ごみ回収の予約や運搬の手間もなくなるのは、かなり魅力的な方法と言えるでしょう。お得なパックプランを利用すれば、費用対効果が高くなりますよ。
大量の粗大ごみの処分にもおすすめのお得なパックプランについては、以下記事で詳しく解説しています。
雨や風ではがれないように補強する
粗大ごみシールは、収集日まで屋外に貼り付けた状態を保つ必要があります。そのための補強案を、品目ごとに表にまとめました。
品目 | 貼り方のポイント |
---|---|
布団・マットレス・カーペット | 透明ポリ袋に入れ、袋の外から貼る 紐で十字に束ねると安定する |
自転車 | フレーム(トップチューブ等)の平らな所に貼る サドルや前カゴは避ける |
家具(タンス・棚) | 正面上部の本体側に貼る 引き出し面は不可 |
長物(物干し竿・パイプ) | 本体に直接巻くと剥がれやすい タグ状にテープで固定して見える面を確保する |
分解・複数点 | 1点扱いなら束ねて代表箇所に貼る 複数点扱いなら各点にそれぞれ貼る |
はがれないだけでなく、シールの内容が隠れて見えなくならないように工夫すると、作業員にも親切。収集当日のトラブルを未然に防げるでしょう。
粗大ごみそれぞれに必要枚数を貼る
粗大ごみシールは、品目ごとに必要な枚数を貼りましょう。
たとえば、ベッドは本体とマットレスとに分かれますが、本体とマットレス、それぞれに定められた金額のシールを貼る必要があります。貼るべきアイテムに貼られていない場合や、金額が不足している場合は回収されません。反対に、過剰分の返金はされない点にも注意。
事前に自治体の料金区分を確認して、無駄な出費や二度手間を防ぎましょう。
粗大ごみシールはコンビニでの購入方法と注意点を押さえよう
粗大ごみシールをコンビニで買う方法や注意点を解説しました。
コンビニで粗大ごみシールを購入すること自体は簡単ですが、正しい手数料や総額を自ら調べておかないと、想定以上に費用がかさみかねません。
不用品の量が多い、自治体で回収してもらえない粗大ごみがある、などのケースは、不用品回収業者に依頼するのが得策と言えるでしょう。
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急に転勤が決まり、家族で引っ越しをすることになりました。
来てもらってから処分したものがどんどん出てきて予定よりも増えたのですが、全部引き取ってももらえたため、引っ越し準備がスムーズに行えました。