安価で利便性が高いカラーBOXは、家の中で大活躍しているものです。しかし、買い求めやすい反面、捨てる時には悩んでしまうものの定番でもあります。
この記事では、カラーBOXの処分方法5選をご紹介しています。自治体のゴミとして出す手順や費用、またそれ以外の手軽でお得な捨て方もあります。
お手持ちのカラーBOXに合わせて、賢い処分方法を見つけましょう。
カラーBOXを自治体で処分する方法
まず、カラーBOXを自治体で処分する方法からご紹介します。
カラーBOXは、一般的な木製のものだけでなく、プラスチック製のものも広く出回っています。カラーBOXの材質ごとに分別方法が指定されていますので、まずは、お住まいの自治体ホームページで確認しておきましょう。
自治体で指定された分別方法 | 木製のカラーBOX | プラスチック製のカラーBOX |
可燃ゴミ | サイズによっては解体が必要 | サイズによっては解体が必要 |
不燃ゴミ | ー | サイズによっては解体が必要 |
粗大ゴミ | 解体不要 | 解体不要 |
自治体で指定された分別方法ごとの対応を表にまとめました。解体できる方は以下「方法1」を、解体不要の場合は「方法2」をご覧ください。
方法1:解体すれば可燃ゴミで出せる自治体もある
お持ちのカラーBOXが自治体で何ゴミに指定されているかは必ず確認してみましょう。なぜなら、素材やサイズにかかわらず粗大ゴミに指定されている場合、解体したところで粗大ゴミ扱いとされてしまうからです。
カラーBOXは木製なら普通のノコギリで解体できるので、可燃ゴミの袋に入れて「可燃ゴミ」として捨てられる自治体も多いでしょう。
ただし、多数のカラーBOXを一度に「可燃ゴミ」で出す場合には、自治体によっては「大量の可燃ゴミを出す時は何回かに分ける」などのルールがあるので配慮をして出すようにしましょう。
可燃ゴミなら無料で出せる
10〜20円程度のゴミ袋代だけで済み、無料で回収してもらえるのでお得な方法です。しかも、たいてい週2回の回収日があるので早く処分できます。
解体の手間が多少かかるものの、無料で出したい方にはおすすめの方法です。
方法2:解体ができないなら粗大ゴミで出す
カラーBOXの解体ができない場合や粗大ゴミとしてしか出せない自治体にお住まいの場合、「粗大ゴミ」で出しましょう。
自治体によって、粗大ゴミの申し込みや手数料、出し方が決められているのでルールを守って出しましょう。
粗大ゴミで出す手順や費用
粗大ゴミで出したい時には、粗大ゴミ回収窓口へ申し込みが必要です。手順は、多くの自治体で概ね以下の流れとなっています。
- 電話やインターネットで粗大ゴミ回収を申し込む
- 手数料・収集日など予約の内容を確認する
- 指定場所で「粗大ゴミ処理券」を購入する
- カラーBOXに「粗大ゴミ処理券」を貼る・「受付番号」か「氏名」を記入する
- 収集日にカラーBOXを指定場所に出す
手数料は、300〜500円程度なので割安です。
大きさ次第では「粗大ゴミ」で出せないものものある
同じカラーBOXでも、特別大型のものもあります。自治体で「長さが180㎝を超えるものは粗大ゴミで出せない」と決められているところなら、そのままのサイズでは出せません。
また、大型のカラーBOXで、建物から運び出すのも難しいような場合には市の収集が利用できなくなります。ただし、自治体によっては障がい者や高齢者のみの世帯など、条件を満たせば運び出しに対応してくれるところもあります。搬出ができない場合にはお住まいの自治体に問い合わせてみましょう。
カラーBOXを自治体以外で楽に処分する方法
カラーBOXは自治体以外でも楽に処分できる方法があります。廃棄するだけではなく、売却や譲渡と発想を転換してみるのもおすすめです。また、負担なく処分をするなら民間業者を活用する方法もあります。
方法3:新しいものなら売って処分をする
カラーBOXは、高くても2,000円程度とリーズナブルな値段で色も豊富。それだけに、買取してもらっても高い査定額は期待できませんが、お金をかけずに廃棄できるのが魅力です。
リサイクルショップへ持ち込むなら、買取対象となるものかどうかを事前に問い合わせてみましょう。せっかく持ち込んでも、買取対象外でカラーBOXを持ち帰ることになるのを避けるためです。電話で買取条件を確かめておくのが賢明だと言えるでしょう。
一方、フリマサイトだと自由に出品でき気軽です。ただし、送料の負担は一般的に出品者になるため、販売価格に含むとなると割高と思われて売れにくい傾向があります。
その点、ジモティーではお住まいの地域で購入希望者とやり取りができ、指定場所まで持参したり、家まで取りに来てもらったりすることで送料がかからず比較的売れやすくなるメリットがあります。
方法4:友人や身内に譲って処分する
安価なカラーBOXですが、状態が良ければ想像以上に長く使えるものです。売却しなくても友人や身内に譲る方法もあります。親しい間柄なら、収納ボックスとして再利用してくれるでしょう。
大型のタンスだと質が良くても置き場所がなく貰い手が見つかりにくいものですが、カラーBOXなら置き場所に困ることもないので、意外にも貰い手が多数見つかることも。
ただし、最寄りでやり取りできる場合に限ってです。遠方まで車で持参する必要があれば燃料費や時間が、宅配業者に任せれば送料が余計にかかってしまいます。元値が安いものだけに、そこまで費用をかける必要はないと考えられます。
貰い手がいなければ、廃棄する方向で処分を進めましょう。
方法5:不用品回収業者に依頼する
古くなったカラーBOXがいくつもあったりして、手間をかけずに処分をしたい場合には不用品回収業者がおすすめです。
自治体と不用品回収業者の対応の比較を表にまとめてみました。
対応比較 | 自治体 | 不用品回収業者 |
即日回収 | できない | できる |
処理券の準備 | 必要 | 不要 |
申し込みの手続き | 必要 | 見積もりが必要 |
費用 | 300〜500円程度 | 基本料金3,000円程度+単品回収 |
搬出の手間 | かかる | 不要。スタッフにお任せ |
処分できる点数 | 制限がある | 無制限 |
カラーBOXを単体で処分する場合、たしかに不用品回収業者は自治体で処分するよりも割高です。しかし、融通が利き、処分が楽に早く済ませられるのは、圧倒的に不用品回収業者となっています。
- カラーBOXを搬出場所まで運ばなくて良い
- 解体の手間も時間もかけなくて良い
- 収集日まで待たなくて良い
- 当日でも複数の粗大ゴミを回収してもらえる
上記のような不用品回収業者のメリットを考慮して、自治体の回収か不用品回収業者の依頼かを決めるようにましょう。
お得な定額パックを活用すれば費用を抑えられる
割高な点をカバーするためには、他の不用品もまとめて依頼するのが得策です。不用品回収業者としても1点からの回収を可能としているものの、できるだけお得なプランの方がお客様にとって有利だと把握しています。
不用品回収業者では、単品回収と定額パックの2つのプランを用意しています。定額パックは、カラーBOXがいくつもある時や他の粗大ゴミもある時におすすめです。
特に、カラーBOXは元値が安いものなので、処分時にはできるだけ安くしたいものでしょう。軽トラック載せ放題、2tトラック載せ放題といった定額での回収を依頼できるので、まとめて処分すれば1点当たりのコストを抑えることができます。
ただし、業者によって定額パックの基準はさまざまです。業者と依頼者の解釈が異なることもあり得るので、事前に以下の点は必ず確認しておいてください。
カラーBOXを処分する前に知って役立つこと
カラーBOXの処分をする前に、少しでも知っておけば役立つポイントがあります。小型家具の解体は簡単に思えるものの、ドライバーを使い慣れない方だと難しく感じることもあるでしょう。
また、カラーBOXを売るなら、見た目を美しくするためのひと手間を惜しまないだけでもまったく売れ行きが違ってきます。
カラーBOXの安全な解体方法
「可燃ゴミ」で出すには、カラーBOXを解体しなくてはなりません。コンパクトなものなので、手順に沿って進めればそれほど難しい解体ではないでしょう。
- ネジ部分にシールを貼っているものであれば剥がしてから、ドライバーでネジを外す
- 板状になったら粗大ゴミの基準に該当しないサイズ(概ね30㎝未満)にノコギリなどで切る
- ゴミ袋に入れて指定日に出す
ゴミ袋が破れない程度の大きさに裁断しておくと、持ち運びする際にも安全です。
- 木製のカラーBOXなら…普通のノコギリ
- プラスチック製のカラーBOXなら…プラスチック用のノコギリ(1,000円程度から購入可)
スムーズに解体するためにも、カラーBOXの材質に応じた道具を準備しましょう。
ニトリの「Nクリック カラーBOX」は解体できないので注意
ネジで組み立てているカラーBOXが大半ですが、ニトリのNクリックは、解体できない構造になっています。組み立てができるので解体もできると考えがちですが、できません。
転勤族の方は、度々分解をすることが多いのでニトリの製品だとやや不便を感じることもあるでしょう。自治体で処分するなら、粗大ゴミとして出しましょう。
カラーBOXを少しでも高く売るためのコツ
カラーBOXを売るなら、少しでも高く売りたいものですよね。売りに出す前には、ちょっとしたコツを抑えておくのがおすすめです。
- 同じサイズやカラーのカラーBOXがあれば揃えておく
- シールをはがしておく
- 汚れを拭き取っておく
カラーBOXで再販されやすいのは、同じサイズやカラーのものです。部屋に統一感が生まれコーディネートしやすくなるメリットがあります。同じサイズやカラーのカラーBOXがあれば、一緒に出品しましょう。
シールが貼ってあるものは、使用感が著しいので買取してもらえないことが多いものです。百均で売られている「シール剥がし」などを使って、事前に剥がしておきましょう。マニキュアの除光液やハンドクリーム、ドライヤーなどでも剥がしやすくなります。
カラーBOXを手軽に早く処分するなら
この記事では、カラーBOXの処分方法5選を紹介してきました。自分にあった方法を見つける参考にしていただければと思います。
不用品回収業者への依頼がおすすめなのは、カラーBOXが複数ある場合や、他にも粗大ゴミがたくさんある場合などです。信頼できる業者に依頼をしたいと思っても、なかなか簡単には決めきれない方も多いでしょう。断捨離や大掃除、引っ越しなどで不用品を処分したい時には、「不用品回収・ゴミ屋敷清掃のパイオニア!粗大ゴミ回収サービス」をご検討ください。
お見積もり後の追加料金は一切ありません。また、一般家庭の他、自治体や企業からの依頼も多く適正な処分や収集を行っているので安心してお任せいただけます。
ぜひ、この機会にカラーBOXや他の粗大ゴミの処分を進めてみませんか?ご相談はお気軽に、お電話だけではなく多忙な方には24時間対応のメールやLINEもご利用いただけます。