東京都の粗大ごみの出し方と、収集・持ち込み方法、無料回収の条件をご紹介します。
東京都内で自分が住んでいる区や市で粗大ごみが出てしまった場合、どこにどうやって出したら良いのか分からない。一体粗大ごみの処理にどのくらいの費用がかかるのか知りたいという方は少なくありません。
東京都は23区、26市、5町、8村で構成されており、言わずと知れた日本の首都になります。粗大ごみの出し方にはそれぞれ違いがあります。選択肢としてはそれぞれの自治体が行っているサービスを利用する方法と民間の不用品回収業者を利用する方法があります。
それぞれの自治体のサービス内容と回収業者とどちらを選んだら良いかここでは徹底比較していきます。
記事の目次
東京都の粗大ごみの出し方
東京都と一口で言っても、23区ばかりではなく、市や町、村まで東京都になります。ここでは各エリアを分け、簡単なルール、申し込み方法を表にしてみました。
都心エリアの粗大ごみの出し方ルール
東京都の中でも、中心部に位置する港区、千代田区、渋谷区、中央区、新宿区、文京区の粗大ゴミの規定と申し込み方法です。
申し込み方法 | 手数料 | 持込 | 制限 | 粗大ごみの規定 | |
港区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 | 可 (芝浦) | インターネットでの申し込み最大10個 (11個以上は電話で要相談) | 1辺の長さが30cmを超える不用品 (細かく解体しても元が30cm以上のものも含む) |
千代田区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 | 不可 | 1度の申し込み最大10個 | 30cm以上、長さ1.8m以下の大型ごみ |
渋谷区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 (品目ごとの規定有り) | 不可 | インターネットでの申し込み最大10個 (11個以上は電話で要相談) | 1辺の長さが30cmを超える大型ごみ (自転車含む) |
新宿区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 | 不可 | インターネットでの申し込み最大10個 (11個以上は電話で要相談) | 1辺の長さが30cmを超える大型ごみ (自転車含む) |
中央区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 | 不可 | 最大10個まで 独自の不用品交換システムを採用 | 1辺の長さが30cmを超える大型ごみ |
文京区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 (A,B券の組合せ) | 不可 | インターネットでの申し込み最大10個 (11個以上は電話で要相談) | 1辺の長さが30cmを超える大型ごみ |
東京都中心部では、ほとんど持ち込みでの処理は行ってくれません。唯一芝浦清掃所がある港区だけが持ち込み処分サービスを行ってくています。
城西エリアの粗大ごみの出し方ルール
続いて城西エリアと呼ばれている中野区と杉並区の2区の粗大ごみ事情を見ていきましょう。
申し込み方法 | 手数料 | 持込 | 制限 | 粗大ごみの規定 | |
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中野区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 (A,B券の組合せ) | 不可 | インターネットでの申し込み最大10個 (11個以上は電話で要相談) | 1辺の長さが30cmを超える家具や家電製品 |
杉並区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 (A,B券の組合せ) | 可 (5日以上前の予約必須)※日曜のみ | インターネットでの申し込み最大10個
| 1辺の長さが30cmを超える家庭から出る家具や家庭用品 |
杉並区は戸別回収のみならず、直接持ち込みが行えるようになっていますが、5日以上前の事前予約が必要なこと。また持ち込みができる曜日が日曜日のみとなっており、かなり制限が設けられている状況です。
城南エリアの粗大ごみの出し方ルール
城南エリアと呼ばれている品川区、目黒区、世田谷区、大田区の粗大ごみ事情はどのようになっているのでしょうか。
申し込み方法 | 手数料 | 持込 | 制限 | 粗大ごみの規定 | |
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品川区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 | 可 | 持込最大10個まで | 1辺の長さが30cmを超える不用品 |
目黒区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 | 不可 | 特になし | 1辺の長さが30cmを超える家庭から出る家具や家庭用品 |
太田区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 (品目ごとの規定有り) | 可(京浜島) | インターネットでの申し込み最大10個 (11個以上は電話で要相談) | 1辺の長さが30cmを超える家具や家庭用品 |
世田谷区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 | 可(船橋) | 持込1世帯1日1回 | 1辺の長さが30cmを超える家庭から出る家具や家庭用品 |
目黒区以外の3区では直接持ち込み処分サービスを行っています。粗大ごみの定義は城南エリアは共通しており、1辺の長さが30cm以上の不用品が該当します。これまで紹介したエリアと比較すると、自治体サービスの使い勝手は良い方と言えるのではないでしょうか。
城北エリアの粗大ごみの出し方ルール
次に城北エリアと呼ばれる豊島区、北区、板橋区、練馬区の粗大ごみ自治体サービスを紹介していきましょう。
申し込み方法 | 手数料 | 持込 | 制限 | 粗大ごみの規定 | |
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豊島区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 | 不可 | インターネットでの申し込み最大10個 (11個以上は電話で要相談) | 1辺の長さが30cmを超える家具や家電など |
北区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 | 不可 | 1度の申し込み最大10個 (11個以上は電話で要相談) | 家庭から出る30c㎥以上のごみ |
板橋区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 (品目ごとの規定有り) | 可(西台) | インターネットでの申し込み最大10個 (11個以上は電話で要相談) | 1辺の長さが30cmを超える家具や家電製品 (鉄アレイ・ボウリングボールも可) |
練馬区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 | 可(資源循環センター) | 1度の申し込み最大15個 | 1辺の長さが30cmを超える家庭から出る家具や家庭用品 |
持ち込みが行える2区があり、粗大ごみの自治体サービスは比較的に充実しているエリアと言えるでしょう。
城東エリアの粗大ごみの出し方ルール
申し込み方法 | 手数料 | 持込 | 制限 | 粗大ごみの規定 | |
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台東区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 | 不可 | インターネットでの申し込み最大10個 (11個以上は電話で要相談) | 1辺の長さが30cmを超える家具や家電など (1m80cmを超えるものは不可) |
墨田区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 | 可(亀沢) | 1度の申し込み最大10個 (11個以上は電話で要相談) | 家庭から出る30cm角以上のごみ (30cm未満でも収集に支障がきたすもの) |
江東区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要(品目ごとの規定有り) | 不可 | インターネットでの申し込み最大10個 (11個以上は電話で要相談) | 1辺の長さが30cmを超える家具や家電製品 (箱物家具は事前チェックが必要) |
荒川区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 | 不可 | 1度の申し込み最大15個 | 1辺の長さが30cmを超える家庭から出る家具や家庭用品 (箱物家具は事前チェックが必要) |
足立区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 | 可(5ヵ所) | 収集:最大10個 | 1辺の長さが30cmを超える家具や家電製品 (箱物家具は事前チェックが必要) |
葛飾区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 | 可(奥戸・東水元) | 収集:最大10個 | 1辺の長さが30cmを超える家具や家電など (1m80cmを超えるものは不可だが切断すれば可) |
江戸川区 | 電話 インターネット | 取扱店にて処理券の事前購入が必要 | 可(篠崎・西葛西) | 収集:最大10個 | 1辺の長さが30cmを超える家具や家電など (1m80cmを超えるものは不可だが切断すれば可) |
持込可のエリアが多く、自治体サービスが充実していると言えます。特に足立区は5ヵ所もの集積所を用意しており、幅広い住民に重宝されている状況です。
粗大ごみ回収業者がおすすめな場合
東京都内23区の粗大ごみの処分方法や制限などをざっくりと紹介しましたが、この他にも時間指定や曜日指定をしている自治体サービスがほとんどです。運び出しなどに関しても、依頼者自身が行わなければならず、料金以外のメリットはほぼないと言っても過言ではありません。
東京都自治体サービス | 回収業者 | |
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処分可能な点数 | 1回につき10点 | 無制限 |
対応可能な日時 | 土日祝日を除いた平日のみ・日曜のみなど | 年中無休 |
利用手数料 | 1点300円~ | 1点2000円~ |
また家電リサイクル該当品は回収不可となっていたり、箱物家具も処分方法がそれぞれルールが決められているため、不便さを感じることが多いです。トータルで考えると、不用品回収業者を利用することが圧倒的におすすめです。